ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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5秒間の桃源郷

09477.jpg

30歳くらいの時に、原付バイクに乗っていて、
四輪自家用車と衝突事故を起こした。

突然眼前に自動車が現れ、瞬間、
「ああやってしまった。家族のみんなゴメン!」
と思った後、ふわっとカラダが浮いたような奇妙に軽い感覚。
そしてよく言われる
「走馬燈のように一気に巡るそれまでの人生…」
まさしく「そのものズバリ」を
確かに見た。

子供の姿の自分が、
お花畑のようなところで無邪気に走り回っている…
ちょうど上の写真のような色彩感覚。
意識が完全に飛んでいたようだが、
実は時間にして5秒にも満たない間だとおもう。

不意にガラの悪そうな大声が聞こえた。
相手側の四輪車の運転者のようだ。

「完全に向こうの過失だ、信号無視だ…あんたら見たでしょ!
 証言してくれるよね、オレ何も悪くないよね!?….」

「おいおい、こちとら信号無視なんかしてないぞ!」
その悔しさ、怒りの感覚で
私は強引に現世に引き戻され、目覚めたのだった。

私は中央分離帯(グリーンベルト)に倒れているようだった。
咄嗟に、手はあるか?足はあるようだな、動くか?動くみたいだ。
取り敢えずさほどのダメージはないみたいだ。
立てるか?オッ、立てそうだぞ…。

大破したバイクの残骸が見えた。
自動車はフロントガラスがぐしゃぐしゃに割れていた。
私がフロントガラスに頭から突っ込んだ後、
反転して飛ばされたらしい。
ふと気が付くと、もぎ取ったフェンダーミラーを握りしめていた。

夏だったので何とも情けないTシャツ&短パン姿だったから、
両膝と肘を軽く擦りむいた。
あとは一切損傷箇所なし。
不幸中の幸いとはこの事だなあ、と思った。

10分ほどして救急車が来たので、普通にヒョイっとジャンプして乗り込んだ。
検査結果はもちろん問題なし。

しかし気になるのは、たった5秒にも満たない不明な意識の中で、
確かに見た「桃源郷」の、眩い光と強烈な色彩感…。

記憶では定かではないが、
その時、白い衣装のドナタサマかが降りて来て、
私をふわりと抱き上げ、助けてくれたのではないか?
「こっちに来るのはまだ早い。現世でもっと苦労しなさい」

そう言われたような、そんな気がするのだ。

そして、しっかりと...
苦労してます。

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4 Comments

ぽん says..."そのうち、きっと"
通る路ですから、
茶目っ気を起こして、
確かめに行ったりしたらだめですよ「桃源郷」。

この間、ラジオで
人間は最後の瞬間に、
ふわぁ〜っと気持ちよくなるようにできているんだ
という話をしていました。

ちょっといいな、と、思いましたです。

このエントリーの写真の色彩、
黒沢監督の「夢」の色彩をちょっと思い出しました。

ほんとはちょっと違うんですけどね。

桃源郷という言葉に影響を受けたのかもしれませんね。

2013.05.22 21:20 | URL | #- [edit]
pipco1980 says...">ぽんさん どうもです。"
>黒沢監督の「夢」の色彩...

ゴッホのエピソードあたりですよね...
漠然とですが、そのあたり意識しながら
Photoshopいじってたかもしれません....。

なんとなく敗北感....って
ぽんさん、流石の巻でありました!

2013.05.22 21:55 | URL | #- [edit]
ぽん says..."ふふふ。"
敗北感・・・って。
いつもいつも、買い被ってくれて、どうもありがとう(笑)

pipco1980さん、
映画「チャンス」みたいになってますよ、きっと。
2013.05.22 22:59 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ぽんさん どもども"
「チャンス」懐かしいですね。
TVでしか観たことないですけど.....。

勘違いのクダリはともかく、
実はチャンスさん本来の人間的魅力が、
当人をノボリツメさせた、そういう映画だと思ってます。
(だからエンディングには納得いってないですけど...)








2013.05.23 00:31 | URL | #- [edit]

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