ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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病院で会ったヒト

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15年ほど前、私はサッカー中に膝を割って、
地元(東京杉並)の病院に入院していたのだが、
まあ今にしてみれば不謹慎にも、病院特設の「喫煙所」に
松葉杖で頻繁に出入りする不良患者であった。

ある時、幾分唐突に喫煙所にやって来た老人=あきらかに見覚えがある…
というより、強烈な印象なのだが、どうしても思い出せない。
しかし無視するわけにはいかないし、どうせ地元の行きつけのラーメン屋のオヤジとか、
もしかしたら仕事場のビルの管理人さんとか、そんな感じだろうと思いつつ、

「ああ、どうもご無沙汰しております。奇遇ですね」というと、
老人は怪訝な表情で私の顔を覗き込み、少し間を置いて
「ども…」と言った。

明らかに彼も私を思い出せてないのだな….というのは明白だった。
老人にしてみれば、自分はその男(私)を知らないのに、その男は自分を知っている…。
これはとてつもなく不安定な心理状態なのだろうな…確かにそう思えるほど、
彼はいかにも狼狽していて、私から眼をそらし、幾分距離を置いたところで、
落ち着きなく煙草を吸い始めた。

「だいぶ入院されてるんですか?」と話しかけてみる。
いきなり何の病気?では失礼だろうから…と思ったら、
老人は軽い関西弁混じりでぶっきらぼうに

「ガンやからね…もうじき死ぬさ…」。

私としては、一番気まずい返答をされてしまって、
「はあ…まあ…ねえ…」などと意味のない返答しか出来ないでいると、老人は...

「アンタも知っとるようにね、私は嫌われ者だからね、
 早く死んでもうた方が世の中は喜ぶやろと思うけど…」と云うと、
まだ充分に長い煙草を手早く消して、老人は逃げるように去っていった。

さあて、誰だったんだろうか?。
老人とはその後、再び会うことはなかった。

数年して、偶然見たTVの「あの人は今」的な番組で、
ああ、あの人だったかあ!と思い出したが、
話は今から20年ほど前に、さらに遡る。

ある朝、ヘリコプターやらヒトのざわめきやらの、
あまりの騒々しさで目が覚めた。
まだ小さかった娘が歯ブラシをくわえながらテラスにいて、
ヘリコプターに手を振りながらも、下に人がいっぱいいる…といってるが、
よく意味が分からない。

家人が居間でテレビを点けると「わあ、大変!」と言った。
テレビはワイドショーの時間だが、どう見ても我が家の…
マンションの玄関前でリポーターが、必死の形相で何やら捲し立てている。

「こちらオ○ム真△教の….」

「エッ、このマンション関係あるの!?サティアン?やだよーそんなの…」
と私が言うと、家人が
「違うよ、あの人だよ。あのオジサン…あのヤ・メ・テ…の弁護士さん…
 ヨコベンが住んでるんだよこの下階に…」

マンション内ではその後、主に深夜帯に、
エレべーターなどで数回会ったことはあるが、
会釈程度で言葉は交わしたことがない。

その程度の面識と、やけにテレビに出ていた頃の
こちらの一方的な記憶だけで、病院での私のあの接触の仕方は、
やはり失礼千万であったと大いに反省した。
申し訳ございません。
そして、ご冥福をお祈りします…横山弁護士殿。




5年ほど前だったろうか、知り合いの再婚式(!)というので
青山の月見ル君想フという、なんとも素敵な名前の結婚式場に出掛けると、
(文化娯楽施設&ライブハウス..というらしい)
同所の近日開催コンサートポスターに、昔懐かしい
Dave Stewart & Barbara Gaskin 日本公演が「月見ル君想フ」で開催!!

正直、ココロが激しく動いた。入場料もまあまあ高額。
さてどうしようかと少し悩んだ末に、
結局また「月見ル君想フ」を訪れることになったわけだ。

30年以上も前、何の前振りもなく西新宿の英盤専門店 UK.Edisonで
「ああ、あのデイブスチュワート?ハットフィールズとかナショナルヘルスの…」
という情報だけで購入したこのシングル盤は、あまりにもショッキングすぎて、
何百回聴いたことか!というほど好きだった。
まさにその驚異のシングル盤It's My Partyを今宵は!。
(PVには同業者(?)のトーマスドルビー氏が友情出演??)


It's My Party - p/sIt's My Party - p/s
(1981/01/01)
Dave Stewart & Barbara Gaskin

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Broken Records - The Singles [Special Edition] (ザ・シングルズ・スペシャル・エディション)Broken Records - The Singles [Special Edition] (ザ・シングルズ・スペシャル・エディション)
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Dave Stewart & Barbara Gaskin(デイヴ・スチュワート &バーバラ・ガスキン)

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6 Comments

ももPAPA says...""
pipさん こんばんわ
いつもありがとうございます。

横山弁護士・・ 思い出しました。
自分も下落合にいた頃 赤塚不二夫さんに一度会ったことがあるんですが
そのときなぜか思い出せなかった そんな経験があります。

顔は知ってるのに思い出せない人が目の前にいるって・・ 胸中は何とも
いえないものがありますね。
2014.02.18 23:08 | URL | #Wgi4adpQ [edit]
pipco1980 says..."ももPAPAさん まいどです"
こんばんは

なにしろ杉並なもので、オ○ムの本拠地でもあり、
いつも近所でガタガタと....。まあ大変でしたよ。

蛇足ながら、奇遇ですが、私も上落合ですが
4年ほどおりましたよ。
早稲田通りの方でしたけどね。
2014.02.19 00:15 | URL | #- [edit]
ジオヤー says...""
こんばんは

横山弁護士、一時世間を騒がせていただけですが、強烈な印象が
残ってます。でもそれはテレビの中のこと、普通に出くわしたら
私も分からないと思います。
同じマンションに住んでて、深夜のエレベーターで一緒になってた
というのも面白い話しです。

これ、レスリー・ゴーアで知ってますが、脳天気な曲のはずが、
何とも不思議で捻くれた、エレクトロ・ポップになってますねぇ。
変態っぽさが良いです。で、何で剣道?(笑)
デイヴ・スチュワートと言えば、思い出すのは、ユーリーズミックスで、
違和感感じながら聴いてましたが、別人だったんですね~。
2014.02.20 00:03 | URL | #LkZag.iM [edit]
pipco1980 says..."ジオヤーさん こんばんわ"
突然、思わぬトコロで会って、容易に思い出せる類いと
そうでないタイプとに分かれるところだと思いますが、
強烈に見覚えあるけれど絶対思い出せない...
...ご理解いただけるかと思います。

エレクトロポップの、まさに雛形というか完成系がこのユニットで、
この後も、秀逸なカバー曲を続々とリリースしてましたが、
この「涙のバースデーパーティ」が最もキャッチーで秀逸な出来でした。


2014.02.20 01:48 | URL | #- [edit]
oyajisann says...""
今晩はこのブログ拝見して思いだしました。
マスゴミは当人の事などおかまいなしに騒ぐだけ騒い
で、あの人は今の倉庫に放り込みますからね・・・。
デイブスチュワートと言うとギタリストの方、ミックとの
スーパーグループでガッカリした人の方出てきます。
オリジナルのレスリー・ゴアのアナログ持ってます。
ベストLPですが何処行ったかな?
2014.02.20 21:46 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん こんばんは"
いわゆるカンタベリー系の代表的キーボーディストでもある
デイブ・スチュワート氏ですが、ユーリズミックスの同姓同名氏と
間違えられて、まあ迷惑散々な感じでしょうかね。

この人達は何故だか、ずうっとアルバムを出さずに、
戦略的にか、7インチシングルのみで、次々カバー曲で攻めて来て、
曲が溜まった頃やっとアルバムに纏めましたが、
元がシングル曲だけに、キャッチーさ満載の、
優れたアルバムとなりましたね。
今はご夫婦となられたらしく、然るに、たまに小ツアーなど
行なってるわけですね。
2014.02.20 22:38 | URL | #- [edit]

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