ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
MENU

七色の黄昏降りて来た時代の虚実。

c0098020_1722622.jpg

高校生の頃から、今に至るまで私の最大のアイドルは
「フランク・ザッパ<FRANK ZAPPA>」
すでに故人である。

レコードを中心にあらゆる出版物類を蒐集してきた。
コチラが20代〜30代初めの頃は、彼のレコードの殆ど全てが世界中で廃盤で入手不能。
頼りは中古盤しかないのだが、世界中にヘビーなコレクターが生息しているから、
それも恐ろしい程の高値!それでもジグソーパズルの欠けたピースを
補なわねば気が済まない悲しいコンプリート習性から、高価すぎるブツを
「今買い逃したら今度いつ出会えるか分かったもんじゃない、
もしかすると一生出会わずに過ぎるかもしれない!」
とワザワザ悲観的なベクトルで考えだすと、
もはや矢も楯もたまらず大枚をはたき「買い」に走るのだ。
今のようにインターネットで検索→発見!というわけにはいかない時代だった。

勿論今では彼のカタログの全ては普通に手に入るから、必死に集めた数々も、
まあオリジナルとか初版とかいうプレミアムは若干あるものの、
概ね価値を持つものではなくなった。

今になって悔いが残るのは、アメリカでもヨーロッパでもどこでも馳せ参じて
生前のZappaのステージを体験したかった。
もっというと1967年とか68年頃のカリフォルニアに居て、
今週はトルバドール、来週はUCLAの学園祭ステージ、次の週は…
という同じ空気を吸うような生活体験をしてみたかった!
タイムマシンがあったら…と、切に願うのである。

で、リアルの自分はどうだったかと言うと、
上京してすぐに通い始めたのがライブハウス時代の山下達郎氏のステージ。
ちなみにワンドリンク付きで800円とか…そのぐらいだったと思う。
今日は下北沢ロフト、週末は高円寺次郎吉、日曜の日比谷野音無料ライブを挟んで
来週は新宿ロフト…そんな感じのオッカケの日々。

本当は高校時代に彼のバンド「シュガーベイブ」に強烈な電気ショックを受けたが
彼らは私の上京を待つ事なく解散! やむなくソロになったばかりの達郎氏を、
徹底的に追い掛けたのであった…。

ただご本人には失礼ながら、
結局シュガーベイブ以上の衝撃を受けるような事はニ度となく、
80年代を待つ事なく聴かなくなったように思う。
ユーミンなんかも松任谷さんに名前が変わって以後、衝撃を受ける事はなくなった。

実際にいろいろなアーティストに傾倒しハマったが、
ヒトの才能のピークというのは極めて短い。
長くて3年(あのビートルズだって、いいとこ3〜4年)、下手をすれば奇跡の1ヶ月!
それで一生分の才能を使い果たしたアーティストも多いように思う。
あとは様々な若い才能とコラボして、新鮮なエキス?を吸って
アーティストとしての寿命を長らえたり、
ライブ盤とかベスト盤とかカバー集なんかで10年繋いだり、
タブーだがゴーストライターに依頼する方々も実際に知っている。

また畑が違い過ぎて興味すらないのだが、数年後のある日、
さるロックスターさんのセッションなるものに紹介され呼ばれた。
さまざまなミュージシャン達がスタジオに集められていて、
例えば、「キーBで適当にバラード風に演ってみよう!」と即興で演奏させ、
それにあわせてロックスターさんも即興で♪〜ムームーオーPacific〜
とか適当に唸り、その録音を後で聴きながら詩をはめ込んだり、
メロディを整理して一曲仕立て上げ、
これが自作として登録され莫大な利益を生む….。

そうやってゲーノー界を巧みに生き抜くアーティストの正体を散々見てきているから、
衝撃を受けても、あまりイレアゲナイようにしている。

フランクザッパというヒトは52歳で亡くなるまで、
デビュー以来27年間にオリジナルアルバムで60数枚、
コンピ、ライブなんかを入れると100枚近いアルバムを残している。
もちろん才能枯渇のヤバい時期もなかったわけではないが、
あれこれ悩み考えるイトマもなく作品を作り続けたヒト。

名作は多いが、大ヒットはない。

おっとザッパの話か山下達郎氏の話か分からなくなってしまった。
ただ久しぶりに山下達郎を聴いてみたが、
なんと忽然とあの当時のシモキタやキチジョージ、
新宿西口や道玄坂などの、さまざまな風景が私の前に現れた。
またさすがに同時代体験をした数少ないヒトだけに、妙に感動し、
アマツサエ泣けてきたりするのはやはり齢のせいだろうか??

スポンサーサイト

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://pipco1980.blog.fc2.com/tb.php/131-46202eec
該当の記事は見つかりませんでした。