ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
MENU

幸福な時代

DSC05472.jpgYashica/Tomioka Auto Yashinon DS-M 1.7/50(1974)

まだ、出掛けるまでの体力が無いようで、
仕方がないから、自分の部屋のサボテンを
近接レンズを使って…

ハア…出掛けたいなあ!



子供の頃(小1くらい?…)、お小遣いは10円/日…だった。

当たり前だが、10円玉は今も半世紀前も全く変わらない。
この10円玉の使い途は、もう、ただただ「駄菓子屋」のみ。

ただし、今の視座の駄菓子屋というと、まさにジャンクで
人工甘味料満点(?)なお菓子屋さん…ってイメージだけど、
実際にメインは、お菓子より「オモチャ」。

ヨーヨーもベーゴマも、ビー玉もメンコも…
そして何故だか羽だけが飛ぶヘリコプターも、
メッサーシュミットとかグラマン、ロッキード、ミツビシゼロ
などの文字と、それらのカッコいいイラストが描かれた紙飛行機も、
全部10円(飛行機は5円だったかもしれない)...。

自分的には一番ハマったのが、「お楽しみ袋」。
今風に云えば10円の福袋。

新聞紙で出来た粗末な袋に、月刊漫画誌の附録の
工作玩具(紙製)だったり、レコード(ソノシート)、
そして附録小冊子の漫画本(松本零士のサブマリン707とか、
望月三起也などの、少年漫画とは云い難いような?高度な
漫画が「単行本」の体裁で、これが何と「附録」だった。)
そういう豪華なものが、中身が見えない新聞紙の袋に詰められ
10円で売られているのだ。

これには随分ハマったけれど、まあ袋を触ったり、
新聞紙だから、端っこをコッソリ破いて、中身を覗いたりしつつ、
自分は小冊子漫画と、ソノシートの、わりと薄くて、
平板な手触りのものに、狙いを絞っていたな。

覚えているのは、王選手と長嶋選手のピクチャーレコード!
確かお二人の新年の挨拶が入っていたように記憶している。

テレビではとっくに、太陽に突っ込んで終っていた鉄腕アトムの
「その後」…みたいな、手塚治虫直筆による小冊子漫画にも
随分と興奮したように思う(ちなみに鉄腕アトムの後日談は
公式にも、複数あるらしい!)。

やがて、我が家から少し離れたところに駄菓子屋
兼「貸本屋」というのを発見した。
後で知ることだが、我々の時代では既に廃れ始めていた
システムのお店だったらしい。

ただし、同じ町内ではないだけに、
「この本貸してください!」って、お願いしてみても…

「ゴメンね、ウチは知ってる近所の子にしか貸せないの…」

と、はっきり断られてしまう。

ならば、どうしたらボクを知ってもらえるのか?...
を研究してみた、

隣の小学校のテリトリーでもあったから、
紹介してくれる知り合い…つまりツテとかコネとかも望めない…。

結局は、毎日のように出掛けては、10円の買い物?を
何日も続けてみたけれど、店のおばちゃんには、遂に
「知ってる近所の子」にはなり得なかったようだが、
たまに手伝いをしてるらしい娘さんらしきお姉さんが、
コッソリ、貸してくれたりするようになった。

しかし返しに行くと、おばちゃんしか居なくて、
返すに返せず、ナカナカ苦労したようにも思う。

この時の貸本に、「墓場鬼太郎」があり、連載前に既に
知っていたけれど、怖すぎて、殆どまともに読めなかったな。

小学生の、しかも低学年には、高額な月刊漫画誌はもちろん、
安価な週刊漫画誌(少年マガジンで50円っていうのを妙に覚えている)
ですら、ナカナカ買ってもらえるわけじゃあない。

親達は、欲しいのなら、毎日浪費するのを堪えて、
貯めて買えばいい…というが、毎日の10円は、友達との
大事な社交の10円でもある。みんなで歩調を合わせて、
セーノ!で使うのが、また愉しい。

逆に、みんながセーノ!で使ってるのに、自分だけ蚊帳の外は
とっても悲しい。

そんな感じで、月刊漫画も週刊漫画も、実は殆ど買ったことなど
無いのだけれど、何故だかそのほとんどを読んでいたし、
附録に至るまで、極めてお手軽に楽しんでた…。

これって結局、その後のレコードや、書籍…、
さほど買ってないのに、何故だか、膨大な量の音楽を接種した
自分の不思議な姿がある…。

もちろん、貸しレコード屋なんて存在しなかったけど、
自分でレコードシェアが出来るシステムを
高校生時点で作り上げてしまってたからに他ならない。

さらには、聴きたくてもナカナカ聴くことが出来ないような
レコードも、隣町の社会人が所有してるらしい?と
聴けば、全く面識も無いのに、「ごめんください!」と
お宅まで訪ねて行って聴かせてもらい、あわよくば
貸してもらう等々…(ZAPPAの音源は当初殆どこれ!)。

何しろどん欲で、それがさらには、仕事にも結び付き、
「ゴメンください、初めまして。ワタクシ….」をキッカケにして
ナニガシかを右から左に動かしたり、AとBをコラボさせ、
それをコーディネートするだけで、莫大な利益が発生する等々…

そんなことの原点が、何だか、
昔、町内に何軒もあった、子供等の社交場たる
「駄菓子屋さん」の存在…そんなところに
あったように思う。

もちろん、日本中が子供で溢れていた…
そんな幸福な時代に、話は尽きるのだろうけどね…。



別に上の記事に引っ掛けてるわけではないのだが、
本日のこの曲….まあ…好きな曲の、
とても上位にある唄に違いは無い。

中学生の頃に、随分と後追いでバッファローを聴くことになって、
やはり最初に気に入ったのが、代表曲のFor What〜だし、
あるいは既に自己アンサーソング(?)で「帰ってきた〜」まで
流行りつつあった「ブルーバード」あたり…そしてこの
ニールヤングがしっとりと唄う…
「アイ・エム・ア・チャイルド」に他ならない。

もうちょっと自分も成長し、唄の深みなど分かってくると、
嗜好する曲も微妙に変わってくるのだが、
まあ入門編として、この3曲が存在するだけでも、
バンドとしては強力な財産であろうと思う。

もっと個人的には、上京したての頃は、なにしろあの忌々しい
ホテルカリフォルニアブームもあったりして、
アメリカの、結構アーシーな音楽がヤケにもてはやされてた時代で、
たまたま高校時代の同級生から、バンド組んだから
また一緒にやってみないかあ!って誘われた池袋西口大(!)の
学生バンドでも、私はこの曲なんかレパートリーとしてどうだろう?
的に、この歌を弾き語ったら、私の♫ I am…のエムのしゃくり方が面白い!
って云うので、変な受け方をしてしまった。

本人的には、そこ笑うところじゃないし…!
このバンドとはたぶんうまくはやって行けないなって思ったら、
やっぱりそうなった…。

だから、少しほろ苦い部類の想い出に入るのだろうか???

でもね、考えようによっては、そのドアマチュアバンドで
軽く遊んで、そこの大学はバンカラの自分の学校の、
何が楽しゅうて暑苦しいガクラン着ているの?的な輩や
引っ詰め頭の女子ばかりがゴロゴロ居るような環境と違って、
内巻きカールのいい匂いがする、奇麗なおねーちゃんも多いし、
部室も汗臭くなくて、それどころか、ウットリするようなコロンの
匂いなんてする…自分もそこでノンビリ愉しくやりながら、
学校もちゃんと卒業…全然違う人生が…なんてね、って、
考えないわけじゃあなかったけれど、
ああ、ヤッパリ無理だわ、あのセンスの欠片も無いバンド…!!

というわけで、笑われた冒頭のシャクリに注目してお聴きください。

Buffalo Springfield - I am a Child


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ
スポンサーサイト

4 Comments

あとりえ瑠璃絵 says...""
こんばんは
マクロレンズ良いですね、欲しいけど我慢です。

お楽しみ袋・・・懐かしい
早く行かないと大物が無くなり落ち込んだり
残り物に福があたり、ロマンでした。
あと、甘納豆が沢山ぶら下がってる「くじ袋」
あれは右から三番目の上から三番目は必ず当たり
駄菓子屋の長男が私の子分だったので
知り得た情報でしたが・・・笑

お大事に
2017.05.18 20:49 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あとりえ瑠璃絵さん まいどです"
マクロレンズではなくて、単なる接写リングです。
レンズに下駄を履かせて、マクロ撮影が出来るようにする数百円、
もしくは自作も出来る、単なる輪っぱ…です。

甘納豆のくじ袋、ありましたね! 懐かしいです。
おっしゃる通り、みんなそれぞれに、某かの裏技があったように思います。
もちろんそんな情報を誰も秘密になどすることなく、すぐに広まり、
駄菓子屋さんを困らせたようにも思います。

ある時代に、「チクロ」なる人工甘味料の弊害、悪影響や、
不衛生環境による大腸菌混入の可能性等々、
親達の憎悪の矢面に立たされた駄菓子屋業界は、
雪崩を打つように一気に衰退するわけですね…。

2017.05.18 21:42 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."バッファロー"
バッファロースプリングフィールドは、ほとんど聴いてないまま、ニールヤングの攻撃的なイメージばかりが自分の中で拡大されていましたが、こんな郷愁を誘う曲調のうえ、ヤングのびっくりするくらいのソフトなボーカルです。

アイアムをアイエムを発音するのが、そんなにおかしかったということなのでしょうか、この箇所では、何にも感じませんでした。

ちょっと違うかもしれませんが、中学時代、カーターファミリーピッキングができるんだと見せつけたくて、教室でロッキーラクーンを弾き語ると、音程が取れないんだから歌はやめたほうがよいと笑われて、トラウマになっています。
2017.05.19 23:18 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
地味で簡素な曲ですけどね、不思議なグルーヴ感と云うか、
気持ちのよいテンポ、快適なノリっていうのがこの世にあるんだな!
なんてことをうっすら感じて喜んでた中坊でしたね。

ロッキーラクーンでいうところの音程って、もの凄い高度な歌唱技術ですよねえ!?
私はカーターファミリーっていうと、カーリーサイモンの唄の歌詞に出てくる
お隣のご家族ね….くらいしか知りませんでしたよ。
未だに2フィンガー?、3フィンガー? どっちだって大差ないじゃん…
そんな感じですから。
2017.05.20 01:07 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://pipco1980.blog.fc2.com/tb.php/874-13e42a24
該当の記事は見つかりませんでした。