ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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豊かな時間

zouri

いつものように千秋公園散歩…。
お気に入りポイントはいくつかあるけれど、
中でも茶室宣庵とそのお庭は、お茶の心得があるわけではないけれど、
とても落ち着けるので必ず訪れる場所だ。

この日は珍しくお茶のお師匠さんと思しき
和服の御婦人が母屋でお茶をたてており、
私はと云えば、いつものようにお庭を
不審者のごとくウロウロしていると、中から

「お茶をやられてる方でいらっしゃいますか?」

と声をかけられます。
私は恐縮しつつ

「そうではないですが、お願いがあります。母屋の方、
 あがらせて貰って中を見せてはいただけないでしょうか?」

そう求めると

「どうぞ、どうぞ…おあがりくださいな」

と、おっしゃいますので、お言葉に甘えることにします。

まずは茶釜を挟んで一度座し、名を名乗りご挨拶をすると、

「一服どうぞ」

と振る舞われます。

「無作法で申し訳ないです」

と言いながら、
実は家人に教わったことがある作法らしき動作をすると、

「ちゃんと心得あるじゃないですか」

と云われ少々照れる…。

そんな静かで気分の良い時間が過ぎる中、
私が「縁側の踏み石」の草履をどうしたことか気に入り、
その写真ばかりを撮るので、さぞや変なオヤジ…と思ったことだろう。

お庭には、豊臣秀吉の朝鮮出兵のおりに加藤清正が持ち帰り秀吉に献上、
大阪城にあったものを石田三成のはからいで佐竹氏に下賜されたという
伝説の手水鉢(ちょうずばち)が、無造作に置かれたりしているけれど、
そういった賑々しい由緒を、いちいち立て札などで提示することなども、
茶の世界では「野暮」ということなのだろうか?
一切触れられることなく、

ただそこにある「手水鉢」…それがなにか?
という佇まいが、潔くて、とっても清々しい。

公園内のボランティアガイド(語り部)さん方のご活躍も一興だが、
こういった一期一会の機会も、とても貴重なんじゃないかなあ…
なにせ風光明媚以外何もないところなのだから…。



東京のはずれの、四畳半ボロアパートで自活を始めた頃、
休日の朝などには、好きなアールグレーなど立てながら、
このマイケルフランクスの傑作アルバム「ART OF TEA」を聴く…

東向きの部屋なので、午前の日当りが良いだけの、
この妙にリッチな時間に、それなりに満足していた時代というのがあった。

The Crusadersの素晴らしい演奏は、
歌伴のサポートとはかくあるべし!として、
しばらくは私の短い音楽人生の教科書ともなった作品。
次作の「Sleeping Gypsy」共々、
全曲、一音も漏らさず完全コピーさせてもらった作品だった。


Art of TeaArt of Tea
(1995/01/24)
Michael Franks

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5 Comments

amamian3 says..."ART OF TEA"
それって
茶道のことでは・・・?

いやぁ・・・いい出会いをされましたねぇ
ひとえに人徳と必然を感じました
日頃する自問は 決して自虐ではないことの証
また 身体回復への吉兆と思われます

昔 京都の尼寺に招きいれていただいたことがあります
建築家志望の頃でしたので 古き庭や建物の造りに興味があり
ふらっと入り込んだお寺さん・・・実は尼寺だったわけで
「お茶でも」と縁側で馳走になりましたっけ
心洗われたのは確かですが、二十歳そこらの若造は
なぜか血が騒いだのも また 事実です(笑

それにしても
素敵な経験をなさいましたね
2014.07.06 21:09 | URL | #wZiQHpeI [edit]
pipo1980 says..."amamian3さん こんばんは"
もともとの私は極度の人見知り...なんですが、
企業向けのアポなし訪問営業(押し売りじゃないですよ)を
やっていた時期があり、それ以降は何だか開き直っちゃいましたね。

いや、尼寺なんてね、なんて甘美な響きなんでしょ!
私なんザ、純情なんだかむっつりナンタラかよくわかりませんが、
未だに女子高の前を自転車で通り過ぎることさえ恥ずかしくて、
道筋を変えるか、目を瞑って(危ない!)最高スピードで通り過ぎるか...
そんな感じですよ。

2014.07.06 21:49 | URL | #- [edit]
天安 says...""
ピプコさんはお茶も嗜まれてるんですね。すてきです。
わらじの写真も、なかなかの風情だと思います。いいす。

ちょっと質問なんですが、
1983年ごろだったと思うんだけど、
外国の曲で、サハラって曲、ご存知でしょうか。
題名が「サハラ」だったか、他のものだったかうろおぼえなんですが、
とにかく歌詞の中にサハラってくだりが何度が出てきてました。
かなり感動した曲なので、もう一遍聞いてみたいと思い
ネットであれこれ探したんですが、ダメでした。
ディランの「コーヒーをもう一杯」と合わせて
そのころよく聞いてました。
こんな説明で、もしかして理解していただけたらうれしいし、
また、曲をご存知の際にはぜひご教示いただければ
うれしく存じます。
2014.07.07 14:42 | URL | #1wIl0x2Y [edit]
pipo1980 says..."天安さん こんにちは"
いやいや、そんな嗜みませんよ。
嫁がね、たまに和服を着たいが為にお茶会とやらに出掛けたり、
旅行先で偶然にそんな機会があったり....その程度ですよ。

サハラ、さはら、Sahara....うーむ、なかなか捻り出ませんね。
「コーヒーもう一杯」は76年発表の曲なので、
80年代に限らず考えてますけど....。
ホール&オーツの「サラスマイル」、
Starshipの「Sara」...どちらもサーラー、
もしくはセーラーに聞こえます...??。

2014.07.07 15:41 | URL | #- [edit]
天安 says...""
雰囲気的には、シルビバルタンみたいな声の女性が一人で
歌っている曲だと思うんですよね。声には力がありました。
歌手の名前も、曲名もはっきりしませんので、
さしものピプコさんでも、ちょっと難しいかもしれませんね。
勿論、わたしの一方的な愚にもつかない質問なんで、
ネグレクトしていただいて結構なんですけど、
頭の片隅にでもおいといていただければうれしいです。
サーラーとかセーラーという音ではなく、
音ははっきりサハラ、、、です。
サハラ砂漠がテーマになっているのかな、とその当時は
思ってました。でも歌詞の意味を調べるでもなく、
ただ聞き流してしまっていました。
でも、妙に頭に残っていて、いつか聞いてみたいと
ずっと思ってるんです。(30数年来;;;)
すいません。愚にもつかない質問をして
ピプコさんの頭を悩ませてしまいまして。
悪気は勿論ありません^^。
もし1年後でも3年後でも、思いついたら、教えてください。^^
2014.07.08 11:42 | URL | #1wIl0x2Y [edit]

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