ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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四日間戦争 三日目

IMG_3044.jpg当処、依然厳冬にて….。



あともう少しなのでご辛抱いただきたい。

さて3日目(木曜日)である。
思えばまだ当時のネット求人サイトでは、
情報更新が遅すぎて、とても使いものにならなかったから、
我々世代の学生時代のやり方通りに戻らざるを得ない。
朝一番にKioskで日刊求人誌を買い、大した熟慮もせずに、
近場で効率さえ良ければ、手早く面接の申し込みをする。
「比較的楽に稼げるバイト」にありつくには、雑誌が出た午前中が勝負なのだ。

そういうわけで、月曜の朝、求人誌を数冊、Kioskで買い求め、
そのままマクドナルドに入り、ソーセージ・エッグ・マフィンセットを頬張りながら
急ぎ求人内容をチェックし、『中高年歓迎』という文言と、
わりと高い基本給にまんまと釣り上げられ、今の会社に電話したら、
『すぐに来い…』という話になって、慌てて履歴書の空欄部分(備考欄とか?)を、
先方業務に即した仕様に推敲し直して書き込み、
地下鉄に乗って新宿3丁目駅に向かって以来の、この怒濤の日々は、
一体なんであったのか?。

このまま自分は、ロクに家人と顔も合わさず、会話も出来ない生活の中で、
一生過ごすのだろうか? 

会社を見るには社員を見ろというが、
上司も見る限り大して幸福そうではなく、それどころか、
いつもビクビクしていて気の毒な感じさえ漂ってるではないか!。

朝5時に目覚めると、ふとそんなことを思った。
足を中心に、カラダのあちこちが悲鳴を上げているのが分った。
仕事に慣れれば少しは楽になるのだろうな…それまでの辛抱か…
そう思うことで、勢いをつけて身体を起こすしかない状態だった。


出社すると、また新しい顔ぶれが数名迷い込んでいた。
皆が皆、判で押したように同年代。

不惑なんて嘘だな…そう自嘲するしかない。

それぞれに事情があるようだが、
残念ながら彼等と2日目に再会することは遂になかった。
しかし、それがむしろ賢明かつ聡明な判断であったことは後に知る。

朝礼3日目のスケープゴートは課長、係長あたりの中堅がダラシナイというところで、
一斉に降格されていたが、既に昨夜降格した私としては、
もう3日目にして、そのワンマン社長の序列を愚弄するやり方に慣れた
というより呆れてしまっていて、それによって上がろうが下がろうが、
単なる会議の席順に過ぎず、すっかり無関心になっていた。

自分としてはいつになく低めのテンションで、営業というか外回りに出ると、
意外にもその日は大進展があった。

あくまでも偶然なのだが、中央線の某駅前の150坪規模のテナントが、
もうじき空くという情報を、喫煙所雑談中のビル管から得て、
仲介業者と連絡を取り、当方の業種などを説明すると、
目の前でビルオーナーに電話連絡してくれた。
先方は「(我々の業種を)想定してなかったが、話を聞きたい」とのことで、
明日(金曜)のアポイントが呆気なく取れた。

しかしまずはその立地が、当社意図に適うのか、或いはダメダメなのか、
全ては社長判断。社長が「あんなとこダメ!」と云われれば全て終わりなのだ。

少し興奮して会社判断を仰ぐべく「報連相」で電話したら、
出たのがあの教育係。

教「そんなの全て帰ってからの報告で良い」とされてしまう。

しかし明日アポなのでと、さらに食い下がると、

教「今忙しい…ウルサイ…」

...何だこの会社は!?と途方に暮れていると、
数時間して見覚えのない番号から着信あった。 
赤目社長だった。

社「おい、○○駅西口のあのビルか? ビデオだ個室ビデオ...」

私「….ネットカフェということで申し込んじゃってますが…」

社「関係ない。何とでもなる。明日だろ、俺も一緒に行く。でかしたぞ!」

ところが、意気揚々と帰社してみると。本日の会議は中止…
すみやかに全員帰宅すべし…?。

オフィス内は、何となく騒然とした雰囲気に包まれていたのだが、
普段をまだ良く知らない私には、それがさほど奇異なこととは感じられず、
まあとっとと帰ることにした。

会社は大変なことになっていたのを、まだ私は知らない。

まだ20時前…当時大手町で働いていた家人に電話すると、
ちょうど帰宅途中でもうすぐ新宿を通るというので、
新宿で飯でも食おうという事になった。
結局、家人のススメで、駅ビルでスーツ2着と靴2足、
例の件で白ワイシャツ数着を新調した。
そして再びその店を訪問し、スーツなどを受け取るのは、
もう新宿には用事がない翌週のことだった。

次回いよいよ最終回



…と、そんな激しい日々にあっても、
ほっと息をつける曲というものは有り難いもので、
長く音楽ファンでいると、そんな癒しの曲を数多く保有してたりする。

その中でもとびきりの蔵出しがコレ。
もう古すぎてご当人も忘れてしまったのか、
ライブでもほとんど聴いた事がないけれど、
「〜もう煩わしいことはいいから、優しくしておくれよ...」
甘さを抑えたビターな名曲だと思う。
Todd Rundgren - Be Nice To Me


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4 Comments

amamian3 says..."して"
その結末は
「殴り飛ばして、ケツまくる」(おっと失礼:汗
次回が楽しみです!!
2014.03.07 09:39 | URL | #wZiQHpeI [edit]
pipco1980 says..."amamian3さん こんにちは"
いつもありがとうございます。

なるほど!
それが出来たら最高っすね!
2014.03.07 17:02 | URL | #- [edit]
ジオヤー says...""
こんばんは

pipcoさんお手柄、と思いきや、
会社では、何やら物騒なことになっってたんですね。
赤目社長の身に何かあった?
会社の不正が発覚した?
何でしょう、次回楽しみです。

これは、トッド・ラングレンらしい美しい曲ですねぇ。
でも、転調が激しくって、一聴しただけでは
よく分からなかったですよ。
2014.03.08 01:13 | URL | #LkZag.iM [edit]
pipco1980 says..."ジオヤーさん こんばんわ"
Runtってグループ名を冠してはいますが
実質ソロアルバムの2作目のこのアルバム、
我々が学生の頃は、既に廃盤で
「幻の名盤」って扱いで長らく高値がついてました。
今はなんでも簡単に聴ける良い時代ですねえ。

本文は、あくまでも脚色の全くない「実話」ですから、
結末をお楽しみいただけるかどうかは分りませんが、
まあ滅多に体験出来ない、コレもある意味「奇々怪々」の
結末に違いないのかもしれません。



2014.03.08 02:21 | URL | #- [edit]

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