ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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寒い朝といえば...

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今朝、東京にいる後輩からメールがあった。

>こちらも朝晩すっかり寒くなりましたが、今年はなんでか色鮮やかな
 モミジが見られず、さっぱりです。秋田のモミジを写メしてください。

RE: とっくに終わってます....


ちょうど1年前、東京・杉並の朝はやけに寒かった。
私は、前日からのひどいめまいがいっこうに改善せず、辛うじて歩けない
こともないのだが、千鳥足の酔っ払い状態。
実は徒歩5分で行ける勤務先に一旦出勤し、3Dに揺れる体で朝礼を終えた
ところで、近くの総合病院を受診した。最近、医者が大量に逃げて(?)
内科系外来のみの受付、入院患者はなし...という悪評極まる医院だが、
めまいを止めるだけならば..と軽く考えていた。

集中治療室とは名ばかりで、看護師さんの休憩室も兼ねているような部屋で
点滴を受けていたが、やはり改善されず、そのうち先生も首をかしげつつ、
じゃもう一本点滴いっときましょうか...???

既に昼を過ぎたのは、看護師さんたちが大勢部屋に入ってきて、食事の音と
匂い、さらに女子会話などを始めたことで了解した。
ちなみに私は部屋の一番奥で、病院独特のパーテーションの裏にいたから、
(保健室状態か?)私の存在に気づかない方もいらしたのだろうが、やがて
聞き捨てならぬ情報が飛び込む。

 んで、あのめまいの患者さんどうなったのさ? 先生ってば、サジ投げて
 帰っちゃったんでしょ? しかもあとを「あの◯△娘」に押し付けて...
 どういうつもりなんだろね....

やがて午後は治療方針が変わったのか、血液検査だのレントゲンだのCTだのと
忙しく検査が始まったが、「◯△娘」と呼ばれる先生は、まだ登場してない。

しばらくして、相変わらず点滴を続けていたところに彼女はいよいよ登場する。
最初に見えたのは、スワロフスキークリスタルびんびんデコの真っ赤なサンダル
と、その上に連なる網タイツ!(本当はタイツかストッキングかわかるはずない
けど....)。そして白衣の上の決定的なそのご尊顔。

風が起きそうな長〜いまつ毛。瞬間的に浮かんだのが「小森純!」。
瓜二つか?或いは決まったパターンで化粧をすれば、誰でもあの顔に仕上
がるのかは不明ながら、まごうことなき小森純なのである。

ドクター小森は、神妙な表情でこう言った。
「落ち着いて聞いてください。検査結果による疑いの方向性は...循環器系等に
あると思われます。私の見立てが正しいとすれば(おいおい)、一刻の猶予も
なく処置せねばなりません。ですが現状この病院には循環器内科がないので、
すぐに他の総合病院に救急搬送します。ご希望の病院はありますか?」

本来、ショッキングな場面なのだろうが、なにせ小森純なものだから、一向に
実感が沸かず、何いってんだ小娘?(失礼)、というほうが強く、結果的には
ありがたくも、恐怖心を全く感じることなく、徐々に病状を受け入れることになる。

先方病院から救急車が来る、ってことで、しばしまたパーテーションの奥で
待たされている間、大勢の看護師さんやら同僚?先輩?と思しき医師が
続々と部屋(あくまでも集中治療室なはずだが)にやってきて、
「おい、聞いたよ、やったなあお前!めまいで心筋梗塞見つけたんだって?
お前はいつかやる子だとおもってたよ!おめでとう!」  
「先生おめでとうございます!、早速お祝いしなくっちゃね、どうです、
今夜あたり(さっき◯△娘と陰口の主と同じ声だった)」。
しかしなんだろうかね、この病院.....

そんなこんなで慌ただしく、転院しつつ、詳しい説明もないまま(家人には
詳しい説明があったらしいが)カテーテル施術、引き続き翌朝は緊急手術。

生還後、執刀主治医の先生が言うには、
「◯西病院の女医の先生に感謝してね!、あの先生が見つけてくれず、
そのまま帰宅していたら、おそらく今頃は冷たくなってたよ」
のこと。退院したら小森純先生に挨拶しないと!と思っていた。

ところが、リハビリが始まる時期になっても一向にあの「めまい」は癒えず、
かえってひどくなっていた。しかしこの大病院をしても、最近の医師不足問題
からは回避できず、耳鼻科も脳外科も休止中で、治療できない!!とのこと。
そこで秋田の実家近くの脳研センター行きが急浮上。今に至るというわけだ。

小森純先生には後日、家人がお礼に行ったが、「本当にそっくり!」で
驚くと同時に、よくあの風体で???というが、私の命の恩人を悪く言うな!
などと言いつつ、テレビなどで本物?の小森純を見かけると、
...あの娘は、ああしてテレビでは馬鹿なことをやっているが、ホントは優秀
なのだ、やれば出来る子なのだと...思えてしまい、ついつい頭を下げたく
なるのであった。




 




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