ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
MENU

全速力少年

DSC03170s2.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

何故だか絶景の女子高グランド…。
誰もいないのに、カメラを取り出すことに
何故だかとても強烈な背徳心…。

自分が高校生の頃は、ココに限らず女子高の前を
自転車とはいえ、通り過ぎるだけで緊張して、
ドキドキと異常な胸の高鳴りの中、よそ見せず、
もはや一心不乱、進行方向の一点だけを見つめて、
全速力で息もつかずに
「うおおおおお….」と心の中で叫びながら
通り過ぎるのだった….。超純情!

なにしろ、高1のある日、近所に住む女子校に通っている
幼馴染みが、

「同級生がね、あんたにギターを教えて欲しいって云うから
 連れていきたいんだけど、いつ空いてる?」

そういうわけで、日曜の午後、高1の私による
「超スパルタ式エレキギター教室!@私の部屋」
が、厳かに執り行われたのだった。

自分も実は覚えたての
ブルーノートスケールとパワーコード
そして「天国への階段」…。

翌日、幼馴染みが、口をへの字に曲げた
明らかな怒り顔で、私に激しい言葉を浴びせるのだ!

「あんた!、彼女に一体何したのさ!?」

「何って何だよ?ちゃんと教えたよ!」

「はいはい、ギターの話を延々2時間、一方的に喋りまくった
 らしいわね…バッカじゃないの!」

「えっ?駄目なの?…ロック好きだって言ってたし…」

「もう金輪際、あんたになんか誰も紹介してあげないから!」

「……紹介…?」



決して大袈裟ではなく、たぶん40年ぶりくらいで真面目に
ジャニスを聴いてみた。
(BoxSet…いつ頃買ったのかも全く覚えてないが、
 取りあえず、全然聴かないままの5枚組が出てきた!)。

ずっと、バックバンドに恵まれなかった不幸な歌手…っていう、
妙な印象が、わりと強烈に残っていたし、思い浮かぶのは
やっぱりあの「Cheap Thrills」の、まさにチープなサウンド。

ところが、実際にはWoodstock出演前後から、
新しいバンドや作家や、おそらくレコーディングスタッフ等々、
彼女を取り巻く環境が突如一新され、本格的で近代的な
ロックビジネスの波が、まあどちらかと言うと、退廃的で
前時代的な空気の彼女のところにも、やっと吹いてきたのだと思う。
 
だから40年ぶりの「Pearl」のジャニスは、溌剌としていて、
そして明るかった。

映像は1970年6月のもので、同じ年の10月に彼女は
亡くなっているから、最晩年の有名な番組出演。

番組中、彼女は高校の同窓会に出席した話の中で…
自分はずっとクラス、学校、故郷、そして国中の笑い者だった。
一躍スターとなった彼女だが、同窓会でも疎外感を感じた
という、後に彼女をモデルにした映画「ローズ」でも使用された
エピソードを、ここで披露していたらしい。
まあ今なら典型的な中毒症状…それも相当重症の…
って分かるんだがね…。

とりもなおさず、この映像を見るにつけ、ジミヘンや
ジムモリソンも同じだが、70年代という新しい時代に向けた、
変わってゆくその過渡期の伸びしろみたいなものが
ビンビン伝わってくるだけに、もうちょっと長生きしてくれてたら、
別の形でもっと凄かったんだろうなあ!って思わせるほど、
やけにモダンで、どうしたことか、ちょっと可愛い!
ジャニスジョプリンの姿があるワケです…。

Move Over

スポンサーサイト

手前味噌なアート感覚

DSC03557s2.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

サルスベリ…なのか?(自信なし!)

このレンズは、花びら1枚1枚の細かなディテールとか
リアルな色味など、理数学的な精彩表現は、
やや苦手みたいだけど、全体的な佇まいとか
静けさ、落ち着きといった、どこか情緒的な描写力は
まさに文学的…そんな気がする…。

取りあえず、お花だけを撮るなら、次回からは
別のレンズを使う事にしよう(笑。



Appleが、全面ガラス張りのiPhoneをまもなく発売するようだ。

さすがApple、センスが素晴らしい。
心豊かで、幸福な気持ちになる…と、大絶賛する人もいれば…

落としたらひび割れだらけになりそう…性能アップじゃなくて
何故外装変更??...意味ないでしょ?

この辺りはもう「センス」の問題だね...。

因みに私は、未だに恥ずかしながらの
iPhone日本初号機を使用している。

最初の数年は、いろんなアプリを試しつつ、
なにしろ毎日の電車移動は、退屈知らずで、
大いに重宝したものだが、秋田にやってきて、
もはや電車に乗ることもないし、
またドンドン新しくなるOSに機種が対応できなくなったり、
動作が鈍くなったりしたので、基本アプリ以外は全て消去して
もはやスマホとは云えないショボ過ぎる機能で
満足してるのが今の実情であるけれど、
買い替える気持ちは全くない。

それは初号機独特の、ガラスとアルミの、
堅牢で、無駄のない美しい曲線と質感を、
とっても気に入ってるから。

何十回も駅のコンクリートの床にボトッと落としているけれど、
キズ一つないし(極薄いシリコンカバーのおかげ?)、
いわゆるスレ/ヨゴレというか使用感すらない。

ややバッテリーがヘタリ気味かなあ?と感じることもあるけれど
そもそもアプリというものを使わないし、
外出先で音楽やラジオを聴くにしても、バックライトを消してさえいれば
殆どバッテリーも消費しないようだ。

そういうわけで、内部機能の発達よりも、
よりハイセンスで、所有欲を満足させるような逸品…
そういうモノじゃないと、物欲はナカナカ沸き出してこないのだ。

MacintoshとかiPhoneのApple社は
先進技術のみならず、いかにデザイン性や質感が
人々を幸福にするのか!それを充分に理解し実践する、
たぶん最先端を走り続ける企業…そう信じている。

かつてのライカもそうだったと思うが…今はちょっとね…
そもそも欲しくても、とても買えないし…?。
高級車買えちゃうくらいだからね…。



何となく昨夜からジャズばっかり聴いてた。
近頃お決まりになりつつある…

体調悪い日はジャズ…!

そしてまたセンチメンタルになるのだが、
鬱というほどではない。

ふとゲリピー(Gary Peacock)が、うちの死んだ親父に似てるなあ…
と思ったら、みるみるジャレは、そのまんまラクダ色の腹巻き
巻いてくれりゃあ、市場の八百屋のおとっつあんソックリだし、
ディジョネは角のバナナ屋の大将…。

小1か小2の頃、いつもそのバナナ屋の前を通ると、
色黒パンチパーマの大将が...

「おう、少年、バナナ食ってくか!?…ちょっと痛んでるけどよ
 毒じゃネエからよ…。で、どうよ…ネエちゃん、元気なの?」

「姉じゃなくてイトコです」

「大した違いじゃねえし、ネエちゃんだってこの前、
 いつも弟が世話になってます..って云ってたぜ…」

何故だか分からぬが、私は激しく憤慨して、帰宅後、
勤めを終えて、夜学の高校に行く準備をしていたイトコに

「ボクは弟じゃないからね!」

って、云ってしまったのを、後々随分後悔した。

イトコ…いや、その姉も、数年前に癌で亡くなってしまった…。

昨夜からもう何枚聴いただろう??
キース・ジャレット・スタンダード・トリオ…
最高に上がって、また落ちる感じ…(ドラッグじゃないよ!)。

Keith Jarrett Trio - Oleo


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

騙すより騙された方が...

DSC03247s1.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

何の変哲もない児童公園のベンチ….
ただそれだけなのに、なにか思わせぶりなドラマ性…。
そうした詐欺師みたいな、胡散臭くてエロい描写こそ、
古いライカレンズ(Ernst Leitz)の特殊なところで、
未だに人を惑わす、神懸かり的な人気の
その由縁なのではないかと思う。



期せずして、かつての私が関わることになってしまった
本物の「詐欺師」は、思わせぶりでも、
もちろんエロくも、胡散臭くもなくて、
極めて地味で普通の同世代の男…を、
取りあえず私の前では、装っていた。

そして今にして思うのだが、
たぶん私が勤める会社の商品(ファッションもの)を
取り込んだところで、大した儲けにもならぬし、
金塊やダイヤのような換金率も極めて悪い…
ということを見越した上で、
途中から攻撃(攻略)のターゲットを、
私の会社ではなく、私という人物個人に、
絞り込んでいたと思う。

詐欺師は云う…

詐「君のその物凄く幅広い人脈から、どこか信頼できる
  貴金属店を知らないか?」

私「信頼って?」

詐「知ってると思うが、関西の貴金属業者は、殆どの場合、
  ダイヤモンドの鑑別書を偽装してるから、実際より
  1ランク低いグレードの品を、高い値段で掴まされるんだよ。
  東京で信頼…いや、良心的と言い換えても良いが、
  そんな貴金属業者と安定取引できれば、君の会社にも
  中間マージン等々、儲かる話だと思うんだ…!」

私「(そりゃあ…いい話だ!)良心的かどうかは分からないが、
  何件か個人的に知ってる貴金属店の社長がいるから、
  訊いてみようか…」

詐「頼むよ。もちろん決済は即金か小切手だから、安心して良いよ」


私は、呑み友達でもあった貴金属屋の社長に、
この話を持っていった。

いつもいつも彼からは仕事上の愚痴を訊かされていたから、
その社長にも、少しは良い思いをさせてやりたいと思ったのだが…。

当初はまさに、ほんの数十分で数百万円の在庫取引が、現金決済で
完了し、確かに私は愚痴社長に感謝された。

しかし私は、愚痴社長にはくれぐれも
「現金または当日小切手取引」の原則を絶対に崩さず、
自己責任において取引を完璧に完了させること。
万が一、何か予期せぬトラブルが生じた場合も
自分はまったくの部外者であること。
それをきつく厳命した…つもりだった。

3ケ月後、詐欺師はいよいよその正体を晒し、
取り付け騒ぎのパニック状態の、まさにその最中に、
その貴金属屋の愚痴社長が、顔面蒼白で私の前に現れた。

「ああ、社長のところは現金取引だものね…良かったね」

と、私が云うと愚痴社長は…

「実は、先日、どうしても持ち合わせがないっていうから、
 400万ばかし先付け小切手で(品を)渡してしまった。
 その決済期日が今日なんだよお…どうしてくれるんだよお…
 それが入らないと、明日、従業員の給料払えないんだよお
 責任取れってんだよう、この野郎!」

もちろん、私にも言い分はある。
約束を破ったのはそもそも…そうも思ったけれど、
次の瞬間、まったく意外にも私は…自分の貯金を取り崩して、
所定の金額を愚痴社長に用立てしていた。

あくまでも、あなたのところの従業員に罪はないから…
毎月少しずつでも返済してくれりゃいい…。

ところが、その金も結局従業員達には届かず、
愚痴社長はそのまま行方不明…。
以前から経営は逼迫していたらしい。

私はまさに踏んだり蹴ったりの、二重の詐欺に遭ったような
最悪の気分だったけれど、自分の会社も、被害的には軽傷だったし、
私も以前と何も変わることがない状況にあったので、
これは明らかに、自分の「慢心」が引き起こした天罰で
なんらかの警鐘で戒めだなって、そう思うことにした。

金なんて、また貯めりゃあ良い。

そして、今、あらためて邂逅してみて思うのだ…。

たぶん、騙す側より、騙される側の方が、
数百倍…気持が楽なんだろうなって…
騙される側で良かったのかもね…。



詐欺と云えば、前回に引き続き登場のニックロウ率いる
ブリンズレーシュワルツ(Brinsley Schwarz)

デビュー早々、いきなりの、夢にまで見た全米ツアー話(実は詐欺)に
まんまと乗せられ、大借金をしつつ、大勢の英国プレスなどを招待して
アメリカに渡ってみたら、豪華ホテルでのレセプションも、
ツアーブッキングももちろん何もなく、やっと騙された事に気付くが、
もはや、帰りのチケット代すら持ち合わせてないから、
仕方がないから、自分らで地道にバーなどに営業し、ライブなどを行ないながら
やっとのことで帰りの旅費を捻出できたのだそうで、
キンクスなんかもまったく同じ目に遭っているが、帰国してみれば
やっぱり借金地獄…。生きる為に、ちょっと怪しげなレコードを制作してたり、
某アイドルグループのゴーストライターをやったり...なりふり構わず稼いだ
彼らの70年代!?

確かにこのバンド….音楽はカッコいいんだが、
ナリはちょっとみすぼらしいし、地方パブでの演奏が長いせいか、
振りも相当ヤバい……??。

そうしたわけで、たぶんこれはこのグループ最大のヒット曲だろうと思うが、
むしろエルヴィス・コステロがカバーしたモノの方が
より有名だったりして…。

因みに数十年後、日本の新宿を舞台にしたコッポラの娘が監督した
映画のシーンで、主演のビルマーレイがカラオケボックスに乱入し、
この曲を熱唱したおかげで、作者のニックロウの元には、
考えられないほど多額の入金があって、とても驚いた!…と、
日本公演でニコニコしながら語っていた。

BRINSLEY SCHWARZ - "What's So Funny 'Bout Peace, Love And Understanding?"


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

半人前とチャリティ

DSC03392s1_DxOFP.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

ちょっと恥ずかしいけれど、
フィルムシュミレーション的な効果が得れるらしい
ソフトウェアを使って現像してみた。

にわかカメラ好きには、聞いたこともないような
膨大なフィルムの型番、ネガ/ポジ/モノクロームの
プリセットが装備されている。

恐る恐る弄ってみると…

なんだかファミリーアルバムの中に何枚かある
父が大事にしていた貰い物の二眼レフカメラで撮った
意図不明な、色褪せた縁日写真…。

たぶん昭和40年代の初めくらい…。

「家族の誰も写ってない写真なんて
 フィルムが勿体ないじゃない!
 まったくおとうさんったら…」

って、母に小言を謂われていたような…
そんな感じに見えて、何だか妙に嬉しくなった。

まあ、たまにね…気が向いたら使ってみよう。
もちろん使い過ぎは禁物だな!。



デイブ・エドモンズニック・ロウの存在は、知っていたし、
なにしろ高校生の頃にニック・ロウがいたブリンズレー・シュワルツの
アルバムは既に愛聴盤だったけれど、その二人が合体して結成した
「ロックパイル」の実態を知るのは、実にレコードより先に
NHKで放送された「カンボジア難民救済コンサート」の中継によってだった。
しかも何故だか、ロックパイルは、喉を潰して久しいロバートプラントとの共演…。

まるでエルビス気取りのプラントの、その出来はともかくも、
このコンサートの衝撃は、私個人にとっては超ド級で、
クラッシュの鬼気迫る演奏に始まり、プリテンダーズ、スペシャルズ、
イアン・デュリー、そしてエルヴィス・コステロと、
なにしろ初々しい面々が実に熱くて、良い演奏を披露している。
The Whoも不幸を乗り越え、新加入ケニージョーンズの
実質的な世界お披露目だったと思うけれど、
さすがのスペクタクルだった。

もう一人、トリで某大物がいたようにも思うが、忘れてしまった(笑。
なにしろ派手なことが好きな人だ…。

で…その頃、私はと言うと、すっかり忘れていたけれど、
なんとこの日本にも、そうしたカンボジア難民ベネフィットの
世界的潮流が届いていて、私の周辺でも、とある外国生まれで、
当時、上智に通っていた某アイドルさんが、たどたどしい日本語で
「やろうよ!我々も!」ということになって、
東京(横浜含む)の各大学の自治会と連携し、
あちこちの大学や、公共施設などをチャリティコンサートで
ツアーして廻ることになった。

私はまだ、半アマチュアのしがないバンドマン見習い…というか
「擬き」に過ぎず、それでもPA屋のスタッフとして
そのイベントに参加する予定だったけれど、
基本的にタレントもバンドもノーギャラ!ってことになって、
そんなしょうもない理由で、私のところにアマチュアで
そこそこ出来る連中を集めて欲しい…そんな無体な要求で
結局私まで、ノーギャラバンドマン(!)で御出演と相成ったのだった…

ところがね….この英国側の規模と熱量って云ったらもう…。

因みにだが、なにしろノーギャラだったから、
これはもはやプロじゃあない!
そんな理由で、自分史的には完全に記憶から欠落していたのだが、
ギャラをいただかなかった…いただけなかったのは、
この時だけではないから、
では自分の経歴って一体なんだろうって…
妙なところに引っ掛かりが出来てしまった。

さて今日はそのカンボジア難民救済云々ではなくて、
なにしろ一発で夢中になったロックパイルの、衝撃のデビューアルバム…
そして、あれ?なんか入ってるよ?と、おまけで封入されていた
7インチのシングルEP盤…その内容が今日の曲である。

アルバム本編の熱さとはまた違うおもむきのデイブとニック。
なんでこんなに息が合ってるの?という珠玉のデュエットの
エヴァリー・ブラザーズ・メドレー!。
楽しそうだし何より信頼しきってる。
う〜ん、良いコンビだ!

そう信じていたのだが、呆気なくこのアルバム1枚だけで
グループは解散。まったく…人間関係ってややこしいね!

Rockpile - (Nick Lowe & Dave Edmunds Sing The Everly Brothers)
Take A Message To Mary - Crying In The Rain -Poor Jenny

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

にっちもさっちもけんもほろろ

DSC03404s1.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

いつの間にか「猫砂」とか「猫用消臭シート」なんかを
ネットショップで購入するような、
ちょっとだけ薄っぺらい生活サイクルになっていたけれど、
なにしろ相手が生き物だけに、緊急時…という局面は避けられず、
そうしたわけで、今はもう殆ど街から姿を消してしまった
「ペットショップ」に、急遽買いに出掛けると、
何だか「商店街」はいつになく賑わっていた。

なにかイベントをやってたみたい…
しかし夕方(とはいえ16時頃)だったので、ほぼ終了…?

お終いが異様に早いのも、この街の特徴だ!。

「日が暮れたら、もうお店もどこもお終い…」

24時間眠らない街のリズムが染み付いていたから、
そうした生活サイクルに馴染むのに
ちょっとだけ往生した私…。

因みに「往生する」を「困った」、「弱った」
として使うのは、大きな間違いだそうで、
「往生する」とは、あくまでも仏教用語の
「死」を意味するのだそう…。

でも使うよねえ…?

まあ若い人には伝わらないかも?。

直近で居た会社では、私が発した言葉に対して、
事務方の若手によく首を傾げられた。

若「それってナニ語ですか?日本語じゃないですよねえ」

私「ええ?ニッチモサッチモ...って云わない??」

若「聴いたことないですよ」

私「おかしいなあ、ニッチモサッチモドウニモブルドック..ってさあ
  知らないかなあ??」

若「Pさん、どうしたんですか?おかしいですよ今日…
  あと、Pさんは時々変なカタカナ語使うじゃないですか…
  あれも殆ど理解不能ですよ」

私「えっ、どういう言葉?」

若「ケンモホロホロ…とか?」

私「けんもほろろ…イマドキは使わないの?」

若「聴いたことないです…」

私「……」 

今はもうナカナカの中年でアラフィフだけど、
まだ1969年生まれが若手だった時分に、私が

私「おう、69年生まれかい…アポロ11号が月面着陸した年だね」

というと、その69年生まれは、気怠いんだか鬱陶しいんだか
「おもはゆい(!)」口ぶりで…

若「月着陸なんてSF世界の話ですよねえ…」

私「えっ?どういう意味?」

若「だって人類なんて、未だスペースシャトルなんかで
  地球軌道をくるくる回るのが精一杯なんでしょ…
  それを月着陸だなんて...」

私「……ああ、君はカプリコン1の話をしてるのかあ!
  あの陰謀説ね、でも俺達はTVの生中継に大興奮した
  世代だからねえ、やっぱ信じたいんだよね…」

若「さっきから何のお話かさっぱり分からないんですけど…
  もう席に戻って良いっすか…」

私「…あっああ…そりゃあ、すまなかったね…」

年はとりたくないね…。



私の短いバンドマン生活の裏舞台…というかホームが、
私が何故だか管理していたリハーサルスタジオがあった
東京・三軒茶屋…。

そこにほぼ毎晩、自発的に集合するプロミュージシャン達や
何故だかアイドル歌手達…。

正直、そのときのことを本にでも書けば、相当面白いものが書けるなあ
何て思い続けて35年…しかし、殆どの方が存命で、しかも現役の方も
多いので、ナカナカ...ナカナカ…。

そして巻き起こる大セッション。

それぞれのお名前を挙げれば、「ああ...」と思われるような
著名な方々が、国道246から一本入った裏通りの
赤提灯の居酒屋などで、こじんまりとそれぞれの夜を過ごしながら、
さんさん度々、スタジオに集まり、
やがて明け方までの大セッションが始まるのだった。

或る夜、常連の歌い手で、そして...途方に暮れる(?)…の
高円寺のO君が、ホール&オーツのコンサート帰りだということで、
得意の2フィンガーピアノを弾きながら、殆ど泥酔状態のまま
やたらとこの唄を口ずさむので、集まってた有名ミュージシャン達も
ごく普通に、譜面もないのに、完璧な演奏でこの曲を
O君に唄わせたのだ!。

確か、ギターのスタープレーヤーさんが3人くらいその場に
居たので、私は自発的にベースを弾いてたと記憶しているが、
やっぱ有名な人はさすがに耳も良いんだなあと…
妙に感激したものでしたね。

そういうわけで、O君の鼻歌きっかけの「RICH GIRL

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

冒険には準備が必要

DSC03313あ1
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

ズマールは、いつも一段絞ったF2.2くらいにほぼ固定している。
F2.0(開放値)だと、ピントを視認できないくらいに
フワフワで大甘な画像になるのだが、ほんのちょっと
絞るだけで、突然ピント部はキリッとしつつ、
ボケ味は開放と殆ど変わらず柔らかい。

昔の人には、このフワフワのズマール…
「甘すぎて使えない!」と評判は芳しくなかったようで、
さすがのライカも、もっとライバルのカール・ツアイス並みに
キリッとシャープでコントラストの効いたレンズを…
と、いうカメラマンの要望によって
後年、名玉ズミクロンを完成させるのだけれど、
本来のライカ的哲学と云うか、美意識は、
実はこのズマールのフワフワとした柔らかさと
独特の立体感に、その本質があるのではないかな?…
と思うのだ。

使い勝手も取り回しも、全然良くないし、
なにしろ古すぎて(昭和12年製)、あちこちガタついていて
道具としての信頼感は全然ないのだが、その独特の
表現力は、とても得難い魅力で、今や立派な相棒でもある。

そういうわけで、ズマールをカメラに装着して、
住宅街の奥に、忽然と姿を現した神社の階段を駆け上がる。

本殿の前に立つと、左右両側と正面の本殿裏から、
更に奥へと続く獣道のような山道が、それぞれ続いている。
山の頂上や、頂上を通らず山の裏側へ回りこむような道…。

今日はどのルートを攻略しようか?

しかし、本日は迂闊にも、裸足のサンダル履き(クロックス)…。
既に足に土塊が付いて相当に汚れてしまってる。
これで傷など負ってしまうと、動脈硬化症気味のオヤジとしては
極めて不味いことになる…。

さらには、嫌な蜂の大群にも遭遇した…。

いやはや、これはヤバい、準備不足や…と
更なる行軍は…もう今日のところは断念せざるをえない。

ホントは準備の問題ではないのだがね…。

気力&体力…鍛え直すかな…?。



以前も当ブログで告白したのだが、私は本当に迂闊にも
30歳直前の頃まで、こんな素晴らしいグループを見逃していたのだ!

どうせ西海岸の陽気なお坊ちゃん達の軽薄な音楽…。

サーフィンに、ドライヴ、そしてビキニのオネエちゃん達と
ビーチでいちゃつくお金持ちの御曹司どものお気楽音楽…。

勝手にそういうイメージを膨らませつつ、軽蔑し
避けていたビーチボーイズ…。
サーフィンUSAにサーファーガールにFUN FUN FUN…
ああ、やだやだ…。

そんな風に思い込んでいた自分のあまりのアサハカさに、
猛反省して、大名盤Pet Soundsに衝撃を受ける
まったくオバカな、まもなく30歳の私….だったのだ。

そういうわけで、30歳間近にして、もう焦り狂って
ビーチボーイズをまとめて聴き漁っていた時に、
ベスト盤にボーナス曲として入ってたこの曲
心には春がいっぱい」…なのだが、実は長いこと、
この曲の題名を失念してしまっていて、
何年も聴けてなかったのだが、今般めでたく、
「ビーチボーイズ アカペラ ボーナス曲」…で
検索したら、ポンと出てきた!…有り難いねえ、
Google!

The Beach Boys - Their Hearts Were Full Of Spring(心には春がいっぱい)


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

異端の目覚め

DSC03205s2.jpg
P.ANGENIEUX 45/2.9 (1949)

アンジェニューの逆光値千金(?)…



小学1年の時に、初めて自転車を買ってもらった。
24インチの、もちろん補助輪付きのやつ…。

凄く嬉しかったから、その時の状況は
今も鮮明に覚えている。

その販売店(秋田市・通町)は、既に代替わりも
完了しているようだが、今も健在で、
つい最近も、タイヤを前後共交換してもらったりしている。

驚くべきことに、当時1万円…という
本体価格も何故か良く覚えている。

今から50年も前の、たぶん平均的サラリーマン家庭における
「1万円」の価値が、実際にどれほどのものであったか、
さすがに想像はつかないけれど、
実は私も子供なりに、一家の財布をオモンバかってか、
店内に展示してあった数台のこども用自転車の中から、
敢えて最安品を…

「これが凄くカッコいい!」
「これに決めた!…」

そういって、選びだした記憶が実に鮮明なのだ。

ところが、その後どうしたことか、早くも小4の時点で
その自転車を、完全に乗り潰していて、
買い替えることになった。

ここでも記憶は鮮烈なのだが、たった3年ほどの間に
この国の経済状態は急成長したのか、あるいは我が家だけが
急成長したのかはサダカではないが、忘れもしない
ブリジストン社製の「ピクニカ」という、超モダンな
自転車を購入することになった。

今で云うマウンテンバイク型、
20インチくらいの小口径のタイヤと、
折りたたみが出来るタイプの、
たぶんその先駆けとなったエポックメイキングな車種…。
当時はテレビCMも盛んにOAされていた
超トレンドアイテム。

ところが、さすがにそういう珍妙な形でテレビでも
お馴染みの車種だけに、普通に乗っていると
知らない子供らに「あっ、ピクニカだ!」と声を挙げられ、
一斉に指差され、意味なく走って追いかけて来る一団もいる。

さらにクラスメートには居ないが、上級生の中には
随分と歌舞いたチャリンコに乗りやがって…とか、
男のくせに「赤色(当初ワンカラー仕様だった)」なんて
女々し過ぎるぜ!「ヤーイ、オンナ、オンナ!」

そんな罵声も聴こえてくるのだが、何となくそうした
罵倒の裏に、一種の「羨望」みたいな内面を
感じとれるようになると、次第に何とも思わないどころか、
ある種ちょっと屈折気味の「快感」すら覚え始めるのだ。

何十年も後になって、他の人には奇ッ怪(?)と思われた
Apple社製のコンピュータを購入し、様々陰口を叩かれたし、
日本初号機となるiPhone(3G)を購入すると、
「変な奴!」「これが電話か!?」と変人呼ばわりされ、
嘲笑されつつも、その裏で、何となく興味津々、虎視眈々...
横目で覗かれつつ、数日すると、

「なあんだ、オマエさんも買ったのかい…」

「ああ…いや…オイラも恐いもの見たさかな..ははは…」

そんなことが、うっすら快感だったりするのだ…。

そうした原点が、私には小4の頃のブリジストン・ピクニカ
…で、あったわけだね。(やっぱり変態だろうか??)



1990年前後って云うと、昭和から平成にドタバタと変わって、
私自身も色々あった時代だけれど、この時期、特にハマっていたのが
このThe Neville Brothers!

なにしろ当時は「世界最高のライブバンド!」と謳われ、
ニューオーリンズ発「セカンドラインビート」の代名詞なバンドとして、
大層、崇められていたように思う。

セカンドライン」なんて聞き慣れない言葉だったが、
我々の世代的には「レッドネックサウンド」もしくは
「マルディグラ・ミュージック」なんていう呼び方をされていた
ニューオーリンズのパレード音楽…。

特に葬儀の棺を運ぶ列の、埋葬をし終えた帰路(即ちセカンドライン)に、
陽気に大騒ぎする音楽…ということになるらしい。

また、体躯はゴツいが、天使の声を持つ
アーロン・ネヴィル」が在籍するグループとしても
脚光を浴びていた頃…たぶん,リンダ・ロンスタッドとの
デュエット曲が大ヒットし、注目を浴びていた、
まさに彼らの全盛期に、私は見事にハマった。

元々、黒人音楽には奥手の私だけれど、彼らには随分とハマって
バンドの前身の「ミーターズ」にまで遡って、CDを殆ど揃えて、
熱狂して聴いていた時代だったな。

The Neville Brothers - Yellow Moon


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

理想と現実と...

DSC02920s1.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

裏木戸の緑、大爆発!
一番良い季節だね。

現代の日本製レンズや、どうやらカメラ愛好諸氏が最も嫌う
収差だらけのダメダメ写真だが、写真の原点が
「報道写真」じゃなくて、「パリ印象派」と考えれば、
収差なんて、素敵なアクセント!
って思うんだけどね….?。



子供の頃から、絵を描くのが好きだった。
ノートや教科書への落書きはもちろん大好物だが、
やっぱりどこかにお弁当持って出掛けていって
写生するのが一番好き。

あまり遠くない、海、山、川。
小学校の裏山=城跡公園の四季の移ろい…
動物園、工場、港…。

もちろん下書き(デッサン/クロッキー)のみを
現地で行い、着色作業や仕上げ等々は、
残念ながら持ち帰っての作業となるのだが、
下書きに関しては、自分で言うのもなんだが、
とてもクロッキー的で速い。

だから与えられた時間の殆どは、
いつもジタバタジタバタ場所選び…。

悩みに悩んだ末に、やっと選んだ場所は、
どうしたわけか風光明媚の絶景にはほど遠い、
みんなの視線とは反対方向の裏木戸だったり、
写生してる仲間達の後ろ姿だったりと
とるに足らぬものだったりする。

高校に入学する数日前に、美術と音楽は選択科目だから
どちらか選べ!という通達があった。
高校では「油彩」に是非とも挑戦してみたかったし、
音楽もバンド活動の都合で、和声をきちんと学習したかった。
さてどうする?

悩んだ結果「油彩」への憧れが勝つことになった。

生まれて初めての「油彩道具」での写生授業には大興奮…
なのだが、美術教師は結局何も教えてくれなかった。

油をどう使う?
色を重ねるにはどうする?
筆はどうやって洗う?

今なら教えなかった理由はよく分かる。

(作法など気にせず)各自自由に描いてみろ。

 困ったら訊きに来い!

そういうことだろうと思うが、
「はじめ…おわれ」
だけでは、さすがに何も分からず、
結局2~3作描いた後、
私はすっかり情熱を失い、全部放り投げてしまった。

30歳代の頃、もう一度「油」...挑戦してみようかな…
と思って、どうしても格好は大事!?ってわけで
まだ殺風景だった頃の新宿南口とか銀座の画材屋を
回ってみたけれど、現実的な、ちょっとした障壁にビビりつつ、
結局始めることはなかった…。

今こそ…とも思うのだがね…。

結局写真で「絵」みたいに撮りたいなあ…
なんて思う結果、
古い、鉄とガラスの塊りの無骨なレンズなんかを
弄ってたりするのが目下の現状…
というわけだ。



まさにそれは青天の霹靂だった。
細野晴臣さんの「泰安洋行」…。
ホントに驚いて、たかだか当時高校生の拙い価値観とはいえ、
もはや瞬殺でグググイっと、自分の感性や、進むべき
方向性までも変えてしまったのだ。

進むべきと言っても、どこに行きたいわけでもないのだが、
漫然と進学して、気の合う仲間とバンドやって青春して..
っていう何となくなフワフワした構想が一気に弾け飛んで、
もっと、キチンと目標を定めて学習せねば!。
専門性を、もっともっと高めてゆかないと
こんな凄い音楽は作れない!(もしくは携われない)

そう思って、一応の進むべき目標を立てたつもりなんだが、
何がどう転んだか…

「電気電子概論B(実は単位を落としかけたからよく覚えている!)」…。

うーむ「何処で間違ったんだろう??」って、
頰杖をつきつつ、未だに考え込むことも多いのだがね…。

なにしろリトルフィートにDr.ジョンが参加して、
そこにまた琉球音楽が怒濤のように雪崩込んだような、
まさしくチャンプル状態。

それを細野さんの、チョイとトボケた味がマルっと包み込む…
完璧だ!。

細野晴臣 - Roochoo Gumbo



にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

むべなるかな...

DSC03116むべ2
Carl Zeiss Jena 'Flektogon' 2.8/35 (1964)

ムベ?…むべなるかな…の、ムベなんですかね??」

「そうそうアケビのね、親戚みたいな実が生るのよ。」

「ですから、むべなるかな…の…」

「そう、だからアケビのムベなのよ、甘い実が生る…」

「むべなる…あー...食べてみたいっすね…アケビなムベ!…。」

「秋にまた来てくださいな…」

「はい」

去年、あまりに見事な咲きっぷりの「藤棚」の
お宅の方に、写真撮影の許可をいただこうと
お声をかけたら、とても気さくにご了承いただけただけでなく、

「写真撮られるならこちらの方がキレイよ!」

と、お庭の中までお招き入れいただいたことに
すっかり気を良くしつつ、
そういえば今年もそんな時節だなあと
再び出掛けてみると、やはり今年も様々、
お世話になってしまった。

お屋敷のご夫人とは、同じ寺の檀家でもあるらしい上に
娘さんが東京でカメラメーカーC社の専属のカメラマンで
同社運営の写真学校の講師をしているとかで、
写真を撮る人の気持ちがわかる!のだそうで、
藤だけでなく、ありがたくも、お庭の様々な植物を
案内・解説してもらった。

で…一番興味深かったのが、お庭の裏の鬱蒼とした「薮」に
絡み付きつつ花を咲かせていた、つる状の「ムベ」であるのだった。

因みに藤棚も相変わらずの見事さではあるのだが、
今年は先に葉っぱが先行してしまい、花は小さく、
昨年ほどの圧倒的な出来ではないそうだが、

「毎年作柄が違うのも、それはそれで愉しいではないですか!」

などと意味の分からんことを口走る阿呆な私…。

むべなるかな…も含めて、何だかわけ分からんことを
云う人だなあ…そう気味悪がられたに違いない…
まあ、いいや!。



なにしろレコード好きの高校生だから、お小遣いの全てがレコード。
そんな私の悲しい現実が、地元に輸入盤屋がないっていうこと。

それだけでも、もう早いとこ高校を卒業して、何処でも良いから
充実したラインナップの輸入盤屋がある街の大学に入学して
移り住みたかった…。

その前に、修学旅行があって、最初の夜は京都市内泊…。

他の級友達が、熱心に自由観光先を調べ、マッピングなどする間に、
私も熱心に河原町近辺の「輸入盤店」を数件リストアップし
そそくさとマッピングに精出すのである。

そして次はいよいよ田舎町では入手できない輸入盤に限った
欲しいものリストの作成…。

で、結局、実際に買えたのが…

Fripp and Enoの2作

Frank Zappaの〜MoneyとLumpyとLA

何故かRoxy MusicとGentle Giantの海賊盤…。

そして何度も借りて聴いてたけど、どうしても本盤が欲しかった
このPavlov's Dogのデビューアルバム!であった。
(なぜか2ndアルバムは先に国内盤が出ていた)

そういうわけで、旅行初日にして全財産を使い果たす哀れな高校生?
ああ、旅行なんてもういらないから、早く帰ってレコード聴きたい!

さあ...デヴィッドサーカンプの雄叫びを聴くがいい!
Pavlov's Dog - Song Dance


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

髭とナイスガイ

DSC03047m1.jpg
LEITZ- ELMAR 9cm/4(1936)

歳をとるとね、なんか突然耳がモゾモゾするなあ…
と思ったら、耳の内側の洞穴のところに、
モヤッと毛が生えていた。

禁煙&脱東京生活の成果なのか(?)、
近頃めっきり出番が減った
「電動鼻毛カッター」を久々登場させ、
♫ムイ~ン..と耳に突っ込んだら、
ジョリジョリッという心地良いサウンドとともに
久々スッキリ爽やか!…。

さらに言えば、まあまあ長い人生の間に
「眉毛」というものに、一切触れたことなどなかったけれど、
だんだんかつての革新系総理大臣の眉毛のように
微妙に垂れ下がってきたので、思いきってハサミで
ジョキっとカットしてみると、意外なほどさっぱりしたので、
近頃は髭剃りついでに、髭調整用の小ばさみと櫛を使って
眉毛もチョキチョキお手入れ…。

髭はあいかわらず、わしゃわしゃと、
元気に生えてくる。

あらゆる身体機能が、確実に退化傾向にある中で、
この「髭」だけは、憎らしいほど堅調に生えてくる。

ただ、頭髪に白髪は殆どないのに、あご髭には
白いものが目立つようになった。

私は、元々「童顔」で、渋さの欠片もない顔なので、
これ幸いと、この白髭を活かしつつ、すこし前から
髭を生やしたままにすることにした。

「無精髭」という言葉があるけれど、
断じて無精などでは、髭はキレイに生え揃わない!。

とても注意深くカミソリを入れて、各パーツを剃り上げ、
さらには、盆栽に調整を施すがごとく、念入りにハサミを入れ、
カットするのであるから、とても無精では有り得ないのだ。

ただし、時々、髭剃りを手に持ちつつ、

「なぜ自分はこんなシチメンドクサイ事を敢えてしてるんだろうか?」

そう自問自答すると、急にバカバカしくなって

「やめたやめた!もうやめじゃい!」

そう言って、シェービングクリームを顔全体に塗りたくって
一気に全部剃り!….なんて、これまでの人生の中で
もう何十回も繰り返している。

たぶん今回も結局はそう成ると思うけれど、まあ今のところ、
朝、出勤前の時間に余裕がないとか、そういうことが一切ないので
当面は続きそうな感じだ...。



この一見平和そうな日本にあって、
アリスクーパーとかミートローフとか、あと、思い付かないけれど
(Gaga様も仲間か??)、過剰にグラマラスな見た目と、
ちょっと盛りまくり&塗ったくりな暑苦しい系音楽を、
どれだけの(Why?)ジャパニーズピープルが嗜好するかというと、
これがとっても困難そうに思えるし、そもそも自分もあんまり興味がない…。

ところがなぜだか私は昔っからこの唄が、喉の奥の方に引っ掛かり続けてる
小骨のような感じで、思いもしない局面でヒョイッと顔を出しては、
いちいち足跡を残し、風のように去ってゆくのだ。

実は初めてお金をもらってバンドスコアを立ち上げた曲が、この曲だった。
(業界ではこれをアレンジと言う…ただの採譜=コピー譜なのだが
 実際の録音にはないピアノや、サックス(B♭とE♭とCの3種類)
 なんかも、でっち上げねばならない)

ただしスコアは提供したけれど、自分のバンドではなく、
某男性歌手さんのバンド用だったから、自分で演奏することはなかった。

ただ、初めてお金をもらった印象はとても強くて、
後年、シンセサイザーやマルチトラックレコーダーを多数買い込んで、
自宅録音趣味を始めた、その記念すべき1曲目も、やっぱりこの曲だったのだ
(唄いまくったゼい)!。

そう言うわけで、なんだかんだで結局思い出の曲に心ならずも
その名を連ねてしまうのがこの曲…ということになるわけで、
仲間からも、「Pちゃん(仮名!)と言えば、この曲の印象強いんだよなあ…」
と、迷惑にも言われ続けるのだった。

Alice Cooper - No More Mr. Nice Guy

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

うたかたのコンプライアンス

DSC02696s1.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

信楽の手水鉢…。
自分が現役の頃なら、間違いなく衝動買いしてたな。

もちろん家族からは大ブーイング…。

「いいんだよ、俺が毎日これで顔洗うんだから!」

既に少し後悔している….。

そんなことも、今はもう、なんだか

「うたかた」…

そんな感じだね…。



近頃、どこかの贅沢過ぎる知事だの、
パナマぺーパーズだの…

「倫理的にはアウトだが、法的にはセーフ」

「だから文句あるか!」

ってな、馬鹿げた屁理屈がまかり通っている。

麻薬はアウトだが、脱法ハーブ...あらため危険ドラッグなら
法的にはセーフじゃ、文句あるか!….そう言って開き直り
ヨダレを垂らしながら悪びれてるバカ男のようにしか
私には写らないのだが、世間には、法的にセーフなのだから問題なし!
って、シタリガオで言い切る言論人、文化人も少なからず居るし、
はっきりと擁護するテレビ局やメディアもあるのが
ただただ空恐ろしい。

まあスポンサーとかパトロン絡み…
そんな感じなんだろうな….醜いね。

そもそもコンプライアンスとは法令遵守の意味だが、
ニュアンスとして、法令を守ってればそれでよし…
ではなく、法令の精神をきちんと理解して、
天地神明に誓って公明正大を信条とする。

法令の成り立ちや精神から理解してるから、
グレイゾーンなんてそもそも有り得ないし
会社全体にそう言った正しい姿勢を行き渡らせる。
そういう崇高な意味合いがある。

まずは重加算税をきっちり納めてから、釈明したいなら
すれば良いし、ホテル代やタクシー代もきちんと差額支払ってから
「いやあ、法的にはセーフなんだがなあ…」と
釈明するなら、ここで初めてその是非や、役職者の矜持を
問えば良いだけの話だ。

悪意とウシロメタさが支配する中で仕事したって、
良い仕事なんかできないし、第一ちっとも面白くないと思う。
公明正大が一番「楽」で「安心」で、能力を
いかんなく発揮出来るのにね。



デッドを初めて聴いたのは中学2年の時だと、はっきり覚えているけれど、
まだ自分は幼な過ぎて彼等の魅力を発見するに至らなかった。
高校の時にも数枚のアルバムを借りて聴いた。
貸してくれた人は、大体大学生か社会人で、高校生の私に
皆口々にこう云うのだ。

「これが世界最高にして最大のバンドの音だ」

「ロックの最高峰だ!心して聴け!」

しかし、阿呆な高校生の私には、この独特のユルさが理解出来ない。
何が良いのかさっぱり分からない…。
これが正直な、当時としてイッパイイッパイ、
私の拙すぎる感性なのだった。

数年して、私は音楽で生活していたその頃に、
何かのきっかけで、デッドのアルバムを数枚聴く機会があった。
突然神経にピクンと来て、次にゆっくりジワジワと、
ユルいが規模の大きな衝撃が走った。
何だこの凄さは、なぜこれまで理解出来なかったのだ!
凄い、凄すぎる!

そのとき聴いてたのが、Blues For Allahっていうアルバム。

これを聴いたのは初めてではない、高校生の頃、
確かに聴いていた…でも理解出来なかった。

すぐにジェリーガルシアの不思議なスケールの虜になった。
絶妙なはずし方が、ちょっとクセになるくらいの快感で、
よく真似をした。

そうしたわけで〜AllahからA面頭の 一部をちょっとだけ。
ずっとメドレー形式になっているので、これでアナタももし
引っ掛かりがあったならば、出来れば、続けて片面だけでも、
通して聴いてみて欲しい。
紫の煙の素なんて、一切必要ないから…!

Grateful Dead - Help On The Way - Slipknot!

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

命日の夢想

DSC02953s1.jpg
Jupiter9 8.5cm/2(U.S.S.R.-1957)

本日は、父の17回忌。朝から寺へ。

今年は昭和でいうと91年…
つまり昭和91年ということになるのだそうで、
だとすれば父も、生きていれば91歳ということになる…。

父は、北の果ての秋田にあっては、あまりにも
秋田弁が不自然で、酒は一滴も呑めず、
それゆえ友達も殆ど居なかった。

ごくごく普通に頑固で寡黙な昔気質で、
真面目以外に概して面白味もなく、
喜怒哀楽もあまり表には出さないような無骨の人。

本人はあまり語らなかったが、それでもナカナカ
壮絶な青春時代を過ごしている。

そして長いこと謎だったのが、
20歳から25歳くらいまでの空白…。

実は最近、菩提寺の住職にその間の経緯を
初めて明かされ、知ることになるのだ。

東京生まれで横浜育ちの父が19歳の時に、
既に亡き父(私の祖父)の本籍地なだけの
兵庫県加古川市に招集され、フィリピン戦線に向うべく
鹿児島で輸送船を待つのだが、既に太平洋戦争最末期、
途中で沖縄戦線行きに変更されるものの、
船はことごとく米軍の攻撃で殲滅され、
結局鹿児島待機中に終戦。

徴兵検査の時、前年に非業の死を遂げた父の父、
その事情を知る検査官は、父をあえて失格にする
手筈となっていたらしい。

ある意味、父もまたプロレタリアートな「不穏分子」..
と見なされていたのかもしれない。

しかし祖父の生きてきた大正デモクラシーの時代と
父が過ごした軍国日本では、やはり思想も違ってくる…。
父は「お国のため」と、検査合格を懇願したらしい。

大混乱のさなかに、列車を乗り継ぎ、帰京したが、
家は東京大空襲で消失していた。

そして父の歴史は、不意に5年ほど飛んで、
唐突に秋田の会社に技師として就職し、やがて結婚する…。

ここからが住職の話...

父が、鹿児島から、大混乱の中、途中広島で
土木工事の手伝いなどしながら、半年掛けて東京に戻った
その間に、結核を煩ったらしく、そこで唐突だが、
縁者を頼って、秋田県のサナトリウムにいたらしい。

生前の父に私は何度も、「なぜ秋田へ?」
という疑問を投げかけたのだが、
父はいつも、はぐらかすように、
「だって秋田は米がおいしいから…たらふく食えるし」
そんな感じだった。

本当に結核だったのか、今となっては被爆?という推測も
成り立つけれど、それはもう薮の中…いずれにせよ、
最後は肺気腫だったから、やはり肺に弱点を抱えていたのは
間違いないところだ…。

命日くらいは、故人の生き様に思いを馳せるというのも
大切なことだろうと思うのだが、はたして自分のこの
他愛ない人生に思いを馳せてくれる人など居るのだろうか?

居ないなあ…まあ、仕方ないね…である。



高校に入ってすぐに仲良くなったT君は、
それまで私の周りには居なかった生粋の
「アメリカンロック好き」。

最初の会話が確か「CSN&Y」の中で誰が好きだい?
と聴いてくるので、

「もちろんニールヤングさ」って答えると、T君は

「それは狡い!そう言うときは、ニールヤング以外ならダレソレ!
 そう答えるのが正しい、で…誰が好き?」というので

「ニールヤング以外なら…スティルスかな…」と答えると、

「君は見込みがあるね。センスがいい。」

後で知るのが、彼は誰よりもスティーブン・スティルスが好きで、
殆どスティルス周辺に人生を捧げちゃってる感じで、
彼の新グループ「マナサス」への熱狂は本当に凄まじかった…
以後、彼ほどの熱烈なスティルスファン、いや彼ほどの生粋の
アメリカンロック好きには会ったことがない…。

なにしろこの周辺、アメリカンフライヤーやら、エリック・ジャスティン・カズ、
ジョン・サイモン、ジェシ・ウィンチェスター、ジェシ・コリン・ヤング、
ボビー・チャールズ、ロッド・テーラー、エリック・アンダーセン、J.D.サウザー
そしてザ・バンド周辺...
まさに生き字引、知らないことはなかったなあ…。

強烈なブリティッシュオタクもその後現れるから、
自分って人間は、そう言う人達との関係性で成り立ってんだなあと
あらためて思うのだ。

今どうしているかは全く知らないけれど、
今、急激に彼に会いたくなったなT君…。
Manassas - It Doesn't Matter


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

そして平穏な日々が...

DSC06985s1.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

近頃の私と云えば、なんてことない時間が、
なんてことなくゆっくり過ぎてゆく毎日を
何となくボヨヨと過ごしているけれど、
わりと波乱に満ちた人生を過ごした時期も
確かにあったように思う。

人生観が変わってしまうほどの酷い事件に
遭遇してしまうことは、さすがに人生において
そう頻繁にあることではないけれど、
不幸にも何度か経験してしまう自分というのは、
やはり日頃のオコナイが相当悪いか
あるいは何かの因果か…そんなとこだろう。

年号が昭和から平成に変わる頃に、
かなり周到で大規模な「取り込み詐欺」に遭った。

まさにテレビドラマなら1クール=3ヶ月間=全11回完結
という極めて短くて、忌まわしいストーリーの、
私の役はもちろん、騙された側の間抜けな担当者A…。

詐欺グループは主要メンバーが4人。
約束手形の決済期限の90日の間に、商社や問屋さんらを騙しに騙して
数百億円相当のサマザマな商材を掻き集め
(何故か京都の茶葉屋さん、花火屋さんから、車輌、ブランド服、貴金属類まで)、
手形決済日前日に忽然と姿を消すのだが、
ここまでは典型的というか、絵に描いたような
普通の「取り込み詐欺事件」。

彼らの周到なところは、ここにまた一手間加える周到さ。

一旦は行方不明になっていた「社長役」の、
いかにも善良そうに見えた初老男が、
突然、弁護士(本物)とともに裁判所に出頭し、
個人破産手続きを申請したことで、詐欺事件は
突如、普通の「経営破綻要件」と変容した。

どういう事かと言うと「刑事犯罪」な「詐欺事件」など
存在せず、普通に「企業倒産」があっただけ。

つまり、社長役の他、詐欺グループの面々は、
指名手配される事もなく、当然、見つけても捕まえられないし
告訴も出来ない…。さらに返品も返済も、それら一切が
公的に免除される…。それが日本の法律なのだ。

過去に何度か、当ブログでその「詐欺」の詳細を書きかけたのだが、
あまりに詐欺のディテール部分が細かく周到過ぎて、
その全貌を説明するには、それはもうブログという
枠を超えてしまうような相当の長文になってしまい、
結局は自分の拙い文章力では小気味好く表現することが
出来ないまま、今に至っている。

ある日突然、オフィスに謎のFAXが舞い込むところから
悪夢は始まる。

「当社はG県G市の総合卸売商社。今般商社業務の大幅拡大に伴い
貴社の取り扱い商材を大量に購入したい旨、至急当社にて商談希望」

「なんか不気味だね…」
「やばいんじゃないの?」
「でも、イベント中止でキャンセルされたこの膨大な在庫が
 きれいに捌ければラッキーなんだがなあ…」
「でも、やっぱ怪しいな、詐欺じゃないの?」

既にこの時点で、真実は皆、突いていたのである。

そうして、数日後にたまたま大阪出張があった私に、
ついでに G市に寄ってみてさあ…オマエさんの好きな
有名な歓楽街も近くにあるみたいだし…。

危険なオハチは、やっぱり私に回ってくるのだ。

まあ様子だけ捜って来るさ…。

アポイント通りにG市の本社に着くと、思ったより遥かに巨大な
ロジスティック施設があって、ラグビー2チーム分くらいの
キチンと社名入りの作業ジャンバーを着たガタイの良い若者達が、
威勢良く荷捌きをしていた(当然エキストラのバイト)。

異常なほどの活気と、大手百貨店の荷捌き場並の、
もの凄い物量に圧倒されつつ、
やがて社長、専務、営業部長の主要キャスト3名が
私の前に現れ、カーゴ用エレヴェーターで倉庫の奥の
社長室に移動し、商談が始まるのだ…。

その商談の間も、超絶美人の秘書さんが、頻繁に出入りして
「数千万円決済の社長承認印」を取りにきたり、
バンカーが現れては「じゃあ軽井沢開発用地の件、よろしくです…」
などなど、小芝居のその一つ一つが、すべてフェイク!と思えば、
何やらご苦労さんな気もするが、まんまと私は動かされてしまうのだ。

取りあえず軽く取引始めてみましょう...

と、いうことで、第一回目の取引が決まった。

なんとあの頭痛の種の難物在庫品1000万円相当を
すべて買い取る!というのだ。
(中止になった博覧会のロゴマーク入り!?)

しかし「疑い」は全く晴れてない。
今回の初回取引も300万は現金だが、残りは90日の約束手形だと言う。
直ちに民間調査機関(帝国データ某)と取引銀行に調査を依頼した。

意外にも解答はどちらの機関も「良好」…。
業務実態が不明ながら…経営状態は良好??

当然である…主要キャストの4人目が、その詐欺会社の
メインバンクの担当者(本物)だったわけで、
あらゆる調査電話は、彼の元に全て一元集約されていたのだった。

第一回 終…次回不明…。



ローリング・ストーンズは、ドナルド・トランプに
選挙戦のイベントで自分たちの楽曲を使うのをやめるよう要請したそうだ。

対象となった曲は、“You Can’t Always Get What You Want(無情の世界)”と
“Start Me Up”…2月にもストーンズ側は警告し、非難声明を出していたらしい。
 
トランプ陣営には、他にもアデルとスティーブンタイラー、
ニールヤングもRockin' In The Free World、
そしてR.E.M.のマイケルスタイプも、
It's The End Of The World As We Know It(and I Feel Fine…)
「世界が終わる日」の不正使用に異議を申し立てている。

そう言うわけで、R.E.M.を今日は久々に聴いてみたい。

「知っての通りこれが世界の終わり とってもいい気分」

そんな意味だろうか?

トランプはどこが気に入って、自らの出囃子にこの曲を採用したのか?
彼のキャラクターからすれば、断然トラクターに跨がって
高らかに唄う感じの「カントリー&ウェスタン」が
最もふさわしいと思うんだがなあ…。

映画「ブルースブラザーズ」の影響で、「保守/ コンサバ!」っていうと、
どうも ♫ローリンローリンローリン…ローハイド!
を、条件反射的に思い出してしまう…。

あくまでも私見だが、アルバム「GREEN」で、R.E.M.
は音楽的頂点を迎えるのだと思うけれど、この曲は、
まさにその直前の、異常なほどの高揚感と言うか、
余計な贅肉のない、研ぎすまされた尖り具合やら
勢いがなにしろ凄まじくて、美しい。

案外、トランプ陣営、そうした意味で政治センスは知らぬが、
音楽センスは、ナカナカ…と、言えなくもない…。

頂点に達してしまうとね、後はゆっくり坂を降りるだけ。
突然急転直下で転げ落ちるヒトが殆どだけど、
何十年もかけて、ゆっくりゆっくり慎重に足場を確保しながら、
時には若手の勢いを利用し、場合によっては蹴落としても、
自分は着実に降り続けてるロートルなロックスターも少なくなくて、
それを「熟成」といって有り難がり、神様のように拝んで、
コンサートに大金払うヒトも多いけど、
自分はゴメン被りたいなあ。

R.E.M. - 「世界が終わる日」
It's The End Of The World As We Know It (and I Feel Fine…)


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

鯉のぼりとワンルームマンション

DSC02876s1.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

雨あがりの鯉のぼり…
よくみたら、奥の方にも別の鯉…。
この地区の鯉のぼり密度の高さ!
素晴らしいね!



睡眠時間を削り、神経をギリギリまで追い込むような
多忙さなのに、何故だか極貧生活を強いられる
バンドマンという仕事をスッパリと辞め、
超中途採用のサラリーマンに転身した2年目に、
私はまだ牧歌的香りが漂う、東京練馬区の
とある街の駅前に、新築ワンルームマンションを購入した。

「家賃払うより買っちゃった方が安上がりなんだぜ!」

そう主張し、私にしきりに購入を勧める、うるさ型の
先輩がいただけの、ただそれだけの話。
あとは毎日オフィスに現れる、銀行の外交員さんが
全てやってくれた。

ところが、そこに1年も住まないうちに、
家族が増える自体となったことで、手狭なワンルームを
ほぼ返済金と同額の家賃で会社の後輩に賃貸し、
私らは、もうちょい広い間取りのマンションを
借りて移り住み、さらには新たに購入したりするのだ。

数年して「不動産バブル」というのが起こって、
ワンルームマンションは、購入した金額の3.5倍くらいに
価値が跳ね上がって、あちこちの不動産屋から
「売ってくれ!」の大合唱。

ところが、既に会社を辞め、後輩ではなくなった
その男が「引っ越し」する気配もないし、それとなく
「売っぱらうから、契約延長出来ない」的な
予告をするのだが、一向に動く気配がない。

それでも、このバブル景気が、ある日ある時突然終了する!
何て努々思ってないから、「まあいいや、そのうちで…」
と悠長に考えているうちに、バブルは見事に破裂して、
言葉通り、泡と消えてしまった。

そして相変わらず住み続けるその男…。

あれからもう何十年経ったんだろう…

しかしてその男は、未だに住み続けているのだ。

今となっては結構有り難くて、もはや契約更新料も
何もないけれど、昔通りの家賃をきちんと振り込んでくれるから、
私は相変わらずこんな状態だけれど、東京の家族にとっては、
しっかりした生活の足しになっているのは事実だし、
有り難いとさえ思う。

家人の話だと、彼は吉祥寺だか三鷹だか忘れたが、
小さな居酒屋を営んでいるらしい。

なにしろ昔から寡黙で朴訥な男で、
当人は一切余計な話はしないが、マンションの
管理会社辺りから漏れ聴こえてくる情報が全てというのも
なんとも頼りない話だけれど、
彼にもし何か災いがあったなら、
我々はきちんと彼に協力してあげよう。

そう誓いをたてている。
もちろん彼は知らないことだけどね。

DSC02833s1.jpg



94年のことらしい…。家人が突然
「ローラニーロの来日公演に行きたい」
そう言い出した。

当時のローラニーロと云えば、既に引退表明のような
声明も出していたようだし、体調も悪いらしくて、
コンサートのキャンセルやらなにやらトラブルも多くて、
評判も芳しくない…そんな時期だったように思う。

だからもうとっくに「おわこん」な歌い手…そんな風に
うっすら考えていたから、そうかローラニーロ来るのか….
もしかしたら、これが最後のチャンスかも…
咄嗟にそう思ったのだが、それが本当になろうとは…。

渋谷ON AIRの東だか西だか忘れちゃったけど、いずれにしろ
まだあまり一般的ではなかったオールスタンディングという形式…。
実は少し前に、同じ会場でSandiiさんのライブで経験済だった。

ステージには、電子ピアノが1台…ほかに楽器は何もない。
これでライヴをやりきるのか??。

しかも、なぜ電子??ってずっと考えていた…
落ちぶれた?とはいえローラニーロだ!。
あの66年のモンタレーポップフェスで衝撃デビューした、
あの天才R&B少女にしては、あまりにも扱いが
ショボいんじゃないだろうか??。
主催者はグランドピアノを用意出来なかったのか?。

そんなことを考えていたのだが、歌が始まったら全て吹き飛んでしまった。
ところどころカスレはするけれど、ほぼ往時と変わらぬ元気な歌声に
圧倒されっぱなし。

もはやローランド社の電子ピアノ1台の心許なさなんてすっかり忘れて、
見事な、そして彼女の有名曲ばっかりの素晴らしいステージに
完全に魅了されていたのだった。

そしてこの曲が始まる頃はもう、私は涙でぼろぼろ。

後年、この時の実況録音盤が発売された。
宝物が一つ増えた…そんなヨロコビに打震える私だったが、
やがて訃報が…。

Laura Nyro / Wedding Bell's Blues(Live In Japan)



にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

ちょっぴり哀しい昭和のGW

DSC06991s1.jpg
Carl Zeiss Jena 'Flektogon' 2.8/35 (1964)

全国大陶器市 @ 秋田市・エリアなかいち にぎわい広場
5月8日(日)まで (各種クレジットカードOK)

信楽ブース(?)のおやっさんに

「写真...いいっすか?」

って尋ねたら...

「宣伝してくれるんなら、いいよ!」

と、快諾してもらった。

ちゃんと約束は果たしたからね!
ウルトラ微力だけど…。

それにしてもだ…やっぱり他人とは思えんなあ….?
こいつら…。



最盛期でも社員が70人に満たない、
中小零細な貿易商社勤めだったからか、
若い頃から「有給休暇」という権利の、
その概念すら理解されない環境に身を置いていたから
ゴールデンウィークは常に「暦通り!」。

土曜日が休日!っていう概念すら
まだ存在しない時代で、
そもそも2連休さえ滅多にないから、
たぶん最大で3連休程度が精々とはいえ、
それだけでもう充分に黄金で素敵なウィークを
長年過ごすことになるのである。

そういうわけで「家族旅行」といってもGWは、
駅伝なら走っていける程度な
近場の温泉地一泊旅行が精々。

しかしそんなささやかで、貧相きわまりない
休暇の過ごし方も、家族サービスなら充分に合格点な、
ちょっぴり哀しい、
昭和のゴールデンウィークの姿であるのだった。



今宵は絶頂期のエコー&バニーメンである。

当時はバニーズU2が、実際には何の接点もないのだが、
どちらが伸びるか?的なライバル関係が、取りあえず
ファンの間に存在して、同時期にアルバム3作をそれぞれが
リリースした頃に至っては、バニーズの方が数段上なんじゃあないか?
いやいやU2だって、あのリリーホワイトが仕掛けてるわけで、
充分に意欲的で負けてないぞ!!

そんな実り多い、幸福な時代だったなあと思う。
なにしろアルバムごとに双方とも急成長して、
次はどうなるんだろう?って期待感で充分幸福だった。

ところが互いにだが、4作目辺りから、少し落ち着いた感じで
大人しくなってしまった。U2の大人しさは、巨大なアメリカ市場に
ターゲットを絞った「大人指向」であったのに較べ、
バニーズの方は、とても内向きな方向性で曲を深化させる
という感じで、双方はまるで真反対な方向に歩み始めたのだ。

ブライアンイーノやダニエルラノワ辺りの、時代の寵児と言うか、
とてもトレンディなプロデューサーを雇い入れ、
メジャー方向に突っ走り、グラミー賞なんかも手にするU2に対し、
敢えてセルフプロデュースで打って出るものの、
あまりに内向的で、みるみる評価を下げ続け、
やがて崩壊を余儀なくされるバニーズ…。

そういうわけで、やっぱり私は、そんなグタグタなバニーズが好き…。
Echo & the Bunnymen - Do It Clean


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

該当の記事は見つかりませんでした。