ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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祓い給い 清め給え...

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学生バンドのギター弾きで、ナマイキ盛りの頃
私はおだてられるまま、
大して将来の事など考えずに
アルバイト感覚で、
歌謡ショー(!)のステージやら、
アーティストの小ツアーなんかの仕事をボチボチと請け始めていたけれど、
あくまでも不定期なトラ(代理)などの単発仕事だから、
生活設計なんてハルカ遠い宇宙の彼方の話。

そんな中途半端な時期に事件は起こる。

仕事の内容はまったく覚えてないけれど、
どこかのスタジオで何らかの録音をしている時、
どうやら私の楽器の特定のポイントの音程が
ほんの僅かだが狂ってる?!と指摘される。
結局、不安と特定された数カ所のポジションを
外して弾く事で難は逃れたものの

恥は恥である。

当時の国産ギターとか米製でも粗製濫造品(?)は、
ネックの微々たる捻れや歪みが、
どこかのポジションで音程を狂わせるなんて
その後は常識になるが、その時点で
あまり気にしてなかった.....。

先輩アドヴァイスというので、
その場にいた最低4人に

「音程のしっかりしたプロ仕様の楽器を入手せよ」

「ギタリストで飯食う気なら最低Gibsonだろ!」
とドラマーさんにまで突っ込まれた!

手持ちの「Fen」も「Yam」も、
愛着はあったが、全部売り払い
さらに深夜、集中して地下鉄半蔵門線の青山1丁目あたりを
掘って掘って掘りまくり(実際は雑用労働だが)、
クドい程に神経質な音程チェックを突破した末、
中古ながら、
やっと手に入れた念願の高級器「Gibson ES-335TD」!。

このギターを手に入れたまさにその夜から、
不思議な事にアレヨアレヨとバンド加入や、
レギュラー仕事が決まり、突然忙しくなったことは、
当ブログのアチコチで、食べ散らかしのように語り記されている。

しかしある日突然、不幸は訪れる。

盗まれたのだ…..。

しかも都内有名スタジオのロビーのソファに立て掛けて、
トイレに行ったほんの数分…。

この楽器を手に入れた頃とは違って、
既にそこそこ稼ぎ始めていたから、
その気になれば同じギターをすぐに買えたのかもしれない。
しかしなぜだが諦めきれずに「誰かが間違えて持ち帰ったのだろう…」
「案外すぐに呆気なく戻ってくるのでは?」
と安直な期待を抱いていた馬鹿な自分。

いずれにせよダラダラとだらしなく、
音楽仲間や、楽器屋からモニター扱いなどで借り出し
毎日取っ替え引っ替えいろいろなギターを使うようになって、
それをまた少し楽しんでいたように思う。

怠惰な時代…と今にして思う。

既にお察しのように、
仕事のイキオイも徐々に失われてゆく。
情熱を注ぎ込み、専任ギタリスト(業界用語で言う「サシ」)
兼音楽ディレクターを担当した新人女性シンガー
(当時17歳。現在はバックコーラス界の第一人者らしい)も、
アルバムやライブの業界内評価の凄まじさのわりには、
セールス的にはうまく行かず→アルバム1枚、シングル5枚で
会社的に見切りをつけられ、
バラエティー班に送り込まれたことで、
私の役割は終わった。

そんなこともあって、
「今後どうしようかなあ…」なんて考え始めた頃になって、
友人からFenderのシンラインというギターを安く譲ってもらった。
今度はこのギターを入手したあたりから、急激に、
様々な事柄を一気に終息させねばならない情況になって、
その残務に追われる日々の象徴がまさにシンラインと重なるわけで

以来楽器に限らず、
骨董屋などで購入したようなモノは、
必ず塩をふり、
「悪霊退散!」
「祓い給い 清め給え!」
と、祈念するのであった。

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