ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
MENU

珈琲が好き

angenieuxs2.jpg
P.ANGENIEUX 45mm / f2.9 (1949)

もやっとした感じが、アンジェニュー的ヌーベルバーグ??

まだ学生だった頃に知り合って、結局以後30年も、
親しくさせてもらった、東京・銀座の友人宅に、
学生時代は頻繁に…それ以降もたびたび遊びに行っては、
彼と彼の家族には本当にお世話になって、
その恩は、一生かかっても何らかの形で返さないといけない。
そう心に決めていたのだが…

今はもう私は秋田だし、簡単に墓参りにも行けない…。
まさに痛恨の極みというものだ。

彼は、高校生の頃からのスタジオミュージシャン(ベーシスト)。
誰でも知ってるようなヒット曲に多数関係していたが、
彼が偉いのは、当初から...

「大学を出たら音楽稼業からはスッパリ縁を絶ち、家業を継ぐ!」

と公言し、そのとおりに行動した。

一方、音楽趣味をやめたわけではないし、
何人もの音楽評論家が、彼の元に情報を仕入れにくるぐらいの
英国音楽の情報通だけに、相変わらずレコードは
毎月膨大な枚数を購入していたから、
貧乏な私は、あしげく彼の家に出掛けては、
ちゃっかり未体験の新しい音楽なんかを、
片っ端から聴かせてもらったあと、
まだお互いに酒を酌み交わす習慣はなかったから、
いつも彼の家の隣にあった喫茶店に行っては、
ミルク珈琲を何杯もおかわりしながら、
夜更けまで音楽談義をするのが、まあ日課というか、
定番だった。

喫茶店は「千里軒」といって、アンティークというよりは
戦後すぐに建ち上げた感じの、小津安二郎の映画に登場するような
良くも悪くも「昭和」で「銀座」という風情の喫茶店。

「銀座で2番目に古い喫茶店!」
白シャツに黒ベスト、黒い蝶ネクタイにチョビ髭のご主人が、
そう話してくれた。

「銀座で2番なら、日本でも2番…じゃないんですか?」

と尋ねるが、いつもチョビ髭マスターは

「ウ〜ン、それはどうなんだろね…?」

と、簡単に断定は出来ない…そんな佇まいに、
それ以上突っ込んで質問することは出来なかった。

私は同時に思うのだ…
「では銀座で一番古い喫茶店って…何処なんだ?」

今ならササッとググれば、瞬時に答えは出てくるんだろうが、
それが判明するまでには、実に20年くらい掛かってしまった。

しかも、私は頻繁にその店で「歴史ある珈琲」を
実に無自覚にガブ飲みしていたりする…。

カフェーパウリスタ…。

日本最古のカフェで、文壇や画壇、草創期の映画界の
人々など、時代の最先端の感性に愛されつづけたカフェ。

「銀ブラ」というのは、「銀座をぶらぶらする」ではなくて、
「銀座でブラジル珈琲を嗜む」が縮んだ「粋人達の言葉」だと
主張する向きもあるようだ…。

広辞苑的には単たる風評のようだが…
広辞苑なんてそもそも無粋の権化でしょ?

1978年にはジョンとヨーコ夫妻が、三日三晩通って、
伝統の珈琲「パウリスタオールド」を賞味したと言う。
(今の店長さんが、直接お願いしてサインをいただいたそうだ)

「千里軒」は、とても残念なことに、現在は経営者が変わり、
カラオケボックスに身をヤツしているが…かろうじて「屋号」
だけは残している。逆にそれがちょっと痛々しいのだが...。

一方、カフェパウリスタは現在も銀座で営業中。

懐かしいなあって私が呟いたら、家人が早速出掛けて
送ってくれた…。

何だかとっても嬉しかったな。

なんとしても、友人の墓参りと、カフェ・パウリスタで
「パウリスタオールド」…実現せねばね。

DSC04765s.jpg



久しぶりに昨夜はニールヤングを聴いていた。
好きなアルバムっていうのは、実は日々変わる。

しみじみしたい時もあるし、破壊的にうるさい曲を
聴きたい気分のときもある….。

「〜ゴールドラッシュ」だったり、「時は消え去りて」、
「今宵その夜」だったり…「ズマ」も「渚にて」も好き。

私が中1の時に、秋田放送ラジオのロックの公開番組で
大学生バイトDJのお兄さん(この方も亡くなられたと最近訊いた)が、
ある日、ギターでこの曲を唄ってくれて、私は何だか
異常に感動したんだけれど、ニールヤングの唄ってのは
分かったんだが、タイトルが分からない。
その翌年あたりに、CSN&Yの2枚組のライブを偶然借りれて
聴いてたら、突然この唄が出てきて、まあ感動の再会だね!

そうしたことがあって、私の中ではニールヤングの数多ある
名曲の中でも、これは特別な1曲=名曲中の名曲でもあるのだ。

Neil Young - Cowgirl In The Sand

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

スポンサーサイト

歴史の過程

DSC04615s5.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

良いとこなしのダメダメ写真だけれど、
この日は何だか、若者が弾けて躍動する姿…
みたいなモノを写してみたいなって
心に決めてた。

写真自体は、自分の腕の拙さから、
決して思ったような感じではなかったにせよ、
イメージした通りの、素晴らしい躍動を
見せてくれた、被写体の彼らに感謝したい。

ホントはもっと大胆に、ブレブレの絵を
撮りたかったんだが…。

ヤートセ秋田祭…
最初に観たのは、そんな昔のことじゃあないけれど、
そのときはまだ学園祭ノリの、内輪ウケというか、
演者側が、踊りとコスプレで愉しめばそれで良し!?
的な、とても稚拙なイヴェントでしかない印象だったけど、
今じゃあキチンと歴史と伝統を踏まえた

「ウチら、遊びでやってんじゃねえんだよ!」

とでも言いたげな、もはやプロ演技集団な
よさこい団体も随分多くなって、
誇り高い「地元の祭」に、徐々に成長してゆく
歴史の過程を、じっくりとロールプレイングで
愉しませてもらってるような
そんな心地良い感じがした。



元々は交通事故で大怪我をしたボブディランの保養先というか
隠遁先の、田舎町の「ピンク色の大きな小屋(?)」に、
本来バックバンドのホークス(後のザ・バンド)の面々も集まって、
寝食を共にしながらセッションし、結局そこでディランの
地下室 Basement Tapes」….そして、ザ・バンドの
デビュー作にして大傑作「Music From Big Pink
が誕生した「ビッグピンク」があるのがウッドストック(村?)。
(実際にはMusic From Big Pinkは別のスタジオで録音されているが
 曲想やリハーサルはビッグピンクでということだろう…?)

その後ビッグピンクがどうなったか知る由もないが、
同じ町(村?)にディランのマネージャーだった
アルバートグロスマンが、ベアーズビルレコード(Bearsville)と
同スタジオを開業。

レーベル傘下のジョンサイモンやジェシウインチェスター、
ボビーチャールズ、ポールバターフィールド一派やザ・バンド一派、
そして、当初はスタジオエンジニアだったトッドラングレン等々、
「ウッドストック(ベアズビル)一派!」を形成するに至って、
アメリカ音楽界には、とても味わい深い、
魅力的な一大勢力となった。

そんな彼らが、自らのテーマソングのように、
カバーし合って歌い継いでいるのが、
この「Small Town Talk」…。

もともとはザ・バンド解散直後のリックダンコが、
ボビーチャールズのアルバムの為に書いた曲。

ボビーとウッドストックを象徴する曲でもあるから、
リックの最初のソロアルバムで初出のこのテイクも、
堂々たるオリジナルであるのに、どちらかと言うと
とっても遠慮気味な「セルフカバー」と言う感じ。

なにしろたくさんのアーティストがカバーしている
名曲中の名曲と言われながら、この時代、

♫ウェルカム・トゥ・ジ・ホッテル・カーリホーニャ…

このギトギトなドギツさに、アメリカの良心とも言うべき
この時期のキラ星の名曲達が、全て吹き飛ばされてしまった。
ウッドストック界隈に限らず、久々にアメリカンミュージック
大豊作時代だったのにね…。

そういうわけで「ホテル某?(三日月ではない!)」の
何十倍も個人的には回数聴いてる(もちろんいろいろな人のヴァージョン)
アメリカの良心….(リックダンコはカナダ人だけど)??
スモールタウントーク」。

実はココでこの曲をレコメンドするのも3回目!

最初はボビーチャールズ版、2回目はベターデイズ版、
そして今日は、リックダンコの“控えめな”セルフカバーヴァージョン!
(あくまで本命はボビーチャールズ版!)

Rick Danko - Small Town Talk


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

愛と平和...

DSC04533s1.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

鮪の解体ショーに出くわした!

競りの勢いについつい呑まれて、
赤身のサクを、ついつい1000円也で購入…
もちろん美味しくいただきましたよ!



サマーフェスの代名詞「フジロック」のディベートブースに
今年はSEALDsの奥田某が登壇することになったらしいのだが、
(アトミックカフェトーク/津田大介らと対談…たぶん原発問題)

「ロックに政治を持ち込むな!?」

とかいう、とんでもなく見当違いで間抜けなクレームで
大混乱してるそうだ!

全く馬鹿げている!。

右だろうと左だろうと、目指すところはトドノツマリ

「愛と平和」!。

意見の違いなんて、大したことじゃない。
要は許容と寛容の心を磨き合いながら、
きちんと思うところを主張し、
相手の言うこともよく聴いて
議論して、突破口に近付いてこその「愛と平和!」。

その媒介が即ち「ロック」!。

それを、ある意味ロックの故郷たる国の元首は、
大した議論もせず、脱退派の意見に耳を傾けることもないまま、
論争を政争の具に使って、その結果、反対論をこれで完全に
封殺できると高を括り、強引に国民投票を始めたら...
見事に敗退。

たぶんロックなんか、ホントはうるさいから嫌いだ!
あんな陳腐な平和主義など、クソクラエだぜ…
馬鹿者どもと話し合うなんて時間の無駄…。

そんな人間なんだろうね。

今後怖いのは、これに追随して共同体から抜ける国が
増えてくる…って、今回のことを正しく予測できなかった
学者や評論家がエラそうに語る.。

そんなことよりも、心配なのは…
取り返しがつかないことの連鎖。

大統領になってはならない奴がなってしまう。

そして、なんとしても歴史に名を残したい
愚かな男の野望に乗せられて、
変えてはイケナイ憲法を変え、
国民自らパンドラの箱を再び開ける…。

憲法に指一本触れてはならないなんて思わない。
矛盾や杞憂があるなら、きちんと問題提起して
真摯に、時間をかけ、根気よく議論して、
良い方向に導ければよいと思うが、
そもそも、そうした国民の自由闊達な思想や
議論の権利まで制限しようとする、
悪い冗談としか思えない現在の「与党改憲草案」は、
断じて容認できない。

ロックに政治を持ち込むな…だってさ?。

そのうち、選挙に政治を持ち込むな!
平和を語るなんて、そんなのつむじ曲りの
危険思想だ!
テロリストだ!?

なんて言いだすんじゃないのかね?



…とは言えだ…私個人は、しょうもないほどの
ロック好きには違いないけれど、フジロックなんて、
とんと縁がない世界のお話…。

そういやコンサート自体も全然…
ああ、この前、お寺の境内で「あがた森魚さん」
…聴いたっけな…良かったなあ…「♫大寒町」。

さてどれどれ、行きゃあせんけど…今年は誰が出るのさ
フジロック…。

ほう、「はちみつぱい」...
再結成でご出演かあ…

そういや大昔の夏休み、
親の許可をどうしても得られなかったが、
それでも内緒で挙行した、
福島の郡山までのショートトリップ。

ところが、夜、帰りそびれてしまって、
その日は野宿。

親は、行方不明だ家出だ!で、大騒ぎで、
もちろん大目玉を食ってしまった。

友達と二人で、ワン・ステップ・フェスティバル(郡山)
ってのに、大トリのオノヨーコさんを見物しに行った夏。

まだ子供で、大人の…別居中の夫婦の機微なんて
全く知らないから、もしかしたらサプライズで
ジョンレノンも来日していて、こっそり物陰から
様子をうかがいながら、その時が来たら
突如の飛び入り参入で、「イマジン」と「平和を我らに」
そして「カムトゥゲザー」の大合唱…
そんなドラマチックで歴史的な瞬間を
逃してなるものか!…。

まったくお門違い過ぎる妄想を抱いてしまったものだ。

そして同じ日の昼間のステージ、
思いのほかのんびりした雰囲気の中、
「はちみつぱい」のステージを観た。
やけに地味な兄ちゃん達が、
やっぱり地味にボソボソ唄ってた…
「♫大寒町」…。

お寺の境内の3メートル先で、あがた森魚さんの
大寒町を久しぶりに聴いて、不覚にも目頭が熱くなってしまった。
やっぱ、歳なんだね…。

大寒町…「はちみつぱい」のデビューアルバムに入ってる曲だけど、
後継のムーンライダーズ時代もきっちり録音され、
シングルもリリースしてた(鈴木慶一氏の弟の博文氏作の名曲)。

♫おおさむまちにロマンは沈む
 星に乗って銀河を渡ろう
 可愛いあの娘と踊った場所は
 今じゃ場末のビリヤード

ムーンライダーズ - 大寒町


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

こだわらないこだわり

DSC00501S1.jpg
Carl Zeiss Planar 50/1.8 (1973)

パソコンのキーボードに、禁断の液体(珈琲)を零してしまった。
大した量でもないので、さほど気に留めなかったのだが、
少し時間が経つと、ある特定のキーが、
全く反応しなくなってることに気がついた。

まあそれでも、案外「再起動」すれば、
何事もなかったように作動したり...するよねえ…
なんて、まさかそんなオノレの楽天性を恨む時が来ようとは
そのときはまだ考えもしなかった。

再起動…昔から聴き慣れてるメロトロン音がジャ~ンと
実にローテックに鳴る。
パワーマック初号機から一貫して、全く変更する様子もない
マッキントッシュのプログレッシヴな起動音…
相当の頑固者…好きだね、こういうコダワリ。

続いて…さてさて、そうかそうかパスワードね…
ん?、あっ…パスワードのうちの1文字が打てない…。
あれあれ、ってことは起動しないじゃない!…あああ。

APPLE純正のマッキントシュ用キーボードは
現行品が何種類かあるけれど、正直すこぶるお高い!。

「セコい!」と言われようとも、とても8千なんぼとか
1万数千円をキーボードごときに費やす気はない!!

大体こんなときは、会社帰りに、すぐさま秋葉原に寄って
末広町側の裏通りに、いくつか存在するマック専門の
ジャンクショップに駆け込んで、中古品や、新品型落ち品なんかを、
見つけて、すこぶる安く購入する手はずなのだが、
いかんせんココは「秋田」なのである。

まずは自転車で、この街で一軒しか知らない
DosV専門のジャンク屋?パーツ屋?
というのに駆け込むのだが、十数種類ものキーボードが
あるにもかかわらず、すべてがWindows用…。

店員さんに「マック用、もしくはDosV/マック兼用…はないのか?」
と尋ねると、何故か店員サンは
「えっ…マック…?」と一瞬顔をしかめつつ、
「マック用なんて、そもそも置いてないです…それに、
 別にUSBなら、どれも基本マックで使えますけどね…」

そんなことは分かってる!しかしMac専の
ショートカットとか使えないし、
そもそもマックで言うところのコマンドキーに、
ウィンドウズマークが付いてて、こともあろうにそれを
「Windowsキー」とか名乗ってるのが、どうも気に入らない。
(マック専用機または兼用機には普通に「コマンド」と書いてある)

駄目元で、DosV屋の近くにある一般家電のチェーン店「K」
に行ってみるのだが、「Apple製品そのものの取り扱いがない!」
とのこと。

殆ど途方に暮れたのと、ここのところ体調も
あまり芳しくないので、ちゃりんこもツラくなってきた…。

仕方がない…かなり遠いけれど、もう一つの量販店「KJ」へ…
あそこなら最低限ながらアップル製品の取り扱いあるし、
まあ、定価でもこの際仕方がないな…。

というので、もはやチャリのペダルもズンズン重くなって、
スピードも半減してしまっているが、なんとか到着…。
するとどうだろう…サードパーティ製ながら格安の
マック専用キーボードが置いてあるではないか!!

下手に安売りに拘って、体力と時間を大幅に消耗してしまった!

いやいや、こうして苦労して、あちこち捜したからこそ、
神様は理想的な格安専用機を、私にモタラシてくれたのだ!!
そう考えることにしよう!



中学生になると…ビートルズも大雑把ながら、ほぼ掌握しつつ、
既にピンクフロイド「原子心母」に熱狂し、「エコーズ」だって
聴いていたし、キングクリムゾンに地獄の底まで忠誠を誓いつつ、
リターントゥフォーエヴァー=これがジャズ?…
案外聴き易いじゃんか!?と大勘違いしてみたり、
まあなにしろ典型的な中二病真っ最中の私なのである。

同じ頃、日本のフォークも、クラスでは大流行で、
モーリスだのヤマハだの、1万円内外の安いフォークギターを、
それまでは野球少年のガキ大将だったような奴らが
学校に持ちよって、ガリガリと、決して美しくはない音を放出…

「♫これこそはとしんじれるものがこのよにあるだろうか…
 しんじるものがあったとしてもしんじないそぶり…」

などと、汚い声でがなる…中二病真っ最中の私は、これが
大嫌いで、フォークもギターも、ろくなもんじゃない!
ホントにそう思っていた…。

ある時、そんなフォークな同級生が、突然この歌を唄っていた。
正直言って、奴なんか認めたくはなかったけれど、
ついつい私は「ねえねえ…それ誰の、なんて歌?いいね…」
って言ってしまった。

で、気がつけば、そのガキ大将から、
「これがAマイナー、Bセブン…ほらっ、Eマイナーって
 すっげえ簡単だろ!」
って、教わるようになっていた。

地球はメリーゴーランド - GARO


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

はじまりのはじまり

DSC04452s1.jpg
Kern SWITAR 25mm/f1.4

この時期お約束のアジサイ…。

一応自分が「ボケ中年!」として
徘徊(?)して周っている範囲で
ベスト3に入る美人...の中のひとつ…。
そういうわけで、あと2つあるのだが…。
それはまた、おいおいと…。



まだ自分が、ナニモノでもない、
ただの貧乏学生だった頃、
学生バンドの仲間にたまたま誘われて、
新潟・越後湯沢のスキー場での「歌謡ショー」の
PA(ステージ音響)のアルバイトにかり出されていた。

まだ薄暗い早朝から、虚仮威しとしか思えないような
巨大スピーカーやら、その上に積み重ねて乗っける
各種ホーン型スピーカー、漬け物石のように、
見かけより異様に重たいパワーアンプ群(モノラル)
などを、延々3時間くらいかけて搬入し、
そのまま休憩もせずにセッティング開始…。

さて、マイクチェックでもと云う頃には
既に午後になっていて、バンドマン達や、
タレント達(その日は4組)とそのマネージャーやら
そのお付きの人々などが、「おはようございま~す」
と、到着し始める。

いよいよリハーサル開始…というところで事件が起こった。

バンドのベーシストが到着してない…。

やがて、同日早朝に、ベーシストの彼は池袋署に
しょっぴかれたと判明する…。
たぶん…いけない葉っぱ??

すると既にベテランバイトの学生バンド仲間が
軽く云うのだ。

「あっ、彼…ベース…へっちゃらっスよ…なっ!」

「お…俺かい?無理無理無理…へ音記号ムリ!」

「時間あるんだからさあ、譜面に鉛筆でコードふればいいじゃん」

結局そのコードをふる暇もないほど慌ただしく、
そのままリハーサルに突入…
前代未聞の無茶苦茶な演奏に自己嫌悪に陥るが、
どうやらその場的には?誤摩化しきれたらしい。

圧巻だったのは、リハの後、まだ誰もいない
客席最前列に座って、私はヘ音記号のベース譜に
シコシコとコードネームをふりつつ、
さっき分からなかった部分などをチェックしていると、
出演の、テレビや雑誌でよく見掛ける、
ほとんど同世代のアイドル歌手や
アイドルグループのきれいなオネーチャン達が、
次々に私のところにやって来て、励ましの言葉と、
譜面の大事なキメの部分とか、「こういう感じ!」と、
耳元で唄ってくれたりするのだ。

そして全てが無事に終わり、大宴会の打ち上げに突入すると、
私はどういうわけか、本物のスターさんを凌ぐスター扱い!…。
(イジラレテルだけなんだろうが…)

普段はとっても地味で、ただただいつも空腹なだけの
貧乏学生の私にとって、何だか心がとっても動いた瞬間である。

バンドマンって、とっても愉快で楽しい仕事なんじゃないか??
って、その時完全に勘違いしはじめたのである。

実はそのままコーラスも出来るベーシストとして、
そのバンドに参加?(=月給18万+バイト可)というお話も
いただいていたのだが、結局その時点では、
まだ初見が利かないとか、ジャズスタンダードを暗譜してないとかで、
即戦力ではないとされ、加入するにはいたらなかったのだが、
その時に出来た薄い人脈から、ギターにベースに、
ちょこちょことお声をかけていただくようになるのだ。

しばらくして、これも殆ど偶然に、デビュー直前の
ニューミュージック系女性歌手(今も現役)の
デモテープ録音に、ギターで参加することになって、
そのまま意気投合…そのバックバンドに参加…
ここから本格的に私のバンドマン生活が始まるのだった。

やがて、次にデビューするっていう新人歌手の
社内プレゼンに何故か呼ばれた。

今はもう往時の勢いはなくなったが、
その頃はまだ、原宿にあった会社直営の
音楽学校の一番広いレッスン室に集まった、
息も詰まるくらいにたくさんの社員達に混じり、
私は一番後ろの列で、その新人の歌を聴いていた。

…16歳か…?
凄い声量と、天性の黒っぽいグルーヴ感覚!
半端な才能じゃないな…
心の中でそう思って感心していた矢先、
その小娘のマネージャーーが
つかつかと私に近付いてきた…。

「君のギターに注目してた…アイツも是非君に…と言ってる」

「ただしまだ予算が取れないから、専属バンドはなくて
 君ひとりだけ…??」

「基本は既成のバンドを随時使うが、
 君が都度そこに加わって、バンマスとして必要な指示を
 行なうなどして、限られた時間、環境の中で、
 最良のサウンドを、提供するように心掛けて欲しい」

「単独のコンサートの場合は、君がバンドを選ぶなり
 任命するなり、全権委任する」

実は、その時点では、前のバンドをクビになったばかり…。
(バックバンドをビジュアル系!?に変更されてしまった(笑!)

本当は、この辺りで音楽に見切りを付けて、
相当にヤバいことになっていた
学校に戻ろうかな…とも考えていたのだが、
ここらが人生の大きな転機なのだな…さあどうする?
そう自覚せざるをえないのだった。



確か彼女の4枚目のシングル。

彼女の念願が叶って「山下達郎さんに楽曲を発注したよ!」って
とっても喜んでいたのだが、何故かご当人多忙中だったのか?
達郎さんの当時のバンドのギタリストの椎名和夫さんが
ボスの代理?で書いた曲。

無茶苦茶難解な、2階建ての連立方程式みたいな
テンションコードが1拍ずつ変化する、
まさにモダンジャズみたいな譜面に、
最初はすっかり青ざめる私であった…。

恋のウォーミングアップ


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

出家とその弟子?

DSC04415s1.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

この植物は何だろう?
花..なのだろうか??



弟子  「何故に貴方は出家なさるのですか?
     此処に留まれば、食事も安眠も
     まさに思うがままではありませぬのか…」

出家猫僧 「猫には猫の道と言うのがございます。
     大事ありません。托鉢(たくはつ)をして
     歩けば、飢えることもございませぬゆえ」

弟子   「道と申されますが、これまで10年間も
      供を賜った恩義を、出家僧殿はいかにお考えか?」

出家猫僧 「心配召されるな。だから猫の道と言うておる…
      10年間、拙僧は其方らの支配欲を充分に満たしてきた
      ではないか。残りの生涯、儂の自由にさせていただく..
      コレ即ち、猫の道にございます…。」

弟子  「では、これでお別れでございますか」

出家猫僧「お身体ご自愛されよ」


と、いうわけで(??)、我が家の猫が唐突の出家をしてから、
既に2週間が経つ。

確かに我々の隙を見計らって、よく脱走する猫ではあったが、
小一時間もすれば必ず帰ってきて、「にゃにゃいにゃ(ただいま!)」
と声を発し、自分の寝床に戻るのだが、今回はそれから2週間…
未だに帰ってこないのだ。

当然飼い主としては、果たして猫の不興を買うに値する不埒な
言動をしたのか?と邂逅し、数日前に、う○ちがトイレから外れて
こぼれていたから、「こらっ!」と怒り、お尻を蹴飛ばしたのを
根に持ってたのだろうか?と勘ぐり、軽く後悔などしてみる。

または、前日の早朝、酔っぱらって帰ったとき、
すやすや気持ち良さそうに眠っていた猫を叩き起こして、
むりやり撫で回して、頬ズリまでしたのを、
DVだ!、セクハラだ、パワハラだ!…と怒った上での
覚悟の家出…いや出家だったのだろうか??

こんな調子で、散歩中にふと思うのだ。
もしも、新しい飼い主に可愛がられている奴さんを見掛けたら、
果たして自分は、どう対応するのだろうか?

「コレは当家の猫である」
「当方の所有物であるからして即時返して欲しい!」

と自信を持って言えるのだろうか??

たぶんだが…彼らが幸福そうなら、自分は敢えて見て見ぬ振りをし、
猫に分からぬよう顔を隠し、その場をそそくさ行き過ぎるに違いない…。

そう考えると、何だか自分が憐れにも思えたりもするのだ。

なにしろ、思いを遂げて自由気侭、楽しくやってるのなら
それに越したことはないし、今はそうした
無事を祈るのみである。



まあ早い話が、「こじはるのにゃんにゃん仮面」…ではなくて、
「こじつけのキャット・スティーブンス」なのである(失礼した…)。

我々の世代でキャットスティーブンスと云えば、間違いなくこの曲
「雨に濡れた朝」。

なにしろ中学生の頃に、この曲の流麗すぎるピアノに
すっかりヤラレツツ、実はこのピアノ演奏は、同時期に流行ってた
YESのキーボード奏者「リック・ウェイクマン」が弾いているのだ!
というのを、ラジオDJの情報で聞きつけ、中学生の自分としては
プログレのYESと、フォーキーなシンガーソングライターのキャットが
実に同じステージというか、環境にいると言うことに、
何だか不思議に感激したのを覚えている。

関係ないけど、アビーロードのEMIスタジオで、ビートルズが
サージャントペッパーとかマジカルミステリツアーの曲の
作業をしているまさにその隣の部屋で、ピンクフロイドが
♫アーノルドレインとか録音していて、ビートルズの面々が
その斬新なサウンドに、ちょっと驚いて、あわや
「後輩つぶし!」...に走りかけた話を、耳にした時も、
何だか異様な興奮をする、まだ中学生(!)の私であったのだ。

因みにこの曲は当時、ドンマクリーン=アメリカンパイ、
ニルソン=ウィザウトユー、バッドフィンガー=デイアフターデイと
同じ頃にシングル盤で購入した覚えがあるけれど、
結局アルバム購入には至らなかった気がする…!。

Cat Stevens - Morning Has Broken(雨に濡れた朝)


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

仕事じゃない旅をしてみたい

DSC04378s1.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

ナニゲに気になる淫美な風情…?



仕事の関係で、世界中のあちこちを旅してきた。

具体的に何カ国くらい行ったのかと問われても、
なにしろ一気に何カ国も回らねばならぬような
弾丸ツアーみたいな旅も多かったし、
先方の国のコーディネーターやカスタマーの
都合に合わせながらスケジュールを組むから、
旅の効率も極めて悪く、トランジットに次ぐトランジットで、
見知らぬ国の空港の硬いベンチ泊…しかも朝4時起床!
(もちろん誰も起こしてなどくれない!)
なんてことも数知れず…そういうわけで、
行った記憶すらない国が、相当に多くなるのだ。

いつぞやなど、1回のアジア+東西欧州+ソ連等ツアー
=全行程50日に及ぶツアーを敢行した時など、
完全なブッキングミスで、テルアビブのロッド空港に
3回もトランジットで泊まる羽目になるのだが、
私には何故かワクワクと、愉しい経験だった。

学生時代の知り合いに何人かの「左翼運動家」がいた。
みんな気さくで楽天的で、酒と唄と麻雀と〇〇○が好きで、
我々のような「ノンケ」には、混み入った政治の話は
一切せず、逆に...

「政治の話しか出来ないアホドモと(俺たちを)一緒にするなよ!」

そんな感じの、愛すべきオバカ共だが、
そのうちの何人かは、未だゴラン高原近辺に潜伏中(!)
と噂に聞いていた。
(指名手配されてるような大物のスター(?)ではない)

そんなこともあって、仮にテルアビブで奴らの仲間に
捕まったにしても、なんだか意外と面白おかしく
過ごせそうな?…そんなヘンテコな自信というか
期待感みたいな感覚が密かにあったりする…。

まあ、無差別攻撃で「ババババ…」とヤラレレバ、
はい、それまでよ…だが(笑。

話を戻す…

そんな感じで細切れ睡眠な状態のまま、1週間くらい経つと、
まさに意識朦朧状態が慢性化して、すこぶる仕事の効率も悪いから、
自己申告の自己管理で、週1で完全休息を取るようにするのだが、
だからといって、さあ観光だ!というわけには行かず、
ただひたすら死んだようにホテルで寝そべってしまうのが
常となってしまうのだ。

その時代にもし、今のようにカメラを持っていたなら、
朦朧としながらも、観光に出掛けてたろうなあと思う。

今では信じられないが、旅行=カメラっていう
日本人的な風習が、当時はなにしろ大嫌い!

「景観とは心で感じて留め置くもので、
 一期一会を尊しとし、カメラで、あたり構わず
 パシャパシャやるものではない!」

そんな風に豪語していた、かつての自分である。
思えば随分と唯物的になったものである…ホゲホゲェ。



自分はその昔、ギター弾き商売をしていたのは紛れもない
事実なのだが、実はギター蒐集趣味は全くなくて、
流動的ながら、常に2台くらいしか所有していなかった。

その代わりに、私はシンセサイザーが好きで、
特に、いかにも空想科学実験ラボ的なアナログシンセが
大好物で、盛んに蒐集していた時期があった。

80年代も中頃になると、デジタルシンセが発明され、
同時にMIDIっていうネットワーク言語によって
複数のデジタル音源のシンクロ演奏が可能になって、
一気に音楽業界はデジタル時代となるのだが、
言ってみればインターネットのネットワークから
すっかり外された形の「アナログシンセ」の、太くて、エグい
孤高のサウンド…それがたまらなく愛おしかったりするのだ。

ウォルターカーロスも、冨田勲も、YMOも、みんなアナログ時代に
苦心して、それぞれに独特のサウンドを築き上げたのだろうが、
ちょうどアナログからデジタルに移行するその過渡期に、
デジタルの画一的なサウンドを嫌い、アナログにこだわった、
いわば最期の「アナログ・シンセサイザー・ミュージック」が、
このデイブ・スチュワート&バーバラ・ガスキンの夫婦ユニット…
そう記憶している…というか、私は熱狂して聴いてたなあ。

デイブ・スチュワートは、一貫してカンタベリーのプログレ畑の
キーボード奏者。古くはエッグとか、ハットフィールド&ザ・ノース
ゴングやナショナルへルス、ブラッフォードを経由して、
昔、イギリスのプログレバンドの方の「スパイロジャイラ」にいた
バーバラ・ガスキンと組んだのが、このスィートなユニット!。

バーズで有名な「霧の8マイル」!

Eight Miles High — Dave Stewart & Barbara Gaskin


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

楽あれば苦あり...

DSC04306s1.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

欧州では、ことによるとワールドカップ以上に
国民が熱狂する、4年に一度の国家(地域)間の対決=
サッカーヨーロッパ選手権(ユーロ2016・フランス大会)が
今たけなわだが、同時にアメリカ大陸では、
やはり4年に一度、狂熱の大会
「コパ・アメリカ (センテナリオ-USA-2016)」
が現在開催中…。

地球全体が今、サッカーに揺れているのだ!

そして、かねてから囁かれていたのが...

「ブラジルの低迷」

2年前、自国開催ワールドカップでの、
あの、目を覆いたくなるような衝撃的大敗が、
再び現実のものとなってしまったのだ。

王国ブラジル…29年ぶりのグループ予選敗退。
(ドゥンガ監督即時解任!)

ブラジル以外の国々の実力が、
近頃みるみる上がったのさ!

もしくは、運が悪かっただけ…
(ペルーの疑惑のゴール?)

ネイマールがリオ五輪出場を選択した為、
コパの方は、やや戦力ダウンだった…?

等々、様々な見解や言い訳が成り立つけれど、
ブラジル国民はじめ、大半のサッカーファンに
とっては、既に理由は明白…。

原因は…中国?

ブラジル代表クラスの優秀な選手達は、
競争の激しいヨーロッパのトップリーグ
だけではなく、簡単に稼げる「中国サッカーチーム」に
続々と迎え入れられているのだ…。

彼らを待ち受けているのは、
本場ヨーロッパ以上に高額なサラリーと、
低レベルで未発達なチャイナリーグ…。

そうしたヌルい環境の中で選手達は
…確実に衰える…。

20年前は日本が、そして少し以前は、
カタールやトルコリーグが、

「サッカー選手の墓場!」

と云われてきた。
今は確実に中国…当分続くのかな?。

早く目を覚ましてもらうのが、サッカー選手当人の、
そして世界中のサッカーファンの「利益」なのだがね…。



久しぶりにサッカーの話をしたら、無性にジェフ&マリア・マルダーが
聴きたくなってしまって、この御夫婦のデビューアルバムで
名盤の「ポテリィ・パイ」。これをヨイショと引っ張りだした。
もちろん最初に聴くのは、いつも決まってこの曲「ブラジル」。

大尊敬するエイモスギャレットのギターに、ビルキースのペダルスチール…。
これだけでも、もう無敵!。

まだ上京したての頃に、どうしても渋谷の道玄坂を上って
右に折れたところにある「BYG」っていう、
ちゃぶ台ロック喫茶(今もあるらしい)に行ってみたいのだけれど、
何故だか一人で行くぞ!って度胸がない。

なにしろ、当時人気絶頂のイーグルスあたりを掛けると
「嘲笑が巻き起こる!?」と当時噂されてた、
アメリカンミュージックのマニアやスノッブが集まるお店
と紹介されてたから、どこか「頼もう!」的な
道場破り的気分で、絶対行ってみたい場所であったのだ。

ある時、インカレの映画研究会絡みで知り合った上智の娘と
意気投合したと勝手に思い込んで、BYGに誘い、
薄暗い店内で、殆ど会話もせずにジェフ&マリアだの、
ボニーレイット、ジョンサイモン、エリックカズだのを
日がな一日聴いて愉しんでたら、ちょうど
この「ブラジル」が掛かってる最中に、彼女は云った。
「ごめんなさい私帰る!」

私がそのとき彼女に言った言葉が…

「このブラジルの後の、わが心のジョージア…
 それだけでも聴いてから帰れば!すごく良いから…」

…最低だね(笑!。

アルバムでは、このあとにつづく、マリアマルダーが唄う
「ジョージア・オン・マイ・マインド」
シブいというより、さり気ない子守唄みたいで
すこぶるカッコいい上に、エイモスのギターソロも
もはやギタリストにはマストで聴くべし!と云われたくらいに
極上で素晴らしいのだが、今日のところは、
つまらんフラレ話より、取りあえずテーマは外さないぞ!
という意味でこの曲を…

Geoff & Maria Muldaur - Brazil

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

お間抜けな運命論者

DSC04004s2.jpg
Jupiter9 8.5cm/f2 (U.S.S.R.1957)

蕗刈り撮影会のつづき….。

殆どピントも合わせられないくらいの
凄まじい逆光に焦り、なかば自暴自棄の
「モノクロモード」で撮影…。

これが、まあまあ正解だったりするから、
世の中侮れない…!?

因みに何度かモデルさん撮影会に出掛けているが、
未だに「こっち、視線くださ〜い!」っていう
当たり前の要求が、私には言えない。

恥ずかしいのと自信がないのと…
上手くタイミングが掴めないっていうこともある。

ただひたすら、偶然の「視線」を「運命」と解釈しつつ
期待し、待つのだが、残念ながらこの日、
1度たりとも、視線をいただくことは出来なかった…。
当たり前だね。

このモデルさんを、私は3年前にも撮影している…。
(何とも秋田らしい話だ!?)

私にとっても、人生初のモデル撮影会体験だったから、
とっても良く覚えている。

あの時、この娘は「高1で〜す!」って云ってた。

随分大人っぽくなったなあ…と、
事情があって、しばらく逢えずにいた我が子を見つめる
父親のように、目を細める自分に、少し驚くのだ。

それなのに「視線こっちください」が云えない
駄目オヤジ…。

困ったものである。



深い意味はないけれど、iPodのシャッフル機能って、
今じゃああんまり使うヒトも少ないかもしれないけれど、
私は実はこの機能の隠れファンだ!!

なんの意図も仕掛けもなしに、あくまでも偶発的に
絶妙の曲の繋がりが感じられた瞬間など、
その奇跡に驚喜する自分って、何だか前述した
「視線」「運命」のクダリに似てなくもない。

もしかすると自分って人間は、典型的な「運命論者」…
そうなのかもね。

そうしたわけで、以下の2曲が、もちろん偶然に
意図したように続けて登場してきたなら、もうその日一日、
とっても上々な気分となって、
おじさんは、スキップしちゃうかも…。

実はどっちも大好きな曲!

Roger Nichols & The Small Circle of Friends - Love So Fine


Pizzicato Five - Baby portable rock


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

前のめりの刹那

DSC03962s1.jpg
Carl Zeiss 'Planar' 1.8/50 (1973)

秋田おばこの姿で、蕗を刈る…っていう趣向の
「蕗刈り撮影会」…。

年に一度のこの地方独特の風物詩だけに、
例によってママチャリをキーコキーコと漕ぎつつ
果てしない田んぼ道をヒーヒー云いながら
片道6km強を、5時起きで向うのだ。

片道6km強(往復13km)は、まだまだ体力的に
さほどのことはないのだが、どうしたわけか
精神的な負担がのしかかる…。

「ううう、まだ3分の1か…」
「やっと半分?…」
「あと4分の1、もうひと頑張りだ…」
「どこかのカフェで休憩したいが、
 そもそも、そんなものないぜ!」

そうした刹那感が、今はちょっとしんどい感じ。

でも人生に、こうした刹那は絶対必要なこと!
勝手にそう思い込んでる。

踏ん張りが利かなくなったら
人生終わりだ…。

そう思うなら、往復13kmを自分の足で歩けよ!
っていう、恐ろしい囁きも聴こえてくるのだが、
そこはそれ…ママチャリで御勘弁願いたい!
って、誰にお願いしてるのだろうかね…?。

カメラも最初の頃は、普通に一眼レフに
オートフォーカスのズームレンズ(純正キットレンズ)
って云う、典型的なビギナースタイル。

翌年はそれが、AFながら単焦点の、より明るいレンズに変わり、
少しだけアグレッシブになる。

3年目からはもうマニュアルフォーカスのオールドレンズ
の体制になるけれど、それが本年は初めての困難に遭遇する。

天気が良すぎるのだ。
カメラと真っ正面の位置に強烈な朝の太陽…。

戦前のライカ系は、ノンコートなので全滅!。
辛うじて、自分と同世代のソ連製ユピテルと
ツアイス・プラナーが、まあまあ写りそうなのだが、
それでも日光が大量に入りこんでくるから、
仕方なく掌で光をカットしながらの撮影!!

右手の小指と薬指でカメラ本体を支え、
親指、人差し指でピントリングをグリグリ回しながら、
左手で日光の侵入を遮るのだから、何やら私一人だけ
いやに忙しいパニック状態。
(写真の右上に掌の「肌色」が写り込んでいる…。)

今日ばかりは普通のAFレンズを持ってくるんだったなあと
一瞬思うのだが、普通のレンズを今更使うくらいなら、
キーコキーコ&ヒーヒーの刹那的な思いをしてまで
ココにやってこないだろうな!…。

そう思うと、逆光もまた一興!?と、
この状況を愉しむしかないのも、
やっぱり自分にとっては「刹那」で、
きっと人生に必要不可欠なんだろうなあと、
思うのだ…。

まあ、刹那感とは、ヒトによって随分異なるのかも
しれないけれど…まあ、いいや!…である。



あまりにもくだらない戯れ言だと、最初におコトワリしておく。

どういうわけか、環境基準とか企業コンプライアンスという
ものまでがビジネスになり得る時代に、
そうしたものを、早い話が売歩いてた時代が私にはあるのだが、
ちょうど東京の西部の、武蔵村山とか東大和辺りの工業団地も
自分のテリトリーだったから、毎日それこそ何十キロも歩きながら、
小規模店舗から大規模な工場までつぶさに回るのだが、
ふと、何度も不思議な橋を渡っていることに気付く。

川は場所によってはコンクリートの細い溝をチョロチョロと
流れているところも有れば、まったく水など流れてない川の
残骸みたいなところまである。それでも立派な橋が架かっている…。

ふと表示を見ると「一級河川 残堀川」ザンボリガワ…
見事なくらい、見たまんまのネーミング。

私は水のない川の土手に腰を下ろし、煙草をふかしながら

「ああ…疲れたな…今日も大した成果なしか…ザンボリガワ…
 ザンボリ…ジャンボリ…そういや♫ギタージャンボリーって
 楽しい唄が昔あったっけな…脳天気にギター弾いてた時代が
 懐かしいなあ…」

以来、途方に暮れつつ、様々な橋を渡る度に
「♫ギターザンボリーガワ〜」ってインチキフレーズが、
口をついて出てくるようになったのだった。

まあ途方に暮れた時のテーマソングって感じだね。

Chris Spedding - Guitar Jamboree


おまけ…まあ主旨は同様かと…。
Andy Partridge (XTC) - The History of Rock 'n' Roll


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

ハキダメのバラ

angenieux01.jpg
P.ANGENIEUX 45/F2.9 (1949)


「路傍の 薔薇」
駐車場の淵の、コンクリートの割れ目から芽を噴き、
そのまま成長して、見事に咲き誇る薔薇…。

バックは、50年前には、肉屋の息子のあいつが住んでいた
木造モルタル作りのヒビだらけで、
今や少々傾いでる家の壁。

そんなダウンタウンな、今はすっかりウラブレタ環境でも、
薔薇は薔薇…場違いなほどに高貴だ。

「掃き溜めに鶴」っていうのは聴いたことあるけれど、
まさにココは「掃き溜めの薔薇」。

そんな特殊な風情に、またぴったりなのが
「アンジェニュー」のレンズ。

「掃き溜め」を見事、ドラマチックに写し出してくれる!。

なんだか、アンジェニューの宣伝コピーみたいに
なってしまったが、日本の元号でいうと、
昭和24年にフランスで作られたカメラにくっついてた
レンズの宣伝をイマサラしたところで、
誰にも感謝されないけれど、この独特の柔らかさには、
随分と驚かされ、そしてまた自分の写真に対する
考え方が随分と変化した、そのキッカケとなった
レンズでもあるのだ。

数年前から、ドクターと管理栄養士のお姉さんから
塩味を極端に制限されている。
一日に摂取できる塩分は、小さじ半分まで。
もちろん甘みも同様。

東北の人が初めて京料理を食して、その超薄味に
驚き、少し苛つきながら、お醤油ドボドボ…

そんな感じの「極端に優しいお味…」も、
馴れてしまえば、素材の良さがとてもよく分かって
フクヨカで美味しいと感じれるようになる。

逆に今まで食していたモノ全てが塩辛すぎて、
とても人間の食うような味じゃあない!
なんて思うようになる。

写真もそんな感じ…。

もちろん、そうした淡い描写がすべて…
と、いうわけではないけれど、
コントラストの低い描写は、自分の中の、
紗のかかった古い記憶と共鳴して、
何らかの脳内活性酵素(脳内麻薬?)を分泌した結果、
ノスタルジーを引きだしつつ、
苦い思い出も、甘い思い出に変わるような…?
ナカナカに心地良かったりするのである。



さて、偉大な父親を持つことになってしまった二人の若者のコラボ音源。
ジェイコブ・ディランダーニ・ハリスンによる、
これまた絶妙なジョン・レノン楽曲!。

数年前のある日曜日、珍しく我が家に遊びにきた娘が(事情は割愛!)
私の部屋で、自ら持参したCDを掛け出したのだが、
ん?…これなんだっけ…歌詞も唄えるぞ…

All I want is the truth…
Just gimme some truth…

ああジョン・レノンじゃんか、唄ってるのは誰だろ?

ジェイコブ?…ディランって、もしかしてあの??
んで、ダーニって…ハリスンの息子かい!?

おっ、ギターソロ…父親ソックリのスライド…
オヤジよりアグレッシブで上手!
逆回転ギミックまで準備されていて、
うーむ、何だか凄いぞ!

というわけで、二世侮り難し!

因みにウチの二世も音楽関係の仕事…会社から貰ってきた
アムネスティ基金絡みのジョン・レノン・トリビュートの
サンプルCD…。

そして素っ気ない振りをしつつ、さり気なくそのCDを
父の為に置き忘れて帰るコニクラしいイカズゴケ…であるのだった。

Gimme Some Truth - Jakob Dylan & Dhani Harrison


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

そして誰もいなくなった?

DSC03697s1.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

黄昏時…このお祭り独特の、
いろいろな山車の待機整列…。
後ろの、今は空洞の旧美術館まで、
ちゃっかり山車顔して、
コラボ参加しちゃってる(笑)!。

なかなか良いキャラかも…?。

千秋公園の豊かな杜やお堀をバックに
山車が勇壮に練り歩く風情は、この街本来の
荘厳な魅力が最大限に生かされていて、
とても格調高くて心地良い。

ディスるわけではないが、ビジネス街やホテル街、
官庁街の殺伐としたロケーションでの祭には、
やっぱり相当違和感を感じるのだ。

ちょうど10年前、ある朝、目覚めたら
私は、突然腰が砕けて立ち上がれない状況になっていた。

背骨の中側のいわゆる「随」のようなところに
ヘルニアが出来て、中を通る太い神経の束が
ヘルニアに潰されて、下半身への脳からの指令が
ほぼ行き渡らなくなったらしい。

背骨を割って、ヘルニアを切開した後、また
蓋をして元に戻せば、一気に治る筈なのだが、
一度潰れて寸断された神経が、また元に戻るには、
相応の月日がかかるらしく、松葉杖でのリハビリを
経て、一本杖に切り替わるくらいのタイミングで
やっと退院。

その後は、リハビリも含め半年間、
約30年ぶりの故郷秋田に滞在して、
毎日、杖をつきながら、概ね10キロの
故郷の道を歩き倒して、必死に再起すべく、
励んでいた時代がある。

30年ぶりの故郷を、隈なく歩いた結果、
故郷は考えていた以上に凄まじく荒廃して
いることを確認し、嘆く日々となったのである。

商店街、目抜き通りと呼ばれるような
賑わいを見せるエリアは既に皆無。

かつて賑やかだった街にも、殆ど人影がない。
明らかに増えたのは「クルマ」と、異様に拡張された
ピカピカの道路やトンネル、そして街を蝕み
虫食いのように点在する「駐車場」。

街の目抜きで、商売的に最も有利な場所が
ことごとく「コインパーキング」っていうのにも驚いた。

地権者に言わせれば、下手にビジネスするより、
コインパーキングの方が安定経営可能なのだそうだ…。

行政も行政で、国の補助金が出れば、間違いなく、
無策な道路拡張工事…!

道路が出来れば、周辺は確実に荒廃する。

もっと経済発展に貴重な資本を使うべし!って
怒りを通り越して、憤るのだった。

あれから10年経って、私は別の病気で
再び故郷にいる。

相変わらず駅前正面の一等地も、アーケードの先の、
ビジネスの重要拠点となりうる場所が
コインパーキングであるに変わりはないが(同じ地権者)、
取りあえず、千万単位の行政予算と多くのスポンサーが付く、
こうした大掛かりなイベントが開けるまでになったし、
その他の諸々の町おこし的なイベントも
年々規模が確実に盛大になっている。

後はこうしたイキオイを背景として、今こそ
行政が主体となって、様々なスポンサー企業との
コラボレーションの中で積極的に
「商店街」や「飲食店街」を整備し
育てるタイミングではないのだろうか。

サイバー空間での買い物も便利だけれど、
ニーズの全てが、これで満たされるわけではない。

お出掛けしてアミューズメントを愉しむ
新しい「ライフスタイル」の構築は、
あちこちの地方で試され、成功例も数多ある。

駅前に鎮座するJRの広大な敷地も、引っ越しを機に
地域活性の為に明け渡すと言ってるし、
この際、魅力ある中心商店街を
再構築すべきじゃあないだろうか?

政治家や役所が急先鋒となって、民間の底力を
奮い起こす!。

目先の道路だの自転車置き場の建設なんかで、
ヘラヘラ満足するのではなく、何十年計画で街を
再構築する覚悟…そうした勇気に掛かっているんじゃないかな!。

確実に今がその岐路...そんな気がする。



再び登場のエイミーワインハウス。

結局気がつけば、リリースされてる彼女の全てのアルバムと
映像ソフトを取り寄せて、完全に彼女の世界にハマってる
結構軽い、ミーハーオヤジ状態の私である。

モータウン的なアレンジに、アトランティック風の歌唱!
そして何処かソコハカトナク、英国風モッズ風味で、
ヴァンモリソン的なカレドニアソウルオーケストラみたいな、
モロに私好みのブリティッシュ・スウィートソウルミュージック!
やっぱり凄いぜ!。…死んじまったけど…。
Amy Winehouse - Valerie


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

祭囃子がきこえる

DSC03907s2.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

遠くに響く祭囃子を聴きながら、
私にとっては祭の本編ではなく、音楽に寄り添った
楽しくて意義深い週末となった。

まずは秋田・釈迦堂・光明寺さんの本堂で開かれた
あがた森魚さん「2016年弾き語りライブツアー」!。

まるで、親戚一同がもれなく一堂に会した法事の如く、
祭壇に向って半円形になって檀家(観客)は着座し、
森魚さんは、ちょうど和尚様の位置でギターを抱え、唄う。

時にありがたい法話を愉しみつつ、彼独特の
哀感に満ちた歌声が、本堂に響く。

まさに人生の中でも滅多にない体験だなあ…
来てホントに良かったなあ…と、思いつつ、
森魚さんご本人も、その特異性を充分に理解したようで
あの名曲「赤色エレジー」では、マイクから離れ、
檀家(観客)の中に入って、生声による自然な
哀感ある響きを披露してくれたり、なにしろ有意義で
濃密な時間であった。

あがた森魚さん始め、企画に尽力してくださった
同寺の和尚様や、PMAスタッフの方々にお礼を云いたい。

本当に素晴らしかった。

しかし、コンサートが盛況すぎたために、
終了時間は大幅におしてしまって、
私は予定していた「西馬音内盆踊り」を
諦めねばならなくなったが、取りあえず、
帰りがてら祭の様子を見ようと、
会場付近をうろついてはみたけれど、
わりと空白の時間帯だったようで、
ただただ、とても多くの人手に辟易したまま、
一旦帰宅し、私的な用事を済ませたあと、
再び音楽会に向って出掛けたのだ。

定番のお友達バンドAugust Moon…。
何故かその前に特別出演の「あがた森魚」さんが再び登場するも
雨が本降りになってきて、かなりのパニック状態。

それでも毅然とステージに立ち、パフォーマンスし続ける
あがた森魚さんの姿に、次に出演するオーガストも、
そして観客達も雨に濡れながらも、何か期するものを
感じたようだ…。

オーガストムーン出演時にはもう、相当の土砂降り状態。

それでも、帰らずに最後までしっかり応援してくれていた観客達。
そして酷い環境にも関わらず、いつになく(?)大熱演の
オーガストムーンには頭が下がるばかり…。

何よりそうしたバンドとファン達の絆みたいなものが
とても強く感じられた、とっても良いライヴだったように思う。

遠くに祭り囃子を聴きながら、何だか実に
有意義な時間を過ごしていることに、
私は、ちょっとだけ、ヨロコビを感じた充実の一日…

結局…その後も大騒ぎで、帰宅したのが午前6時…。

いくつになっても行動パターンは変わらんなあ…。

そういうわけで、お寺の方のライヴの、
最後に唄ってくれたのがこの歌…。

驚いたのは松田聖子の唄とか、早川義男の唄を
シンガーソングライターなのに、なんのケレンミもなく
唄うあがた森魚さん…。

とても無邪気で、かつ、何が誰のものとか、
そんな小事などどうでも良い、好きな歌を歌うだけ…
っていう自由なスタンス…とっても素敵だと思う。

あがた森魚/佐藤敬子先生はザンコクな人ですけど



にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

祭の準備

DSC03637s1.jpg
Jupiter9 8.5cm/2 (USSR 1957)

明日から、もう随分寂れて久しい秋田市の
旧市街活性化目的か?、秋田県各所の夏祭りの
オムニバスと言うかコンピレーションというのか…
早い話が「祭の見本市」と「伝統芸能」と「B級グルメ」の
総合イベント!?というのが始まるらしく、
あちこちの会場とその周辺は、その施行作業等々で、
いつになく人が多くてザワザワしている!。

「この街の人は、冷静と言うか、どこかシラケてるな」

と、ずうっと私は思い込んでいたのだが、
これが「祭」となると、一体どこから湧き出てきたのか?
と驚くほどの大観衆による、物凄い熱気=エネルギーに
圧倒されるのだ。

ウーム、このエネルギー…放電するだけなのは、
ホントに勿体ないなあ!、
どこかに蓄電できないものだろうか?
「お祭り発電!」
なんてね。

「祭の準備」といえば、我々には懐かしい、
江藤潤主演の「ATG映画」...アートシアターギルド…

あれあれ?我ながら随分とたくさんのATG作品を
観ているなあと思っていたら、すっかり忘れていたのだが
私の、図らずも短かめに終了してしまった東京での学生時代は
同時に「映画研究サークル」の日々でもあったのだ。

「ぴあ」だの「シティロード」だの、タウン情報誌を片手に、
東京中の「名画座」に足を運び、先輩映画マニアによる
「マスト作品=これだけは絶対に観ておけリスト」を
次々と貪るように制覇してゆく日々…。

因みに、つい先ほどまで、寺山修司の「田園に死す」
のビデオを観ていたけれど、今にして思うのは、
なんで昔はこんな「エログロナンセンス」な映像に
熱狂してたんだろうか?っていう、
若き日の自分に対する驚きでしかない…。

イカン、感性が恐ろしく鈍ってるみたいだ…。



さて、やっとエイミーワインハウスのドキュメンタリー映画
AMY』を観ることが出来た。

噂通り、壮絶すぎる27年の人生…

並外れた天才ってことになると、もはや
こうなるざるをえないのか?ってほどの振り幅の激しさで
栄光の絶頂と、地獄の底のような転落…酒、麻薬、逮捕、更生施設…
そして麻薬を勧めるしか能がない、腹立たしいほどの駄目亭主…。

酩酊状態でのドロドロなステージ…
グラミー賞受賞の栄光…迫真の素晴らしいステージもある。
そしてプライヴェートでオフステージな彼女のグタグタさ..
泣き、叫び、不安、恐怖…。
なにしろそうしたあらゆる場面の、その殆どが、
携帯カメラも含め、動画で記録されている…。

それにしても今更、自分が言うのもおこがましいけれど、
歌はもう天才的に上手い。

咄嗟に思い浮かぶのは、
ビリーホリデーやエラフィッツ、それにニーナシモン...
さらにはモータウンの様々な歌手達や、ロネッツなんかの
フィルスペクター系ガールグループなんかが、
時に憑依したかのように、浮かんでは消えを繰り返す。
(映画では、ダイナワシントンとサラヴォーンを聴いて育った
と自ら語っている)

もっと深く聴き込むと、ドニーハザウェイや、キャロルキング、
ジェームステイラーも出てくるし、83年英国生まれ…だけに
SKAやブリットポップ、エリザベスフレーザー的な耽美感も
奥の方に見え隠れする。

彼女は、神に選ばれた現代ポップの最高傑作な存在だったに違いない。
そしてそうした存在は、残念ながら間違いなく悲劇で終わるのが、
世の常でもあるのだ。

彼女の27歳の死の床には、ウォッカの空き瓶が3本...
転がっていたそうだ。

さて、この曲はグラミーをいただいた彼女の代表作であり、
さらに言えば再生回数が、今の時点で実に1億1千7百万回…。
なにしろ凄い…。

Amy Winehouse 1983 - 2011(享年27)

Amy Winehouse - Rehab



ドキュメンタリー映画のトレーラー
Amy | Official Trailer


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

素敵なこだわりオジサン

DSC04210あ
Carl Zeiss Jena 'Flektogon' 2.8/35 (2nd Edition-1964)

何事によらず、コダワリを持って生きて
おられる方を観ると異様に興味と、
親近感を覚えてしまう習性が私にはあるようで、
見ず知らずの方にも、袖すり合うも多生の縁…
と、ばかりに、ついつい声をかけさせていただいて、
有り難い薀蓄話などを傾聴したくなる。

もちろん、迷惑がられる時もないではないが、
たいていの場合は、目をキラキラと輝かせながら、
熱く語っていただけるわけで、その時の優しげで
幸福そうな表情がとっても好きで、
こちらも幸せな気分になるのだ。

昔、勤務先のアメリカエージェントだった
元軍属のおっさんのコダワリというのがハンパではない。

1950年代のサンダーバード(クルマ)のコレクターで、
わざわざ7台だか8台分のコレクションの
駐車スペースを確保する為に、
LAから、隣のネバダのLVに引っ越したほど。

ただし実際の走行は、LAくらいなら
一番のお気に入り=ピンクのサンダーバードで
フリーウェイを軽くぶっ飛ばして往復するのだそうだが、
私のムチャブリで「NY出張」となると、
燃費の関係から、TOYOTAを使わざるをえず、
ちょっと不満げに…「Yes Sir!」
ではなく、海軍式に「On My Way」
「到着は3日後だ…」と言うのだった。

私はといえば、さほどクルマに興味がないどころか
現在は免許も持ってないけれど、そうはいっても
走ればなんでも良いというわけではない。

出来れば、LVの彼のように、コダワリの
クラシックカーを、最高のチューンでもって
運転できたら、さぞや幸福だろうなって思う。

何度も何度も、狭っ苦しい日本なんか捨てて、
ステーツに来て、一緒にビジネスしようよ!
って、彼に誘われた…。
実は、ちょっと心残り…かな…。



ゾンビーズ解散後、主要メンバーのロッド・アージェント
満を持して自らの名を冠して結成したのが「アージェント
っていうグループ。

メインヴォーカルでソングライターでもあるラス・バラッドを据えて、
6枚のアルバムをリリースするも(ライブ盤1枚含む)、
ブリティッシュロック界に明確な爪痕を残さないまま、
フロントマンのラス・バラッドが脱退し、バンドは一気に崩壊の危機に。

しかしながら、ラスバラを失ったことで、ロッドアージェントも
腹を括ったか、たぶん最後となるアルバムだけは
盛大に、思い通りの傑作アルバムを作ろう!というので
一大プログレ大会を展開し、制作されたのが「サーカス幻想」…。

しかし内容はマニアには大絶賛の作品ながら、
セールスには全く結びつかず、レコード会社(Epic)との契約終了。
新たに契約したレーベルで(UA)、「サーカス幻想」の続編的なコンセプトで
完成したのが、この「Counterpoints」…。

こちらも名作の前作にひけを取らない素晴らしい出来なのだが、
いかんせん全く売れないまま、UAからも契約を切られ、
これがアージェントとして最後のアルバムとなった。

今聴いても、決して悪くないし、私にとっても(高3だったかな?)
思い出深い作品なのだが…コアなブリティッシュマニア以外には
ほとんど知られてないのが、とっても口惜しい…。
Argent - On My Feet Again


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ

該当の記事は見つかりませんでした。