ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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理想の入口

susiki1.jpg
Carl Zeiss 'Planar' 1.8/50 (1973)

逆光御免のススキかな…。
背景が海だったり、せめて草原なら良かったんだけどね。

わざわざ逆光で、リスクを冒しながら撮ってみるのも、
デジタル時代ならではの、有り難い恩恵だと思うから、
どんどん恐れず撮ってみる。

きっと、普段考えもつかないような、
とんでもないミラクルショットが生まれてくるはずなのだが、
今のところ予想通りの…
平凡過ぎるショットしか撮りきれないのは、
やっぱりスキル不足なのだろうな。

学生時代に、友人と一緒に地下鉄半蔵門線工事のドカチン労働に
従事していた時期があるけれど、私は新しいギターを買うためだが、
友人は稼いだ金で、随分と高価な、
N社の一眼レフカメラを買っていた。

彼は大事そうに、白手袋でもつけるかくらいの慎重さで、
カメラを手にとり、ブロアーだのブラシで入念にホコリを飛ばしながら、
私に一生懸命、露出、絞りとシャッタースピードの関係性、連動性を
熱く語るのだが、そもそも当時でいうところの「バカチョンカメラ!」
しか触ったことがない私には、全てがチンプンカンプン…。

結局は、そのことで「カメラって、何やらややこしくて小難しいもの」
っていうトラウマが出来てしまったようだ。

それから30数年経って、一時は看護師さんの早合点で「危篤!?」
にされてしまって(容態急変→意識不明→血圧/上50=危篤)、
一族郎党が私の病室に集合してしまうという、
とっても恥ずかしい事態の後、療養のために、
故郷秋田でぼんやり過ごすことになって
初めて、「カメラ」と向き合うことになるのだけれど、
とりあえデジタルカメラの時代だから、当初は小難しいことなど関係なく、
自動設定でパシャパシャ撮っているだけで、それなりに満足できていた。

しかし次第に、自分の理想と、自動設定の間に齟齬が出てきて、
段々とマニュアル操作に切り替わるうちに、ならばいっそ
電気的リレーなどいっさい通用しない
アンティークなレンズなんかを使うようになると、
デジタルの利便さと、ガラスと鉄の塊の工芸品たる古レンズの
感覚的でアナログな操作感が、楽しくて仕方がないって状態になって
今に至りつつ、まだまだ勉強中っていうところなのだ。

もちろん、理想はまだまだ遥か彼方の、そのまた向こう…
そんな感じであるなあ。



さてThe Bandである…。
格好良いとか悪いとか、上手いとか下手とか
そんな些細なことなど、なんにも関係ないって地平で、
いつもヘラヘラ笑ったり、オイオイと泣いたり、
時に辛辣の体で大喧嘩して訴訟合戦を演じたり、
ふらふらっと(?)自殺したりするのが、
このThe Bandの不思議さ…ってか危うさ。

しかしその音楽は、哀しいもうれしいも、辛いことも当方の仔細に関係なく

「どうだって良いじゃん!元気出していこうぜ!」

ってのがコヤツらのいつものスタンスで、
だからこちらも気構える必要がないから、気軽にすりすりっと、
その倒錯した世界に入り込める。

とっても優しくて心地良かったり、
よそよそしくてギスギスと、意外と意地悪で居心地悪かったり
する場合もある…。
要は受け入れるも受け入れないも、すべて自分次第…。
それがThe Band…。

ロビーロバートソンの上手いのか下手なのか判然としない
独特の痙攣ギターにも、いつの間にかその毒が身体中に回って、
ひたすら彼の真似をしている自分に気づいたりする、
それがザ・バンドというバンド…なのである。
King Harvest


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10 Comments

NORI says...""
逆行撮り大好きです♡
私の場合…カメラっておじさんの持つものって印象でした。笑
まさか自分がここまでオールドレンズで遊ぶようになるとは…。
pipco1980さんの理想を追求した画を楽しみにしています^^
2015.10.08 02:51 | URL | #- [edit]
あとりえ 瑠璃絵 says...""
おはようございます
私もその一眼レフってやつ、よく分かりません。
建設業って、ある意味写真屋の様なところがあり
専門検査員の検査は写真判定、デジタルになって
加工技術に優れた監督が評価される。
変な話しでしょ、が、現実です。
国交省では写真ではなくビデオで判断なんて馬鹿な事
言う輩もいます。
一部の悪徳業者の為に、真面目な業者まで被害を
被る時代です。
なので、私の写真はどうしても現場写真になる(笑)
2015.10.08 10:24 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."NORIさん 毎度です"
いや、エラそうにいってますけど、実際には
ああ、ハッセルの禅のように落ち着いたモノクロが素敵だなあ、
ライカの薄色奥行き立体感、なんて美しいんだろう!
アンジェニューやケルンの、如何にも欧州的な浪漫溢れるモヤモヤの
気高さはなんだろう?って感動ばかりで、そんなイメージが合わさった
なにかわけが分からない巨大なものに時々押しつぶされそうになって
「で、これか?」ってご笑納ください??。

NORIさんの屈託ないシネレンズ描写も、とっても好きで尊敬しております。
2015.10.08 10:33 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あとりえ 瑠璃絵さん 毎度です"
よくドラマなんかで、新聞社か雑誌社のデスクがカメラマンに
「ウチはゲージツはイラネーンだよゲージツはよー!」って
怒鳴ってるシーンに出くわしますよねえ。
子供の私は「ゲージツで良いじゃねーか!」
「ほお、今朝のマイチョーさんの殺人現場写真、なんとも美しいねえ!...」
って、差別化されて最高じゃないか!って思ってた子供でしたよ(笑。

キリンのノベルティのコップで、ビールならまだしも、
ワインとか呑みたくはないじゃないですか!?
そんなことだと思います。
2015.10.08 10:49 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."地下室"
ザ・バンドは、映画「ラストワルツ」が話題になり、ゲスト参加メンバーが、
クラプトンやリンゴと知って、バングラディシュみたいだと思ったくらいで、
あまり曲も聴かず、マイク・ブルームフィールドの名演「ザ・ウェイト」が、
原曲はザ・バンドのものだという程度の知識で、ほとんどスルー状態です。

それ以前、母が、「幻のテープなんだって」と、なぜかカセットテープで、
ボブ・ディラン「地下室」を買ってきて、テープが傷むといけないと思い、
数回聴いただけで、しまって、そのうち、どこかへいってしまいました…。
2015.10.08 20:52 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
いきなり解散ライヴとデビュー前の話題になっちゃってますけど、
とりあえず1stアルバムのBig Pinkはもうマストでしょう!。
このアルバムをアメリカで買ってきたジョージハリスンは、
仲間にこれを聴かせたことで、多くは人生を変えられています。
クラプトンは「もうクリームなんてやってる場合じゃない!」と
脱退宣言→解散となり、Dメイソンはトラフィックを脱退して米国移住を
決意、デラボ二と共同活動に入り、ビートルズまでも「原点回帰」
すなわちGet Backセッションとなり、Big Pinkの影響下で
ポールはゲットバックを、ジョンはDon't Let Me Downを、ジョージは
特にレズリーギターのサウンドまでもうすべてThe Band一色となるわけで、
let It Beってアルバム本来の世界観となるわけです。
Pet Soundsと並んでマストでしょ!?
2015.10.08 21:22 | URL | #- [edit]
天安 says...""
おはようございます、ピプコさん。
わたし、写真でコメントすることはあまりないんですが、
きょうのこのススキ。
質感というかススキのやわらかさ、やさしさなどが
ふくよかに出ていてとってもステキですね。
しばし「見つめ」モードにはいってました。
2015.10.09 09:25 | URL | #Hzotv27w [edit]
pipco1980 says..."天安さん 毎度です"
お褒めいただきありがとうございます。
もちろん自分では欠点も稚拙さも充分わかっているつもりですけど、
なにか意欲とこだわりを持ってことに当たると、ほんの少し心動かすモノが
撮れるものだなってことを学びました。今さらですけどね。
今後ともよろしくお願いいたします。
2015.10.09 09:43 | URL | #- [edit]
花渡川 淳 says..."こんにちは"
ザ・バンドというバンドの名解説、そう言うとらえ方もあるかもですね。
私は学生時代に、阿佐ヶ谷オデイヲン座でしたか、映画「イージーライダー」を何度か繰り返し観ましたよ。この映画の全編にザ・バンドの曲が流れていました。当時のLPレコードも買い、終日聴いていた日もありました。我が懐かしの青春時代の1ページ、ザ・バンドでした。
2015.10.09 16:33 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."花渡川 淳さま こんにちは"
阿佐ヶ谷で…観られたのですね!
素晴らしいです。
申し訳ないです、意味なくとっても感激しています。
ありがとうございました。
2015.10.09 16:40 | URL | #- [edit]

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