ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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復讐のウィステリア

02.jpg
Sony E-mount 2.8/16 (with Wide Converter)

先日と同じ「ふじ御殿」に、今日は「超広角レンズ」で再挑戦!。

超広角といっても、現状で私が所有しているのは、
カメラにセットでくっついてきた16mmの、随分と評判の芳しくないレンズ。
その欠点を隠すべく、メーカーが用意したワイコンを装着すると、
悪評の元となった「妙な感じ」はキレイサッパリ消えるのだが、
そのかわりに、さらにワイドに11mm(35mm換算18mm)。
…これだと広すぎてとっても遠い感じ。
上手く行かないものだな。

それでも、広く撮れるってのはやっぱり気持ちがいい。
主題にグググッとニジリ寄っても、まだまだ奥深い背景が表現される
いわば奥に広くて深い写真というのが、個人的には理想だから、
最初からズームレンズなんて必要なかったわけだが、
それにしてもこの11mmは広すぎる上に、今様レンズ特有の、
カチッとキレは良いが、何だか平面的で、ドラマを感じない画風は、
古レンズの渋味、面白さを知ってしまった目には
もはやちょっと…いや、相当に物足りない。

古くて味わい深いワイドレンズが欲しいけれど、
これがまた…お高いのよねえ…やれやれ。

ちなみにこのお屋敷の奥様には、ちょっと気恥ずかしかったが
「また来たよう!」と、本当はすごい人見知りなんだが、
精一杯気さくなオジサンを演じつつ、
個人的な復讐=リヴェンジに協力してもらった。
上の写真はそうしたわけで母屋の側からの藤棚の様子。
うーん、やっぱり何か平べったいのが気になるなあ。


P.Angenieux Paris 'Anastigmat' 2.9/45(Late-1940's M39)
ange1.jpg

こちらは毎度お馴染みの、私が持ってる中では一番古い
(昭和20年代の)フランス・アンジェニュー。

メチャメチャボケてるし、軽い逆光であちこち破綻もしているけれど、
もはやここは故郷秋田でもなく、日本ですらない上に現実でもない…
自分的には、そんな気にさせてくれるコチラの方が
圧倒的にしっくりと落ち着くんだけど
どうなんだろうか???。



ある時、九州の義父から、えらく派手な光沢シルバーと
黒のストライプネクタイを譲り受けた。
「何かおめでたい席の時にでも…」とのことだったが、
何しろバブルもそろそろ終わり頃で、派手なパーティーなんて今は昔という感じで
とんとお誘いもない時節、結婚式でもないしなあ…どこで使うんだろね?って思っていた。

ほどなくして「ローラ・ニーロ来日公演」の当日、曜日は忘れたが、
いずれにせよ休日で、家人と昼食をとりながら、
ふと「今夜、正装して行かないか?」
と、私が珍しく提案した。

「ローラニーロ」の体調というか、具合が芳しくないらしい...
というのは既に知らされていたから、何となく、漠然とだが
「これがお別れ会…」
そんな気がしていたのだ。

コンサートは、必ずしもベストコンディションというわけではなくて、
結構かすれたり、息が続かなかったりと、少し痛々しい感じもあったけれど、
この曲が唄われる頃には、私はもう、どうにもこうにも涙が止まらなくて、
少々みっともなく、ヒクヒクしていた。

正装して出掛けたのは私らだけではなかったようで、
結婚式?、お葬式?という人々がとても目立つ厳かで
大人な雰囲気の、とても気持の良いコンサートだった。

そして「予感」はまさにその通りになった。

私は、あのネクタイをして「お別れ」出来たことを、
とても誇りに思った。

家人が義父にそのことを伝えたらしい。
義父は「なんだかよお分からんが、喜んでもらえたんなら、そりゃあよかったばい…」
なんだだそうだ。
Laura NyroGonna Take A Miracle

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10 Comments

amamian3 says..."おはようございます"
もうすぐ 日が昇ります
アカショウビンは早起きで もう鳴いています

2枚目の写真
高校生の時に見た「緑の館」を思い出しました
内容はまったく覚えていないのですが
ぼやっとした画面で終始していたように思います
ぼやっとしていると、
もっとよく見ようとその奥に踏み込んで行きたくなりますよね
そんな絵になっていると思いますよ

いい曲ですねぇ~!!
2015.05.14 05:35 | URL | #wZiQHpeI [edit]
pipco1980 says..."amamian3さん おはようございます"
台風の方、案じておりましたが、二ュースによりますと
被害は少なかったとのこと、何よりよかったです。

さすがにアンジェニューの描写は、少し度を超して非現実的なので
どんなもんかいなあ?と心配しましたが、何しろ様々な記憶を
呼び覚ましてくれる写真なら、それもありだろう…って、思ってます。

この時期のローラニーロに、特別な想いを持って逢えた(観れた?)
ことは、この曲のタイトル通りGonna take a miracleな体験でした。
2015.05.14 08:06 | URL | #- [edit]
hal says...""
藤、出直しに行ってこられたのですね、いいですねぇお気に入りスポット(^^。

広角の方はさすがに現代のレンズ、スカッとしてますね。
こんな感じの環境だったのですね。
しかしやっぱり、アンジェニューに一票でしょうか?
なんか湿度のすごい熱帯雨林的な湿り気を感じます。
藤が葡萄か何かのフルーツに見えてくるから不思議です(^^。
2015.05.14 14:48 | URL | #PwYTJ1I6 [edit]
あとりえ 瑠璃絵 says...""
こんばんわ。
カメラ通の方なんですね。
私は、何ミリなどど言われてもちんぷんかんぷん
通販で買ったFUJIFILMのカメラで満足しています。
と言うか、機能があり過ぎて、未だ若葉マークです。
2015.05.14 17:44 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."halさん 毎度です"
>湿度のすごい熱帯雨林的な湿り気

うーん、云われてみれば確かに大島渚の戦場メリクリ…ですなあ(笑。
一見、グシャグシャに破綻してるようにも見えますけど、これが
絞ると、呆れるほど普通…。不思議なレンズです。

ちなみにこのレンズの得意技はズバリ人肌!...来月「モデル撮影会」ってのに
出向く予定ですけど、今からちょっと愉しみだったりします。
ただし以前一度参加したんですけど、爺さん達の超高級最新型カメラ自慢大会!
白いバズーカ砲の放列が異様で気持ち悪いです。
2015.05.14 18:12 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あとりえ 瑠璃絵さん こんにちは"
『通』ではないです。たまたま友人の「遺産分け…」で、
デジタル一眼レフをいただいたのはいいんですが、重いし、何より
大きなカメラを向けると警戒されてなかなか思うように撮れないなどで、
小さいもの=ミラーレスカメラに出会い、
その軽快さにすっかり夢中になりました。撮り出すと色々「欲」も出てきて、
今はクラシックな交換レンズに夢中...そんな状況です。

一眼レンズにもコンデジ同様に画面全部に焦点が合う「無限」っていう
設定がありますが、それを出来れば使いたくない、もっと立体感を!
ということで、一眼またはミラーレスしか選択肢ないわけです。



2015.05.14 18:31 | URL | #- [edit]
oyajisann says..."今晩は"
今晩はローラさんはライターとして知ったのですが
死語即出た?2枚組のベスト盤ぐらいしか所持して
ませんが、なじみの潰れた電気店のCDコーナーの
おねぇさんが亡くなったんですねと言ったのを何故
か覚えてます。
たしかライブインジャパンって発売されましたね。
2015.05.14 19:56 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん 毎度です"
私は、最初は大瀧サンのラジオだったように思います。70年代後半頃ですね。
それに達郎サンや美奈子サンがローラローラ!って神様みたいに云うので
アルバム聴いてみたら、ああイーライズカミンの作者かあって…
この辺りはご同様かと思います。
ライブインジャパンは勿論持ってますけど、なんだか精神的にヘヴィな
アルバムで、90年代は殆ど聴けませんでしたね。
ちなみに件の山下夫妻、美奈子一行は国内全公演制覇した模様ですね。
2015.05.14 20:31 | URL | #- [edit]
天安 says...""
秋田も藤の季節ですね。
こっちもそうだと思いますが、
近くに藤の花の棚があるのですが、
そっちに行く暇がなくて
毎年見る棚にまだ行けていません。
たぶん真っ盛りでしょうね。
きょうにでもいってみようと思います。
ネクタイ、ばしっと決めてコンサートですか。
ネクタイ、立派に仕事を果たしましたよね。
2015.05.15 09:41 | URL | #Hzotv27w [edit]
pipco1980 says..."天安さん こんにちは"
藤の出来不出来でいうと、今年は気候に恵まれて、
花の数、濃い色等々、10年に一度くらいの上出来なんだそうです。
ぜひ行ってみてください。

クラシック以外で、コンサートに仕事用じゃないスーツで出掛けたのは
思えば最初で最後だったかなあ…ということと、
その『仕事用じゃないスーツ』っていうのが、
まさに日本の馬鹿げたバブル時代の、
まさに徒花だったなあ….ホントに馬鹿で愚かな時代でしたよ。
2015.05.15 10:15 | URL | #- [edit]

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