ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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かけがえのないSTREET

川反1
Carl Zeiss 'Planar' 1.8/50 (1973 for Rollei QBM)

ドイツは日本と違って、敗戦後「東西分裂」っていう悲劇を抱えてきたから
企業/製品ヒストリー的には様々な曲折がある。

仮に日本に置き換えれば、戦前からの由緒ある光学メーカーなのに、
東西分断で、東京を中心とした社会主義の東側と大阪他の西側の
それぞれ営業所や工場が別会社になり、
別体制の中でライバルとして競い合うことになるっていう図式。

この西側ツアイス社の「プラナー」は、他の東西両ドイツの
最先端技術による光学業界の中にあって、所謂クセモノ的な個性、
面白味にはやや欠けるけれど、現代の日本製レンズのような
コッテリとした色合い、くっきりとメリハリの利いたコントラストとは
真反対ともいえる、淡麗な特徴を持つレンズ。

その安定、安心感は、なかなかに得難い感じで、
私はすっかり魅了され、ハマってしまっている。

このプラナー、クラシックレンズといわれる中でも比較的新しいモノ(?)
とはいえ、それでも製造は40数年前。
私も中学から、やっと高校に上がるくらい。

みちのく最果てとはいえ、マチナカはまだまだ
ヒトで溢れて活気ある時代。
写真の「通り」だって、東北地方有数の歓楽街で、
たいそう賑わった、危険な大人の「ストリート」なのだが、
今は恐る恐る深夜に足を踏み入れても、スカッと安全に通行出来る
普通のストリートになってしまったようだ…。

もっとも私は高校(&予備校)を出てすぐに上京してしまっているから、
本当に残念なことに、私はいまだこの街(ストリート)デビューを果たしていない。
だからイイ齢コイタ今に至っても、この街は
「妖しく危険な大人の享楽的な街」でありつづけるのだ。

カウンターだけの、威勢の良いオヤジが営ってる居酒屋の地酒で乾杯して、
次、もうちょっと派手なところに行こうじゃないかと、
ミラーボールやスパンコールなドレスや香水、
ビッグバンドでアフロ=キューバン音楽的な喧騒が漂う店に行き、
いつの間にか、その店にいたスパンコールな方々を引き連れて、
もうすこし落ち着いた店で、ピアノの伴奏なんかで歌など唄って、
最後は寿司屋かラーメン屋で締め…

「おっ、もうこんな時間かあ、じゃあタクシー捕まえようか…」

「いや、俺さ、ここ地元だから、酔い冷ましながら歩いて帰るわ…。」

そんな誰でも経験してる筈の「地元デビュー」が私にはないのだ。

それが銀座であれ赤坂であれ、たまさか新宿や池袋であっても、
そこは「地元」ではないし、故郷以上に長いこと住んだ街でさえも、
一体どこまで「地元意識」があるかといえば、甚だ疑問でもあるのだ。

馴染みの店などある筈もないけれど、ここは私にとってかけがえの街
「ストリート」なのかもしれない。



レオン・ラッセル(リヨン・ルッスルって呼ぶヒトもいる)に関しては
当方がまだ中学生だったこともあって、相当に情報到達は遅れていて、
何しろ衝撃のレオン体験の最初の曲が、この「タイトロープ」だった。
この曲で衝撃を受けた直後に次々と、実はカーペンターズの
「A Song For You」や「スーパースター」「マスカレード」の作者で、
ジョーコッカーのツアーにも参加してるし、ジョージハリスンの
「バングラデシュコンサート」にも参加して、たった2曲だけなのに、
もの凄く熟れていて、しかも圧巻なステージをいとも簡単にやり遂げてしまう、
まさにプロの中のプロ、曲目通りのスーパースターとして、突然怒濤のように
大量の情報が、イタイケな中坊の下に束になって入ってきたのだった。

そうしたわけで、レオンは突如として我々の前に「神」として降臨するのだが
数年(数ヶ月かも?)すると、その神の存在は、なぜだか急速に薄まり、
やがて見えなくなってしまった。
今より時代の流れは、圧倒的にゆっくりだった筈なのだが…?

何はともあれ、大衝撃だった「Tight Rope


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5 Comments

pipco1980さんへ says...""
こんにちは
私が妻子を連れて秋田に戻ったのは24歳の時
たぶん川反が最も活気にあふれた時代かも。
あらゆるジャンルのお店、一通り制覇しました。
コメントでは書けない思いでもあります。
今は自分から行きたいとは思いませんね。
足跡はあちこちに残っていると思いますが。
それにしても、カメラとかレンズの知識凄いですね。
2015.05.25 13:57 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."名無しさん 毎度です?"
お名前ないですけど、おそらく瑠さんですよね
こんにちは。

馴染みの店どころか、思い出さえ皆無っていうのも
ちょっと寂しすぎるんじゃないかなあって思うわけですが、
まあ、今から敢えて「思い出作り」っていうつもりも
まったくないですけどね(笑。

カメラとか、恥ずかしいんですけど、殆どド素人です。
ただ、もっと改善したい!って想いが強くて、
反省ばかりしてるうちに、変な方向に向かいつつ、
わずかながら知識も蓄積されたって感じです。

本来「写真」は、徒弟制度できちんと勉強しなくちゃいけない
ものですから、禁じ手の超自己流ですね。
2015.05.25 14:54 | URL | #- [edit]
oyajisann says..."駆け抜けた"
優秀なソングライターで一度聴いたら忘れられない声
バングラ出演とマッドドッグの座長が印象的ですね。
突然ブルーノートに来日にはびっくりでした。
ライブの3枚組出して即初来日のライブインジャパン
出したのもびっくりでした。
スポットライトをシンガーとライターで等輝いて駆け抜
けた感あります。
2015.05.25 23:07 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん 毎度です"
私はさほどリオンラッセルの熱心なファンではなかったですけど、
「New Music Magazine」の熱心なファンでしたから、
福田一郎氏連載の「リヨンラッセルとその周辺」 は
毎月ワクワクしながら読んでましたね。
アメリカのミュージシャン達の裏話的実態とか、
音楽ビジネス関連の話題なんか、意味がよく分からないなりに
何度も繰り返し熟読してましたねえ。
何故単行本化しなかったんだろう??

2015.05.26 00:47 | URL | #- [edit]
瑠です says...""
すみません、名前を忘れたガラス屋でした。
2015.05.26 10:11 | URL | #- [edit]

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