ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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ご町内の事情

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秋田市・千秋公園内堀の水平松(?)。
とくに名前はないと思うけど、我々子供の頃は勝手に
「ご神木」って呼んでた。

まあたいそうな呼び方のわりには、この上で友達と戯れあったり、
坐って釣り糸を垂れたり、その日図書館で借りて来た児童書版の
「名探偵ホームズ」か「怪盗ルパン」あたりを広げて読んだりしてた
(どっちも夢中になって読破したなあ)。

子供は怖いものなしだなあ…と思うけど、
今そんなことをする悪童はとんと見掛けない。



今現在の私は、故郷の実家に単身赴任(?)な状態だけれど、
東京で今なお「家を守ってる」家人というヒトは、
なにしろ眠っているか、読書してる以外(まあ読書中もだけれど)は、
ただひたすら「おしゃべり中」なヒト。

とにかくずうっと誰に向け語るでもなしに、(私に?)話し続けている。
たまに「あれ、どうした…静かになったな!?」と思うと
大体うたた寝をしていたりする。

それなのに時々「ねえ、聞いてるの?」と質すものだから、
コチラも危機管理の面から(?)思わず
「うんうん、それからどした?」と合いの手をいれるのが、
もう長年の哀しき習性となっていた。

そんなわけで、今度は故郷の実家に居れば居たで、
今年80歳になる母の「おしゃべり」の相手を、
哀しいことにごく自然な感じで「うんうん、それで…」と、
やってしまっている自分であるのだ。

まあ家人は家人で週に何度かは電話して来て、
平均3時間、殆ど一人で喋り続け、最後はいつも
「何だか今日は疲れたわ私、もう齢かしらね…お母さんによろしく、じゃあ、おやすみ」

どこの家もそんなもの…ということを
ただひたすら祈ります(うちだけだったらどうしよう…?)。


そんな母の老人特有、いつものグダグダ話を、
昼食を食べながら聞くとはなしに何となく聞いていたら、
何やら興味深い話が…。

それまで知らなかった家の歴史。
そして子供の頃は理解出来なかったご町内の歴史…。
特に戦後、少し特異なこのご町内創成時の事情を知る住人は、
遂に母をおいて皆亡くなったか転居したかで、
もはや誰もいなくなったという状況の中で(当時は最も若い嫁….だったらしい)、
さてこの私が将来どこに住むのかは別にしても、
やはりここは長男として、或いはここで生まれ育った者の責任として、
知っておくべきではないだろうか。

将来、何かの時の「生き証人」となるかもしれないし…などと考えながら、
昭和30年頃の、もちろん私が生まれる以前のこの街の雑然としたあらまし。
一地方とはいえ、戦後日本の混乱期の情景として、
なかなか面白い話だった。

実際、まあ何の取り柄もない、とるに足らない町内ながらも、
最近になってこの街(町内)に越してきた圧倒的多数の方々には、
自分達の住む町内とはいえ、過去にも歴史にも興味などないかもしれない。
祭があるわけでもないし、近所付き合いや結束も強いわけじゃあない。
しかも近頃は子供の声すら聴こえない街…。

所詮、大陸からの引揚者やら、復員兵、そして我が家のように
「東京大空襲」と、その後の区画整備で住処を離れ、
ひたすら「米」を求めて当所に漂着したような、いわば「流れ者」の家族。

さらには強制があったかなかったか預かり知らぬが、
半島方面から移住の方々など、土着の方々には大いに胡散臭い人々が住み、
築き上げた街。

そんなチッポケな街のたかだか60年余の戦後史…
それでも大切に語り継がねば...!と思うのだ。



ジェームス・テーラーが凄いのは、昔と今とでは、
オグシの様子は随分変わったけれど、
歌声は全く変わらないところ。
そして昔も今も無茶苦茶ギターが巧いところ。
そんな彼にも名曲は多いけれど、今宵はこんな気分…。
♫You Can Close Your Eyes


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6 Comments

amamian3 says..."テーラー ナイスです"
不思議なんですが
あちらの方は 歳を重ねてもいい声を維持しています
そりゃあ声の張りという点では仕方がないにしてもです
ニッポンには 少ないですよね

母に もっと聞いておけばよかった
鹿児島大空襲の最中、会社の事務所を飛び出し
家に走って戻り、すぐさま祖母を引き連れ甲突川に飛び込み 
橋の下の水の中で一夜を過ごしたこととか
火炎の熱波から流れてくる布団を引き寄せ 凌いだとか、、、
・・・高校から島を離れたので
多分 多くを聴いていません

元気なうちに聞き取って 記録した方がいいですよ
それが何になるって、、わかりませんが
貴方の存在は その歴史を経てある訳ですから・・・
そう思うのです

島は 残暑どころではアリマセン
相変わらず 太陽ギンギン
歯医者さん 行ってきまーす(汗
2014.08.26 08:19 | URL | #wZiQHpeI [edit]
pipco1980 says..."amamian3さん おはようございます"
かつて奄美に婿入りした(!)ボディビルダーの友人が
云ってましたが、日本人は筋肉や皮膚組織が若いから
相当高齢者でもコンテスト入賞が可能。西洋人には不可能...。
とのこと。でも声は....。
案外公平に出来てるんでしょうかね。

家とか町内っていう小さな単位の歴史は、図書館にいっても
どこにも書いてないですし、お寺の和尚が知ってるからと
高を括ってたらその和尚も最近脳梗塞....。
これはもう伝え聞くしかないわけですね。

記録してもいいんですが、話の内容が、とるに足らない=
取り留めない軽微な人間関係だったりするので、書き残して
良いものかためらわれます。まあ私の代で歴史を租借し
解釈変更するのも大いに問題ですが、案外歴史って
そんなものかもしれないなあ、なんて思う今日この頃です
2014.08.26 11:13 | URL | #- [edit]
MK says...""
こんにちわ。
私が生まれ育ったのは大阪の街で、昭和30年代に開発された地域です。同じ町内には古くからの土着の人はいたものの少なかったです。子供のころに少し近所について聞いた記憶がありますが細かいことまでは知らないですね。市史などに残らないレベルの歴史はいちど途切れると永久に復元できないですから、何らかの形で残すといいですよね。

ここから1時間くらい行ったところにあるインディアンのトライブ(村です)には独自の言葉があったそうですが、書き言葉がないそうです。村の連中もそういうことには興味がないらしく(はっきり書くと補助金漬けでバカになってしまったので)もう言葉を理解できる人がほとんどいないそうです。数年もしたら消えてしまう言葉です。もったいないと思いますが本人たちにその気がないのでどうにもできないようです。
2014.08.27 02:45 | URL | #- [edit]
天安 says..."昔話大好き"
いやあ、皆さん、地元の昔話に関心があるんですね。
ピプコさんのお母さんのお話、ぜひ、聴いておいたらいいと思います。
すぐに何かになるってことではないですが、
後々何か意味のあることになるかもしれません。

また、MKさん、はじめまして。
わたくし、このブログのファンの天安と申します。
MKさんのコメントで「消えてしまう言葉」という部分にいたく引かれる
ものがありまして書いてます。インディアンのトライブというところには
インディアンが住んでるんでしょうか。その言語には書き言葉がないよう
ですが、彼らの話す言語についてもうすこし詳しく教えてもらえないで
しょうか。メールででもいいですし、わたくしのブログにはいってもらっ
てもいいですけど。よろしく。
2014.08.27 09:18 | URL | #1wIl0x2Y [edit]
pipco1980 says..."MKさん こんにちは"
MKさん はじめまして 今後ともヨロシクです。

八ツ墓村ほどじゃあないですけど、そこにヒトがカタマって
生息する以上、あんまり他所ではいえないような下世話な
歴史もたくさんあって、なかなかきれいごとでは済まされぬ
生々しい話なども含めて、正確に書き留め、後世いつ耐える
というのも、何か憚られる部分でもあり、こういったことの
難しさも今回感じましたね。

トライブのお話しは興味深いところですが、似たような状況、
本当はどこの国にもたくさんあるのだなあと思いました。
なんだか「原発周辺の土地で起こってること」...
想像しちゃいましたよ。
2014.08.27 10:40 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."天安さん 毎度です"
生誕地に今はいるわけですけど、居住期間としてはそれより長い
東京の住処の街の歴史も、実は相当遡って調べたんですけど、
そこはやはり東京なので、資料文献は豊富なんですが、
そこに住んだ人々の歴史や営みまでは知り得ないんですね。
もちろん老人から聞く話も、親族ではないので、云ってみれば
通り一遍で、あまりリアリティは感じません。
だからこそ、登場人物に記憶の彼方で知ったヒトもいる「昔話」は
相当面白かったりします。父親側の話も、
今となっては聞きたかったですね。もう無理ですけど。
2014.08.27 10:50 | URL | #- [edit]

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