ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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幻の音楽集団

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まだ学籍がしっかりある頃に、
以前、当ブログにも登場した同級生で銀座生まれのベーシスト
=通称「ザギンのボンボン」(略してザボン、ザボちゃん)...
彼の趣味バンドに呼ばれた。

当時の彼は、既に一流プロ・ミュージシャンで、
今でも現役で活躍中の戸越銀座出身の超有名男前ギタリスト「C」との
早熟高校生コンビで、様々トリの仕事(録音)をしていたり、
当時人気絶頂のアイドルのバックバンドのメンバーにもなっていた男で、
学内でも有名な人物であった。

私とはお互いにKing CrimsonとかFrank Zappa、70年代電化マイルス、
Weather Reportなどの尖った音楽が大好物!ということで意気投合。
普通に友人として親しくしていたのだが、
彼の噂の「ウルトラ凄い外人混プログレフュージョンバンド!?」には、
なかなか呼んでもらえなかった。

しかし遂にその時は来る。
学校近所の楽器屋で、一緒に試し弾きなどしている時に、
突然「あくまでもインディーズだけどさ、君にソロを入れて欲しい曲があるんだよ…」
と、待ちに待った招集が掛かったのだ。

もう半年以上も借り物のESP製ストラトモデルを担いで、
築地にあった有名な録音スタジオに初めて入る。
かなり緊張していたらしく、その後、何をどうしたか何にも記憶してない。
「ホールズワース風に8小節弾いてよ」というリクエストがあったと
後に確認したが、数ヶ月後に聴いたそれは、加工され過ぎて
自分だか誰だかよくわからないような状態?で、ちょい失望した覚えがある。
ただし全体的には、恐ろしく見事な完成度の、プログレジャズ!
....で、あった。

その後数回、同様なことがあったような気がするが、
内容は不覚にもあまり覚えてない。
逆に自分の楽器の貧相さが、妙にコンプレクスで、
かなりキオクレしていたようにも思う。

実は同じ頃、別ルートでのバンド仕事(歌伴だけど)が、
突然バタバタと忙しくなってしまったことで、
その「米白人ヴォーカルと黒人ドラム、英国人兄妹のブラスセクション」
を含む画期的な「ブラス&プログレバンド」のスケジュールよりも、
私自身が「日当の出る小仕事」を敢えて優先した結果、
凄腕白黒金髪バンドは、私にとって幻となってしまった。

ザボちゃんも、卒業と同時に家業(銀座の、とあるプロ用ギアの専門店)を継ぎ、
音楽仕事も極力セーブしてしまったから、その強力凄腕バンドは、
その後アメリカに活動拠点を移し、「何とかパビリオン…?」とかいう名前で、
メジャーから数枚のアルバムを発売したという噂は聞いたが、
詳しいことはわからない。

一方「日当稼ぎ」に安易に転んでしまった自分は、
クリムゾンもザッパもマイルスも全く無関係の
「THE 芸能界」のマッタダナカで、
香港から来た娘やら、夕張出身の双子やらのバンドで仕事をコソコソしながら、
こんなはずではなかったのに…と、腐る毎日を過ごすのだ。

ちなみにザボン氏は今も銀座の店にいくと、相変わらず居て、
巨大なアレムビックのエレクトリック・ウッドベースと
チャップマン・スティックで、たまにPunkishなJazzライブなど開いているらしいが、
相変わらず、彼の先鋭的すぎる特異な美意識による音楽を、
理解するヒトは、東京と云えど極めて少ないようだ….。



さて...
小泉今日子は、私などとは全く接点はないが、
常々、作家の創作意欲を激しく刺激するタイプの歌手(アイドル)だなあ…と、
感心していたものの、それほど満足ゆく作品には出会ってないように感じてた。
しかし人気も一段落して、すでに歌謡曲とかアイドルというカテゴリーが
死滅したような時代に、突如として、私が知る限りでは歌謡POPS最高傑作の、
この楽曲が生まれ出たのだった。
某ハイパークリエイターによる公式PVも存在するが、あまり良い出来ではないので、
今回はライブverで。これはこれでKYON²の存在感が、申し分なく素晴らしい。


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2 Comments

ジオヤー says...""
こんばんは

ミュージシャンになれる人は限られているのに、
好きなことがやれる人は、さらに限られてくるのですね~。
やはり日本は音楽後進国だと思います。
売れる曲ばかりを追い求めるレコード会社に問題ありなんじゃないでしょうか。
結果今は、売れるものもなくなってるようですが^^
2013.12.21 02:05 | URL | #LkZag.iM [edit]
pipco1980 says..."ジオヤーさん こんにちわ"
まったくその通りです。

実は自戒も含めて...ですが、業界内に居るときの口癖は
「ああ、これは売れるね.../ こんなのは売れない...」と、
音楽を「製品/品質」で語るクセがついてました。
そして個人で嗜好する音楽も、大メジャーがプロデュースする
口当たり(耳あたり?)のよい音楽のみ。
もっと云えば。他人が良いとする、評判の曲やアーティストばかりを
聴き漁る、愚かな自分に、ある時気が付きました。

作家さん達の感性は、流石に先鋭的でビビッドなんですが、
それを売り出す側の「(縁故入社の)背広族」の意識が
恐ろしく低くて、明らかに有望新人達をミスリードする
おぞましい現場を、いくつも目撃しましたね。
2013.12.21 11:22 | URL | #- [edit]

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