ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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食わず嫌いは早めに治そう

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件の「中ニ病」の所為なのかどうなのか、
私は徹底した洋楽偏向者であるわけで、
これまで国内アーティストには、
なかなかカラい評価をし続けてきたように思う。

2千数百円という大金を、
なぜ日本人の、全てが拙いロックバンドや、
四畳半フォークだのと生ギター1本を引っ掻き鳴らし、
美しくはない声で唄われる
狭小な世界観による他愛ない生活感
=早い話が貧乏臭いレコードに
(大金を)費やせねばならぬのか理解不能!などと思っていた。

かといって外人(英語)だから全て良いというわけではモチロンない。
軟弱なものは論外…?? 
では軟弱って何だ?
自分勝手な尺度や、安易にメディアや友人達の諭旨を
鵜呑みにして来ただけの事ではなかったか?…。

ロックミュージックに関しては傲慢極まりない私に、
それをまざまざと気付かせてくれた作品こそ、
このBeach Boysの、今にして見れば大名盤であり、
すでに古典となっていた
「PET SOUNDS」
その時私は既に30歳になろうとしていた。

ビーチボーイズと言えば、
何だかアメリカ西海岸の、
クルマ好きで、
サーフィン好きで、
アタマ軽めで、
やれホームパーティだとか、
今夜こそ決めるぜ…
的な、軽薄文化そのものな…
まあそんな感じでシリアスさのカケラもない音楽
そう勝手にイメージしていたのだが、
まあこの名作を聴いてしまうと、
これまでの自分の不遜で尊大な態度を
恥じ入るばかりだったのだ。

3兄弟に従兄弟、さらに兄弟の父親がマネージャー(DV父)
という典型的アメリカンファミリーバンド形態は、
時に泥沼の家族崩壊劇や猟奇事件などを呼ぶ事を、
今の我々は充分知っているが、
ビーチボーイズの場合は、
バンドの抱えるストレスのすべてを、
長男でグループの作詞作曲など全てを任されたブライアンの身にノシ掛かり、
難聴→鬱病→分裂病となる中でも、
相変わらずグループの音楽的支柱はブライアン…という異常な状態。

まさにそんなサナカの、ブライアン渾身の作。

発狂寸前=破綻寸前、
ギリギリ極上のポップスがこのアルバムで展開されるわけだ。

などと、この作品に対する思い入れは相当なものなのだが、
これを30歳まで気付かなかったのはやはり不覚であったわけで、
その反動から、それまで無視を決め込んでいたような音楽を、
クラシックやジャズも含め、
後追いながら積極的に聴き込むようになった。

結局何でも広く…にはなったが、
時々自分の本業を忘れるときがあるが、
50歳をトウに過ぎた今に至っても
ロックに軸足がある事だけは忘れないようにしているつもりだ….!?


アルバムの話をしておきながら、ご本人歌唱のデモバージョン。


蛇足ながら、これが全音楽ファン必聴の超名曲「Surf's Up」!!!

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