ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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素敵な女性たち

コスモス
Carl Zeiss Jena 'FLEKTOGON' 2.8/35 (2nd Edition-1964)

マクロ的に寄れるレンズだと、花を撮るときなんかはやっぱり楽しい!
寄って良し、広角はコッテリとしてもちろん良しなフレクトゴンは、
やっぱり噂通りの優れたヤツ。

東西ドイツが統一されて、東側ツアイスも西側に併合される形になった時、
東側のこの傑作を、西側ツアイスが無慈悲に消滅させた気持ちが
何だか少しだけわかる気がした。
国家の嫉妬だな…。



私は、ビジネスマンとしては、まことにもって取るに足らぬ
名もないただの企業戦士に過ぎないけれど、
ビジネスパートナーとかブレーンには、中小企業な貿易商社の
ビジネスマンにしては、随分と恵まれた方だろうなあと、
今振り返ると、つくづくと実感する。

どちらも自分より歳が上の「凄い」女性たち。

ブレーンと言うか、師匠でもあり、相談相手でもあったその人は、
奇しくも私の母親と同じ歳の百貨店バイヤーで、
後に日本マクドナルド創業者となる藤田田(でん)氏が
貿易商だった時代の片腕として、まだ日本人が海外渡航など
自由に出来ないような時代から、欧米~ソ連邦~中東などを渡り歩き、
数多くのヒット商品をプロデュースしたその張本人。 

彼女は口癖は…

「自分の専門に限らず、良い物を見て、本物とは何かを確実に感じ取れ..」
 
「痩せっぽちで無愛想な商品は売れない!売れる物は自分を買ってくれって
 強く主張しているから、それをしっかり受け止める感覚を養え!」

何十年もの間、懸案の品物を彼女の下に持ってゆき、
品評してもらうのだが…

「あんた、コレが主張してるように見えたのなら、
 あんたの目はまだまだだ!もっと勉強して出直しといで!」

何年もそんな叱咤ばかりが続くのだが、ある時遂に

「これ…どこで…よくぞ自分を見つけてくれた…って、
 品物があんたに感謝してるのが分かるかい…やったね、大ヒット間違いなしだ」

これが大ヒットしたかどうかは実は怪しいところだが、当社を代表する
ロングセラーで、会社の代名詞にまでなった品であるのは言うまでもない。

そしてもう一人は、自分より10コくらい年上の、カッコイイアネゴ。
ミラノの展示会で偶然知り合った。
明らかに日本人だが英語もフランス語も堪能で、
名刺交換をして驚いた。
「ル○ヴィ○ン社」のチーフバイヤーで、しかも傘下の「シャ○ル」担当!。

あまりにも華麗過ぎる肩書きから、私は、ちょうど詐欺に遭った直後
という時節でもあって、身構え、疑って掛るのだが、

「ああ、これ、もうすぐ辞めるから…だって全然面白くないもの…」

それでも感覚の鋭さ、完璧なビジネス対応=機敏な反射力等には、
舌を巻く物があって、多くの一流(企業の)商社マンを知っているけれど、
その誰にも負けない審美眼と行動力において、敵う者などないなと感じていた。

米軍将校をライフパートナーに持ち、普段はパリとラスヴェガスに住んでるけれど、
年に数日は東京に帰って入院する(?)ということで、取りあえず帰国した時は
連絡欲しい…としたのだが、なんと私の帰国早々から、盛んに電話やファックス攻勢で...

「とにかく今、ジャカルタのマーケットがHOTだから、あなたはすぐに来るべきだ!」

「いつ来る?」「都合つかない?ならば信頼出来るスタッフをすぐに派遣するべき!」

「わあああ大変!…今NY、クローズドマーケットが熱いよ!最高の条件で
 ビジネスできそう、すぐにおいでよ!」

「今さあ、StuxxyとRxxyっていうサーファーブランド?が
 日本でのパ−トナーを捜してるよ、条件聞いてこようか?」

すべてがそんな感じ。もちろん彼女の情報で当社は偉く儲かった…。

ところが何の病気か知らないけれど、彼女は突然ヴェガスで
長期入院&療養ってことになって、こちらもその後、会社が大変なことになって、
暫く連絡が途絶えていたのだが、数年して彼女からのメールがヒッソリ入っていた。
「病状悪いのかなあ…」と恐る恐る開いたら…

「ヤッホー。今、私はアメリカのお金持ち相手に自家用セスナを売る
ビジネスをしているよ!、体調は相変わらずあまり良くないから
あんまり頑張れないけど、年に2機も売ったら、結構贅沢な暮らしができんのよ!
あなたも、あの元気な奥さん連れてこっちに移住すれば良いのに…」

相変わらず、アグレッシブな人であった。



売れない時代は、ナリスマシで、間違って買ってゆく人もいるだろうと
ひたすらビートルズの曲を無断カバーして、マイナーレーベルから
シングルを量産していたブリンズリーシュワルツだけど、
さあ遂にメジャーデビュー=いきなりアメリカツアーで派手にブチカマすはずが、
アメリカツアーのブッキングは完全な詐欺。
相当に悲惨な思いをして英国に帰国してみると、バンマスのニックロウは
借金で破産…。そんな中、やっとありついた仕事が、日本で大人気の
ベイシティーローラーズのゴーストライターやら、
「ベイシティローラーズ応援歌!」っていう恥も外聞もない便乗商法。
まあ、そういう事情を理解した上で今BCRを聴くのも一興かもしれない。
意外なポップセンスに驚くはず。で、こちらはニックロウご本人の
今はあまり触れてはいけない、痛い過去。
タータンホード(実はニックロウ) -「愛しのベイシティローラーズショー


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12 Comments

NORI says...""
なるほど…やはり国家、国民性の影響は大ですねっ。

こぼれた花粉のシャープさに、絵画的ボケ感の背景の対比がたまりません♡
2015.09.08 20:01 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."NORIさん 毎度です"
同じ東独ツアイスでもテッサーは鷹の目って言われるカリッとした
表現で、このフレクトゴンが、ふんわりまろやかって感じですけど、
根っ子のところはとても良く似てる画風…ってところが国家の
意地で誇り!?ってところなんでしょうね。
2015.09.08 21:45 | URL | #- [edit]
mikitaka08 says...""
こんばんは

 見事な写真ですね。
 この古いレンズをデジタルカメラで使うことができるのですか?
 レンズだけでなく、古い物を使いこなすには「腕」が必要なのでしょう。
 あやかりたいものです。

 素敵というよりスゴい! 女性たちですね。60代と70代でしょうか。
 今と違って、若い時はプレッシャーも大きかったでしょうに。

 お話を聞くだけで尊敬してしまいます。 
2015.09.08 23:25 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."mikitaka08さん こんばんは"
昔のレンズは当然ながら、今のような電気的リレーは一切なく、
ガラスと鉄の塊ですから、使い方はむしろ今様より単純で
愉しいですし、写真を撮るぞっていう本来の達成感に近いものを
感じれるものだと思います。

彼女達はそれぞれに50代、30〜40代だったと思いますが、
もう男性以上に男性的な、いわゆる「オトコマエ」って感じでしたね。
どちらも結局、「日本的なコンサバティブが疲れるのよね!」と言って、
海外移住ってことになってしまってますけどね。
2015.09.09 00:24 | URL | #- [edit]
花渡川 淳 says..."こんばんは"
藤田田さんの片腕だったとは、それだけですごい人ですね。藤田田さんは輸入ゴルフ用品の大沢商会もやってました。マックの1号店が三越にオープンしたころ、藤田田さんの著作、タイトルは確か「ユダヤの商法」を読みました。
今思い出しました、タバスコを輸入して日本に定着させた人でもありますね。
それにしても、兄貴の人脈はすごいわ。
2015.09.09 02:30 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."花渡川 淳さん 毎度です"
あっ、先日は色々お騒がせしましたが、とても勉強になりました。
有り難うございました。

私も自伝は読みましたけど、内容はほとんど覚えてないです。

彼女には田氏も頭が上がらなかったと聞いています。
世間的には「キツい人、コワい人」って風評ですが、とても優しくて
包容力のある「オトコマエ」の女性でしたね。
良く冗談で「藤田商店さんに就職しようかあ…」なんて言うと、
必ず真顔で「やめとき!つまらないから...」って言われましたね。
2015.09.09 09:01 | URL | #- [edit]
あとりえ 瑠璃絵 says...""
おはようございます
迫力のある写真ですね、花が怖い

オトコマエの女性、これも怖い

小心者ですね (笑)
2015.09.09 09:18 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あとりえ 瑠璃絵さん 毎度です"
うーん、そうですね確かに怖い….。
内省的で自閉症気味な赤ら顔のコスモス…
ってことにしておきましょうか。

っていうか、考えてみると私の周りにいる(いた?)女性は
みんな「オトコマエ系」….私が女々しいから?? 
♫つらいよおお〜〜
2015.09.09 10:40 | URL | #- [edit]
carmenc says...""
名もなき企業戦士ではないと推察されます。
女性は本質をとらえる力がありますね。
種を残すために備わった審美眼か。
しかも厳しい世界を地に足をつけて生き抜いてきた。半端じゃないでしょう。
優秀なキャリア女性との出会いは財産ですね。
人脈大事ですね…

音楽家だと思ってたらバリバリの優秀企業戦士の方だったんですね。
2015.09.10 13:06 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."carmencさん 毎度です"
いやいやUnknown Soldierに過ぎないですよ!。
(ドアーズのこの曲にすべきだったかな…!)

実際には人見知りで小心者ですから、いろいろなチャンスを
逸し続けた人生だったなあって思うんですが、どういうわけか
ヒトとの繋がりには、随分と得したように思います。

音楽でも、実力以上の仕事を常にさせていただいてた
ようにも思いますしね….まあ、だからこそ苦労ばかりだったですけど。
2015.09.10 16:19 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."ローラーズ旋風"
ニック・ロウの曲は、もろにベイシティローラーズ路線で見事ですし、
下手したら、同じスタジオミュージシャンの演奏じゃないでしょうね。

BCRが一世を風靡したとき、「ビートルズの再来、いや超えた」など、
雑誌で取り上げられ、それに反発したビートルズファンとBCRファンが、
読者欄で激論を戦わせて、炎上商法よろしく、雑誌もあおっていたのが、
すごくあざとくて、自分はビートルズファンでしたが、静観していました。

作詞作曲するビートルズとは、BCRは別物だと思いつつ、楽曲の良さや、
レスリーのハスキーな歌声は、けっこう気に入り、ラジオで聴いてました。

ニック・ロウは、コステロがらみの大御所というイメージでしたが、昔は、
いろいろやっていたんだなあと、本当触れられたくない過去なのでしょうね。
2015.09.12 00:13 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
ニックロウはビートルズコピーで稼いでた時代もあるわけですから
テイストが似ていて当然なわけで、特にHard Day's Nightあたりの
特に美味しい部分を、思いっきり引き伸す「妙」では、
本人達以上な部分もあるわけで、その辺りの技を「BCR」あたりで
心ならずも開花させちゃったよ!?ってところじゃないでしょうかね!。

また、ニックロウのBox物とか、コンピには必ずこの
ローラーズショーとか、ブリンズレー時代のビートルズコピーなんかを
(マッチボックスとかスローダウンとか選曲も渋いですけど)
本人が面白がって、大いに晒してますからねえ…楽しんでるんでしょうね
己の過去を!。
2015.09.12 00:56 | URL | #- [edit]

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