ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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バスルームから変わった運命

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Carl Zeiss 'Planar' 1.8/50 (1973 /for Rollei QBM)

自分が,どうしても無意識に見つめる先は,こうした人たち。
若い頃の自分が、もし何かのきっかけでダンシングチーム(?)に
加入することになったにしても、志願したのはこうした
縁の下の力持ち的な役割だったろうなあと思う。
そういうわけで,いつも彼らを目で追い、
そして拍手を送るのだ。



バスルームから愛をこめて

この曲のプリプロダクション(デモテープ)を録音した三軒茶屋の
リハーサルスタジオKに、その日、別用件で偶々居合わせた私。
そして何故だか担当ディレクター氏に

「ちょっと助けてよ…」

そう誘われるままに、初見でこの曲を弾かされることになって
このことは,まだアマチュアギタリストというか、
いつ辞めても誰にも迷惑がかからない
宙ぶらりんな半プロで、世間から見ればまだまだチンピラに等しい自分の、
その運命を定める、まさにきっかけとなる重大な事件であったのだ。

その後しばらくして、この全く同じ曲の正式な録音現場に、
私はどうしたことか「見学者」という立場で立ち会うことになるのは、
今考えてもとても奇遇というか運命的な話であったように思う。

そこに居られたのは当時から既に一流ギタリストで、
私の憧れのギタリストの一人でもあった徳武弘文氏。

彼なら仕方がない…内心そう思った…いやなんだろうか?、
自分はこの曲を他人が弾くことに、心の奥底では忸怩たる思いを
持っていたのだろうか!?そのことに少し驚きつつ、なにしろ
超一流=徳武氏のお手並みを拝見しようではないか!
そんな身の程知らずな心境でもあったに違いない。

ところが、そんな取るに足らない私の邪心など、彼が放ったまさに
あるがままに湧き上り、きれいな曲線で流れ落ちる水のような、
気高く美しい音色とフレーズ、私など考えも及ばない知己に満ちたアイデア。
その圧倒的プレーに、完膚なきまでに吹き飛ばされ、
感動に打震えつつ、己の器の小ささを、まざまざ思い知るのだった。

この後、華々しくデビューする彼女やこの曲との接点は、
理由があって、この日で途絶えてしまったけれど、
私は学校には戻らず(戻れず…か?)、結局別セクションの、
新たにデビューする新人歌手のバックアップを行なうようになって、
もうズブズブC調業界人の道を、ヨタヨタと辿り始めるのだった。

ちょっと映像が意味不明だが、その時の音源を使用したY/Tubeが
これだけの様子なので、どうか堪えてください。
スライドバーを旨く使い、さらに3連系アメリカンポップスの
一番美味しい夢見る部分を抽出したような奇跡の16小節!
今の今にしても、心ときめく、憧れのギターソロである。
山下久美子のデビュー曲『バスルームから愛をこめて』

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4 Comments

Pさんへ says...""
ギターは小さなオーケストラである。
わたしも、若いころギターにかぶれた事は以前
話したような・・・フラメンコです。
Pさんの様にプロではないですが、県民会館で独奏の
経験が2回あるんですよ、意外でしょ。
私は伊藤日出夫のレコードを聞いてフラメンコにハマりました。
最近では。沖仁が好きですね、彼はポピュラーな曲まで
フラメンコにアレンジしちゃうっです。
機会があったら聞いて下さい。
2015.07.20 11:31 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."瑠さん(ですよね?)毎度です。"
フラメンコですか!そりゃあまた随分と情熱的な奴を
やられてたんですね!?

私はまあエレキなんで,アカデミックな意味での技術力なんて
無意味=上手いとか下手とかそういうものではなく「センス」とか、
いかに音楽の本質を理解するか?その洞察力みたいなものが
もっとも大事、一生精進!。免許皆伝なんて
永久にあり得ない世界な訳です。
だから好きなんですがね。
2015.07.20 12:27 | URL | #- [edit]
oyajisann says..."今晩は"
今晩は彼女のデビューシングルたしかコロンビアか
ら私は買いました、彼女のアルバム買ったのはライ
ブ盤が最初でした。
運命のシングルなんですね。
徳武弘文さんを意識したのはラストショウからその
前の山本コータローとやったバンドは知ってはいま
したが意識なし。
アルバム再発されてるのは知りませんでした。
2015.07.20 22:16 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん 毎度です"
アマチュアというか、横浜界隈で「ブレッド&バター」みたいな
バンドに居たことがありましたから、徳武さんは70年代末の時点で
私には既にスターでしたね。ロックやジャズとは明らかに感性が違う
ミュージシャンには、理屈抜きで尊敬してしまう傾向が顕著な
私であります。
2015.07.21 01:00 | URL | #- [edit]

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