ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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陰気で澱んだセンチメンタリズム

DS00458.jpg

結局、故郷秋田で就職したことがないから、
一番長い期間通ったのは、小学時代6年間のこの周辺。

ここの内堀は、昔っから日当りが悪くて、暗くジメジメしている。
昭和初期までは、旭川や堀反町のお堀と繋がっていた広大な水面が、
雑にせき止められた残骸として孤立した今の池のあらましから、
何となく雰囲気が窮屈で、水面も澱み、
自生している水草も花もなんだか陰気。

得意の魚取りも水生生物も、ほとんど期待出来ない(ヒルがやたら多い)。
片側が千秋公園・鐘つき堂の険しい土手なので、
風の流れも何だかあんまり芳しくないようだ。

その上、子供の頃は土手の真ん中に、
戦時中の防空壕跡がパクッと口を開けていて、
風の強い日なんかは、奥の方から
防空頭巾を被った親子の、哀しげな叫び声が聴こえてくる…。

そんな面持ちさえある場所で、
さすがの”のほほん&ボヤーっと”した小学生のワタシでさえ、
突然センチメンタルにもなったりする、そんな場所。

高校生の頃、この陰気な場所の、
しかも防空壕の洞穴の前で
一大決心してコクったら、
爆笑されながら、呆気なくフラレた。
ホントは泣きたかったのに、
つられてワタシも大爆笑...。

オマケにあっという間に日が暮れ落ちたものだから、
どこかの「生活指導員」のオバさんがやって来て、
「不順異性交遊?」と間違えられて調書を取られた。
ボロボロな精神状態だったけれど、
このオバさんの登場には、なんだか少し救われた気がした。

既に防空壕の穴はアトカタもなく塞がれたが、
ここの雰囲気は昔とちっとも変わらない。
相変わらず陰気なのに、妙に懐かしくて、
そしてなぜだか近頃は、東海林太郎先生の唄が、
定期的に聴こえる場所。

永遠に変らないでいて欲しい...
そう願う。

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2 Comments

あじさい says...""
懐かしい場所。
ここは、私のネクラ時代の遊び場でもありました。
防空壕の中には怖くて入らなかったけれど、この風景は今もはっきりと覚えています。
「不純異性交遊」という言葉も今では死後になってしまったけれど
妙に懐かしく感じるのは、ブスの憧れかな?
中学三年生、高校受験のために、毎日のように通った県立図書館も今はなく、
この侘しい沼は、青春の影を映し出すので、そっとしておいてほしいと
通るたびに思います。
もし、できることならば、この画像、いただけないでしょうか。
2013.08.30 21:49 | URL | #e6TBSe.I [edit]
pipco1980 says..."あじさいさん こんばんは"
>この侘しい沼は、青春の影を映し出すので、そっとしておいてほしいと...

あじさいさんお見事!
たった1行で、すべてを適確に言い表してもらいました。

何だか凄く感謝したい心境です。
ありがとうございました。





2013.08.30 23:03 | URL | #- [edit]

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