モヤモヤのエール
時折小雨の降るあいにくの曇り空ながら、
どうしてもリベンジがしたくて、再びベルギーワッフルの丘へ。
画角的には、入院中使い倒して、ホントは「当分いいや…」とさえ
思っていた、16mm+ワイドコンバーター装着(通称ワイコン)で
実質12mmとなるレンズの、その距離感が、不思議とシックリときた。
購入した当初は「こんな遠すぎてオモチャみたいな写りのレンズ、
果たして使う用途などあるのだろうか?」とさえ思ったものが、
今ではもう私の代表チームの、堂々主力選手である→実は世間での評判は
すこぶる芳しくないレンズなのだけれど…。
さて…勝たねばならぬ時に勝ちきれないというのは、
やはり相当に失望感が伴い、ガックリと疲れるものだなあと、
あらためて感じた本日午前でありました。
惜しかった!もうちょっとだった!…ならばどんなに良かっただろうか!?
ゴールはひたすら遠く、勝ち味の薄いモヤモヤした凡戦を、
我々はどう受け止めれば良いというのか?
サッカーの醍醐味は、豊かなアイデア、イマジネーションと、
それを具現化する卓越した技術の応酬。
そのスペクタクルを体現する選手を我々は『ファンタジスタ』と讃え、
彼等は名声とそれに見合う対価を得る。
そんなファンタジスタが全く不在なゲームほど退屈でツマラナイものはない。
今大会の本田にどれだけの創造性や独創性があったか?
来週のコロンビア戦…哀しいかな、私はまた勝て勝て、
もう少しだ、もっと詰めろ...と声援を送るだろう。
しかしこれまでよりずっと醒めてしまった私のサッカー観を、
彼等はどうしてくれるのだろうか?
せめて最終戦は4年後に希望を繋げる素晴らしいゲームにして欲しい。
絶対勝て!大量点で勝て!…そんなことは云わない。
日本らしい…君達らしく美しく崇高で、
どこよりもフェアなサッカーを、
最後にまた魅せて欲しいと切に願うのだ。
まだ頑張れるぞニッポン!
…というわけで、今日は趣向を変えて、
そんなキラ星のファンタジスタ総出演の傑作CM。
毎度のことだけど「日本」が敗退して、ここからやっと、
本当のワールドカップが始まる…。
既にルーニーとイニエスタとか運悪く敗退決定しちゃったけど、
まだまだこんなに素晴らしい「魔術師達」が残ってるわけだし…。
これから3週間あまり、じっくりと楽しみますよ!。