ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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歳末助け合いの悲劇?

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P.Angenieux Paris 'Anastigmat' 2.9/45 (Leica-M39)

生まれて初めての「社会人としての年末」を、
「音楽業界」と云えば聞こえは良いが、クシクもハカラズも
「芸能界」で迎えてしまった私は、噂に聴こえていた
「眠る暇もない多忙生活」をリアルに体験するのであった。

私が主に生業の現場としていた「アイドル系」の方々は、
事務所が社運をかけて制作していた国民的正月恒例番組の収録に駆り出されるので、
「意外とヒマになるかも」なんて云われていたが、
何と苦手な演歌系のお仕事がわんさか入ってくる。

もちろんドナタか売れっ子ギタリストのダブル&トリプルブッキングの尻拭いと云うか、
いわゆる「トラ」っていう代理の仕事なのだが、
それが続々と「頼む頼む、一生のお願い」ってな調子で入ってくる。

遂には担当するアーティストによる選択など二の次になって、
日程と場所に応じてスケジュールを埋めてゆく作業に至るのだ。
「博多か大阪か札幌??」ならば新幹線的に大阪!
えっ「八代…?」…無理無理...やっぱり札幌にしてもらえるかな?
「ぴ、ぴんから?!…もうそれで良い、決まり!。」
「ちなみに博多は誰だったのかな?...
松田聖…?えー、そっちが楽ちんで良かったなあ…」。

そんな調子で、もはや事務所も派閥もあったものじゃあない。
ミュージシャンはバリアフリーで日本全国緊急出動態勢となるのだった。

そういうわけで奇しくも思わぬ仕事に巡りあって、
滅多にない体験をするのも全てこの年末ということになって、
実を言うと、思い出したくもない辛い体験も多々あるわけで、
2年目からは万全の態勢で、早い時期にスケジュールを埋めてしまおう!
と躍起になるのだが、やはり暮れも押し詰まると
「後生だから!一生恩にきるから…ギャラ倍で!…」
なんて予想通りの結果になって、お人好しの私はまた
「わけの分からん現場」で惨めな思いなどするのだった。

後に大掛かりな衣装で有名になる女性演歌歌手さんのキャバレー営業で、
指揮&コーラスを音合わせの場で突然言い渡され
「えー聞いてないよ!」まではセーフだったのだが、演歌歌手さんの前で
「だいたいこの唄知らないし…」と若気の至りで発してしまったことで、
初対面のマネージャーに、楽屋裏の非常階段の踊り場で
胸ぐら掴まれて脅かされたなんてこともあったな
(その年の大ヒット曲だったらしい!)。

そして演歌にありがちな約束違反な別場所での深夜営業の強要
(多分マネージャーの内職仕事?)やら、翌日の営業参加をムリジイされ固辞するも、
預けていた楽器がもう先に次の営業先に行ってしまった…..とか、
なにしろアクドイというより、いい加減。

演歌界の恐ろしさに身震いしつつ、、さすがに3年目は演歌系お断り!。
しかしそれでもTV収録やアルバムのレコーディングなんかがかち合い、
分刻みに様々なスタジオを出入りする厄介過ぎる年末の様子は
やっぱり変らない困った業界であったなあと、今は笑えるけれど、
当時は本気で怒りに奮えつつも、眠くて虚ろな
何が何だかよくわからない12月だったのである。



ジョーコッカーが亡くなったとのこと。

70年代後半頃から、なにかの中毒か?唄いながらもフラフラと
千鳥足みたいなシーンが散見されてはいたけれど、
そこから考えてもさらに30数年、思えば随分と生きながらえたものだなあ…と、
不謹慎ながらそう思った。

絶頂期は、やはりデビュー直後の「Mad Dogs Englishmenツアー」。
即ち当時ビートルズやストーンズ含むイギリス勢ミュージシャンの憧れを
一身に受けていたレオンラッセルのシェルターピープル一派と、
イギリスでも最先端と云われていたクリス・ステイントン率いるグリースバンドを合体させ、
さらに先頃亡くなったボビーキースに至るまで、恵まれ過ぎのバンドを率いてのツアーライブ。
このツアーは映画化され、ビデオも出ているので機会があったら「絶対!」観るべきだ。

ブリティッシュ・インベイジョンも終わり、サイケもヒッピーも終わって
混沌とした世界を席巻したのは、ダウン・トゥ・アースな田舎ソウルサウンド…。
恐らく今もその潮流というか還流のあり方は変わらないと思う。

そういうわけで、スタンダード曲で様々なカバーがあるけれど、
私はジョーコッカー版のこのカバーが一番好き。「Cry Me A River


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2 Comments

oyajisann says...""
今晩はジョーコッカーはデイブメイソンと
共に何故か気になるアーテイストでした。
映画観に行ったけどまだまだガキの頃で新
新宿プラザって映画館分からず道聞いたら
プラザザホテル教えらた思いでがあります。
歴史に残るライブ盤。
ML誌でも5★でしたね。
ガキで貧乏、当初はLP買えず、このシング
ル盤買いました。
このライブとデビューの僕が泣くからレー
ベルを超えたBOX聞いて追悼しております。
酔いどれオジサンに合掌。
2014.12.25 21:12 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん 毎度です"
そういえば早くからFeelin'Alrightもカバーしてましたね!
アレンジも凄かったですけど、アレンジャーとして結構
ジミーペイジあたりの名が散見されたりもしますね....。

アルバムも凄いんですが、映像の方も大興奮の名作ですよね。
何処を観てもキラ星の凄いミュージシャン達!
特に日本公開された頃って、なにしろレオンラッセルが
凄いブームで、彼観たさの輩も多かったですかね。

後年の彼のアルバムとしては、STUFFがバックアップした
「スティングレイ」ってアルバムを良く聴きましたかね。

2014.12.25 22:24 | URL | #- [edit]

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