ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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深層心理は真相真理?

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Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

今の季節,ちょっとした山の斜面に足を踏み入れると
あちこち、雪解け水の湧水で、
地面がビチョッビチョに濡れている。

これもまた、春を告げる風物詩なのだなあと
感じ入る間もなく、私の靴もビッチョビチョ…。



禁煙して数年経つが、実は未だに
「自分は禁煙している…(エライでしょ!)」
そういう自覚はまったくない。

あれほど大好きで,人生の大半において
片時も離れる事なく、どんなときも肌身離さず
一緒の時間を過ごしたのに,今はもう、
吸いたいなあとは思いもしない自分の、
まったくもってドライでクールでヒトデナシな
その態度に、相当畏れ入るのだ。

さらに不思議な事なのだが、
夢の中の自分は、未だに罪悪感に苛まれながらも、
高校生みたいに、家族や上司や主治医などの
目を盗みつつ、隠れ煙草ザンマイの
なんとも情けない「ダメダメキャラ」であるのだ。

潜在意識の中で「実は吸いたい」と思ってるのだろうか?

もちろん表層的には,そんな抑圧した感情を
煙草に対し持ってるとは、とても思えないのだが,
フロイトの定理を持ち出すまでもなく,
深層は真相であるのかもしれないなあと思うと、
すこし恐怖でもあるのだ。

ホントにホントで、自分でもびっくりするほど、

「ああ吸いてーなあ」

なんて,つゆほども思わない自分に対して、
肝心の自分自身が、疑いの眼差しを注いでたりするのだ…。

うーむ、自分の行動を自分が一番信じてない…

何だろね,この心理…?



中高生の時分、たぶん地元ラジオ局の主催で、
不定期ながら、洋楽のフィルムコンサートっていうのが
開催されていた。

まだまだ家庭用ビデオも普及しておらず、
映像的情報の極めて少なかった洋楽アーティストの
動く画像情報は,とても貴重だったから、
私は,どんな用事に優先しても、その会場に
足を運んでいたように思う。

イベントには、一応「区割り」というのがあって、
今月はA社、翌月はB社….という具合に、
各社の宣伝マン及びスタッフがやってきて、
自社保有アーティストのPVまたはライヴ映像などを、
宣伝を絡めて上映する仕組み。

さすがに人気コンテンツを多数保有しているレコード会社
=CBSソニー、ワーナーパイオニア、東芝音工…なんかの開催回は
座席も確保できないほどの満員御礼の大盛況なのだが、
言っちゃあ悪いが、そうではないレコード会社の場合は
相当に悲惨…。

しんがりと云うか,確か一連のこのイベントの最終回の会社が
「クラウンレコード」…。

演歌とか、我々に最も近い線では「かぐや姫」とか「イルカ」…。
洋楽はまったくイメージできない会社ゆえに,入りも酷かった…。

良く分からない「ディスコソウル」の映像を延々と見せられ、
それでなくてもまばらな客席は益々悲惨な状態…。

ところがだ…突然始まった掟破りの「邦楽」のライヴ映像に
私は強烈な衝撃をうける…。

細野晴臣さんと、噂のTin Pan Alley!
横浜中華街・同發新館でのライヴ…。
(たぶん私は本館しか行った事がないが、広東料理で有名な店だ)

同氏は近年も中華街ライヴを再演して、DVDまで発売してるらしい。

なにしろ当時高校生の私には,超ド級の驚きと、影響を受けた
映像であり,以後何百回と足を運び,一時は住もうとさえ思って
二度も何百万円っていう手付金をぶち込んだが,結局実現してない
憧れの街=横浜市中区山下町界隈…。

その発端は,高校生の頃に体験した、まさにこの映像にあるわけです。

さて、この曲のオリジナルは確かポーギー・カーマイケル(...と記憶してるが?)
実にいろんな人がカバーしてる。

細野さんのは、たぶ後年のYMOなんかも
その構造的ヒントとなっている「マーティン・デニー」の
ヴァージョンにあるような気がするけれど、マリンバを入れたり
東洋的エッセンスを強調するスタイルは、確かにデニー風だが、
唄い方はカーマイケルによる異国情緒がほのかに薫るジャズスタンダード…。
その辺りの一筋縄ではいかないところも,ヤッパリ細野さんらしくて…
なにしろ凄い!

私も、よくこの歌を弾き語りで唄ったりしてた事があるけれど、
まあなにしろ…途轍もなく...ウケなかったなあ(笑)…!

細野晴臣/TIN PAN ALLEY - 香港Blues


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21歳の原点

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P.Angenieux Paris Anastigmat 45/2.9 (L) (1949)

もはや新芽が成長しすぎて食用には適さなくなった
ふきのとう。

後はしっかり成長するのを待って、茎の部分を
煮物,もしくは佃煮(キャラブキ)にして…
ああ酒が呑みたくなった。

余談だが蕗はアイヌ語で「コロコニ」といい、
よって蕗の葉の裏側に住む妖精を

「コロボックル」

というのだそうだ…。

ちなみに、実に久しぶりにアンジェニューを使ってみたが,
画像がふんわり柔らかすぎて、ピント合わせが至難!
こいつを扱うときは、あまり神経質にならず…

「だいたいこんなもんやろ…」

そんなとてもスローライフな心持ちが肝要。

今の自分にはとても良いレンズだと思う。



前回の「挿しギター」の話を少し補足する…。

タレント専属のバックバンドを動かすとなると
都内ならまだ良いが,地方となると,
それ相応の経費が掛かる。

最低5人分(4リズム+1管)の交通費に食費、
宿泊費…さらに場合によってはドラムやピアノ(どさくさ紛れのマーシャルアンプ等!?)
などの現地調達=レンタル料金、そしてもちろんバンドの出演料等々…
なかなかそこまでの予算を獲得出来る仕事なんて滅多にない。

そうしたわけで,バンドは出来るだけご当地で活動中の
フルバンドや、初見の利くプロのジャズバンドなどに
依頼し、そこにタレント側のギター奏者なり,
ピアノ奏者などが単独派遣され、そうしたバンドに
「挿される」という仕組みだ。

そんな感じだから,東京もといその近郊ならば、旧知の
ジャズバンドだったり、初見の利く(つまり初めて見る
楽譜を出来る限り豊かな情感で演奏できるスキル)
ミュージシャンを寄せ集めた急造バンドには
知り合いバンドマンも、多く混じってたりするのだが
地方だと確実に初顔合わせ…。

大体が地元キャバレーに出演中のフルバンドっていうのが
多いから,突如私が現れて「サシでござい!」と自己紹介すると、
まあほとんどの場合…胡散臭そうに訝しがられ、そして,
なんだこいつ…まだ若造じゃないか…
ウチのボーヤ(バンドボーイ)より若いんじゃないか…
大丈夫なのか???

そういうメラメラした悪印象のイヤな空気が流れる。

だから,私は必要以上に意識して、明朗快活&気さくな青年...
を装いながら、譜面の進行説明なども,出来る限り
地べたを舐めるくらいに下からひれ伏しつつ、
絶対に上から目線/口調にならぬよう注意しながら
短い時間ながら、良い演奏を実現する為に、
なんとか信頼を得ようと懸命に努力するのだが、
なかなかこれが上手く行かない場合も多い。

一人だけでも,妙に突っかかってくるようなヤツが居ると,
その場から逃げ出したいくらいの一触即発で最低な
状況でリハーサルを終えたりする。

心配そうなタレントには、もし万が一、
本番中演奏が破綻したり、びっくりするような事態になっても、
オマエさんは冷静に、私のギターだけを聴いて、
何としても途中で折れずに最後まで笑顔を崩さず、
唄い終えるように!...それがプロだから!
とまで厳命して臨んだ本番だった。

しかし、心配は大体が杞憂で、さすがにプロフェッショナル!、
本番では,本来の問題点を見事に修正して、
最高の演奏を完遂したりするもので、
終ってみれば,大盛り上がりの打ち上げパーティに
招待されたりするのであった…。

そんな仕事だったから、後年,普通に営業の仕事にも
物怖じする事なく、大いに役立ったように思う。

右も左も分からぬ外国で、言葉すらまともに通じない
現地人相手にビジネス…!なんてこともしょっちゅうだったけど、
何とかなるものだよって…
そんな具合にね!…。



まだ美しい(?)声の時代のトムウェイツの大好きな唄。

「ウヒャー、お月さんも酔っぱらってらああ…ヒック...!」

完全に自分流の異訳だが,誤訳とまでは思わない。

東京のネオン煌めく歓楽街で、お月さんを見つけるのは
もしかするととても難しい事かもしれないけれど
それでもヨッパラって一人になると,夜空を仰いで,
お月さんを捜し、そしてこの歌を口ずさむのだ…。
 
♫ I thought I heard a saxophone
  I'm drunk on the moon…

大好きなセカンドアルバム「土曜日の夜(The Heart of Saturday Night)」から…

Tom Waits - Drunk on the Moon


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嗚呼おやゆずり

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Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

なんもだあ!....とは、いやいやいや...どういたしまして…?

英語なら…my pleasure…
もっと気安い感じなら、not at allとかanytime…

でも学校で習ったのは確か
you're welcome...

自分の経験の中では、you're welcome...って言ったのは、
シンガポールの人だけだったな。



自分はバンドマン活動と云っても、多くはバンドではなく
たった一人の活動…。

業界的には「サシ」と言うらしいが,たぶん漢字なら
「挿し」と、なるのだろうか? 

例えば専任のバックバンドがそれぞれ居るにしても、
複数のタレントが、続々出演するようなステージの場合は,
いちいちバンドの入れ替えをせずに、何でも初見でバリバリ出来る
フルバンドなどが選ばれるわけで,その汎用バンドに対し、
タレント毎の独自サウンドを維持する為に,
専任のミュージシャンを1名だけ「挿す」と云う,
そういう役目が私なのだ。

そんなだから,移動はいつも自分とタレントとマネージャーの3人。
私はいつも、ギターとアンプと衣装(靴も..)と,あとエフェクター
等々の大荷物を抱え電車に乗り込む。

向かい合わせの席(4人席)に私は敢えて座らず,大事なギターや荷物を
座席に座らせるのだ(盗難防止の為??)。

で,自分はと云うと、4人席の出入口にアンプをどっかと置いて、
それに腰掛けながら、駅弁を食い,馬鹿話をして目的地に到着…。

そんな感じだから、アンプ選びの最も重要なポイントは
躯体の頑丈さと座りやすさ!!それに尽きるのだ。

稀にツアーなど,バンドやスタッフご一行の大移動となると,
楽器類はすべて楽器車に積載する。!

前日に世田谷の尾山台というところにある「輸送部」に
行って,楽器を積み込んでおけば,移動電車は
夢の手ぶらで、食堂車占拠の酒盛り三昧。
ハシャギまくりのピクニック気分の大移動…!
な筈なのだが、どういうわけか、顔見知りの輸送部のドライバーに…

「Pちゃん、後生だからさ、一緒にトラックで行こうよ
 一人じゃ寂しいからさ」

哀れ私は、早朝3時に家まで迎えにきたツアートラックに乗り組み、
眠くても眠れない...眠っちゃいけない緊張のトラック助手席旅に…。

その後も,何だかいつも自分はそんな役回りばかり。
運命というより、そういう役が割り当てられた人生って言うのかな…
そんな感じ。

ふと思い出すのだ。

そういえば,自分の父親も、会社ではもうベテランのはずなのに
年末年始は、いつも若手に休みを譲ってしまい、当人はずうっと
元旦から早朝出勤…。

お人好しは、バリバリの親譲りだったりする…。



そのバンドマン時代後半の頃の自分は、
わりとビジネス用にジャズ/フュージョンだの
AORだのという音楽を必要に応じて接収しつつ、
趣味的には,それとはまったく違う、
刺激というより,新しいモノ,得体の知れないものに
強烈に惹かれて行く。

その結果,ポストパンクというか、オルタナティヴ音楽を同時に
嗜好するようになっていて、もはや、切れ味/断面の
とても緩くてあまいジャズ系はもちろん、
アメリカ製音楽自体が、とても退屈なだけに思い始めた時代…

西新宿界隈のとんがった趣味音楽の仲間達からは...

「ねえねえ、あれ聴いた?すっごいっしょ!」

って噂になっていたのが「Pigbag」。

Papa's Got A Brand New Pigbag….?
ジェームスブラウンのカバー?違うの?

「どれどれ何がそんなに凄いのさ!」って
私も早速,そのPIigbagなるグループの
12インチシングル(確か1200円?)を購入。

考えてみれば,これがたぶん自分史的には

「人生初12インチ(30cm)シングル!」

30cmで45回転だから、レコードの溝が深くて広い!
つまり音質がメチャメチャラウドで良いってこと!
そこまで分かってて,私はいきなりやらかしてしまうのだ。

ターンテーブルが回転し,粛々と針が落ちる…
なんとも言えず厳かな瞬間である。

♫ドカドカドカドカ...ブオンブオン…

地を這うような凄まじい音圧がカラダを揺さぶる…
経験がないほど、エゲツナクて、奇っ怪なグルーヴ感!。

スゲエ、なんだこれ!

あまりにも新鮮な衝撃に、私は圧倒され
繰り返し聴こうとしたその時、不意にある事に気がついた…

えっ、33回転だった…? 45回転だよね…。

回転数を間違えていたらしい。

気を取り直して、45回転….
もちろん素晴らしい演奏にちがいないのだが,
33回転の、あの衝撃的なエグさを得るには至らない…

そうしたわけで,その後、3回に2回は33回転で
この曲を聴く、極めて変態的な趣向を続ける私であるのだった。

ところがだ…まったく奇遇な事に、
世の中には同じような趣味をモツ方々も存在するようで,
YouTubeには33回転ヴァージョンも複数散見する!!

オバカは自分だけじゃなかったのである…ハハハ!?

まずは通常の45回転…

Pigbag - Papa's Got A Brand New Pigbag (12" 45 rpm vinyl)


問題の33回転ヴァージョン…
papa's got a brand new pigbag "Slow Remix"


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オヤジのブランニューバッグ

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Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

暑さ寒さも彼岸まで…

…ってことで、ここミチの奥の北国も、
さすがに本日ばかりは春の陽気の「墓参り日和」
でありますから、なにしろ酷い目眩と胸の軽い痛みを抱えつつ
道中、白昼堂々、路上でしゃがみ込んで休憩しながらも
いざいざ…待ってろよオヤジ…そして
ジッちゃんにバッちゃん!今行くからな!
と、ばかりに、墓参に馳せ参じるわけです。

もちろんいつも通りにお経を上げてもらって、
ご本尊サマはもちろん、無縁仏様から、小さな水子地蔵に至るまで
すべて、お焼香をあげさせてもらって拝む…
いつも通りのルーティン。

そんなにまでしても、大して良い事ないよなあ…。

私が吐き捨てるようにそういうと、
家人などにいつも嗜められる…。

「あなたなんか、もう何回も助けられてるじゃないのよ!
 家族も親達もみんな元気なんだし、それ以上に大事な事なんて
 あるはずないのっ!」

まあ相変わらず軽い目眩でふらついてるけれど、
春の気持ちよい日差しを背中に感じつつ、
春と秋のお彼岸に、お盆、そして命日…年4回の
ご奉公というやつ….いつまで続けられるのだろうかね…?



「パパのニューバッグ」はジェームスブラウンだけど、
自分のパパたるジョン・レノン、キースのオジキも、
オヤジのいとこのウィルソン兄弟も、みんなみんな夢中になった
チャックベリー。

その彼が大往生で亡くなったらしい。

スーパースター達も憧れたヒーロー中のヒーローだけど、
後年、各人と共演してみて、彼の生々しいほどの
金に対する失着やら、ビジネスライクすぎる超現実主義には、
夢見るスーパースター達も、相当に閉口したようだ。

嫌われっこ世にはばかる…か…。

あくまでもオヤジ世代のヒーローで、自分世代ではないのだが、
唯一、リアルタイムに「彼の新曲」として聴けたのが、この曲。

やっぱ、ジイちゃんのズビズバ的な、多少の距離を感じながら
この曲を聴いてた中坊の自分だったけど、
リアルで聴いた音楽って、ヤッパリ存在もリアルなわけで、
その時代の空気感とか、匂いっていうのを、
一瞬で思い出し、蘇らせる事が出来るのだ…。

まあ多少、時代とズレてるなあ、このおっちゃん…
とも、当時から感じていたけれど、ジョニーBグッドも
ロックンロールミュージック、ベートーヴェン、
メンフィステネシーもメイベリンも….みんな好きだけど、
自分のリアルではない。

そういうわけで、この曲だけが、自分には真実で現実の
ただ一つの曲だったりする…。

取りあえず、チャックじいちゃんに合掌…。

Chuck Berry: My Ding-A-Ling


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ケンちゃんのロッケンロー

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Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

1940年代のリヴァプール駅….

なんてね…ただの秋田駅...!。

写真がどうこう言う前に、実際に目に見えた景色が
そんな感じだったから、こりゃあ凄いぞ!と、
ちょっとシャッターを切ってみただけの異邦人…??



相変わらず、体調が良くない。
朝から、カラダがゆらゆらと揺れているし、
軽く頭も痛い。不穏当な動悸も気になる….。

そんなわけで、朝からMacの画面を凝視しても、
なにやら胸の奥がモヤモヤするだけだから、
何もせずにソファーに座り、ぼんやりラジオを聴いたり、
珍しくテレビを見たり…。

こんなときは旅行と云うか、温泉紀行みたいな
ノンビリした番組がいいな。

おっ…乳頭温泉郷・鶴の湯温泉…懐かしいなあ!
また行きたいなあ…でもあそこは湯が強すぎて
自分も含めて家族全員が湯あたりして、
朝から動けなくなって、旅館に頼んでチェックアウト時間を
大幅に延ばしてもらったんだっけな…。

等々と思っていたら、番組レポーターが、
昔馴染みで今は俳優の「ケンちゃん(?!)」じゃないか!。

若い頃の彼は、お笑いタレント軍団の一角として
ソコソコ知られてたけれど、何かいつも怒りを抱えていて、

「絶対オレはこのまま終らねーぞ!」

それが彼の口癖だった。

ある日曜日の朝、私は三軒茶屋の自室で寝ていると、
突然ケタタマシイ爆音がしたかと思ったら、
それはナナハンに乗ってやってきたケンちゃんで、
彼は、ナナハンのエンジンを切らないまま、
窓の外から大声で叫ぶのだ…

「オマエはやっぱ、俺と一緒にロッケンローするべきだ!
 んでもって一緒に世界...盗ったろうじゃねーか!」

要は、彼が主催するロックバンドに、私を誘い入れようと
してるのだろうが、残念ながら、既に私はバンド仕事は
山ほど抱えていたし、それらはすべて生活の糧。
趣味のアマチュアバンドに関わってる場合ではない…。

それでも、元来が「ごめんなさい」が言えない
オバカな性格の私は、空いてる時間でよければと、
何度か練習に参加した。

いわゆる彼の仲間の若手コメディアン連中とか、
少し上の世代のセキネさんやコサカイさんなんかが自由に出入りする
YAZAWA系ロッケンローバンド…。

皆が皆、ストレス発散的な場所としてのバンド活動を楽しむ中、
一人、温度が異なるのが当のケンちゃんで、彼は本気で
このバンドでメジャーデビュー!を目論んでいたらしい。

その気持ちは、そばに居てとても良く分かるのだが、
残念ながら、彼の気負いは、自分には重たすぎるし、
叶えてあげられる情熱ももはやなく、
何となくバンドはそのままフェードアウトした。

彼はたぶんその後、役者方向に進んで、
今は時々、ドラマなんかで、シブくて良い芝居をしているのを見掛けるし、
ネイチャー系のドキュメンタリーなんかでも良く見掛ける存在になった。

昔、お笑い系なのに、不要に漲らせてた毒や殺気は
今はしっかり消え去って、とても善良な親でオトナの良い顔になった。

さてそんな彼に、今の自分はどう映るんだろうか?

体調良くないけれど、シャキッとしなきゃあね!



たぶん自分がこの曲を知ったのは、ゾンビーズのカバー?
その辺りじゃないかなって思うけれど、かといってゾンビーズを
真面目に聴いてたわけじゃあないし、どうやってこの曲を知ったのか、
よく分からない(案外スパイダース=かまやつさんあたりかも..?)。
しかし、気がつけば何とはなしに、いつも口ずさんでたこのメロディ。
「恋に破れて」…もちろん大好きな曲だ。

オリジナルはジミーラフィン、66年のヒット。
他に彼の兄弟が居るテンプスはじめシュプリームスなどなど、
モータウンの様々なアーティスト達は言うに及ばず、
今では英米の唄自慢達がこぞってこのモータウンソングを
カバーしているようだ…(日本ではシーナ&ロケッツもカバーしてた)。

自分の場合、最も最初に「あっ..この曲…やってんだあ…」って
意識したのが、80年頃にテクノポップというより、
プロフィット5を核とした「エレポップ」で名を馳せる直前の
ハットフィールド&ザ・ノース~ナショナルヘルスの
デイブ・ステュワートによるカバー…。

プログレと、モータウンでは距離がありすぎるけれど、
これが意外にハマりで、以後様々な英国系のアーティストが
この曲をカバーするようになる。

月日は経ち、数年前にやっと、噂の映画「永遠のモータウン」
Standing Shadows In The Motown(2002)を観る事が出来て、
その中で、憧れのファンクブラザーズ(残念ながらジェームス・ジェマーソンは
もちろん居ない….)と、ジョーン・オズボーンっていう姐さん??が
この「恋に破れて」を熱唱してた…ヤッパリこの唄好きだ…
いや、大好きだ!

Joan Osborne with the Funk Brothers - What Becomes Of The Broken Hearted (恋に破れて)


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