ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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デジャブの河

taiheigawa
ENNA München 'Lithagon' 3.5/35(Early-1960's Zebra / for M42)

カメラというかレンズには、
「無限遠」という設定というか焦点ポイントがあり、
「それ以降、ピント調節が不要となる距離」という説明が成り立つけれど、
早い話が、遠くの空にでも焦点合わしときゃ、
いわゆる「バカチョンカメラ(チョットヤバい響き?)」的に、
何となく全体的にピントが合ってる状態をいう。

とっても便利だけど、言ってみれば「安手の自動カメラ設定」でもあり、
また写りの質としても、立体感なく薄べったい感じの、
やはり安手な描写だから、出来れば使いたくはない。

だから遠景でも無理矢理に、いや、是が非でも
どこか特定の近場に焦点ポイント(ピント)を
設定するのが常となる。

上の写真では、あんまり意味はないんだけど、
仕方がないという範囲で手前の木の枝に、緩めにフォーカスしつつ、
心持ち「羽」を絞りながら、それもはっきりくっきりし過ぎないように微調整…

やれやれ電車は見事に通り過ぎてしまった。



生前の私の父の、ほぼ唯一の趣味が「釣り」であった。
釣りと言っても近所の商家のおとうさん達のように、
豪奢な外車で繰り出して、「釣り船」をチャーターした大物釣り…
などではなく、一人で自転車で近所の河や沼や港の岸壁や浜で、
ハゼやらフナだのの小魚釣り。

近所のとうさん達の誘いも一切断って、
ひたすらその孤独な世界に拘っていたようだ。
人付き合いが苦手ということもあったかもしれないが、
そういうのが父のスタイルだった。

それでも息子たる私は父にくっついて自転車でよく同行した。
家から10分ほどのこの河原にも、ある時期、頻繁に訪れたものだ。

そんな父との思い出の場所はここだけではなく、
全部近場だけどたくさんあるから、墓参りなんかより、
よほど鮮烈に生前の父を偲べたりするのだ。

父が亡くなった後、思い立って
父が幼少から青年期までを過ごした思い出の場所を、
家人と共に訪れてみたことがある。

JR鶴見線という海岸線の主に京浜工業地帯を往く、
短い区間の「工場路線」のとある駅…。
駅に着いた瞬間、私は唖然とした。
父との思い出の秋田の工業地帯にほど近い河や運河と、
まるでそっくりそのままの情景だったのだ。

そしてそのとき初めて分かった。
ああ父は一人で自分の故郷の思い出に浸って至福を感じていたのか!
そうだったに違いない。
おそらくは我々家族のために、一度も故郷に帰りたいとか、
その手の泣き言は決して言わなかったが、
きっと帰りたかったんだろうあと、なんだかヤルセナイ気持ちになった。

以後、年に1、2度、家人と「鶴見線」に乗りに行くのが
定番の行事となったけれど(良い銭湯も見つけたし…)、
今の今は、一人でこうした河原や岸壁をたまに訪れたりするのが、
何となく父への供養と、贖罪な気がするのだった。



この男の歌唱力というものがどれほどのものかは、
なかなか計り知れぬものがあるのだが、何はともあれこの男ほど、
まったくもって見掛けにそぐわず、器用な男はいないと思う。

このドアーズのジムモリソンの「トラ」も見事だったし、
ディラン役も、ロジャーダルトリー役も完璧!。
最近ではジョンレノンも軽くこなす!。

ロックレジェンド達を、本人以上に本人らしく唄いきる、
それがロック界のイタコ「エディ・ヴェダー(Pearl Jam)」という男!。

その風情と才能から、こいつ早死するぞ!
と20年前から思って見ていたが、
今もすこぶる元気らしい….やっぱり恐ろしい男だ。
再結成ドアーズ『Break On Through

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8 Comments

amamian3 says..."恐ろしい"
同感です!!

 おやじというのは逝った年齢に自分が近づけば近づくほど
存在感が増してくる気がします
例の「桜」を見に行く登山も「道を覚えておけ」という
言葉をかみ締めながら登るんですよ

 写真 川の滔々たるところ よく出ていますよ
お魚さんも連想できるし 釣り人も見えてきます
  いいですねぇ・・・
2015.02.28 07:53 | URL | #wZiQHpeI [edit]
pipco1980 says..."amamian3さん こんにちは"
父がどちらかというと酒も嗜まず、無口な職人肌だった分、
私はそれを反面教師として、毎回吐きながら大酒呑みの訓練をしつつ
本来の人見知りを隠して、外交的な部分を強調した、
相当に肩肘を張った、居心地の悪い人生を過ごしてしまいました。
父と河…を、この齢になって感じることになって、己の
馬鹿みたいな狂乱人生を、静かに振り返ったりする昨今でもあるわけです。

ありがとうございました。amamian3さんのコメで、それに何となく
気付かされました。
2015.02.28 11:10 | URL | #- [edit]
天安 says..."目の奥がちょっと"
父上を偲ぶ文章、
目の奥がちょっと熱くなってしまいました。
うちの場合は、おやじも酒飲みでわたしも酒飲みになってしまいました。
マッコルリをもっていくと、うまそうに飲んでました。
あれは、どぶろく(みたいなもん)ですからねえ。
遠い過去の味がしてたのかも知れません。
キムチとマッコルリって、相性がいいんですよね。

ピント合わせしてたら
「電車が通り過ぎてしまった」らしいですが、
この絵を見たときわたしは
「ああ、電車が左のほうから入ってくる瞬間をうまく撮ったもんだねえ」って
思いましたよ。^;
2015.02.28 15:58 | URL | #Hzotv27w [edit]
pipco1980 says..."天安さん こんにちは"
マッコリ(マッコルリって言うんですね!)大好物ですよ!
これが博多の「もつ鍋」と妙に合います。ああ飲みたい&食べたい…
でも秋田にはないんですよお!うーむ。

あと、真露にいれる青緑色の小瓶入りの液体あるじゃないですか!?
「これ入れると悪酔いしないよ!」ってことですが、その効き目は
ともかく、あの薬臭い匂いと味が妙に癖になり、気に入って
ソウルではいつも所望するんですが、わりとと「何それ?」って
通じないんです。何だったんでしょうかね?、あれは…。
2015.02.28 19:09 | URL | #- [edit]
天安 says...""
>真露にいれる青緑色の小瓶入りの液体

いやあ、わたし、酒飲みは酒飲みなんですが、
「通」ではないといいますか。この液体って、見たことないです。
飲むのはマッコルリくらいでして、、。
(マッコルリはマッコrリって発音がもっと正確ですが)

コマーシャルで、酒飲む前に飲んでおくと悪酔いしない薬ってのを
見たことはありますが、それでしょうかね。
今度、調べておきますね。^^

マッコrリも、実は「生」のものとそうでないものとありまして。
日本で飲まれているのはたいてい生でないやつだと思います。
生マッコrリ、今度韓国いらっしゃったら、ぜひ、お試しください。
2015.03.01 11:20 | URL | #Hzotv27w [edit]
pipco1980 says..."天安さん どうもです"
生マッコrリ…美味そうですねえ!
こりゃあぜひ賞味してみたいものです。
一度、居酒屋(東京の)でマッコrリを所望したら
「白ですか?黒ですか?」と訊かれますので
「黒って何?」と、つい好奇心に駆られて注文すると….
……….微妙でしたよ(笑)。
やっぱ「生」の破壊力には叶わないなあ!
2015.03.01 19:31 | URL | #- [edit]
oyajisann says..."今晩は"
今晩は私は父との思いで場所思いつかないし会話もなかった。
ただ職業軍人の時のフォト中に沢田研二風の長髪写真は一枚
貼ってあり、当時では稀、何故長髪にと聞きそびれたのが悔
やまれます。
これはロックの殿堂の時の映像かな?
やたら競演やコラボの多い方と言う印象あります。
2015.03.01 19:39 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん どうもです"
カッコいいっすねお父様!いろいろお話訊きたかったですよね!
まあ、うちも仲違いこそしてなかったですけど、
大人になってからは、実はそんなに密接な関係ではなかったですから
悔やまれることも多いです。

エディヴェダーは憑依系というか、イタコ体質のようで、
何をやっても様になります。ドアーズもそのまま再結成しちゃえ!
って心の底から願ったんですけどね…残念!。
2015.03.01 22:53 | URL | #- [edit]

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