ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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屋根裏のスーパースター

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昔から「外タレ」の来日公演といえば、
さほど「超ビッグアーティスト」というわけではなくても、
日本武道館とか、新宿厚生年金会館(今は閉館)、
中野サンプラザ(まもなく閉館)、日本青年館等々の
大規模ホールというのが定番で、
秋田市でいえば秋田県民会館、
ちょいB級なら産業会館(今は知らない!)という事になるのだろう。

しかしある時代(恐らく80年代)あたりになると、
中野サンプラザ(2200席)でさえ満員にならないどころか、
最初から2階席を閉鎖し、
1階席も前の方だけ(4〜500人?)という情況もチラホラ。

特に80年代、個人的にイギリスインディーズ系とかオルタナ系なんていう、
殆どヒトが集まりそうもないアーティストに心酔していたから、
彼らはサンプラザではなく、近所だが「中野公会堂」とか
「杉並公会堂」なんていう小ホールな場所に落ち着くようになるのだが、
覚えてる限りでは、中野公会堂での「サイキックTV」なる過激なバンドは
ライブ中に血のしたたる生肉を客席にバラまいて(というか客にぶつけて)
場内血みどろにしたり、
ドイツのアインシュテュルツェンデ・ノイバウテン(Einstürzende Neubauten)
なんてのは、ステージで大工用具のグラインダーで夥しい火花を発して
そこら中を焦がしたりしたものだから、
公共施設は軒並み出入り禁止となったらしく、
中小ロックバンドは行き場を失った。
(未だに公会堂はロック不可、エレキ不可、ドラムス不可…
 アコースティックバンドでもベースがエレキなら不可!!これが大半)

90年代頃になると、ニューヨーク・パラディアムに習った
大規模なディスコ→クラブ(チッタとかゼップ、オンエアなど)というのが出現し、
そういった中級バンド(?)の活躍の場になるのだが、
ご存知のとおり、座席はなくオールスタンディング。
既に30代を過ぎていた私などには、
なかなかにハードな場所になっていた。

ところがこの辺までならまだ良かった…。

私には存在自体が特別、別格の、いわば神様のようなアーティストが数人いる。
Zappa、Gabriel、Costello、Fripp、Ray Davies、Andy Partridge…

そしてPeter Hammill、その人である。

ピーターガブリエルやロバートフリップなど
堂々のカリスマからも崇められる孤高の人=ピーターハミル氏。
なんと彼は今世紀に入って、チョコチョコと頻繁に来日しているのだ。
公演場所はなんとキャパ100人にも満たないライブハウス
(新宿ロフトや屋根裏など)。

いったいどうした事だ!と告知を見て我が目を疑ったのだが、
本当に彼は新宿の小さな、多少汗臭い小屋に独りでフラッと来て、
ギターとアップライトピアノ(!)で朗々と弾き語る。
いつもの素晴らしい声で、あの名曲の数々を唄い上げるのだった。
しかも、マイクPAよりナマ声がそのまま聴こえるような距離で。

私は唖然としながら、これは夢ではないだろうか?と思う反面、
何故こんなもったいない事態になったのだろう?
彼の実力と人気、プログレッシブロックバンドの雄
=ヴァンダーグラーフジェネレーター以来の輝かしい実績なら、
もっと大きなキャパでも充分演れたはずではないか?

そう思い始めると、何だか神様ともいえる氏に対し、
全く無礼で失礼な情況にあるのではないか?と思い始めると
本当に辛くなって、コンサート中、ずーっと

「ゴメンナサイ、申し訳ない」
と心の中で唱えるほかないのだ。

翌年もまたその翌年も「ライブハウス」に氏はやって来たが、
私は辛すぎて、勿体なさ過ぎて行けなかった。

ピーターハミル氏は今も精力的に活動中。
CDリリースも、再結成したヴァンダーグラーフ名義やソロ名義、
コラボレーションやリマスター、再録音ものなど、リリースも頻繁。
ワーカホリック度ではフランクザッパに引けを取らないほど多作のヒトである。
(家にあるだけでCD40作くらい…ZAPPAだと100に近い)。
最近ヨーロッパ(ベルギーかな?)のライブ映像を見たが、
秋田でいうと、昔の産館くらいの雰囲気のホールで
満員の客の大喝采の前で氏は唄っていた。
そういう環境で日本でもいつか観てみたいのだが
果たして…。

特に好きな2曲をチョイスしてみました!
♫ Been Along So Long/ Peter Hammill

♫ Just Good Friends /Peter Hammill

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