ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
MENU

悪い夢

IMG_4292.jpg

新宿区の、昔住んでたアパートの近く
夕暮れ時の神田川のほとり。
私はなぜか1本だけの満開の桜を眺めていた。

その木の下では風車屋が店を開いていた。
テレビでよく見る、博学なお笑いタレントそっくりな
大きな体躯の売り子が、
愛想の良い笑顔で私に風車を勧める。

「旦那さん、ひとつお嬢さんにどうですか…」
「いやいや、ウチのお嬢はもう、そんな風車を悦ぶような歳でもないし…」

と断るのだが、売り子は強引に、私に風車を1本手渡した。
ほんの少しだがイラッとした。
大男は笑ったまま顔を近づけ、
上目遣いで多少こちらを威嚇しながら

「150円…」と言った…

と同時に私は土手を一目散に駆け上がり、
そのまま逃げ去るのだ。
風車が激しく廻った。

一心不乱に走って、土手の切れ間の橋を渡るところで
初めて後ろを振り返ると、
なんと大男は鬼の形相で走って追い掛けて来ているではないか!

私はさらに走って逃げる。
橋を渡るとそこはなぜか

秋田の実家の近所だった。

まだ大男との距離は変らない。
家の近所の路地を、追っ手をまくように迂回しながら逃げ、
角を曲がって実家にスクッと逃げ込んだ。

実家は今と異なり、私が生まれ育った2階建てモルタル造の古い家。
2階の窓から外をこっそり見ると、
男は実家の前をウロツキながら、
やがて視線を上へ移し、思わず視線が合いそうになる。

とにかくこれで諦めて帰る事だろう。
しかし自分は何だって「風車なんか盗んだんだろう。」
「しかもあの売り子も何だってココまで追ってくるのだろう?」
しかし疑問は疑問として、とりあえずこの件はもう終わりだ。
と思っていた。

既に亡くなってる父が、なぜか会社から帰って来た。
父は私に「おい、何か大きな男が家の前にいるけど、
あれ、お前の友達じゃないのか?」

私はもう一度2階に上がり、外を見ると
「奴はまだそこにいた」
そして翌日も、その翌日も…。
私はもう怖くて怖くて外へ出られない。

やがて夏になると、
奴は実家の前で風車の屋台を始めた。

ある日、屋台の軒先に見覚えのある女の子が風車を選んでる。
女の子は
「おじちゃん、何故こんなところでお店開いてるの?」と聞いた。

「それは、おじちゃんのね、
 大事な大事な娘を連れて逃げちゃった男を追い掛けてたら、
 この辺りで見失っちゃたの。だからさ」

「ふーん、じゃあ、私がおじちゃんの子になってあげるよ」

「そうかい、いい子だね。じゃあ一緒に行こうか…」

後ろを振り返ったその子は、私の一人娘(の子供の頃)だった。
私は勇気を振り絞って階下に下り、
数ヶ月ぶりに外に出た。

「やっと出て来たね」

そう言ったのは大男ではなく、
娘の方だった。




朝5時にウナされて目が覚めた。
外はシトシト雨模様。
「桜は今日も駄目だなあ。また今日も千秋公園は
 ○○屋サン達の殺気に満ちた黒い雰囲気に満ちあふれてるんだろうか?」

何かツライから30日過ぎてからお花見いこうかな…
と一時は考えたものの、
あまりにも夢見が悪すぎたので、

「いや、しっかり公園行って、金魚の一匹でもスクって来よう、
 そうだそうしよう」

と、思うのだった。

にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
スポンサーサイト

2 Comments

ぽん says..."なんという悪夢"
夢の中は多少のことは
なんなくつじつま合わせができてしまうものですよね。

昔読んだ、筒井康隆氏の「走る取的」思い出しました。
あれ、じわじわとコワかったんですよね。

桜、いきましたか?
2013.04.28 20:23 | URL | #- [edit]
pipco1980 says...">ぽんさん"
ぽんさん、どうもです。

「追いかけられる夢」は何故か個人的に定番でして、
子供の頃から、様々な怪人やギャング団に追われてますが、
まさか伊集院に追い掛けられるとは思いも寄りませんでした。

桜は...明日かな。
万引きはしませんよ!。
2013.04.28 21:35 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://pipco1980.blog.fc2.com/tb.php/210-1e657a65
該当の記事は見つかりませんでした。