ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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魂のもんじゃパーティ

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世は「B級グルメ」ブームなのだそうだが、
私は「B級」という言葉が、駄菓子→チクロ。
屋台的な食物→人工着色料、保存料….と、連想する印象は極めて悪く
どうにも食欲がわかないのだ。

『ソウル・フード』という言葉がある。
直訳すれば『魂の食物』だが、ある国のある都市の名前の印象ともぶつかる為に、
どうも「チヂミ」とか「トッポギ」とか連想しがち。
魂なのに、何故かちょっと辛くて安っぽい…というか
カジュアルであるというカテゴリーでは、充分確立してるように思う。
『ソウルフード』は「B級グルメ」より遥かに使える言葉だと思う。

私にとってのソウルフードは、間違いなく「もんじゃ焼き」である。
ご存知の通り秋田出身の私がもんじゃを語るのは非情におこがましいが、
東京の、特に下町生まれの方々のもんじゃに掛ける意気込みとか
熱意はハンパなものではないから、
私も家族も皆もんじゃ作りは得意だ!。

問題点は各家庭ごと、または行きつけのもんじゃ屋
(駄菓子屋の奥座敷が子供らのもんじゃゾーン)のレシピやら味やらが、
多様化し過ぎて「これが正統派!決定版!」というものが確立していないのだ。

なにしろ宵越の銭は持たない、てやんでい!こちとら江戸っ子でい!
という気っ風の良さ=派手好きアタラシもの好きの頑固者どもが、
それぞれの信じる、まさしくソウルフルなもんじゃレシピ
=哲学を持っているものだから、
ちょっとしたもんじゃパーティーの席で、
そのレシピにおいての言い争いからの喧嘩に何度となく遭遇しているほどだ。

やれソースは○○よりオタフクソース?
ベビースターラーメンより(もっとマイナーな)なんとかラーメン。
麺を入れるタイミングは最初、最後…??

その翌朝、喧嘩の片方の葛飾出身者が突然出勤前の私の家にやってきて、
「昨夜は荒川の○○に邪魔されましたけど、私が本物のもんじゃ種を仕込みましたから、
今夜食してみてください。絶対負けませんから…」
と瓶にもんじゃ種を詰めて持ってきたり、

一方の荒川出身者は、長々と「荒川もんじゃ論!」をしたため、
レポートにして私に提出したりと(仕事しろ!だな)、
もう簡単気軽に「社内もんじゃパーティやるぞ!」とは言えなくなった次第。
まさに下町のソウルフードというに相応しいではないかと思う。

ちなみに下町のコンビニには必ずもんじゃ用の大へら小へらが常備され
販売しているとの事。
しかもテフロンを痛めない木製へら!ってのが泣かせます。

ではレシピーを...

◇種は小麦粉1に対し水5の割合が黄金比(かなり水っぽい)。
それにソース適量、醤油微量、その他調味料任意。
それらを良く混ぜておく。
微量「山芋をすったもの」を混ぜる説もあるが、これはチヂミの影響か?

◇具の必須は「キャネツの千切り」。
それと「切りイカ」と「桜えび」などの干物、出汁がよく出る。
それにベビースターラーメン。他に肉や野菜など適当。

卵は任意。餅とかキムチとかいろいろトッピング可能。
それらをあまり順番など気にせず、がっつりボウル(どんぶり?)などで
混ぜ合わせて鉄板で焼くだけ。
よく言われる「キャベツで堤防を作り、内側に種を流し込む」は月島流に過ぎず、
もんじゃ界では意外に少数派!。とにかく流し込んだものをかき混ぜながら
徐々に凝固させてゆくだけ。
お好み焼きのように完全凝固はしないので、少し固まった半焼けあたりが食べごろ。
小へらですくって直接口にべろっと入れる。

箸なんて邪道!とにかく大勢で何度も何度も焼く。焼く度に味を変える。
次はカレー味です。お次ぎは明太子味!、イカスミ味、ボンゴレビアンコ味…
などいろいろ試してみるのも楽しい。
勿論どうにもマズい失敗作もあるが、それもまた楽し!である。

ベビースターラーメンの処遇は諸説あるが、私は食す直前に入れて、
ぱりぱりとした食感を楽しむ…のが好みだけれど、
一部には最初から種に混ぜ込んで、フヤカして食すのが絶対旨い!
と譲らない派閥もある。
まあ、なくても一向に構わないが、あれば楽しいのがベビースターだ!

因みにベビースターではなくチキンラーメンで試したが、塩気が多いのと、
うまい具合に芯の残る独特のふやけ方ではなく、
きちんとした正調中華麺になってしまうのが残念!

月島あたりで、しっかりした料理としてのもんじゃを頼むと、
ベビースターなどは登場せず、普通のそば玉になり多少失望する。

とにかく子供らが大勢やって来ても、
鉄板一つで大いに盛り上がるのでおススメです!




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