ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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ごあいさつです

DSC08474a.jpg
Carl Zeiss Jena SONNAR (改L) 50mm/1.5 (1941)

旧年中は大変お世話になりました

2017年も何卒お引き立てのほど

よろしく御願い致します

日々を大切に、皆様、よいお正月を…


pipco1980@akita


The Kinks - Days - 1991 Version


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市場へ行こう!

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Leitz ELMAR 5cm/F3.5 (1939)

モノクロで撮ると、年末で賑わう「市場」の喧噪も
何となく我々の子供時代の一種異様な盛り上がりの
雰囲気が蘇るようで、とてもノスタルジックな気持ちになる。

しかし実際には、年内いっぱいでクローズする店舗が
数店あるのが現実であることも知っている…。

ビジネスとしての採算以上に
跡継ぎ問題が深刻でもあるらしい。

傍目には、やっぱり、スーパーと市場の棲み分けの難しさ..
でも必ず有効な方策があるはず…そんな風に思ってたんだが、
跡継ぎ問題じゃあ、しゃあないねえ…。

私が子供の頃っていうと、もう半世紀も前になるけど、
まだ卸売市場機能を、ここの市場が兼ねていたから、
その頃はなにしろ朝早くから路上のあちこちで、
唐突に「競り」が始まる。

周辺の町や村から…とてもたくさんの生産者や
仲買人、小売店主などが入り乱れて、
早朝から集まってくる。

まだ自由市場の名残もあったのだろうと思うが、
生産者が直接、朝摘み作物をクルマに積んで持ってきて、
市場周辺のソコカシコで自然発生的にヒトの輪が出来ると、
そこで突発的かつ海賊的に「競り」が始まり、
様々なものが落札されてゆく。

また、大きなブリキの行李を背負って、一番列車でやってくる
通称「ガンガン隊」っていう農家のおばちゃん軍団も
あちこちで、採れたて野菜や、魚を売っている。
売り切った後は、日用品やお菓子なんかを仕入れて、
地元の村のよろずやに卸すのだそうだ。

小学生の頃の私は、「ぶん」っていう名の「秋田犬」を
飼っていて(私が高3までいた)、毎朝、暑かろうと吹雪で
寒かろうとも、散歩は欠かせないのだが、さらにそれは
祖母の可愛がってたジュウシマツの為の「野菜の端切れ」を
競りあとを捜して拾う散歩でもあったわけだが、
そうしたわけで、市場とその周辺の活気を感じ、見つめながら、
私は育った…と云っても過言ではないのである。

知り合いの魚屋や八百屋のトーサンやアンチャンの
普段は見せないような真剣な表情の、その鬼気迫る
凄まじい活気が、卸売部門を分離して以降、すっかり消えてしまって
今の整然としすぎる市場周辺というのには、
違和感を禁じ得ないのだ。

その魚屋、八百屋のエネルギッシュなとーさんやかあさんや
あんちゃんの、今は孫の世代が市場の運営を担っている。

泥臭い卸売市場での競りや、買い付け部門を簡略化しながら、
生産地直接買い付けなどと云いながら、実は総合商社や問屋経由で
簡便に商品を仕入れる、スマートな商店経営の店も増えていると聴く。

確かに毎朝3時起きで競り場にいく必要もないし、
冷凍保存方法等も随分と発達しているから、商社によるパッケージ商品の方が、
無駄な仕入れもなくなって、利益が期待できるのかもしれない。

でもね、モノを売る…売れるって云う店舗作りの第一歩っと云うのは
自分もかつて口酸っぱく云ってきた事だけれど、
まずは「活気」である。

活気の厳選は泥臭さ…。

市場の泥とは、午前3時起きの卸売市場で、自分の眼力と経験則で
競り勝って店に並べる意志ある野菜であり、魚ではないか!?

市場の若い力を信じて応援したい。



中学時代…私はPOCO以来のジムメッシーナのファン。

当然ロギンス&メッシーナは大好きだけど、
どうしたわけか、相方のケニーロギンスの路線は好きになれず、
アルバムでは、ケニーの唄はいつもスッ飛ばして聴いてたように思う。

とかなんとか云ったところで、ロギンス&メッシーナの音楽は
自分にとってはあくまでもシングル盤ベース。
初めて買ったレコードが「オンステージ」って云うライヴアルバムで
私はもう高校生になってた。

困った事にこのライブアルバム….意外というか、
人気だから仕方が無いというか…
ケニーロギンスのレパートリーの方が多く含まれるので、
自分としては、随分と面食らったように思う。

まあ結局はずいぶん大人になってから、まさにオトナ買いで、
デビューアルバムから最新作までを、ずらーっと、
纏めて買って揃えたように思うが、全部でも10枚もなかったように思う。

なんだかんだ云っても彼らならこの曲かな….やっぱり…
「愛する人」

Loggins And Messina - Thinking Of You


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ヒトは移ろうもの...

DSC08309a1.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

昭和の街? 

今にも松田優作が走ってきて、
生ゴミのポリバケツに派手に蹴つまずき、
コンニャロー!とか何とか言ってる間に、
リーゼントにテロテロ光沢のスカジャン姿の
街のチンピラ=水谷豊!に逃げられそうだ…。

いかんいかん…歳とったらますます
妄想がヒドくなってきた。

歳とって、もう一つ困った事が…

涙脆くなった事。

昨晩も、例の5人組さんの最期には
別に大した思い入れも無いのだけれど、
何故だか泣けてきて仕方が無い。

別に死ぬわけじゃあないし、
事務所を離れるわけでも、
引退するわけでもない。
(いまのところは….?)

ああいうグループ…とくにバンドなんていうのは
ある意味、何十年も存続する方が、
むしろ恩讐の果て、もしくはJust Business…
という感じで気色が悪い。

ヒトとは移ろうもので、ある時期、
どんなに仲が良くても、そのうちに何かの不都合や事情で
疎遠になるのはごくごく自然な事だ。

夫婦が(あまり?)離れないのは、全部ではないけれど、
半分くらいは「腐れ縁」...。
家族っていう一心同体的な情と結束によって
お互いを束縛してるだけ…。

もうイマサラメンドクサイし…。

もちろん夫婦のあり方なんて千差万別。
人生イロイロだ。

出来ればそのイロイロの中のハシッコの方ではなくて、
ど真ん中で、夫婦仲良く生き抜いていきたいものだなあ
とも思うけれど、何となく振り返ってみると...

実はハシッコに近かったんじゃあないかな…
随分と面倒かけたんじゃあないかな…

そういうわけだから、来年も…
お互いに無事でありさえすれば、

丸儲けだ。



PPAPが好きだ….。

どこが好きか?っていうと、それはもう「やおや」に尽きる…。

「やおや」っていうのは、昔ローランド社から発売されてた
TR-808っていうリズムボックスの事。

その後すぐに発売されるPCM音源や、サンプリング音源
などからなる、いわゆる「ドラムマシン」とは違って、
こちらは、電子合成音…からなる、たぶん最期の
アナログ式リズムボックス!。
(続編の909というのもあるが…)

1980年に発売されているけれど、私が入手したのは、
それから6年くらい経った、もう充分にデジタルの時代。
例によって友人の使い古しを、たぶん5000円くらいで譲ってもらったもの。
(発売時の値段は15万円!ちなみに現在は
 コンディションが良好なら30万円以上する!)

もちろん既に超リアルな音質と音圧自慢のドラムマシンを
自分は何台も所有していたけれど(何故か相当こだわった)
いかにもチープなテクノビート然としつつも、スネアのサウンド
なんて、あり得ないくらいに乾いていて妙にリアル、
そういうのがとても新鮮で、単なる機械なのに活き活きとしていたし、
どこかスットボケた木魚みたいな音源もある、
そんなとっても愛嬌のある「やおやサウンド」に私は随分と
惚れ込んで使い倒していたと記憶している。

時代的にまだアナログ方式だから、まだ音楽言語を共有する
MIDIインターフェースも存在しない時代のものなので、
少々改造を加えないと、当時のマッキントッシュの
シーケンスソフトですら、使えないものだったけれど、
この「808=やおや」マニアは、当時の音楽業界にもたくさん居て、
特に当時サンディ&サンセッツの久保田真琴氏なんてのも、
なかなかの「やおや」の使い手!。随分参考にしたけれど、
海の向こうのシンガポール辺りにも、久保田氏をモロ真似た
スーパースターが存在した。
その名もDick Lee。

今日は彼が全面的にプロデュースして、コーラスにまで参加してる
林憶蓮(蓮舫ではない!)=Sandy Lamの代表曲Lover's Tears。

全開の808サウンドが愉しい!

Sandy Lam(with Dick Lee) - Lovers Tears


オマケのTR-808...
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体調悪いホリーナイト

DSC08292あ5
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

「木村伊兵衛の秋田…展」

私はもう3回目…なのだが、何度も何度も
足繁く通ったからといって、
写真は一向に上手くならない…。

良い写真を撮れるコツって、結局は、
被写体に、今より一歩前に寄り付く勇気とか(ズームレンズなら関係ない?)、
「写真撮らせてください!」的なコミュニケーション能力…
それらがすべてなんじゃないかなあと、
自分なりに思っている。

しかしね、今は木村伊兵衛の時代とは違って、
個人情報保護だの肖像権保護だの、
さらには子供を撮るべく、そばに居る親御さんと
思しき人の許可を得ようとすると、
親達は軒並み「変態オヤジ」でも見るかのような、
訝しい表情を一瞬こちらに手向けるから、
なかなかにハードルは高い。

まあ、はっきり断られた事は無いが、人によっては
こちらの氏素性、もしくは写真の使用目的等々を
コトコマかに質問してくる親御さんも居るし、
それはもう100%正当で真っ当な行為であることに
疑いは無いけれど、立場的にとても面倒臭いし、
心が折れる。

以前、ロンドンかパリか忘れたが、日本人の投稿写真家(?)
という人が、ちょっと絵になる人に声をかけては
街角で写真を撮らせてもらうのだが、彼はきちんと
自分の名刺を作り、氏素性を明快にした上で、

「もしあなたの写真が雑誌等に採用され、あなたがそれを
発見したならば、名刺のアドレスに連絡してくれれば、
ギャラを支払う用意もある…」。

そういって素人さんをモデルにする事が出来ると云っていた。
ちょっと真似できないなあ…。
それが仕事なら迷いは無いだろうけど…。

ちなみにウチの家人は40代も深〜く過ぎた頃、道玄坂で
「モデルに興味ありませんか?」
と、スカウティングされたことを、ヤケに自慢しておったなあ…。

いや…完全に蛇足だね…。



どうせ年内にまた通院日がやってくるから、
その時に検査する事になるのだろうが、
相変わらず体調が悪い。

家でじっとしてる分には、いたって元気なのだが、
すこし早足で歩いたり、自転車で軽い坂道をあがろうかという
ちょっとだけ無理をすると、突然、心肺機能が
「もう駄目もう駄目助けて!」って言ってるように
心臓を誰かにぎゅぎゅっと握られたような感じになって
意識が瞬間的に遠のく感じになる。

本当はその場にうずくまりたいのだが、
まだそれはちょっと恥ずかしいかも!?っていう
自意識が少しだけ残ってるようで、
少し立ち止まって、深呼吸しながら、
取りあえず座れるところ、またはもたれ掛かれるような
ものを捜すのだが、それが街中なのに
意外に見つからなかったりするから、
仕方が無いので膝に手をおいて2〜3分休憩すると、
何とか支障無く歩けるまでに回復する…。

だから出来るだけ、ゆっくりと、無理をしないように
歩いたり、自転車を漕いだりするのだが、
何となくね、昔、冠動脈とかバイパスしてるし、
未だに血液サラサラ薬を手放せなかったりするから…

なんだかんだ言っても、正月から入院生活は
ちょっとイヤだなあ…。



結構、なんにも考えたくないって言うのか、
早い話がいろいろめんどくさくなっちゃった時って
意外とミカバンド聴いてる時がある。もちろん無意識に…。

音楽的には、一番最後のHot Menu!ってアルバムの出来が、
最高峰なのだろうが(まるでロキシーミュージックの未来を
聴かされてるみたいで、実際そうなった!)、
実際にこれは、当時世界最先端の「ファンク」だったかもしれないけど、
そんな事よりも、ただただ踊っちゃえ!みたいな、
そんなお気楽さが、サディスティックミカバンドの優れたところ。

個人的には以前も書いたが、中3のときに、秋田のお堀の前の
セントラルデパートって言う、今はもう無い、いかにもB級な
3階建てデパートの屋上で、ミカバンドのミニライブがあるぞ!、
って、いうので、サッカー部の練習をサボろうと思ったら
その日は、サッカー協会から偉い方々がやってきて、
直々指導してくださる…というので、川淵三郎なんていう
元日本代表選手の方(!)に、ウイング的なライン沿いを
いかにロス無くドリブルするか!?なんぞを
教わったりしたものの、私の頭の中の80%はミカバンド…。

結局、途中でこっそり抜け出して、4番の背番号がついたままの
汗臭いサッカーの格好のまんま、確か土曜日の午後、全力で走って
セントラルデパートに向かうと、突如、街に轟く、
耳をつんざく爆音とともに、聴こえて来たのが忘れもしない、あの

♪赤いチェックの〜サッサッサッ サイクリングブギ!...

ああ、間に合わなかったあ、サイクリングブギ始まっちゃったよお…!

そういうわけで今宵は...
Sadistic Mika Band - 塀までひとっとび!


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忙しいサイレントナイト

DSC08088あ
Konica Hexanon 35mm/2.8 (1970)

子供の頃の遊び場...。

鉄橋の下をくぐる、片側絶壁なのに、
ヒト独りがやっと通れる狭さの、欄干すら無い、
実に危険で魅惑的な場所。

秋田に戻った時、あれから40数年、とっくに立入禁止に
なってるんだろうなあって思いつつ、行ってみたら、
なんと昔のまんま…。

危ない危ないと言われつつ、私が知る限りにおいては
50年近くも、誰も落ちて怪我したりしなかったんだろうね。

この街はよくわからないけれど、東京辺りだと、
交差点でもない不自然な場所に突然
「歩道橋」が出来たりする。

理由は単純明快、通学中の児童がその場所で
クルマにはねられたから…。

それから数年経って、誰もそこでかつて事故があった
なんて忘れ去った頃に、ひっそりとその不自然な歩道橋は
解体され、撤去されるのだ。

それにしてもこの鉄橋の下の、片側が崖の細道…
意外に人通りが多かったりする。
地元のヒトには貴重な生活道路でもあるようだが、
雪が積もったらどうするの? 
あるいは、忘年会帰りの千鳥足で…
考えただけでも背筋がゾクッと…。
ああ怖い。



世間はクリスマスだけど...、
学生時代はともかく、バンドマン時代も含めて
社会に出た当初から、なにしろその時期はずう〜〜と、
繁忙期…。

結局いつも大晦日まで目一杯働かされて、
正月は過労でダウン…。

そんな人生だったな。

今から10年ほど前に、私は脊髄系の大病をして、
それを契機に、それまでの業界に見切りをつけ、
新しい業界に飛び込み、全くの平社員から人生を
やり直す事になったけれど、
相変わらず、週休2日というわけにいかなかったが、
生まれて初めて「有給休暇」というのを体験した。

実際には、以前も、病欠したからといって、
給料を差っ引かれるわけではなかったけれど、
あくまでも会社を休む=病気や慶弔のみ。
その他の理由で仕事を休むという概念が無かっただけに、
「きちんと有給休暇をとってくれないと周りが迷惑するのだ!」
という感覚を、40代後半にして初めて知るのだ。

世間のブラック企業と云うのは、「バイト」ではなく
「社員化」にすることで、サービス残業でこき使う!
というのが通例のようだが、自分の場合は30代前半から
「会社役員」というものにされる事で、
労働規約は当てはまらないから、勤務時間も休日もメチャメチャ。
その上、何かトラブルがあれば、昼夜に関わらず収拾に追われる。

そして、そもそもボーナスすら無い(年俸制+役員報酬)。

出張は海外も含めて、大体、日曜深夜に帰国して、
月曜から土曜まで通常出勤…。次の日曜日にまた出発して、
月曜から出張先勤務…その繰り返し。

会社を替わっても、同じ業界に居る限り、
そうした因習は変わりなかった。

新しく入った業界も、そんなに進歩的な
業界ではなかったけれど
なにしろ自分はピカピカの「ヒラ社員」なのだ!。
ヒラほど強くて逞しい身分は無い!。

誰かがミスをしたり、急に休んだり、よしんば
辞めたりしたところで、自分には何のルイも及ばないのだ。

きちんと休み、たまに休日出勤しても、過分なテアテが付くし、
残業は3時間以上はサービスだったが、取りあえず、3時間分は
きちんとつく。

結局給料の額は全然低いんだけど、なんだかとっても
得をしたように思うから不思議なものだ。

まあ、そんな天国も、再びダウンして入院すると、
社長さんは、やれる範囲で仕事を続けるべしと言ってくれたが、
どう考えても、その時は皆さんに迷惑をかけると思ったので、
自ら退く事にした。結構心残りだったけどね….。



…とは言ってもクリスマスだしね…
久しぶりにポール・ウィリアムスあたりで
しっとりとオゴソカな気分なんていうのも
いいかもしれない。

ちょうどスリードッグナイトのAn Old Fashioned Love Songが
大ヒットしてる頃(71年頃?)、ラジオで「こっちがオリジナルなのですよ!」
と聴かせられたのが、ポールウィリアムスを知った一番最初。

結構ショックだった…。

鼻に掛かった変な声だし、唄い方も独特の癖があって、
コレは馴染めないかもって直感したのを覚えているけれど、
子供の直感など充てにならぬもので、
カ-ペンターズ提供曲の数々も含めて、知らぬうちに
ポールウィリアムスにゾッコンになるのだ。

ニールサイモンの戯曲「Odd Couple」が「おかしな二人」って
タイトルで、TVドラマ化されたことがあり、
そこはかとないおかしさがとっても好きで、毎週欠かさず(録画して)観ていたのだが
その何回目かに、ポールウィリアムスが本人役(もちろんSS&Wとして)で
ゲスト出演したときがあって、残念ながらストーリーは覚えてないけれど、
いずれにせよ、彼が、♪フフフン…と鼻唄で断片的に紡ぐメロディの全てが、
まさにポールウィリアムス意匠の極めて美しいメロディ!であるのに
ちょっと腰を抜かす私であった。

ああ、この人は根っからのメロディメイカー…
美しくてキャッチーなメロディしか浮かばないヒトなんだな…。

独特の風貌から、役者と二足のわらじな時期もあった…。
猿の惑星の猿(オランウータン)…がもっとも有名だし、
個人的には大好きなスタートレックシリーズ(Voyagerだったと思う)で、
ゲスト出演ながら、期待を裏切らない
異星人役…。

彼の場合、どの曲を選んでも、すべてが期待を裏切らない
安心の名曲!
この曲も様々な人がカバーしてるし、映画の主題歌にも
採用されてるようだが、エラ・フィッツジェラルドなんて
大御所も取り上げていたようだ。

Paul Williams - Ordinary Fool


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猛吹雪とピコピコ

DSC08129あ3

Leitz ELMAR 5cm/F3.5 (1939)

何年か前、私は...心臓の手術をして、
何とか生き返っただけでも、充分マルモウケなのだが、
眼も状態悪かったので、この際こっちも治しちゃえ!
…というわけで、入院中に眼科で診察したら、
コレも手術要…。

ところが、その総合病院のみならず、
東京中の眼科という眼科はすべてメチャ混みとのことで、
12月初旬の段階で、手術は最速で翌年3月〜4月…。

そういうわけで12月も20日を過ぎた頃、
退院すると、すぐに療養も兼ねつつ、
故郷秋田の実家に戻って、地元眼科の診察を受ける。

年末の秋田は、もうあり得ないほど寒くて、猛吹雪…。
前日、荻窪ルミネ(!)で家人に買ってもらった
雪国対策用スノーブーツ(?)…なんて、
まるで歯が立たず、朝から3度も転んでいる…。

医師「手術…すぐしたいね。でも今すごく混んでるんだ…」

私 「やっぱりここもそうなのですね…?」

医師「申し訳ないけど、来年になっちゃうねえ」

私 「仕方ないっすね…」

医師「じゃあ、手術日は年明け4日の午後ということで…」

私 「えっ、それってもう来週じゃないっすか!」

医師「お正月…駄目? 忙しいの?」

私 「いやいやいやいや…是非お願いしますよ」

そのときは、さっさと眼の治療、そして悩まされ続けていた
謎の目眩の治療(45°上を向くと後頭部の右から左にフェラーリが
爆音をたてて行き交う感じ...)を済ませたら、
一刻も早く東京に戻って職場復帰したい!って思ってたから、
シメシメ、コレは思ったより早く帰れそうだぞ。

相変わらず、外は猛吹雪…。

秋田のヒトは大変だな…こんな厳しい環境で…。
まあ自分には関係ないけどね、
寒いのは、今少し我慢すれば良いだけだし…
そんな風に考えていた。

で…あれから何年経ったろうか…
まだ故郷に居る…。



言うなればIan Curtis亡き後のJoy Divisionの残党であるNew Order…。
(メンバー独りでも欠けたら、グループ名変更….ってのが誓いだったらしい)

当然、かつてのイアン存命時の幻影を、誰もがこのバンドに求めるのは
至極当然であるし、それは当人達が充分理解してるはずなのだが、
彼らからの解答は、今やピコピコ電子音楽の金字塔でもある(らしい)
"Blue Monday"…

当時の最新鋭デジタルメディア(!)「フロッピーディスク」を象った
シンプルながら衝撃的なジャケットと、無機質なのに何故か熱い血潮の
ピコピコサウンド…

良くも悪くも、あの強烈な一曲で、彼らは見事に
イアンカーチス+ジョイディヴィジョンの幻影…いや亡霊を
軽く吹き飛ばしてしまった。全く見事な復活劇!!。

で、今日のこのパーフェクトキッス…。
ちょっと長いがガンバって聴いて欲しい。
無機質なのに異常に熱いって言うのは、
もうBlue Monday以上!(だんだんオルガスムス?)

昔々、ピーターバラカン氏が自身のTV番組で、異様に興奮して
この曲をフルサイズで紹介してたのが今は懐かしい。

New Order - The Perfect Kiss


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見果てぬ夢の向こう側

DSC00326.jpg
Carl Zeiss Jena 'Pancolor' 1.8/50 (Early-1970's Zebra)

まさかこんな日が来るとは…..

サッカー好きの自分的には、年の暮れのメインイヴェントと云えば、
1も2も無く「トヨタカップ」今は何と言ったか…

「FIFAクラブワールドカップ2016」。

まさか我らが鹿島アントラーズが決勝に残って、相手が
バイエルンでもドルトムンドでもバルサでもミランでもなくて、
なんとあのレアルマドリー…。

一昔前は、キラ星の…その名も「銀河系軍団」なんて呼ばれてたけど
たぶん今はそれ以上かも。

で、鹿島である…
正直云うと、浦和レッズ押しの私としては、
鹿島の大会出場自体、とても納得できるものではなかったから、
1回戦で敗退してしまえ!なんて不埒にも思っても居たけれど、
いまはもはや、そんな小事はまさに銀河系の彼方に吹き飛んでしまった。
がんばれ鹿島….である。

まあさんざん放送しているけれど、
鹿島のチーム全体の年俸を合計しても
C・ロナウドの右足にすらならないらしく、
チームのスキルとしてもたぶん、J1トップチームと、
地方予選ベスト8程度の高校生チームほどの実力差…
と云われているけれど、案外サッカーと云うのは、
きちんとセオリー通りのディフェンスが出来る=即ち、
最後まで集中力とスタミナが続きさえすれば、
そうそう点を取られるものではない。

考えてみれば、Jリーグチャンピオンシリーズ、
川崎戦も浦和戦も、ボール保持率で鹿島は全然敵わなかったけれど、
最後の最後の局面でのスタミナ勝負で勝って来たようなものだから、
鹿島に勝機があるとすれば先取点を取った上で、レアルを上回る
スタミナで走り回りつつ守り、カウンターで追加点…

もしかしたら、世界をあっと驚かせる展開になるかもしれない。

今のアントラーズのいる位置自体が、もはや「夢」なのだから、
その先の「夢」も、決して叶わぬ、見果てぬ夢ではないはずだ。

レアルの「夢劇場」も、大いに楽しみに違いないけれど、
もう一つの見果てぬ夢と、その向こう側…今年最後の夢だね…

宝くじ買ってないしさ…。



ジョージハリスンのおせっかいで、The Bandのデビューアルバム
Music From Big Pinkを聴く事になって、まさに人生を
変えてしまうほどの大衝撃を受けたデイブメイソンは、
まだデビューしたばかりのトラフィックを脱退し、さらに
「移住/移民」の覚悟でアメリカ行きを決める。

幸運にも渡米してすぐにデラニー&ボニー周辺や、
レオンラッセル、ジョンサイモンらといった面々と、
初ソロアルバム=Alone Togetherを録音し、コレがイギリス勢初の
スワンプロックアルバムとなるはずが、ブルーサムとの契約が
上手く運ばず、約1年発売待機となる間に、
デイブは喜色満面にこの音源をクラプトンや、ジョージハリスンに
聴かせると、コレに衝撃を受けたクラプトンもすぐに渡米。

彼もAlone Togetherと、ほぼ同メンバーで自らの1st.ソロアルバムを
録音し、延期となっていたAlone Togetherより先に、ちゃっかり
これをリリース。

さらに録音に参加したデラニー&ボニーの大所帯バックバンドの
リズム隊のみを抽出し、彼らをイギリスに呼び、自邸に寝泊まりさせながら
自らのバンドDerek & The Dominosとして、早速ジョージのソロ作
All Things Must Passの録音に参加する…そしてマイアミに渡り...。

先に身辺整理までして、覚悟の渡米をし、そこでイギリス的部分と
アメリカ南部的な部分を上手い具合に融合させ、
絶妙なスワンプサウンドを構築したデイヴメイソンも、
そうしたわけで、何となくクラプトンのニ番手的な、
そんな不幸なキャラ被りが、ココから始まってしまうのだった。

さてMedicated Goo…大好きな曲だ。

この曲だって、充分にThe Band的だし、もう既に後のRoxy Musicや、
D.ボウイ的な先鋭的サウンドに聴こえなくもない。

S.ウィンウッドの歌唱だって、リチャードマニュアルやリヴォンヘルムに
負けず劣らずソウルフルだ…。

それでも、わざわざトラフィックを辞めて、移住するほどの価値を、
デイヴメイソンは、The Bandやデラボニに見いだしていたわけで、
さて果たしてコレが正解だったのか、どうだったのか…?

歴史的な結論は既に出ているのだろうが、彼の場合は
成功の度合いとして、とても微妙...。
イマイチ判然としない。

実際、作曲能力はじめ音楽的総合力からしても、
クラプトンなんかより、彼の方が器は大きいし幅も広い
って思うし、ギターだって、この曲のバッキングと云うか
コードカッティング…実にSTAXっぽくて、
最高のグルーヴだと思うなあ。

Traffic - Medicated Goo


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北の裏側の人

DSC08015a.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

東京の冬は、毎日が高く澄み切った、
乾いた青空…なのだが、
北国で裏側の(?)冬は、なにしろ暗くて低い空
その上、湿気もヒドい…。

ふと、この県が自殺率全国ワーストワン(!)
ってことが頭を掠める。
(本年は1人違いでブービーらしいが)

東京に居ると、毎日のように電車が停まる…

「ご迷惑をおかけしておりますが、人身事故のため電車少々停まります」

それを聴いた乗客は一様に「チッ」と小さく舌打ちをし、
やっぱり小声で「またダイヴかよ…迷惑な話だよな…」
と呟きながら、SNSで約束に遅れる由の発信を一斉に行う。

「変な事に巻き込まれて…全くついてないや…」

ヒトの死を悼むのは人間として当然の感情…
しかし電車を遅らせるのは大迷惑。

その2つの感情のバランスの崩れこそが、
実は、次の自殺者を生むストレスって云う名の
土壌なんじゃないかなって…
自殺率ワーストワンの、寒くて暗くてジメジメした
気候の土地で、しみじみ思うのだ。



ベン・ワットである。
私は、音楽家を辞めて、サラリーマンに転身した頃が、
自分にとって最も音楽に没頭していた時期という事になる。

...というか、物理的にレコードをたくさん買ってた時期
でもあるのだが、既に楽器的に達者であるとか、
歌が上手いとかって云う、どうでも良いような次元は
とっくに飛び越していて、特に英国のインディーズシーン
というものから次々に飛び出してくるフレッシュでアメージングな才能
というのに、ただただ驚きっ放し。

毎週日曜毎に、西新宿の英国系の輸入盤店に通いつめてた
日々なのである。

確か「Pillows And Prayers」っていう、チェリーレッドレーヴェルの
オムニバス盤で、このべンワットやら、後に彼とEverything But The Girl
を組む事になるトレーシーソーン嬢なんかを知って、馬鹿みたいにまんまと
チェリーレッドの策略に乗り、彼らのアルバムを買い込んだ私であるのだ。

そんな中でも、このNorth Marine Drive(アルバムタイトルでもある)は
不思議と飽きのこない、こういうのがきっと名盤なんだろうな…
という妙な説得力がありつつも、アルバムはサックス奏者以外、彼一人。
ベースとかリズムとかの概念が存在しないから、何となく存在感も軽くて
薄いウスバカゲロウ…しかし、それの幼虫は実はアリジゴクだぞ!的な(?)
魅惑的な毒も吐く、奇妙なアルバム。

しかし、今でもしょっちゅう聴く事が多いから
「大好き」なんだろうね、きっと。

今日のは、わりと最近の生演奏ヴァージョン…。
今回初めて観たけれど、このヒト、昔はもっと…云っちゃあ悪いが、
他人を寄せ付けないような結構コワモテのお顔だったけど、
それなりに、あれから35年くらいの齢を重ねて、
何だか、感じの良いオヤジになってたな。

Ben Watt - North Marine Drive


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年相応がいい

DSC07896a.jpg
Konica Hexanon 35mm/2.8 (1970)

自分にとっては初コニカのジャンクレンズ…。
しかしいきなり夜撮じゃあ、特徴もよくわからないけど
何となく…普通っぽいかな…?。

こいつは古道具屋のジャンクコーナーで
普通に1k円くらいで投げ売りされてるような
アリキタリなブツと思われがちだけれど、
ちょいと調べてみると、コレがびっくり…なんと憧れの

アンジェニューのレトロフォーカスR1(35mm/F2.5)の
デッドコピー…つまりはパクリ!。

Webで公開されている両方のレンズ構成図(設計)を
見比べても、呆れるくらいおんなじ!。

うーむ…小西六…我々の世代的には、
ジャーニーコニカでサクラカラー…。

アンジェニューR1の方は、1950年代、
フランス独特の軟性ガラスを前玉に使っている為、
現代ではコンディションの良い玉が少ないと云われ、
その為にフワッとした柔らかい描写が特徴。
言わばそうした欠点が、年齢相応な枯れ味というか、
ベテラン俳優の渋い滋味(?)となっているところが
最大の魅力…。

ところがこのコニカ・へクサノンの方は、コピーとはいえ、
いかにも謹厳実直な日本製らしく、きちんとした硬質ガラスと
優れた職人による研磨技術。そして少し年代が後になる分、
しっかりしたコーティングが施されているから、
写りも枯れること無く、未だ若々しくて、くっきりと…ああ。

まあ、昼間にちゃんと使ってみた上の判断だなあ…。

八王子というか日野というか、いやいや豊田か?
…というような中途半端な立地に「コニカミノルタ」の
大規模な工場があって、概ね8年前の私は、恐る恐るながら
「飛び込み営業(無論アポなし)」を試みた。

そして、まあ予想通りに、正門前の「保安ボックス」で
突っぱねられる。

保安員「アポがないなら、ここを通すわけにはいかない」

 私 「担当部署が分からないからアポが取れてない。
    たぶん総務課か業務課だと思うが、わざわざこうして
    足を運んで来たのだから、ご担当と思われる
    部署に連絡だけしてもらえないだろうか??
    それでも会えない、会う気がないのなら、
    大人しく帰るから...」

保安員「うーん…じゃあ…一寸...待っててよ…
    今、総務の人が来るから…ああ来た来た…良かったね」

 私 「恩にきます!」

そんな感じで、まんまと最大の関門を突破し、
後は御担当者に対し、速射砲のごとく当社メリットを
発することで、またしてもまんまと….

「本来はね、アポなし営業さんには応対しないんだけど、
 今日は特別ってことで….」

あとはなかば強引な工場見学+状況視察+ヒアリング=提案=商談
...が、展開されるのだ…。

で、コニカミノルタさんには、あらゆる提案やプレゼンが
行われたにも拘らず、結局、執行役員さんの最終稟議が降りず、
営業失敗….まあ、そういうこともある….っていうか、
そんなことばっかりだけれど、一部上場企業に食い込めた
経験は、結果失敗でも、自分に妙な自信が付いたりして、
他の一流どころも臆すること無く挑戦!...面白かったな…。

あっ…社名実名出しちゃったけど…まあいいか!。

実は光学メーカーは、これキッカケで、
業界が抱える実情というのが、よく分かったので、
その後、結構トントン拍子に…
そこらはまさしくシークレットということで…。



ストックホルムのノーべルパーティでのパティスミスの
「激しい雨が降る」…
途中ミスって中断したりして、ハラハラさせられたけれど、
終ってみれば、なかなか感動的だったんじゃあないだろうか。

何となく、代役ならジョーンバエズかな?息子のジェイコブ?
なんて数人頭に浮かんだけれど、パティスミスは盲点だった。
結果はとっても良かったと思う。

で、妄想は、このまんま詩人やシンガーソングライターが
ノーベル文学賞受賞の範囲となるなら、次はやっぱりこのヒトだな…
ジョニ・ミッチェル…。

一番好きな歌がコレ…。

A Case of You

Just before our love got lost you said,
"I am as constant as a northern star."
And I said, "Constantly in the darkness
Where's that at?
If you want me I'll be in the bar."
On the back of a cartoon coaster
In the blue TV screen light
I drew a map of Canada
Oh Canada
With your face sketched on it twice
Oh, you're in my blood like holy wine
You taste so bitter and so sweet
Oh I could drink a case of you, darling
And I would still be on my feet
Oh I would still be on my feet

私たちの愛が失われてしまう少し前にあなたは言ったわね
「俺は北極星のように不変不動さ」
で、私はこう言った
「暗闇のなかでじっと動かないって
どこにいるのかわからないじゃないの?
もしも私が欲しければ私はバーにいるから」
マンガの印刷されたコースターの裏に
テレビ画面の青い光のもとで
私はカナダの地図を描いた
ああ、カナダ
そしてその上に、あなたの顔を二度描いたわ
あなたは聖なるワインとして私の血のなかを流れる
ああ、あなたはとても苦くてとても甘いの
うん、私はあなたなら一箱分飲めるわよ、愛しい人
そしてそれでもしっかり立っていられるわ
そう、ふらついたりしないわ

Oh I am a lonely painter
I live in a box of paints
I'm frightened by the devil
And I'm drawn to those ones that ain't afraid
I remember that time you told me, you said,
"Love is touching souls"
Surely you touched mine
'Cause part of you pours out of me
In these lines from time to time
Oh, you're in my blood like holy wine
You taste so bitter and so sweet
Oh I could drink a case of you, darling
Still, I'd be on my feet
I would still be on my feet

私は孤独な絵描き
絵の具の箱の中に住んでいる
悪魔に怯えて
だから、恐れない人たちに惹かれるの
あなたが私にこう言ったときのことを思い出すの、あなたは
「愛は心の触れ合いだ」と言った
ええ、確かにあなたは私の心に触れたわ
だってあなたの一部が私から溢れだすのよ
ときどきこんな言葉の中にもね
あなたは聖なるワインとして私の血のなかを流れる
あなたはとても苦くてとても甘いの
うん、私はあなたなら一箱分飲めるわよ、愛しい人
そしてそれでもしっかり立っていられるわ
そう、ふらついたりしないわ

I met a woman
She had a mouth like yours
She knew your life
She knew your devils and your deeds
And she said,
"Go to him, stay with him if you can
But be prepared to bleed
Oh but you are in my blood
You're my holy wine
You're so bitter, bitter and so sweet
Oh, I could drink a case of you, darling
Still I'd be on my feet
I would still be on my feet

ある女の人に会ったわ
あなたによく似た口で
あなたの暮らしを知っていて
あなたのいやなところ、いいところを知っていた
そして彼女はこう言ったの
「彼のもとへ行きなさい、できるならば一緒にいてあげなさい
でも傷つくことを覚悟してね」
ああ、あなたは聖なるワインとして私の血のなかを流れる
あなたはとても苦くてとても甘いの
うん、私はあなたなら一箱分飲めるわよ、愛しい人
そしてそれでもしっかり立っていられるわ
そう、ふらついたりしないわ

Joni Mitchell - A Case Of You (Miles Of Aisles)


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建設現場のお客さん

DSC07647あ1
Leitz ELMAR 5cm/F3.5 (1939)

地底怪獣ガバモグラvs.宇宙怪獣ゲソ大王…♪〜

工事現場に行くとね、重機とかアタッチメントとか...
何もかもが、怪獣やら地球防衛軍の兵器に見えてしまって、
しばし見入ってしまい、作業中の職人さんに

「こらボウズ、危ないからあっち行けっ...!」

ところがいい齢こいても、その性質は変わらず、
相変わらず、半笑いで工事現場を眺めていると、
こちらをチラチラ気にしていたユンボ・オペレーターのオジサンが
突然エンジンを止め…

「旦那さん、何か御用なら監督呼びましょうか?」

たぶんクレーマーに間違えられてるのだろう….。

「いや…本日はいいや…仕事続けて!」

などと勿体ぶったふりの、いずれにせよ迷惑なオヤジであるのだ。


現状では最も直近の仕事だったのが、環境基準を中心とした
企業コンサルティングというような仕事だったのだが、
どうしたわけだか入社して数日経った頃、
上司に命令されたのが…

建築作業現場の「現場責任者」…。

細かい経緯は省略するとして、いずれにせよ、
何もしなくていいから、現場責任者として
スーツ&ネクタイ姿でその場に終日、
居丈高に居るだけでよし…。

居るだけと云っても、居るからには様々な仕事が発生する。

工事初日から、なにしろ焼き菓子(建設用語?)を持って
近隣住民を徹底訪問して挨拶周り。
性格的に、クドいくらいに状況説明して許しを請う、
ある意味得意技だ!

上司の話だと、工事事務所(プレハブのあれ!)で
のんびり居眠りでもしてりゃいい…なんてとんでもなくて、
作業車の誘導やら、そのタイムスケジュール作り。
さらには安全確認等の様々な儀式(?)の音頭取り。

そして最も頭を痛める、想定外のエリアからの騒音(振動)苦情やら、
泥が跳ねたの、職人に失礼な言葉を浴びせかけられただの、
人間不信になりそうなほど執拗な、正直「金目(!?)」な
クレーマー達の言動に悩まされる。

そんな日々も10日ほど続くと、それらにも何だか妙に慣れて来て、
それはそれで愉しくなって来た頃に、上司がやってきて、

「いやはや迷惑かけたね、明日から自分の身体が空くから、
 君はもう自分の仕事に戻っていいよ…」

はて...自分の仕事ってなんだっけ?
ちょっと戻りたくないな…職人さん達とも、やっと仲良くなれたし…

実際にはその後、自分が担当する、大手ゼネコンから工務店まで
建築業界の顧客も増えて、様々相談に乗ったり、提案したりが
多くなるのだけれど、10日間の「建設現場責任者」という
雑用係の経験が、とても役に立ったなあと思うわけで、その時の
年下の先輩上司(係長)に感謝してあまりあるにも関わらず、
自分は3年で彼を飛び越すことになってしまい、
あろうことか、自分の直属の部下になってしまうのだけれど、
その後もずうっと敬語で、何かにつけ、教えを乞いつつ、
頭のあがらない上司(私)…となるわけでありました。



The Workというバンドが果たして何者であったか?
どういう経緯で自分はこのEP盤を所持して、何だか妙に愛聴し
それどころか、ストレートな言葉で、自由に音楽表現をする彼らに
途轍もない憧れと嫉妬を抱いたのか….今となっては、何が何だか
記憶がとっても曖昧…。

なにしろこの時代はまだ音楽の仕事をしていたけれど、
たぶん無茶苦茶煮詰まっていた頃だと思う。

仕事は、幸いにも、あちこちで評価してもらって
かなり忙しくなっていた。

夜ステージがはねたら、大急ぎで信濃町やら赤坂やら
狸穴(まみあな)までタクシーを飛ばしてスタジオに入って、
誰の曲かも分からない録音を多数やった。

その時は誰の為の曲とか、もう一切興味が無かった。

ああアレンジャーはあの先生か…ならこんなサウンドが
喜ぶんじゃないかな?。

ディレクターは、あの知ったかぶりのオッサンね。
あのヒトは過去の成功体験を未だに引き摺っていて、
小洒落た…とか小綺麗な…サウンドを嫌う傾向があるから、
ちょっとGSっぽくワイルドめに弾くと喜ぶんだよな…

そんなツマラナイ業界の垢に、どっぷりと塗れた自分を、
実は自分自身が良く分かっていて、殆ど自己嫌悪に陥っていたのだと思う。

だから、なんだか粗野だけど、こんな自由気ままなサウンドに
ひたすら惹かれてた時代だった…。

The Work - I Hate America


[追 加]

グレッグ・レイクが亡くなったようだ。
なにしろ想い出はたくさんあるし、EL&P来日公演も何度観ただろう?
取りあえず、中学3年の頃、コレが弾けるようになったら絶対モテる!
って誰かに云われて、もう必死で一つ一つ音を捜し拾いながらコピーした
思い出深い曲だけど、弾けるようになったからって、
大してモテなかったなあ…。

なにしろ合掌。

EL&P - The Sage (賢人)

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いろいろご用心…。

DSC07706あ1
Jupiter-9 (L) 8.5cm/2(1957)

鳥にも、なかなか受難な年の瀬らしい。

数年前、我が家の家人がインフルエンザにかかったとき、
病院で「タミフル」を調剤されたが、
思い込みが激しいタイプの彼女は、このタミフルに
まつわる黒い噂(死の商人ラムズフェルド絡み...)を嫌って
一切口にしなかったが、しっかり感染して同じ状態になった私に、
彼女は何のためらいも無く、私にこれを服用させると、
私は呆気なく、家人より先に完治…。

ラムズフェルドだろうと、トランプだろうとプーチンだろうと…
効くものは効くのだ…!?。

インフルエンザではないけれど、私はまた
お腹を壊してしまって、辛い日々を過ごしてます。

思えば今年はもう、除夜の鐘が鳴ったその瞬間から、
お腹は絶不調…病院にも行ってるんだが、
内服薬では歯が立たないみたいだから
一度精密検査を…

つまりはあの病気の検査...。

早期発見早期治療!って云うけれど、
早期発見っていうのは、全く自覚症状がない状態で
運良く会社の健康診断やらで発見!ラッキー!ってことでしょ?

これだけ自覚症状ありありで既に数ヶ月経過…
もし発病してたとすれば、もう末期も末期…
手がつけられません!って状態に違いないから、
苦しんでるサナカのイマサラ、検査だなんて…

そんな感じ。

そのまま小康状態もありながら、
春が来て、夏が来たら、今度は脇腹までキリキリ痛みだして、
もうお先真っ暗で観念して病院に行ったら
虫垂炎破裂...即日手術…。

さあ、これであの腹痛も改善されたぜ!元気だぜ!
って思ってたら、いきなり喘息をズルズル経過して
またお腹…。

世界情勢を観るにつけ、なかなかに激動の2016年だった
...と思うけど、案外、個人的にも表面上は例によって
「のほほん」としつつ、その実、結構厳しい2016年
だったなあと、来年はもうちょい明るい年にしたいなあと
思うのでありました。



今でもたまにね、YES…聴くことも多くて、昨夜も
結構な音量でノリノリで聴いてたけど、いつも「サード」から
「こわれもの」そして「危機」…そこで終了。

自分にとっては、あくまでも「中学生時代のイエス!」。
きっちり聴いてるのは、ブラッフォードが辞めるまで、
つまり「危機」で終了が自分流。

ではそんなに自分はブラッフォード好きで、他のドラマーでは
不足なのかと問われれば、全然そんなこともないけれど、
いかんせん、「こわzれもの」「危機」といい感じで来て、
次がやっぱりちょっとドラムがバタバタと雑な感じに聴こえてしまった
ライヴ盤で、しかも「3枚組」…とても買えんわい。

そのまた次が、相当増長で退屈な「海洋地形が何たら」で、
やっぱり「2枚組」。

うーむ、単純に「物量」と「価格」と「分かりにくさ」で
イエスは、コンシューマ対応マーケティングに失敗!...というところだろう。

少しバイトなどして、レコードもわりと買えるようになったぞ!っていう
高校時代の中盤から後半頃には、もうイエスなんて、あるのかないのか
分からなくなってしまっていた。

そういうわけで、たぶんイエスでは一番好きな曲がコレ。
なにか溌剌として、ポップでキッチュ…。
一番イエスらしくて好き!。

このヴィデオもクリス・スクワイヤ不在(...)が、
サウンド的には痛手だけども、居ないからこそ出来たVery Specialな「面子」。
このメンバーでまた是非!...ファンの誰もがそう願ってるんじゃないだろうか!?
Yes - Long distance run around


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県民ファースト!

DSC07639c.jpg
Leitz ELMAR 5cm/F3.5 (1939)

相変わらずこの街の行政は、
わざわざ「街」を一つ丸ごと消滅させてでも、
交通渋滞緩和の為(秋田だよ!?)の道路を
作りたいらしい。

たぶんこの街の為政者達は、
自動車移動ばかりで、街を歩くってことを
一切しないだろうから、街の息吹とか
営みなんて、気にも止めないんだろうね。

新しい道が出来るたび、その周辺の老舗でさえも
商いが芳しくなくなって、気がつけば
コイン〜だの、月極〜など、Pの文字が虚しく踊る
砂漠みたいな街になっちゃってるのにね。

「県民ファースト」で、きちんと闘ってくれる首長…
欲しいね…。



今から思えば、年齢的にまだ相当早かったけれど、
我が家ではにわかに「終の住処」を模索することが、
家庭内ブームになっていたようで、やっぱり横浜…
それも山下公園のそばだろう…とか、
鎌倉あたりも充分通勤圏だろう…などと盛り上がっていた。

鎌倉には、七里ケ浜に住んでる知り合いがいて、
近くに程度の良い売家があるというので、
家族で観に出掛けてみた。

雄大で、キラキラ輝く海岸線を背中に感じつつ、
たまに振り返りながら、10分ほど畝った緩やかな山道を登ると、
築70年の木造二階家が現れた。

今でこそ、映画「海街Diary」の四姉妹の住む古い家って
ところだろうが、当時の正直な印象は、つげ義春の
「ゲンセンカン主人」(の宿屋)…。

後ろが競り上がった崖っぷちで、手入れをしてない
伸び放題な木々の枝によって、母屋の半分が、
林に同化されてしまってるような感じ。

既に海も見えなくなっていた。

小さな庭と、開放的な縁側に、子供ははしゃぎ喜んでいたけれど、
すぐに現実的な問題点に触れてしまう。

「深刻なリス公害…」

板塀や庭の至るところに視点を集中させると、
必ず3〜4匹は視界に入る可愛い「リス」。
それが軒下にも天井裏にも、たぶん数百匹という単位で
高々30坪の敷地内に生息していて、様々な弊害をもたらすらしい。

無論「リスと共存」という感覚で生活するのなら、
それも是であるけれど、そこまでのナチュラリストファミリーではない。
前の住人も結局リス・ノイローゼになって、売りに出したというのが
真相らしい。

行政に相談することで、農薬散布など、ある程度の駆除は
してくれるらしいが、リスは後から後から山からやってくるから、
とてもじゃないが、追いつかないらしい。

そんなわけで、結構格安物件だったけれど、
まだまだ都心まで通勤せねばならぬ中、交通費もママならぬような
取るに足らぬ事情も、突然もっともらしい理由となって
ここは断念することに...。

で、結局「終の住処構想」は、横浜市中区山下町周辺に
一点集中となるのだが、これはこれでまた
別の思わぬ歴史ドラマが生まれてしまうのだが、
それはまた別の機会に。



ヴァン・ダイク・パークスも、高校生の頃、
やっぱりリトルフィートと同様に細野晴臣氏が、盛んに
〜ヴァンダイクヴァンダイクとラジオで連呼していたので、
最初はまず「ソングサイクル」って云うレコードを、
誰も持ってなかったから、まさにどこかから飛び降りる気持ちで
LPレコードを購入した。ところが…

「何だこれ??」

実は良く理解できなかった。
あまりにもロックから離れていたし、印象から云うと、
叔父の家(つまり母の実家)の、私の相手をしてくれた
元ゲバ学生は五男だが、次男から三男あたりの所有物たる、
ビングクロスビーとか、フランクシナトラって感じの78回転EP盤、
もっとも富を謳歌した時代のロックンロール以前の夢見るアメリカ…
そんな世界観のレコードに、流石の高校2年生も、
相当面食らったのだった。

それでもなんでか「こんどこそ」って気持ちで、
「ディスカヴァーアメリカ」っていうヴァンダイクの次作を
買ってしまうのは、もはや自分でも理解できない行動…。

ところが、この時は何故だかこの夢見る世界(?)にすっかり
ハマってしまったようで、以来とても好きなアルバムになって、
ソングサイクル同様、その後何十年も聴き込む自分にとっての
マスターピースになっていた。

Van Dyke Parks - "The Four Mills Brothers"


細野さんらと…。
Van Dyke Parks sings "The Four Mills Brothers" at Haruomi Hosono tribute



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欲しけりゃ並べ!佳い時代...

DSC07751a.jpg
P. Angenieux Paris Anastigma 45/f2.9 (1949)

自分的にはたぶん80年代中盤頃が、
その最後!?と思うのだが、
それまでは、コンサートチケットを得る方法といえば、
有楽町のニッポン放送前とか銀座のプレイガイドとかの
チケット代理店、もしくは主催者のオフィスに直接出向いて、
早朝、または前夜からひたすら並ぶなどの、
なにしろ明快すぎるくらいの実力行使的、
早い者勝ちな方法しかなかったから、逆にいえば、
寝坊さえしなければ...もしくはシュラフ等を
持ち込んで、銀座の路上で野宿するのも厭わない
図太い根性さえあれば、確実にチケットは入手できたわけだ。
(真冬にどうしたか記憶に無いけれど??)

もちろん、長い時間待てば待つほど、
良い席が穫れるっていう、単純明快なロジックがあって、
努力はきちんと報われるシステムというのが、
今となってはとても懐かしく、産業効率としては、
確かに「どうか?」と思うところもあるけれど、
消費者としては、良い時代だったなあと思う。

列には一目で分かる「ダフ屋」の使いっ走りとか、
便利屋って云う、チケット取得代行業者なんかも
混じっていて、そうした奴らの愚痴や裏話を聞いたりして
人間模様もなかなか面白いし、一晩限りのお付き合いとはいえ、
同じアーティストを敬愛する同士の連帯感とか、
妙な交流が芽生えたりして、それはそれで思い出につながる
出会いも無くはない。

残念ながら、チケットぴあとかなんとか、電話予約だの
会員優先システム(?)だのとなって以後は、
最終的にはコンビニ取得などで一見便利そうだけど、
初日の受付開始時間直後の予約なのに、既に1分で売れ切れました!
なんて、物理的に納得いかないことがあったり、
アリーナは売れ切れ、残ってるのは、武道館の天井に
頭がツンツンとくっつきそうな桟敷まがいの最後尾席だったりで、
何か釈然としないのもまた事実(もちろんその逆もあるが)。

昔のように、チケット屋の受付で会場の座席表を見せられ、
空席を自分で選び、赤鉛筆で塗り潰す超アナログ式が、
実は最もフェアに思えたりもするのだった。


と、いうわけで、その最後が、たぶんエコバニの最初の来日公演…
その辺りだと記憶している。

確か日曜の朝、原宿・竹下通りの呼び屋の事務所前に、
並ぶのだが、私は満を持して朝早めにに出向いたつもりが
既に長蛇の列…。家人が毎月の骨董市にやってくる
東郷神社アタリの最後尾で、4時間ほど並んでやっと購入。

やっぱり呼び屋の事務所のカウンターで座席表を見せられ、
空いてる席を捜して自分で指定して塗り潰す式!

もはや中野サンプラザホールは、マエメの端っこか、
センター付近ならウシロメしか空きがなかったけれど、
自分でその席を決断したのだから、後悔は無い!。

そういうわけだから、結構、達成感があったりするのだ。

エコバニもU2も同じ頃デビューして、どちらも好きだった。
そして作品毎に成長して行く姿も、痛快だった。

二つのバンドは、やはり同じ頃=3枚目のアルバムあたりで、
双方とも一応の完成期と云うか、円熟期に達するのだが、
4枚目になると、エコバニはアイドルグループ志向というのは
少し言い過ぎだが、メジャーバンド然とした自信のサウンドが、
ちょっと自分的には鼻についた感じに思えてしまった。

もう一方のU2は、もう間違いなく、アメリカ市場を意識した
大味なサウンドに、みるみるシフトしていって、やっぱり
私的には興味を逸っするのだ。

リヴァプール出身とベルファスト出身…どちらも田舎出の、
小粒でもピリリと辛いって感じの、とても佳いバンドだったんだがね…。

まあ今日はちょっと反則気味にベタなエコバニのヒット曲を!
久しぶりに聴いたけど、なんだか妙に嬉しいな…。
 
Echo And The Bunnymen - The Cutter


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