神様となかなか折り合いがつかない男
家人が信心深いお陰か(ってか神社フェチ!)、
40歳前後の数年間、私は毎年正月元旦にはしっかりと
「厄祓い」では有名な神社で祈願祈祷をお願いしていたのだが、
日頃の厄溜まりがもはや祈祷に敵わぬ手強いものだったのか、
実にマッタク...
見事に災厄にハマってしまった。
前厄:サッカーで骨折
本厄:父親他界
後厄:勤務先倒産
まさに怒濤の3年間である。
「四十にして不惑」などと言うが、
私の場合、見事に
「四十にして大いに困惑!」
となってしまったわけだ。
そんなわけで、残念ながら私の「不信心」は並大抵ではないようだ。
それでも家人の影響で、アチコチの神事すなわち
奉納系の祭は数多く見物してきている。
見るだけではご利益はないというわけか…。
などとカヨウなことを考えながら
懐かしい手形方面まわりで、サクサクと雪をかき分けつつ
去年に引き続き、三吉さんの『梵天奉り』へ。
プログラムの全体像は既に体験済みなので、
順々に楽しませていただくこととしても、
正直あのクライマックスのあり方は私個人としては得手ではない。
見物人は野次馬ではないのだ。
皆それぞれに「幸福」を祈願したいから祭に足を運んでいる。
演者の傍若無人さはまだ仕方がないとしても、
本当のクライマックスは参加者、見物人全員の幸福を祈願するような
「礼」のような何かが完全に不足してるような、
去年同様にそんな気がしたわけです。
だから毎度安心のエンターテインメント
「なまはげ郷神楽」御一行の存在感には、
いつも救われたような気分になるわけです。
あくまで私の得手の問題ですけどね...。
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