ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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人生思うにならないけど...

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aus JENA 'Pancolar' 1.8/50 (Early-1970's Zebra / for Exakta)

音楽業界…といえば聞こえは良いけれど、
早い話が「芸能界」という、夢か現かよく分らぬ
「虚ろな世界」の端っこで、まあ特定企業との些細な契約も
ないではないものの、基本的に「一個人事業主」…。
そんな不安定極まりない生活に疲れ果て、常々、

「ああいつまでもこんなことやってる場合じゃないよなあ」
「転職せねばなあ…」

などとグダグダ考えてもみるのだが、
それは同じ境遇の誰しもがそう考えるものの、
結局はドップリと浸かりきった、普段は明け方就寝&正午頃起床!みたいな
怠惰な芸能界生活からは、殆どの場合抜け出せず、ほぼ一生を通して

「抜け出したい,抜け出さねばならぬ!」

と思い続けるだけで、実際には決して叶わぬ、
外部とは一切交わらぬ隔絶された魔界…そんなところだ。

私はどうしたわけか、ある時に、あまりアトサキも考えず、唐突に

「俺は…サラリーマンになって定収を得るのだあ!」

との思い込みよろしく、「ポン!」と抜け出して、
小さな貿易商社の入社試験を受けたら、何度かの面接を経て、
目出度く採用の運びになった。
決め手は「英語(英会話・翻訳)が得意だったこと」

私は残念ながら文系ではなく理工学部学生だったから、
英語に絡む資格は中・高校時代に取得したものが全てなので、
そんなものなんの役にも立たぬと思っていたら、
思わぬところで役立ったカッコウ。

当時の会社は英国始め西側ヨーロッパ、米国等には既にマーケットを
確立していて、数人いた同僚達や先輩達も盛んに米国担当とか、
フランス担当とかに華々しくなっていて、さてさて自分はどこ?!
と期待してたら、上司に突然告げられたのは

「韓国担当…えっ?」。

「もうすぐソウル五輪が始まるから、お前はそのチャンスを逃すなよ!
 きっついけど…頑張れ!」

何のこっちゃあ??…本当は「四大卒」が入社規定なのに、
まあ諸般の事情を類推した上での特別措置とかで,しかも季節外れの
第二新卒扱い…まあ雑巾掛けとか、ドブさらいなら最悪できるだろう!
そんな特殊待遇だったのかもしれない。
本当のところは未だに分からないのだが、いずれにせよ、
私は、会社初の韓国担当者…。
(まだ中国は市場開放以前だった…)

社内外の様々なヒトから

「韓国かあ…大変だぞう」
「騙されるなよ..」
「気を許すな..」
「溺れるなよ??」
「これまで失敗続きだけど、気にするな???」

ありとあらゆるネガティブな意見を賜った。
そして実際に考えもつかないような試練も多数経験する。
発注して届いた50カートンの中身は、90%がただの石ころだったり、
ならばと現地で検品し、キチンと50種類100カートンの写真まで撮って
出荷確認したのに、到着したものは3種類100カートン(!)…
手品か?!…そんな状況。

まあ,今思えばそういったトラブルとかその処理(殆ど国際的追っかけっこ!)
に奔走させられたり、疑うというより、常に慎重過ぎる対応などを
身につけるようになって、やがては韓国貿易が、社内で一番の
商い高に至ると、今度はベトナムやタイ、インドネシア等々の担当になり
マーケットを開きつつ、遂にインドと中国に工場を作る…
というところまで到達するのだけれど、その頃の私はやはり、既にアジアを離れ、
南米アマゾンのジャングルの只中で、正体不明で究極の自由人=ガリンペイロや、
こりゃあ何処から見てもいかにもそれらしいB級映画に出てくる
ギャングの親玉だなあってアマゾン船会社のオヤジなんかと、
一進一退、拙い英語とポルトガル語と、そして決め手は時々喚き叫ぶ日本語(!)を
駆使して、葉巻とピストルを囲んだ(?)交渉なんて、
そんな無頼な商社マンに成り果てていた。

まあそもそもが英語が使いたくて入った業界なのに、
実際には殆ど非英語圏な場所での仕事に、随分と人生の時間を費やすことに
なるわけで、まあそれもまた自分らしい人生…なのだろうか?。

本当は家から一歩も出ずに、音楽を聴いたり、読書したりが
もっとも好きなオッサンなんだけどねえ。



ビーチボーイズ、ブライアン・ウィルソンの実名映画
Love And Mercy/終わらないメロディ」が、
8/1から本邦でも公開とのことだ(観たいが…秋田だし…果たして??)。

現在ロック界最高傑作アルバムと讃えられる「Pet Sounds」だけれど、
『世に評価されるまで30年の年月がかかったアルバム!』
というのが、キャッチフレーズに使われるらしいが、
確かに私もこのPet Soundsとともにビーチボーイズの音楽を
本当の意味で「素晴らしいなあ」と感じた最初の時期とは、
そのブライアン自身の初ソロ作「Love And Mercy」を
偶々耳にした時、即ち30年後ではないものの、リアルに20年後だったことは、
コアなロックファンを自認する自分としては、まさに痛恨(!)、
とっても恥ずべきところだったのだ。

てっきりビーチボーイズなんてサーファー野郎で、パーティ三昧の
軽薄な西海岸のヤンキーどもの能天気音楽…って思い込んで
避けていた自分がホントに恥ずかしい!!。

まあ、今でこそビーチボーイズ,名曲は数多くあるけれど、
映画の題名でもあり、また私のオバカな眼を開かせたきっかけでもある
アルバム「LOVE AND MERCY」から、美しいアカペラ曲
One For The Boys」そして、タイトル曲「Love And Mercy
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6 Comments

amamian3 says..."魔界"
ですね、、業界は

才能を持つ人間が 一人で世に出ることは難しい
そこでプロデューサーや「事務所」が間に入るわけですよね
でも 売る為の思惑は 時に才能ある人を「殺し」ますね
まさに 魔界です

33℃の日が続いています
でも今日は「ナイトツアー」
アマミノクロウサギを見に行ってきます
後は 星・ホタル・カエル・コノハズク・・・等々
少し 寝ておきます
あ、グッドバイブレーションが好きです(笑
2015.07.29 13:45 | URL | #wZiQHpeI [edit]
pipco1980 says..."amamian3さん 毎度です"
相変わらずお忙しそうで何よりです。
暗い足元、慣れた場所とはいえ、充分お気をつけ下さい。

「いつまでもこんな業界にいるもんじゃあじゃないよなあ、お互い…」
っていうのが、業界フリーランスの挨拶というか
合言葉みたいなものですけどね。
裏を返せば,「お前,まだここにいたのか!」「お互いにな!」
っていう、相互憐れみみたいな感じですね。
実は抜けたあとに、友人の歌手の引退公演とか、辞めてるのに
「新曲の録音で是非弾いてくれ!」って頼まれ出掛けると、
「あれ?お前さん、カタギになったって聴いてたけど??」
って、珍しがられるのが一種の快感でもありましたよ。
「脱落者!」って蔑みたいけど,ある種羨ましい…
そんな複雑な感じを、覚えています。

2015.07.29 19:54 | URL | #- [edit]
あとりえ 瑠璃絵 says...""
こんばんわ
まーまーPさんの人生は波乱万丈の様でしたね。
でも、それは過去の事、修羅場も過ぎてしまえば
思い出です。
お互い、これからの人生を大事にしたいですね。
2015.07.29 21:40 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あとりえ 瑠璃絵さん こんばんは"
そうなんです…過去なんです…間違いなく…。
ただ,全部今に繋がってることだし、そんな過去の積み重ねで
今の自分があるわけで、様々な判断基準の礎でもあり、
はははは、たかが過去だぜ、It's Only a 過去…そうは思えないんです。
今の自分や,今後の自分、今後の日本、世界…全部繋がってるような
そんな気がするんですが,やっぱり考え過ぎですね!…所詮...。
2015.07.29 22:09 | URL | #- [edit]
あとりえ 瑠璃絵 says...""
おはようございます
そうなんです、偉そうな事書いたけど
実は、私も過去を引きずっています。
なるべく、考え無い様にと思っては
いますが・・・・・
2015.07.30 07:07 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."瑠さん 毎度です!"
バリバリかどうかは別にして,普通に仕事してる間は,過去を…人生を
振り返ってみる!なんて、そんな暇はないんですね。逆にそんなもの
振り返ってる場合じゃないだろう!とも思いつつ、明日のこと,先のこと
しか考えてませんでした。それが今やっと、振り返ることが
出来るようになったわけで、邂逅することが良いのか悪いのか、
サッパリ分かりませんけど、なんとなく前を向くだけでは、自分と
いうものがまるで分からなかったなあ...こういう選択もあったなあ
次があれば….なんて思うわけです。
2015.07.30 10:34 | URL | #- [edit]

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