ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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九州風キリタンポ鍋の怪しい旨さ

DSC09393.jpg
特に階段フェチではないけれど、
なにやら続いてしまった裏千秋公園シリーズ(?)。
とっくの昔に使用不能なのに
撤去されず、遺跡状態の階段。
是非昇ってみたいが、
バカだよね…やっぱ。




昔、諸事あってお世話になった在京の方への返礼に、
秋田から何か贈りたい…というので、
先方はなかなかの「食通」でもあるから、秋田の名産品でも…
内容はお任せで.,..という事にした。

数日して到着の報告とお礼の連絡が入るのだが、
ところでモノは相談だが…で爆笑した。

いただいた「あれ」はいったい何なのか?
食べ物なのか?
だとすればどうやって食べるのか?
もしかすると酒かと思って液体を舐めてみたが酒ではない…
意表をついて実は観用植物だったりして?
はてさて?と、ホトホト困り果てていたらしい。

正体は「ジュンサイ」。

高級食材として食した事はあるそうだが、
いきなりの瓶詰め状態でラベルもなければ
「何事」?となるらしい。


「オフクロの味」ってのは、世の男子にはまさに鉄板の、
絶対的な味覚概念らしい。
ところが、実家を離れて30数年にもなると
「オフクロの味」など既に忘却の彼方で、
腐れ縁の家人の味がむしろスタンダードとなる。

すなわち「嫁の味」が「家の味」となる。
我が家の家人は九州の出だから、味付けは極薄。

五十歳をとうに過ぎ、半ば『ポンコツ』となって長期帰省を余儀なくされた身に、
30数年ぶりのオフクロの味は、
見事に攻撃的すぎる秋田の塩っ辛さのワンツーパンチ…。

最初、これでは『療養』にならぬではないか!
と思ったほどのパンチの利いた醤油味には正直まいった
(そもそも売ってる醤油自体の味が異常なほど濃い)。

東京(むこう)に居る間も秋田からは
「あきたこまち」はじめ、「キリタンポセット」とか「いぶりがっこ」、
「ハラコ系(タラコとかスジコなど)」とかイロイロ送ってもらっていたのだが、
特にキリタンポの時、九州生まれの家人は、
添付のツユを3分の1ほどしか使わず、
それでも辛いショッパイとさらに薄め、
その分、何やらのダシを加えるから、もはや殆ど別物になっている。

ところがこれはこれで、やたら旨味とコクの強いキリタンポとして、
慣れて来ると「旨い!やっぱりキリタンポは美味い!」なんて思うから、
「故郷の味」、「オフクロの味」もいい加減なものである。

んで秋田に帰ってきて、
正調?キリタンポ=オフクロの味版を数十年ぶりに食してみると、
これまた別次元の旨さに、相当感動するが、
やはり塩っ辛くて、舌がヒリヒリして
血流が向かう方向に迷ってザワザワと落ち着きが無くなるような感じ。

旨い!旨いけど塩辛い…塩っぱいけどやっぱり旨い…
身体に悪そうだがやっぱ旨い。そんな感じ。

ちなみに九州の義父母とキリタンポを食した事があるが、
例によって3分の1味ながら、それでも父母は

「ショっかろうてよう食わんたい」
と酷評され、

挙げ句にスジコは水で洗いホグされ、
塩気を抜かれた小粒イクラ状態で食され、
それで初めて「さすが秋田のイクラは旨い!」…と、
婿は我慢なのであった(婿ではないが)。

九州側名産の「辛子明太子」やら「からし蓮根」…
あれは辛いのであって、ショッパクはないというロジックなのだそうだ。

ちなみに正月の餅と言えば、私は疑いようもなく「角餅」だが、
西日本は「丸餅」。
従ってわが家の正月の雑煮はそうしたわけで

「丸角混合入り椀」となる。


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4 Comments

ぽん says..."お久しぶりです"
ごぶさたです。

この冬、とうとう、きりたんぽ食べなかったな…などと
思いながら、拝読いたしました。
ものごごろついたことから、きりたんぽを食べなかった冬は、
東京での学生時代以来かもしれません。

なんか、ショックです。

舌の記憶って、そうやってリセットされていくんですね。
それも、生きる上で必要なことなのかも。
「順応」ってことですものね。


階段昇ったら、ブログで報告を。
ちょっとした登山ですね、あれ(笑)
2013.04.07 21:55 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ぽんさん こんばんは!"
「キリタンポ」はほんの一例ですが、
敢えて、伝統の味が本当にベストなのか?
と、疑問に思う事は良くあります。

実際、薄味のキリタンポもなかなか旨いんです!
「しゃぶしゃぶ」だって「ゴマだれ」は比較的最近ですが、
いまやスタンダードですよね!
そこらの順応性というか対応力が、
実は秋田発展の鍵じゃあないのかなあ!
なんて突然大きく出たりして....。

この階段は無理に昇っても最後はガードレールで弾かれる仕掛けです。
努力は報われないばかりか、周囲のヒトに迷惑がられるます。
まっ、ドンキホーテですな。

2013.04.07 23:28 | URL | #- [edit]
朴 狸 髭 says..."余計なことを…"
この階段見たような? 通過だけだと思うけど。
捨てられて行くものは何時の時代も…

キリタンポ、我家は添付品使わない。(多分濃い色でしょ)
味どうらく一本で通してます。
塩辛い=薄めても不味い!
薄い+加味=調合で程よさ、  じゃなかろうかと。

北と南じゃ味覚が合うほうがおかしい(でコックに負ける)

高血圧で薄くしてるつもりも塩舌に、少しずつ慣れろかな~。
2013.04.08 10:44 | URL | #YDOxSa4Y [edit]
pipco1980 says..."師匠毎度です。"
北の丸の「谷」ですね。
谷底は今でこそ住宅地ですが、
昔は「錦鯉&金魚」の養殖イケスが並んだ場所で
その美しい景色を、上から眺めて楽しんでました。

鍋は基本、醤油的な塩っ辛さを減らして
ダシの旨味で嗜む....
ですから師匠の御節と同様かと思われます。

ちなみに今はすっかり秋田舌に戻ってますから
ちょっと心配です。





2013.04.08 14:53 | URL | #- [edit]

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