ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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ライカとシーラカンス

DSC06806-S.jpg
Ernst Leitz GmbH Wetzler 'Summar' 5cm / 2(1937)

さて、待ちこがれた「ズマール」が到着!。
またしても戦前も戦前、1937年(昭和12年)製造のほとんど骨董品。

何はともあれ、この画像である…
専門家の方が見れば「別に…?」なのかも知れないが、
私個人としては、まさに驚愕の画である!

まだカラーなど全く想定してない時代というのに、
ライカおよびドイツ帝国の当時の技術、恐るべし!である。

1937年と言えば、世界的には、フランコ政権下のスペイン内戦中で、
ライカの故郷ドイツ(ナチスドイツ)空軍は、あのゲルニカを空爆し
ピカソのあの名作をもたらしている。

日本的には、7月の盧溝橋事件に端を発する中華民国との
日中戦争勃発。件の南京事件もこの年である…。
そんな年に製造されたズマールなのである。

さすがに躯体(っていうのかな?)は、可動式というか、沈胴部分の
イモネジが1本ハズレてるんじゃないか?ってくらい、ガタついてて、
絞り羽も幾分重い…。
メッキも殆ど剥げていて、銅だか真鍮だかの無垢地が露出して、
昔の家の水道の蛇口みたいな風体には、
さすがにこりゃあ年代相応の傷みようだなあ…と、
正直ガックリとウツムキ加減になっていたのだが、
肝心の光学部分は、不思議にも異様にキレイでクモリもなく、
何処かの時代で、何処かの国のどなた様かが、
きちんと再研磨したようでもある。

これは往けるかも….と、小雨模様の土曜日だったが、
雨上がりを待ち切れずに、エイヤッと、出かけてみる。

液晶ファインダーに写る画が、とにかく生々しくて凄まじい!
なにがどう凄まじいのか上手く言えないのが、とても歯痒いけれど、
なにしろ「何だかこりゃスゴいぞ!」と興奮しながら、
写真を撮るのがこんなに楽しいってことを、
久しぶりに思い出した、昭和30年代生まれのオヤジであるのだった。

明日晴れるといいなあ…

おまけ?
SUMMAR001S.jpg



まだバンドマンをしてた頃、ちょっと…というか、
自分的にはかなり痛手な事件があって、結局バンド崩壊の憂き目に遭い、
ついでにあまり軽くはない失恋を同時にしてしまい、
大酒呑んで銀座の友人のところでクダを巻いていたら、
彼もまたプロのスタジオミュージシャンだったが、とってもいい奴で

「このまま帰ったところで、お前考え込んで落ち込むだけだろうから、
今夜は俺んちに泊まってけ」

ってことで、当時は、銀座なのに木造平屋の...彼の実家の屋根裏部屋に
泊まることになるのだが、なんでも、彼の仲間の平沢進氏の新譜が素晴らしすぎる!
と彼は絶賛していて、落ち込む私のことなど気にする様子もなく、
一晩中このアルバムを大音量で何度も繰り返し掛けて
勝手に盛り上がっている。

彼に「騒音大丈夫?」ときくと、
「周囲はみんな夜は無人のビルばかりでOK」とのこと…
なるほどギンザだなやっぱ…?。

私はなんだかケタタマしくも奇っ怪な騒音の悪夢の中で
ひたすら喘ぎ溺れるような一夜を過ごしたおかげで、
不思議と、いつになく爽やかな朝を迎えることが出来たのだ。

彼にはもちろん、何だかわかんないけど、取りあえずありがとね…というと
彼は「そうかそれは良かった。じゃあ昨夜のP-Model、コピーしといたから
持ってけよ!」
「…変なこと思い出しそうだから聴かないかも…」と
口には出さず、心の中で答えた。

ちなみにそれから30年も経った頃、彼に譲ってもらった一眼レフカメラが
私のカメラの事始めになる。

というわけで、妙竹林な思い出の曲
P-Model - シーラカンス

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6 Comments

ギターマジシャン says..."テクノ"
Pモデルは、テクノ音楽と言われていましたが、この曲を聴いた限りでは、
かなりプログレに近く、ただ、テクノを通過した80年代の音でしょうし、
勝手な解釈ですが、ディシプリン時代のクリムゾンのようなギターリフに、
シモンズのようなドラム音にも思えて、多少は影響があったのでしょうか。

見た目だけなのですが、長いこと、平沢進と巻上公一を混同していたようで、
音楽が似ていて勘違い、名前が似ていて勘違いというのも、けっこうあって、
ケンソーとテンソーを間違えたりと、嘘みたいな思い込みが多い自分です。

2015.10.31 22:23 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
P-MODELは、全キャリアを通してクリムゾンの影響は隠せないと思いますが、
平沢氏は今や、ゲーム音楽界のカリスマらしいです!。

元々日本版XTCもどきでデビューして(XTCの前座やってました)、やがて、
U2やピータガブリエルの80年代サウンドでおなじみのスティーブリリホワイトの
例のゲートエコーサウンドの影響モロ!の当アルバム(ドラムサウンドは某ビルの
吹き抜け階段の踊り場にドラムキットを置き、各階に数十個のマイクを置いて
残響を録ったって、当時言ってました)、さらにはジョイディヴィジョンの
マーティンハネットサウンドぱくりのアルバム制作…と、時代の最先端を
常に取り込む意欲作を乱発していて、我々には痛快でした。

2015.11.01 01:23 | URL | #- [edit]
あとりえ 瑠璃絵 says...""
こんばんは
相変わらず、レンズの話はチンプンカンプンですが
画像に味があります、さすがですね。
今日透明なガラスの作品を撮影しましたが
なんか、味気ない。
Pさんの画像を見ると、気後れしますが
明日、アップする予定です。
2015.11.01 20:31 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あとりえ 瑠璃絵さん 毎度です"
人間に味がないもので、少しでもカバーすべく
古い骨董レンズなど使わせてもらっております。

透明とか白いものっていうのは、写真には最難関の
対象物だと思います。普通は「光」を掴まえて撮れ!っ
て言われますけど、むしろ「影」に注目して撮ってみるような
そんな発想こそ「味」なのではないか?と思っております。


2015.11.01 20:54 | URL | #- [edit]
NORI says...""
ズマール、外見の記述からは想像も出来ない写りですね^^
特に2枚目、好みです♪
なにより、撮っていて楽しい!と感じさせてくれるレンズは良いレンズ♡
またしても!私のうずうずを触発してくださいましたね? 笑
ズマールは所有していないので…ズから始まる(しりとり?)ズミクロン。
エルマー同様しばらく防湿庫で眠っていた眠り姫。久々出してみようかな♪
2015.11.02 05:58 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."NORIさん 毎度です"
ズミクロンをお持ちですか!うらやましいですね。
ズマールは柔らかすぎ=甘過ぎて(報道では)使い物にならぬと、
何十年も批判され続けてきた様子ですが、デジタルの時代になると、
それもまた大きな武器…やっと彼の時代が到来?なんて思います。

一転、アンジェニューですけど、コイツときたら、いつもいつもベストな
仕事をしてくれるわけじゃあないですけど、なんだか時々とても新鮮で
瑞々しい写真を見せてくれるので手放せまえん。もちろん大失敗?!も
頻繁ですけどね(笑。いずれにせよ、楽しいに違いないですね。

2015.11.02 07:02 | URL | #- [edit]

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