ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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やさしい街

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アジサイはもう腹一杯かな….?
でもこの色は、凄くない?!



雨があがったら、突然、街が騒がしくなった。
いろんな人達に、良かったね…と言いたい
そんな週末である。


同級生達より1年遅れ、しかも故あって、明日からもう4月…
という切羽詰まった時期に、
慌てて上野行き寝台急行(『あけぼの』だったかな?)に乗って、
まずは取り敢えず上京したのは…

福田赳夫内閣の時代で

ジミーカーターがアメリカ合衆国第36代大統領に就任し

横田めぐみちゃんが拉致されて

マイルドセブンとサムタイムが発売されて

トヨタは「チェイサー」、日産は「スタンザ」

マツダは「ボンゴ」、スズキは「セルボ」を発売し、

王貞治がホームラン世界新記録756号を達成、第一回国民栄誉賞を受賞し

邦画は、八甲田山に、幸福の黄色いハンカチ

洋画は、ロッキー、未知との遭遇、スターウォーズ

歌は、勝手にしやがれ、渚のシンドバット、北国の春、津軽海峡冬景色

イミテーションゴールド、フィーリング、冬の稲妻、あづさ2号

酒と泪と男と女、愛のメモリー、青春時代、迷い道...

そんな年だった。

住処もまだ何も決まっていなかったが、
急遽のスベリドメ校(…)も、入学式にはまだ少し間があるので、
取り敢えず、父の勤務先の「東京本社・社員寮」というところに、
当面厄介になりながら、順次対応(?)してゆくことにした。

本郷にあった社員寮に、間借りしている人は居らず、
正式には総務部女子社員の「仲居さん役」が数人住み込んでいて、
旅館並みのサービスが受けられる出張者宿泊所。
基本、東京本社に出張するような人は、会社の中でもエリート級に限られるらしく、
さしづめ、相当に贅を尽くした「秘密の宿」という事になる。

朝・夕の食事は温泉旅館並みに美味い上、
入浴中に布団まで敷かれている状態。

立地条件も最高(お茶の水駅まで徒歩5分)となれば、
慌ててアパート捜しをするモチベーションなど既にグズグズ。
毎日帰宅すると、明るく気障な仲居長に「決まりました?」と訊かれはするが、
こちとら、さして意に介さず、
「なかなか時期的に難しいみたいで,,,明日は少しエリアを広げて捜してみますから…」
なんて嘘もつきつつ、やがて1ヶ月も過ぎようとする頃、
父から電話でドヤされた!。

やがて友人の紹介で「年を越したら取り壊しをする!?」という東京のハズレ、
蒲田のアパートに「1年間のみ」という条件で入居する事にした。

四畳半…洗面所(台所)・トイレ(もちろん水洗ではない)共同、風呂なし。
家賃9000円+公共料金(約2000円)+管理費1000円で計12000円/月くらい。
電話は母屋の大家さんの呼び出し。

狭いながらも憧れの自由気侭な生活は、そうしたわけで、
同級生達よりも、1年と1ヶ月遅れのスタートとなったわけだ。

学校では、さして親しいわけでもなく、
今日初めて口を利いたような連中が、
「君んちに泊りに行っていいかい?」とか、
或いは呼びもしないのに不意に「仮友人たち」が、
ひっきりなしにやって来る。

日本全国秋田以外の人ってのは、こんなにもフレンドリーなのか?
気易いものなのか?と思ったのだが、
やがて理由が判明する。

浪人中からのアパートを追い出された宿無しの輩…
実家がやたら遠い輩(静岡、群馬からの通学者がザラにいた)
シェアハウスがウルサ過ぎて緊急非難して来た輩….など。

シェアハウス(もちろんそんな洒落た言葉は当時なく…タコ部屋…かな?)には
私も行ったことがあるが、
6畳間x2の素通しの部屋に、20人くらいの男が壁に呆然と寄りかかっていて、
四畳半部屋には天井に到達するくらいの段ボール箱(各人の荷物?)が積まれていた。

住んでるヤツに訊くと、「家賃?そういえばココしばらく払ってないなあ…」と、
「誰か払ってくれてんだろ...」そんな調子。

何となくだが、東京というところは厳しいところだけれど、
人懐っこさをハッキすれば、金などなくても何とかなる街でもあるんだな…
そう思うと何となく肩の荷が下りて、何とか暮らしてゆけそうだなあ…
などと、思ったものだ。

とにもかくにも、親からの仕送り5万円。
家賃払ったら残金38000円。
一日の食費&交際費等は1000円以内に抑え、
銭湯は2日に1回をキープ。
足りないようなら即アルバイト。
仕事は選り好みしなければいくらでもあるし
体力にも自信はある!。

そんなスタート時から、ふと気が付けば35年。
ヤレヤレだな。

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2 Comments

bt9 says..."懐かしい時代のお話です"
私の方が、少し時代が先のようですが、誰もが通った道ですね。
2013.07.15 02:03 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."bt9さん"
コメありがとうございます。
「先輩」...ですね。

故郷にいれば、そんなに貧乏も孤独も苦労も
味わうこともなかっただろうに...(?)
と思うことも多かったですが
それが都会の魅力なのか、以後35年も居続けたわけです。

今も早く戻ることばかり考えながらも、
これまで縁の薄かった故郷を
精一杯楽しんでる
今日この頃です。
2013.07.15 10:21 | URL | #- [edit]

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