ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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ゆっくりと再起なのじゃ!

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Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

何度かこの項でも書いているけれど、
長く働いた貿易商社が、何故だか黒字経営のまま、
突如「任意解散」…という事になって
あえなく失業...。

自分は請われるまま「副社長待遇」で
元部下が数年前から独立開業していた会社に
厄介になる事になった。

元部下で経営者の男(当然年下)には、独立開業に際し、
莫大な遺産が入ったとか、株と土地転がしで大儲けしたとか、
様々な噂があったが、わりと身近に居る事になった私にさえ、
彼が本当の事を打ち明ける事は遂になかった。

つまりはその程度の関係性しか築けなかったということ…。

副社長待遇とはいえ、会社運営の隅々までを、
余すところなく見渡さねばならぬ
超多忙の、いわばドブさらい役…。

今風の「時間外労働時間」で云えば、
月150時間(100%サービス残業)を猶に超え、
休日は月1くらいだが、それもしょっちゅう飛ぶ!
すぐに代休を!...なんて言いながら、
そのままあっという間に1ヶ月が過ぎる…。

そんなのを4年間も続けたら、身体のアチコチが
ギシガシと悲鳴をあげ始め、さほど深刻とは云えないような
妙竹林な体調不具合に、次々と悩まされ始めると、
知らず知らずに神経もおかしな事になって、
フラフラと駅のホームで、あらぬ事を考えるようになったり、
もう辞めるしかないなあと思いつつ
責任上なかなかそのタイミングを逸しながら、
身体も神経も限界を超え、最後は…

「副社長、アナタらしくないよ、しっかり筋を通すべきだ!」

って非難を承知で、もうこれ以上は1秒たりとも我慢できない
ってところまで神経的に追い込まれて、
逃げるように退職した…。

もちろんすぐに求職して働き出したけれど、体調は戻らず、
半年ほど経ったある朝、目覚めると、痛みは何もないのに、
一向に立ち上がれない状態になった。

腰から下に力が入らない。

病院でMRIを撮ると、原因が判明した。
脊髄にヘルニアらしき腫瘍が出来て、
それが時間が経つうちに固まって骨化し、
下半身への神経に圧迫を加えて、
下肢がほぼ麻痺する病気…。

背骨を割って、骨髄にコミットして腫瘍を切除…。

結局この病気で、リハビリ含め1年近くを
棒に振る事になるのだが、この事で、
元の長く勤めてきた業界に対する未練が
完全に断ち切れたから、それはそれで
無駄な時間ではなかったかなあって思う。

既にもう50に手が届く年齢になろうとしていたけれど
そのあと参入した自分にはまったく新たな業界が
本当に愉しくて、充実していたから…

人生なんて何歳からでもやり直せるものだな!

って思うようになった。

まだまだがんばるよ…ゆっくりとね…。



自分のソウルミュージック事始めは、マーヴィンでも
スティーヴィーでも、もちろんマイケルでもない。

奇しくも、どちらも映画がらみで、
アイザック・へイズの「黒いジャガーのテーマ/Shaft」、
そして、カーティス・メイフィールドの「スーパーフライ」

この2作であった。

もちろんこれがソウルミュージックである!
という認識は中坊にはまだない。

なんとなく黒人さんのエグさというのか、
やや汗っぽい体臭がダイレクトに伝わって来る音楽…
それがちっともイヤじゃない…。

これが、自分とソウルミュージックの
幸運なファーストコンタクト…
そんな気がする。

そうしたわけで、このスーパーフライ…
塩ビ盤も数回買い直したし(何故かいつも貸したまま消息不明になる)、
CDになっても、何故だか3回くらい勘違いして
持ってるのに、見つけるとつい、買ってしまうのだ….。

で…このアルバムでは確かB面頭の、この曲が一番好きかな…。

Curtis Mayfield - Give Me Your Love


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なんちゃらフライデー...だと

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Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

男の背中…で、ござる。

愛すべきホラ貝吹き親爺…

「ホラだばふぐどもばしこがね」
(ホラは吹くけど嘘はつかない)

そういって寒さに震えるギャラリーを
暖かく和ませていた…

憧れの、なかなかカッコいい親爺である。



2月に入ってから、体調も最悪状態で、
殆ど外出していない。

一時期は、シャツを着替えるだけでも
激しく息切れし、フリーズして動けなくなるような
そんな状態で、なんとか病院まで辿り着き、
調剤してもらったら、それが近頃になってやっと効いてきたようで、
まだまだベストにはほど遠いけれど、
普通に散歩くらいは出来るようになってきた。

しかし、まだまだ寒いし、凍って畝った雪道は
やはりツラかったりする。

もうどのくらい昔の事だったかすら覚えてないが、
やはり昨今の「なんちゃらフライデー」とそっくりな感じで
「週休二日!」が政府主導で導入され、土曜日が休み…
さああなたならどうする!

家族旅行?温泉一泊?ドライヴ?帰省?趣味に没頭??

どうせ自分には関係ないさ…。

日曜だって休めるかどうか怪しいのに….
世の中の人たちって、随分ノンビリしてるんだなあ…

今にして思えば、休もうと思えば充分休めたんだと思うけれど、
なにしろ当時の道徳は…

「他人が寝てる間も働く事こそ美徳!」

「ライバルが休んでる間にこそ働いて、ココで一気に差をつけるのだ」

そんなヘンテコな思想が、まだ日本人の大半に残っていたから
土曜日を休日にするのにはまだまだ抵抗あり...と云うか、
罪悪感すらあったように思う。

まあ、いろいろ抵抗はしたけれど、何とか隔週くらいで
土日の連休を獲得するようになると、喜んだのは家族…。

そうか休日が2日あれば、最低でも1日は
家族サービスに充てられるわけね…
それはそれで…まんざら悪くもない…
いや…実にいい。

そうすると、なんちゃらフライデー…

お時給制の派遣の方々などのお給金はどうなるのか?
って云う心配もあるけれど、その高々3時間の余裕で
現代の仕事人達は、そのライフスタイルを、
如何に変えようというのか?? 
当分見物かなって気がする…。



体調が悪かったり、いろいろ壁に頭をぶつけたりして
迷ってるときなどは、自分の場合は決まって
ロックパイル周辺!

ニックロウでも良いしコステロでもデイブエドモンズでも…
とにかく元気が出てきて、突然「ああーバンドやりて〜!」
ってな高揚した気分になって、とても良い按配なのである。

そうしたわけで、体調最悪ではないけど、45%くらいの
今なら、こんな曲、Girl's Talk…あたりがちょうど良い!

ご存知エルビスコステロがエドモンズに贈った曲。

PVの屋上ライヴ風(?)は、どこかで観た事あるようなシーンだけど
別にそれを真似てるようなそぶりもなく、相変わらずニックロウは
ベースをブンブン振り回していてカッコいい。

この人を見てると、「バンドやりて〜」、に加えて
「ああ、ベース弾きて〜!」って気持ちになるから不思議だ!

まあなにしろ、元気のお裾分けだあ!!
えっ?半病人からなんて要らね??そりゃまた失礼!

Dave Edmunds ~ Girls Talk

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谷底スクランブル?

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Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

普段あまり見掛けないせいか?
群衆と云うか、まとまった人影を見ると、
ついシャッターを押してしまう悲しい習性が
すっかり身に付いてしまったようだ…。

地下鉄銀座線が、駅ビルデパートの3階から発着するほどの
渋〜い谷の、まさにその谷底にあるスクランブル交差点なんかに
いま足を運んだなら…シャッター押しっぱなしで
目を回して倒れ込みそうだ…なんてね(!)。

ちなみにあの谷底は、今でこそ「天気予報TV中継」のメッカ?
のようになっているが、私がTVの生中継隊バイトをしていた頃は
あそこはテレビ中継にはまったく鬼門の場所。

中継車の送信アンテナから、電波を
東京タワーにぶつけるように発信してこその、
生中継が適う仕組みなのだが、
その深い谷底からは、地形的&角度的に、
東京タワーには電波が命中しないのだ。

今は東京タワーのほぼ2倍の高さの業平タワー…
じゃない…スカイツリーが出来たことで、
楽勝であの谷底から電波を発射できるから、
テレビ業界は昔の仇を討つように、鬼門のスクランブルから、
まさに鬼の首を穫ったような気分で、
盛んにエへラへラ…と、不気味に舌舐めズリなんかしながら
中継をするんだろうな。

さらにちなみに…が続くが、業平橋のまさにあの地点には、
かつて戦前の古い軍需工場の建物が残っていて、
その独特の雰囲気を生かした、今風に云うとリノベーションした
アンティーク家具のリプロダクト(改造)工房兼展示販売所...
があって、我らアンティーク好きオバカ夫婦は、
しょっちゅうそこに出掛けては、古い英国のチェストやら椅子、
ゲートレックテーブルやらを購入…

値段はわりといい加減で、
例えば15万…って値札が付いてるけど、
「何とかならないか?」と聞くと、必ず係員は
「希望額を言ってくれ!」と言うから、
そこで思いきって、半額くらいの価格を言うと、
意外や意外、握手を求めてきて商談成立…
そんな世界だ。

もう無くなっちゃったっていうか
スカイツリーになっちゃったわけだが…
ちょっと残念...。

同じようなのは、月島とか佃島あたりの巨大倉庫丸々が
英国アンティーク家具工房!って云うのも多いから、
そういうのも、観光地じゃ全然ないけど、今思えば、
東京の密やかな楽しみ方…じゃないかなって思う。

帰りに月島のもんじゃも堪能できるしね….。



私が小6か中1か定かではないけれど、いずれそんな時代に
あまり音楽などに興味もないような父が….

「どうやら、うちの倅は洋楽好きらしい(?)」

「ならば、由緒正しく行儀良く...しかも流行のここら辺か??」

そんな思い込みでプレゼントしてくれたのが、
映画とともに結構ヒットした「雨にぬれても」が表題の、

バートバカラック全集。

とはいえ、こちとらまだいたいけな子供だから(?)、
最初に好きになったのは、BJ.トーマスが唄うその表題曲や、
ディオンヌワーウィックの「サンホセへの道」や
「恋よさよなら(I'll Never Fallin' Love Again)」あたり…。

ところが、ビートルズはもちろん、
ハードロックにアートロック(?)にプログレ…
フォークロックからシカゴブルースにモータウン、
さらにスライ、さらにはマイルス、チックコリアまで、
大体聴きかじった中3あたりになると、
相当に趣向は変わってきたと見えて、実は相変わらず
「箸休め」的に聴き続けていたこのバートバカラック全集の中でも
好みが「アルフィー」とか「ウォークオンバイ」そして
「この胸のときめきを」で、すでに一世を風靡していた
ダスティ・スプリングフィールドの「愛の面影(The Look Of Love)」。

この辺りを気に入って聴いてたように思う。

バンドマン時代は、ジャズクラブほど本格的じゃあないが、
お客が外人ばかりのアメリカンクラブとか、サパークラブで
ジャズ歌手さんのバックの仕事も結構あって、
この曲を唄うヒトも多くて、結構自分的にはノリノリで、
もちろん静かに...演奏してたような記憶がある。

Dusty Springfield - The Look of Love(愛の面影)

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よのなかばかなのよ

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Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 5cm/1.5 (1941)

チョイと悲惨な感じの豪雪写真だけは、
ズズ暗いからヤダなあって思ってたのに、
ここまでしつこく降られると、
逆にちょっと呆れすぎて、笑っちゃったりして…。

風の噂では、東京あたりはもう春の陽気…
ってことらしいが、ここの現実は、
相変わらずこんなです…ハイ。

東京に居た頃の、冬の外回り営業は
基本的にコートなし!

今日も元気いっぱい!...ではなくて、
営業先ではいちいちコートを脱いでご挨拶…
しかし残念ながら、アポなしの飛び込み営業なら大抵は…

門前払い。

その度に、またコートを着て、また脱いで…
それがメンドクサイし、脱いだら脱いだで片手が塞がって、
玄関先などでカバンから資料を取り出して、
小プレゼンするにも支障があるから、
最初から少々寒いのは我慢して「コートなし!」。

それでも東京は充分通用するのだが、同じ事をココ(秋田)で…
となると、それは殆ど命に関わる。

ついでに云えば、私、35年も東京に居たものの、
田舎者の面目躍如か「花粉症」にはとんと縁がない。

今は事情が違うらしいが、当初は「都会人病」と呼ばれて、

「どーせ。あたしゃあ田舎モノですよ、山出しの猿ですよ」

なんて言ってたけど、内心「ざまあみろ」なんて
一切思わなかったと云えば、嘘になるかなあって感じ。

ところがだ、田舎に戻ると、何だか春先になると、
目は痒いし、くしゃみ、鼻水は出る…
風邪気味かな??と思って、定期の通院で、主治医に

「ちょっと風邪気味みたいで…」

と云うと、先生は涼しい顔で...

「はい、花粉症っすねえ、お薬出しときまーす」

えっ、何故、何で?? ここ田舎だよ….

まったく世の中、うまく行かないのだ。 



中学生の頃、もう猫も杓子も父ちゃんも母ちゃんも
兄ちゃんも姉ちゃんもみんな大好きニールヤングの
「孤独の旅路」って…もうゲップが出るくらいに
大ヒットしてた時期があった。

ところが自分はこの曲が入った「ハーベスト」ってアルバムより、
一つ前の「アフター・ザ・ゴールドラッシュ」に
すっかり心酔していたから、「なんだかなあ….」って
世の不条理みたいなモノを早くも感じるわけだけれど、
まあこの感情は未だに続いてるわけだ。

たぶんロック好きには必須の、あるあるの感情というか、
ある意味ロック好きの自尊心ではないかと思う。

世の中馬鹿なのよ…

そんな流行歌が昔あったような…??

まったく余談だけど、何年か前に、懇意にしてたブロガーさんの
音楽ブログで、ピンクフロイドの壁だったか鬱だったかを
大絶賛した記事を揚げていて、まあ私は毎回コメントしてたから
少し考えたけど、やっぱり提灯コメは出来ないタチだから、
「正直苦手ですこれ」ってやったら、驚愕のリプライが…

「世界中で何百万枚も売れた名作ですよ!それを苦手と云う
 あなたの方が、感覚がどうかしてるのだと考えないのですか!?
 キチンと分かるようになってから、またいらっしゃい…」

もちろん未だに理解できないので、あれ以来お邪魔してませんけどね…。

ニールヤング騒動が一段落すると、CSN&Yの中では比較的
脇役に甘んじる事が多いクロスビー&ナッシュがつるんで発表した
この曲「イミグレーションマン」!。

中学生には、とてもとても麗しく軽快なポップでロック…?
早い話がよくわかってないんだけれど、なにしろ気に入って、
すぐに出たアルバムまで無理して買ってしまうのだけど、
アルバムは…中学生にも理解できる…大した出来ではないなあ…と。

何も分からずボンヤリと、この感じ好きだなあって
聴いていたけれど、今現在、この曲がとても重要な意味を持つ
世界になってしまった。聞いてるか大統領!

そういえばグラハムナッシュには「狂気の軍隊」って唄もあったなあ…

Crosby & Nash - Immigration Man


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鈍色の空から

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Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

モノクロームではない…立派な(?)カラー写真。

北の果ての、春まだ遠い鈍色の空は、あらゆる色を奪う…。

そんな空の下、体調も芳しくないと、
一瞬、自分が、生きてるんだか死んでるんだか
よくわからなくなる瞬間がある。

そんな虚ろな時に限って、何故だかタイミング良く
東京にいる家族が電話をかけてきて、
ガチャガチャと嵐のように、ああでもないこうでもないと、
他愛ない仕事の愚痴をたらたらたらたら…。

自分はもう、現役から離れて久しいからか、
以前のように気の利いた助言など
出来なくなくなっていて、ただただ...

「へぇ~そうなのか…大変だなあ…でもさ、
そんなに頑張らなくっていいからね…ゆっくり休み休みでいいのさ…」

若いときの自分なら、絶対云わないし、
考えもつかなかった言葉を言い放つ自分に、
少し驚きながら、そんな取るに足らぬ言葉が、
どれだけの彼女らの助けになるのかわからないけれど、
結果的に自分が、やっぱり生きてるんだなあって、
しみじみ思いつつ、本末転倒に、助けられてたりするのだ。



自分にとっての、ロック体験というか、長い長い音楽人生の
第何章目が、ココで終り、且つ、何かワクワクするような事が
ここでいよいよ始まったような、そんな気がした記念碑的な曲。

自分はもう確実に「アラ環」と呼ばれる世代で、
そろそろ人生も一周環ろうとしているけれど、
この曲のときはまだ、ハタチそこそこにも関わらず、
なんだかロックも一周してリスタートってな気がしたし、
事実、70年代終盤には、クソ面白くなくなってたロックも、
この曲、グループに引っ張られるように、
急激に前進し始め、賑わいを取り戻して行った。

残念ながら、ここ10年か20年は、
ロックもまた停まってしまったまま
動かなくなっちゃったけどね…。なに、また現れるさ…

救世主が….。

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