ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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いちご白書は遠い昔

よさこい
P.Angenieux Paris 45mm F2.9

季節外れのヤートセ秋田祭(よさこい)in 某大学祭。

およそ大学祭らしくない光景でとても心苦しいのだが、
これが当学園祭におけるメインイヴェントであるらしいのだから仕方がない…。

近所の大学祭に約40年ぶりに出掛けてみた。
子供の頃からわりと頻繁に出掛けていたし、
高校の3年間も諸々あって(もちろんバンド絡み)通っていたのだが、
今回は突然思い立って出掛けてみる事にした。

そして今日、昔から漠然と感じていたが、
うまく言葉にできなかったヌルっとした不可思議な感触が、
今は悲しいかなその正体がハッキリ分ることになってしまった。

学生が皆「おっとり」しているのだ。

上京して2年目にはアマチュアバンドとして、
3年目にはプロバンドとして東京近郊の様々な大学の学園祭を
巡ることになる私であった。

時には事務所の戦略として、当時社会問題だった
カンボジア難民救済チャリティ”学園祭”コンサート…
という企画もあったりしたから、事前に各大学を訪問し、
学園祭実行委員会と綿密な打ち合わせなどしたのだが、
大学によっての反応の機敏さや理解力の差というのは別として、
各大学とも共通しているのは、

大学間のライバル心の凄まじさである。

とにかく他大学の準備動向やその情報を知りたがるのはどの大学も同じ。
コチラは各大学とも一様なテクスチャアしか提供しないのだが、
彼らは他大学との差別化、対抗心から、より深い完成度を模索する姿勢には、
各大学全てに云えることで、それだけに本番での彼らの研ぎ澄まされた鋭さ、
時にはそのしたたかさに、舌を巻いたような覚えがある。

実行委員を仰せつかった学生達には、
学園祭は自分たち学生の尊厳を掛けた真剣勝負…そんな感じに見えるのだ。

ところが我が街の国立大学法人な学生諸君に、
そういう切実さはほとんど感じられず、実に大らかでヌルっとして、
突出して前に出るでもなく、生き馬の目を抜くしたたかさなどまったく感じないのだ。

当世ではそんなガツガツしたスタイルは流行らない
と云われればそれまでの話だが、結局この大学には、
彼らがメラメラと対抗心を燃えたぎらせるようなライバル校がないのだな…

そしてヌルっとしたまま卒業し、官庁や教職、
マスコミや金融機関などこの街では数少ない優良企業に就職して、
またヌルっと過ごす…

そしてこの街は、いや県の経済は…ヌルっとどころかズルズルと……。

みんな良い子達なのだと思う。ポジティブで常識的で、
物わかりが良く朗らかでとても従順。親には自慢の息子&娘達だと思う。
そういえば学園祭には不可欠な?ヘルメットにアゴ手ぬぐいで
コチラをギラギラした眼で睨んでる軍団がいない…いるわけはないが…。

すべてがコンサバティブな未来に、なんだかいい知れない不安を感じるのは
私だけなんだろうか。
まあ杞憂ならそれでいいんだが...。



大昔、大学入試の朝、正門にヘルメット&角棒軍団がバリケードを築いて
「入試阻止!」なんてアジビラがバラまかれ、ちょっと驚いた、
私の時代ではすでに学生運動は過去のモノで、時代錯誤な愚行にすら思われていたのだが、
映画「いちご白書」を中学時代に観て感動して以来、
実は学生運動に軽くシンパシーすら感じていたから、この時はかなり興奮した。

ところが正門封鎖はアッサリ解除され「封鎖アジ」は単なる儀礼と知ると、
なんだかがっかりした記憶がある。

我々の時代は情けない事に、ゲバゲバはもうそれ自体がファッションに
成り果てていたのだった。

そんなわけで「いちご白書」のテーマソングでジョニ・ミッチェル作、
バフィ・セントメリーが歌ってヒットした「サークルゲーム」。


いちご白書いちご白書
(1970/01/01)
ブルース・デイヴィソン、キム・ダービー 他

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8 Comments

薄荷グリーン says...""
この写真、全体の統制感と個々の躍動感の両方が感じられていいです。結構立体的でもあるし。
そういえば学祭の季節ですね。わたしもちょっと覗きにいってこようかな。京都の大学は街中から郊外に一部移転とかしたところも多くて、郊外のほうはあまり風情があるわけでもないんだけど。
今でもヘルメット被ってる、いつの時代!?って言うような学生もわずかに存在するみたい。わたしの時は同じくもう下火になってたけど、何だか暴力的で近寄りたくなかった。
今の学生がどうなのかは良く分からないけど、イデオロギーのような頭で考えただけの理想で社会を作るより、生活に根ざした常識的な世界を作って欲しいとは思います。穏やかで結構と思う反面、確かにあまり闘争心がないのもいい社会にはならないような気がするかな。
もっといい物を作り出そうとか、実行していくのは結構エネルギーが必要だから。
いま大学に行ってるような人はゆとりの次の世代なのかな。この世代だったらゆとりの尻拭いもしなければならないかもしれないので大変そう。

写真の日付、あれ、場所も書こうと思ったんだけどどこだったか正確に思い出せなかっただけです。
ジョージが作曲に関してレノン/マッカートニーのアドバイスを受けていたのはわたしも聞いたことがありました。
やっぱりアドバイスで曲のレベルは数段上がった感じなのかな。
べサメムーチョ、ラテン好きだから結構好きですよ。チャチャ・ブー!っていうのが独特。

2014.10.20 22:15 | URL | #56UXBqNU [edit]
pipco1980 says..."薄荷グリーンさん こんばんは"
学祭で様々なアトラクションを観る…なんてことに
実はまったく興味などなくて、滅多に入れないキャンバス内の、
古い建造物や何らかの不思議なオブジェ、或いは妙なテンションの
可笑しげな奴ら…そんなのを撮ってみたい…が動機で、
古い記憶を辿りながら学内の敢えてヒトがいかないような所を
ウロウロするものの、40年という時間は残酷で、
覚えのある建造物などはまったく残ってないし、
学生はコギレイで行儀が良い…そんな感じでしたよ。
かえって先般の新設ながらアート系カレッジの方が数段面白かったりして。

ビートルズで「すてきなダンス」って、ジョンが作ってジョージに歌わせた曲。
あれの下敷きにDon't Bother Meがあるような気がするんですよ。
いかにもジョージが作った風に似せて作ってみたよ!っていう、
まあ半分真面目で半分ジョークな感じ。
ポールがそれをやるととってもイヤミなんだけど、
ジョンだと許されるみたいな…。
そんなグループ内バランス…面白いです。
2014.10.20 22:58 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2014.10.21 02:16 | | # [edit]
amamian3 says..."その 封鎖で"
タマビを受け損なった(笑

優秀な企業や官庁を目指すなら
学生のうちにもっと脳みそを自由で闊達にした方がいいでしょう
今日の日本の冷え込みを招いた「官僚」たちは
超安定にどっぷりで はや新しいものは考え出せない
議員は彼らの安全安心方針を受け入れ これまた
事なかれ・・・・・・・学生に革命を
と、まあ、、思うのですがねぇ・・・
2014.10.21 05:56 | URL | #wZiQHpeI [edit]
pipco1980 says..."○○k○さん 情報ありがとうございます"
千秋ナカジマとか、金砂とか、からみでん....あたりのジモティに
事情聴取すると、一様に「ああ、奴なら普段は千秋公園にいるよ!」
って言うんです。なるほどそうなのかあ.....
でも私が見たのは旭川のナカジマ鉄橋の下。
しかも川を渡った向こう岸の下流側から上流側へ....。
謎は公園からどういうルートでそこを通過したか?
しかも橋を渡って....なんです。
かならず住宅地を通らねばならないし、橋だって...。
謎が謎を呼ぶ彼の行動....であります。
また情報よろしくお願いします。
2014.10.21 10:39 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."amamian3さん おはようございます"
受け損ないましたか!もしかして全盛期ですか!ゲバゲバ。

私はお茶の水の山の下でしたが、ゲバが正門封鎖してるんで
ビビっていると、カクマルが「コッチコッチ、早くしないと
遅刻しちゃうよ、頑張ってね!」って意外な対応で
バリケードの切通しを誘導してくれましたよ。
あれはあれで今でいう立派な「社会奉仕活動」...でしたかね??
2014.10.21 12:11 | URL | #- [edit]
oyajisann says...""
今晩は私が大学生の頃は学生運動下火、ただW大なんかは
文学部だけセクト違い文学部だけ別でしたね。
それに他の学部の方はパンフレット代と称して500円を
徴収したました。(セクトの活動資金)
私の大学は右も左もいたので乱闘もありました。
いちご白書、ニール(CSN&Y)のヘルプレスと学生たち
の平和を我らにとサークルゲームはスローモーションになって
流れ始めたのが印象に残ってます。
2014.10.21 22:25 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん どうもです"
私はゲバに首を突っ込むほど真面目に学校に行ってなかったので、
そのあたりの事情に疎いんですが、ゲバより援団のほうが、
よほど怖いっていうか鬱陶しい存在でしたね。
今思い出したんですけど、ゲバ達の資金稼ぎ
フォーク&ロックコンサートなんて、よく誘われたっけな。

いちご白書は、アメリカンニューシネマの中ではわりと地味な
作品かもしれませんが、代表作とされるイージーライダーとか
ミッドナイトカウボーイよりも私にとってはむしろ印象的な作品でした。
「平和を我らに!」の唄自体、ほんとは少し「なんだかなあ….」
なんて思ってたんですが、このラストシーンでこの唄本来の
とてつもないパワーを知りましたね。
それとバニシングポイントのミシシッピクイーン、
裸のバイクが中坊には衝撃的でしたよ…あの興奮が忘れられなくて
後年LDを買って観たら、あれこんなもんだっけ???とがっかりしましたね。
2014.10.21 23:09 | URL | #- [edit]

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