ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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秋の日は 釣瓶落としのフランクザッパ

DSC05961.jpg
個人的に毎年恒例となっている「紫式部」の定点撮影なのだが、
まだチョット早すぎた。
場所はもう秋田市民にはお馴染みの「橋」であるけれど、
紅葉狩りの前あたりまでに、もう2~3回、
顔を出してみなきゃならないようだ。

写真自体は、上達云々とはまったく別次元で、
何だかとても思わせぶりで「小賢しくなった」…
そんな気がする。

それにしても日の光は既に弱々しくて頼りない。
まだ10月も11月もあるのにね…長い冬になる予感…。



今やどれだけいるか分らないが、
フランク・ザッパ・ファン(?)には有名な大失敗映画
「200モーテルズ(Ⓒ1970 UA)」というのがある。

アメリカの数カ所(2カ所説が有力)で数日間上映はされたが、
あまりにも不入りな為に上映館オーナー達の怒りが爆発、
強引に上映中止してしまったイワク付きの「不条理映画」。

ビッグスター(!)「リンゴ・スター」が、
ほぼ主役クラス(微妙だが)で出演しているというのにこのテイタラク。

日本でのほほんと暮らす我々には、作品の実在すら疑わしかった
まさに「幻」のカルト映画。
あの尊敬すべきペテン師(?)ザッパのことだから、
ありもしない架空映画のサントラ盤!なんて仕掛けは朝飯前…
そんな風に目されていた。

ところが80年代の頭、唐突にこの「幻映像」の8ミリフィルムを、
どこかの国のオークションで見つけて入手した
東京・西荻窪のザッパ専門喫茶「ぎゃばん」が、
早速この不条理映画の「上映会」を企画し、イベント情報誌「ぴあ」でも予告掲載した。

そして当日、北は蕨、西は藤沢、東は新小岩…
その他関東各所からはるばる東京23区のはずれ「西荻窪」に
集結した熱狂的ザッパ信者の数は…

なんと13人!…。

近所の公民館に掛け合って借りて来た60人分の「折りたたみ椅子」も、
一儲けを目論んだ店主が大量に仕入れたドリンク類も、
結局その13人がその後も毎日通い詰めて消費した(つまり毎日この映画を観た!)。

映画の方は何せ字幕はないし(あっても理解し難いが)、
ザッパ本人は演奏シーンではチョロチョロ登場するが、
ドラマ部分では「桐島、部活やめるってよ」方式で、
マザーズの連中に噂や陰口は叩かれるものの、実体としては登場しない…というか、
あのリンゴ・スターがそもそもザッパ役ですらあるし、
キース・ムーンはグルーピーを漁る謎の修道女…
もうわけが分らない。

それから5年ほど後に「200モーテルズ」はLDとVHSで発売されるが、
もちろん国内版など望むべくもなく相変わらず字幕はなし。

90年代に入りWOWOWが開局すると、唐突に「200モーテルズ」放送決定!、
しかも待望の「字幕入り!」。速攻で加入契約!。

思った以上に言葉は卑猥で残酷…あのリンゴまでもが…ああ何と下品な台詞!
であるのだった。
全編汚いスラングだらけだが、まあ訳者もよくここまでホグして訳したな…
という賞賛すべき出来だったが、以後20数年、再放送は皆無だし、
字幕入りでソフト化された形跡も全くない。

ザッパは恐らく自らの「ガン」発症と前後して、
アチコチに散乱していた自分の過去作品の権利を死ぬまでに全て買い戻すのだが、
この映画とサントラ盤だけは「UA」から買い戻せなかったことを
死ぬまで後悔していたと聞く。

今ではこれもきちんとザッパ・ファミリー・トラストと
アーカイブの公式管理者Bob Stoneの手によりリマスターされ、
故人の遺志に近いカタチでリマスターされ発売されている。

ちなみに13人しか集まらなかった恐らく日本初?であろう上映会のその時代、
ザッパの過去レコードは殆ど全てが廃盤で、
中古盤には信じられない高値が付けられていた時代だったが
(随分と粗悪なコピー盤も掴まされた!)、
今はきちんと全てが簡単に「適正価格」で入手出来る時代になった。
まあ最近の発掘系アーカイブ作は、個人輸入せねばならぬ煩わしさはあるが、
そんな苦労も全部含めて「ザッパマニア」なのであろうと、
そう考える恐らく一生マニアからヌケ切れない愚か者の私である。

「200Motels」感動(?)の大団円シーン…
最後までチェンバー音楽好きだったザッパの趣味の結晶=Sticktly Gentee(The Final)


同じ曲だが、ザッパでは最も有名な1981年ハロウィーンライブの
やっぱり大団円に使われたヴァージョン。素晴らしすぎる!


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10 Comments

花ちゃわん says...""
>思わせぶりで「小賢しくなった」…
んな気がする。

それでも、いいなって思うものは
やっぱり ワタシには 気持ちのいい写真だもの♪

ストレートに、好きだな。
そうなると、ファンの領域?!
楽しいね。
2014.09.18 21:01 | URL | #LkZag.iM [edit]
薄荷グリーン says...""
とても思わせぶりで「小賢しくなった」(笑)
これ、自分でもしょっちゅうあるから凄く良く分かる。見栄えのいい写真に撮れて、そのことはとりあえずいい結果なんだけど、どこかに何だかなぁっていう感じが残ってる気分みたいなのを上手く言葉にしてると感心しました。
自分が何の影響でこういう写真を撮ってるのか、上手く見えるけど、それなりに流通してる手法を使って、上手く見えるようにそつなく纏めようとした魂胆が見え隠れいてるように自分には見えてしまった時とか、わたしは何だかなぁって感じになってしまいます。

構図とかそれなりに見栄えがいい出来になる手段を使って、綺麗に見える作品に仕上げても、そういうものに頼る感性は綺麗な作品が作れても鈍感なんだといっていた人がいたんだけど、これはわたしには凄く印象に残ってる考え方でした。

武田花さんの本って、何を買ったんですか?
それにしても波長が合うかどうか分からない人の本を纏め買いするのは豪気というか。
波長は合いましたか?あまり綺麗な猫の出てくる本でもなかったでしょ。
2014.09.18 22:02 | URL | #56UXBqNU [edit]
pipco1980 says..."花ちゃわんさん おばんでがす"
おばんですじゃなくて、晩ゲの挨拶ってなんて云うんだっけ秋田弁??

いやいや取り敢えず感謝です。褒めていただいて!
とっても嬉しいです。
でも、ホントはちょっと壁にぶつかってて
もがいてたりするんだすよお。

>楽しいね....ってのが救いでしたお! サンキュです。
2014.09.18 23:29 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."薄荷グリーンさん こんばんは"
本、待ってたんですけど一向に到着しないんですよ!。
古本で安かったのと、たまたま纏まっていたんで…と、
それだけですよ。
武田花さんの作品を数枚見れたんですが、
ビビビビッと感覚に刺さりましたよ。
それにしても何便なんだろ?

まったく仰せの通りで、このブログがアフィリなんとかいう
ビジネス目的であったなら、それはそれだと割り切るんですが、
少なくてもそんなんじゃないですから、
そんな気取ってもしょうがないじゃん!?って、
自分の冷静な眼が云うんですよ…。

じゃあ、その自分の素直なところって一体何だ?っていうと、
そんなもんあるわけないわい!。
ってジタバタと葛藤してしまう部分なんですね。

破壊と再構築なんて立派なものじゃないですけど、
自分のメンタルの中で革命でも起こさないと解決しないなあ
なんて思ってます。
で、スコットランドどうなりましたあ?
2014.09.19 00:04 | URL | #- [edit]
あじさい says...""
素晴らしかった。
しばし聴き入ってしまって、
時々聴きたいと思って、
CDを買おうかと商品群細をみたら、CDは高価すぎて買えなかった。
DVDを注文することにします。
画像も身近な被写体が多く、とても気持ち良く眺めています。
音楽も写真も素人の私には、小賢しくなったといわれても解かりません。
感じるのは、お元気になられたなあという思いです。
よかったですね。
2014.09.19 09:43 | URL | #e6TBSe.I [edit]
pipco1980 says..."あじさいさん おはようございます"
いやいや決しておススメはしませんよこの作品(焦)!。
相当不条理で意味分らないし、かつ、お下品です(笑)
ですからどうか、早まらないでください。
フランクザッパという人は、とても常人ではなく、
振り幅のメチャメチャ広いヒトで、それこそお下品&冗談音楽から
大真面目のロック、ジャズ、現代音楽、晩年は交響楽まで
まったく一つの世界観で簡単にやってのける希有なヒト。
CDはそんな彼の断片に過ぎないので、なかなか理解するには
手間と時間がかかります(取り敢えず公式CDだけでも100種くらい)。
くれぐれも「早まらないでください」。

去年の今頃は体調が悪くて引き蘢ってましたから、それを鑑みれば
おかげさまで随分元気になったものだなあと思います。
あじさいさんも、お加減いかがですか?
ご自愛ください。

2014.09.19 10:44 | URL | #- [edit]
oyajisann says...""
何時もありがとうございます
ザッパさんの映画、リンゴが出演と言う事ぐらいしか
知らないし、正直ザッパさんミュージックライフなん
かで印象深い顔してるな程度。
まともには聞いたのはフリークアウトぐらいかな?
もちろんアナログの時代。
後はジョンのアルバムsome time・・・ぐらいなんです。
しかし死後も含め三ケタぐらいアルバム出てるのは凄い
創作力ですね。
76年の来日は行かれたんですか?
息子さんは矢沢のバックで見ました。
2014.09.19 11:53 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん どうもです"
お忙しいのに申し訳ないです。

76年、唯一の日本公演は東京のみながら(浅草国際+青年館)
もちろん行きましたよ。ホントは大阪、京都も行きたかったんですけど
なにしろ受験中だったもので....(おかげで浪人決定でしたけど)。
取り敢えず、自分には当時から最大の「スター」なので、
興奮しまくりましたね。
キッカケはまさに、そのジョンとヨーコが飛び入りした例の
フィルモア・ライブ...からなんですけどね!。

息子君のZappa Plays ZappaをZEPP東京で(ややこしい)
4年前に行きましたよ。

ハマると怖いザッパですが、70年代のポップ〜ジャズ期は
先鋭的ロックとして充分楽しめますからおススメしますよ。


2014.09.19 12:45 | URL | #- [edit]
面白半分 says...""
ちょっとはザッパを知っているのですが
この穏やかな系統はしりませんでした。

でもライヴのヤツ凄くいいですね。

私はとにかくザッパのギターが好きで
「黙ってギターを弾いてくれ」やら「フランクのギタッパ運指法」(スゴイタイトルですね)なんて結構聴いています。

とても全作集められませんので
ロック/ジャズロック系統に資本を集中させていましたが
あらためて色ん方向に手を出してみようかな。
2014.09.20 02:28 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."面白半分さん おはようございます"
サイケ&ヒッピー(?)でデビューした時代も良いんですけど、
この際、69年頃から70年後半までの『濃密ジャズロック期(?)』
に絞って聴いてみるのも良いかも....って実際、
自分もそのあたりばっかりですけどね。
Uncle Meat,Hot RatsあたりからSheik YerBoutiあたりまでの
怒濤の10年間!!(69〜79年)。
私はハマって抜け出せませんけど.....。
2014.09.20 07:34 | URL | #- [edit]

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