ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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未来予想図・サービス残業篇

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Enna-Werk München 'Lithagon' 3.5/35(Early-1960's)

「未来予想図」なんていうハッキリしたモノではないけれど、
子供の頃は、未来の節目節目で、自分はどうなっているのだろう….
どんな仕事をして、どんな相手と家庭を持ち、子供は? 
そのころ両親は? 

いずれにせよ絶望も挫折もなく、もちろん
健康で幸福に暮らす風景を、漠然と妄想してきたように思う。

未来を模索する中で、一つの基準となるのは、元号が変わるとか、
世紀が変わる…しかも時代は千年単位(ミレニアムって言葉はまだ知らない)の
偉大な変革期(?)、まさにその瞬間というのは、
どんなに感動的で、そして厳かなのだろうか!?と、
胸が異常に高鳴るのを感じたものだが、いずれにせよ現実は
そのどちらも既にかなり以前にアッサリと済ませていて、
残念ながら他愛ない子供の妄想の世界でも、実に
「50歳もとっくに通り越した自分の姿」は想像を遥かに超える物として、
一切登場することはなかったように思う。

実際に昭和が終わり、平成が始っても、人生は何も変わらず、
ちょうど、仕事上の大きな失敗(大規模な詐欺に遭う)もあったりして、
相当に悩み苦しんでる最中に、突如として昭和が終わったという印象で、
それだけに、平成は「希望」ではなく、
極めて不安な立ち上がりだったように記憶している。

そしてさらにミレニアムは、その1ヶ月前の年末もおし詰まった頃に、
私は、紆余曲折あって、規模はさらに小さくなるけれど、
新会社の副社長に招聘されるのだが、副社なんてのは名ばかりで、
何しろ最初からドブさらいのような仕事の毎日。

殆ど睡眠時間も取れぬままに大晦日を迎え、従業員達に笑顔で
「来年もよろしくね」「良いお正月をね」などと挨拶しつつ帰した後で、
一人、江戸川の倉庫に籠って、初売り用福袋の追加受注分300個の作成作業。
格好を付けてるようだが、自分の辞書には大晦日にまでスタッフ達を
残業させるという項目はないのだ。

「大丈夫、ヒトリで出来るさ…」

いつの間にかラジオからは、紅白歌合戦が賑やかに始まっている。
倉庫には暖房もなく、夜が更けるほどにしんしんと冷えてきた。

やがて、作業はまだ半分も終わらないのに、当時ちょっとだけ好きだった
アナウンサーのくぼじゅんが、「さようなら、激動の20世紀!」と
叫んで「蛍の光」の大合唱…そして千年の世紀を超え、21世紀になっても
私の「おたのしみ福袋」の袋詰め作業は一向に終わらないばかりか、
まだAdobe Illustratorで、ミレニアムスペシャル福袋〇〇ショップ仕様!
のラベルをデザインし、印刷して300袋に貼付けるっていう、
気が重い作業が残っていた。

持ち始めたばかりの携帯電話が頻繁に家からが入って来るけど、
終了時間なんて分からない。
この日だけ終夜運行のJRが何とも疎ましい。

そうしてミレニアムの寒くて孤独な夜は、
「こんなはずじゃあなかったよな….」と悔やみながらも、
虚しく更けゆくのだった。

そして、いつの間にか、妄想でも全く想定してなかった50歳代も、
もう後半に差し掛かろうかという時代にまでなってしまった。

実際には現代医学の偉大な発展がなければ、私など50を前に、
車椅子生活か、或いは死んでいたような身の上だから、
運命学ではなく、自然科学的な観点で言えば、
子供時代に50歳代の自分を想像出来なかったというのは、
至極真っ当で正しい。

「オマケの人生」….そんなエラそうなことを言うつもりはない。

早死にしたヒトは皆、人生を駆け足で生きてしまって、
やるべきことはキチンとすべて終わらせて、先にゴールに辿り着いてしまった。
ちょっとだけセッカチな方々だなあと思っている。

のろまな我々には、まだやり残したことがたくさんあるということだ。

そういうわけで人生のサービス残業…
これがホントに気が遠くなるほど長いのだ。



そういうわけで?「未来予想図」と言ったところで、
子供のぼんやりした妄想と同じレベルくらい、ぼんやりとしか知らないのが
「ドリカム」なのであるけれど、この吉田美和というヒトの歌を聴くと、
いつもジンワリと涙ぐんでしまうのは何故だろう?

この映像にも、なぜチャック・レイニーハービー・メイソン...、
個人的に理想的で、適確なバッキングギターを弾いてみせるデビッド T・ウォーカー
そして…パーカッションは…もしかしてラルフ・マクドナルドか??
何故こんな大御所衆がそこに大集合しているのかサッパリ分からない! 
え?なんで?マスター・ナベサダでもないのに...ヨシダミワって何者??
なんて思いながらも、ツイツイうかつにも涙してしまう自分であるのだが、
それにしても自分らしくない選曲だなあ…
吉田美和 - DARLIN'

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6 Comments

瑠璃絵 says...""
おはようございます
サービス残業のわりには、いつも
いい仕事してるじゃないですか
いずれ終わりは来ます、平等じゃないけれど。
2015.09.15 11:32 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."瑠璃絵さん 毎度です!"
こんにちは

先に逝ったヒト達って、なんだかんだ言ってもキチンと
この世で成すべきことは成した!って信じてますけど、
では自分は?って言うとね…?? 全然じゃ〜ん…
そういうわけで、まだまだ仕事は終わってないんだなあ!?
ところで自分が成すべきことって何だろう…って、
そのように思う今日この頃であります。
2015.09.15 12:04 | URL | #- [edit]
花ちゃわん says...""
昼メシ食った?
机の上にのグシャグシャの数字の中で
昼メシ食うのは、なんとも味気ない。
んで、遊びに来た♪

一人で頑張ってた大晦日、スゴイ忍耐だね~
でも、その心意気わかる気がする。

するべきこと・・・って、なんだろうね。
オラただただ、死にてぐね~だけ!(笑)

 
2015.09.15 12:14 | URL | #LkZag.iM [edit]
pipco1980 says..."花ちゃわん 毎度だス"
花ちゃわんくらいの歳(シラネども…?)の頃は、自分が死ぬなんて
発想が全然ないし、それどころか、中年も老人も人種が違うっていうか
そもそも別の生き物??なんて思ってた!
それが倒れて病院に運ばれて、奇遇にも秋田出身のそそっかしい
看護師さんの勇み足で「危篤!」なんていわれて家族がドタドタと
集まられたあたりから、このまま死んでも、オラア、
何もやり遂げちゃいねーなあ…死んでも何だか恥ずかしいなあって、
思うようになったわけさ…。
2015.09.15 13:32 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."ドリカム"
ドリカムは、「アイズ・トゥ・ミー」が聴きたくて買ったアルバムを、
1枚持っているだけなのですが、その中に「未来予想図」も入っていて、
世間一般は、「Ⅱ」の方が人気のようですが、自分はこちらが好きです。

チャック・レイニーは、昔、ピンクレディーのバックでも来日していて、
親日家なのか、女性歌手のバックが好きなのか、なんて思ったりします。

大物ミュージシャンによるバックバンドというと、野口五郎のツアーに、
サンボーンやトニー・レビンが回ったのが、嘘みたいな出来事でした。
2015.09.16 20:48 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
ミュージシャンも所詮お座敷が掛ってナンボですからねえ…。
私も大昔「トラ」でピンクレディ...何度か地方の仕事しましたけど、
実際には既に落ち目の時期でしたが、破格にギャラが高かったので、
みんな先を争って、ピンクさんの仕事を歓迎してましたね。
マネージメントがそもそも「素人さん」で、業界もよってたかって
フッカケタリして、しゃぶり尽くしたって訊いてましたよ。
2015.09.16 21:24 | URL | #- [edit]

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