ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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不条理の土手

tutuji3.jpg
Carl Zeiss Jena 'Biotar' 2/58 (Late-1950's / for Exakta)

ツツジが3回も続いてしまった。
一応全て色を変えてるつもりだけど、だからどうしたって言われれば、
すみません…と謝るしかない。

製造年が私とほぼ同級生なロートルレンズ「ビオタール」。
妖玉、魔玉、クセ玉といわれ、ある特定の被写体距離とか、
日光の具合なんかで、光の玉グルグルの、手が付けられないほどの
「あばれるくん」になるのだが、普通に近距離だと、
借りてきた猫みたいに、楚々として優等生ぶってたりする。

ここは町の中心部の、とても風光明媚な土手なんだが、
どうしたことかベンチもなければ、歩行路も整備されず、
言ってみれば荒れ放題で、公園敷地内なのに明らかに人を寄せ付けぬ
独特で、奇怪な雰囲気の場所である。

後方の県民会館、女子高あたりの職員室的な窓の奥から
「あいつ、土手でなにしてやがるんだ?変質者じゃないだろうな...鬱陶しいな」
そういう類いの邪悪な視線がヒシヒシ感じられる場所でもあるのだ。

しかし少なくともここは、市民の共有財産たる公園敷地内であるから、
私は毅然として入場するし、今日は敢えて(!)切り株にドッカと座り込んで
お弁当を食した!。クレームがあるなるどんどんいらっしゃい!。
結局誰もなんも言って来ないんだけどね。
それでもどこからかネットリとした視線で監視されてるようで、
なんだか居づらくて、落ち着かない公園の土手であるのだ。

一時、勤務地が東京市ヶ谷って時期があって、
基本的に独りだけの出向勤務だったから、昼休みは神田川の土手を
飯田橋方向に散策しながら、ベンチに座り込んで食事していたのだが、
とても静かで気持の良い場所だった。
前は確かに川だし、電車も走っている。
しかし後ろには普通に企業のビルが軒を並べていたし、大学もあるし
最終的には靖国の杜にも近接する…。

往来もひっきりなしにあるのだが、
それでも一切そんな喧噪など気にならない
自由で静粛な空気というのがあった。

この土手は都民なのか国民なのか分からないが、
いずれにせよ、自分も含む共有の財産で、ナンピトたりとも、
土手を通行し散策するものの邪魔をしてはならない!
そんな力強い空気に満ち満ちていたように思う。

さて今のここの公園敷地内には、私学の女子高が2つあって、
大事なお堀の土手の最もハイライトな大部分を占有し、
市民は一切入場出来ない仕組みになっている。

女子高生たちには勿論何の罪もない。

お殿様の末裔らを巻き込む様々な利権が絡んだ、
明らかな公園政策の失敗なのだろうと思うけれど、
過去のそうしたドロドロした因習に起因した失政を、
現代も一切正そうとしない行政って、いったいなんなのだろうか?と思う。

もしも不忍池の向こう岸の水辺に、ナンピトも寄せ付けぬ風情で
私学の高校が2つ並んで、池の片側にしか入場出来ないのだとすれば、
少なくとも都民も区民も...国民も怒り狂うのが必定でしょ?
そういう官民癒着構造が平気で行なわれているのが「地方行政」ってもの。

すこし場面は異なるけれど、私の知る限り、明らかな「市道」が、
少々押しの強い個人に占拠され、今では市道上に平気で建物まで建てて
店舗として営業してしまっているのに、何も手を打てないどころが、
素知らぬふりを決め込む「役所」の実態を知っている。
そういう不条理が日常的に行なわれているのも、地方の実態なのだろう。

まあ首都東京も、大正の大震災後、あるいは大空襲後の、
土地区分がはっきりせず、また地主も犠牲になった焼け跡に、
強引に杭を打ち、縄を張って自分の所有地を主張し、
いまだに「都内一等地の大地主」におさまってる外国人も多数いるから、
日本の行政全体が事勿れ体質の権化なのかもしれないな…。
(銀座や赤坂の殆どが、いまだに借地権で成り立っている..)



まだデビュー前の、当時16歳の小娘の専任ギターをやってみないか!?
という話をいただいた時に、「ウーン16歳かあ」と、
やや考え込んでいた私だけど、もう有無も言わさぬ素早さで、
その小娘とスタジオに入って音合わせをすることになった。
まだオリジナル曲を持ってはいなかったが、彼女はこの歌を唄いたい
とアレンジャーに依頼し持参したスコアが、ハイファイセットのこの曲。

運良くこの曲は、私もアマチュア時代に女子大生バックバンドのバイトで
何度も弾いて知っていた曲。

そして16歳の小娘の驚愕の歌唱力に唖然とする私。
向こうも「このオッサン(私は21歳だが)なかなか弾ける!」と
都合良く勘違いしてくれたらしい。それが始まりだったな。
ハイファイセットスカイレストラン

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6 Comments

amamian3 says..."これが それ??ですか"
16歳の声ではないように・・・

ひょっとしてその方は、今の・・・ですか?

怒涛のGWが過ぎ他と思えば、今度は台風のお早いお着きのようです
ま、停電さえなければ、わたし的には退屈はしませんが(笑
まだまだ静かですので
ワンコの散歩に行ってきましょう
では
2015.05.08 05:42 | URL | #wZiQHpeI [edit]
taka says..."pipco1980氏バンパイヤ説 浮上"
文内の『私学の女子高が2つ』が気になった。
一つは間違いなく女子高と認識していたが、他の一つは男女共学ではないか?
調べてみると、驚いた。開学当初から半世紀近くは女子オンリーである。
私の過去の記憶ミスも的確に指摘してくれたことがある。

pipco1980さんの年齢が????
私の中で、『pipco1980氏バンパイヤ説』が浮上した瞬間であった。
2015.05.08 06:34 | URL | #XtpRPBkU [edit]
pipco1980 says..."amamian3さん こんにちは"
イヤイヤ違います。ただそのときの16歳(!)は今も現役で
表&裏方両方自在に御活躍中のシンガーですので、
お名前等は一応控えさせてもらってます。
一部のブログ仲間さんにはバレてますけど….。

そうですね、台風銀座でした!。でもそういうのがあってまた
すばらしい自然が余計に引き立つんでしょうねえ。
2015.05.08 10:19 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."takaさん こんにちは"
昨夜、この土手の話を何となく友人に話したら
「お前、そりゃあ考え過ぎ…」って呆れられましたよ(笑)。

我々の前の世代だと「男子部」ってのが広面の奥あたりに存在
してたらしいですが、個人的に小学時代は隣人だったのは
女子高に間違いなかったです。その後共学が復活してることは
知ってはいたんですが、そういった印象で「女子高」と括ってしまいました。
いつか、あの校舎からの角度の「お堀の景色」を観てみたいと思いながら、
おそらく一生観れないなあ….って無常感….
takaさんならご理解いただけるかと思います。
まあ土手はガキンチョの頃、何度も侵入してますけどね。

2015.05.08 10:34 | URL | #- [edit]
あとりえ 瑠璃絵 says...""
実は私も昔、ギターやってました。
フラメンコですが・・・
フラメンコは爪で弾くので、右の手だけ爪を
伸ばしてました。
ところが演奏会が近くなると割れるんです
遠い昔の話しですがね。
2015.05.08 15:02 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あとりえ 瑠璃絵さん 毎度です!"
おお凄い!フラメンコ!
友人にもスペインで修行してきたぞ!ってフラメンコギター男
いますけど、私のようなナルシソ・イエペスの通信講座を中2で
挫折した半端者とは圧倒的に異なる本物感が漂ってましたよ!?
いやいや、うらやましいなあ!。

2015.05.08 18:59 | URL | #- [edit]

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