ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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昭和は遠くになりにけり

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Ernst Leitz GmbH Wetzler 'Summar' 5cm / 2(1937)

ライカの古いレンズだと…
どうやっても自然と昭和な画風になるみたいだ…。

昭和の最後の日、私は例によって一人オフィスに居残って
深夜まで残業をし、平成初日も「休日」を国家から命じられたが、
私は自転車で出社して作業していた。
 
断っておくが、当時の会社は残業手当も休日出勤手当も、
有給休暇すらない…早い話が、仕事をしようがしまいが、
協議して決めた年俸を20等分して月給とし、残りの8ヶ月分を2度に分けて
「賞与」として支給されるだけのシステム。

おあつらえ向きに急遽休日となった静かなオフィスで、
私は珈琲を飲みながら、確か東芝製のワープロに向かい、
おそらくどこかの駅ビルかショッピングセンターへの出店計画書とか、
そんなものを仕上げていたんだと思う。

コンセプトだの、マインドだのって、なんだか無駄にカタカナな用語が
得意満面に流通し始めた時代で、「営業」とか「販売」なんて用語を使うと
時代遅れだと眉をしかめられ、嘲笑される。

だから無理して、マーケティングだのマーチャンダイジングだのって
用語を上手いこと使いながら、先方のデヴェロッパーだか、アドミニスターだかに
コーポレートガバナンスを疑われないよう、クレグレもSWOTに留意して
CSRしてね…そんな感じ。

昭和は遠くなりにけりだな…。



ポップスおよびロック(ジャズも)で最も好きな曲は?
って聴かれたら、私は迷わず「蘇州夜曲」ってこたえることにしている。

服部良一さん(作詞は西条八十)の珠玉の名曲で、昭和15年の作。
数多の歌手の人たちがこぞってこの唄をカバーしているけれど、
実際にはこの名曲の品格に適う歌い手はとても少ないと思う。

実はわが家の馬鹿夫婦もギター漫談…いやいや、デュオでは
十八番にしていたりするが、拙宅の家人も、この曲を唄うたびに、
自らの稚拙さを憂うということだ。

本日はアン・サリーさん版の「蘇州夜曲


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8 Comments

ミキタカ08シクティーズ says...""
こんばんは

 昭和の終わりの日、鮮明に覚えています。テレビから色が消え(カラーはありましたが、この場合色物と言ったほうが良いでしょか。井上揚水の日産セフィーロのCM「おげんきですかあ~」が口パクとなったこと。
 私は家族でスキーに行きました。スキー場の音楽はいつもと同じでした。その日、pipco1980さんは会社で残業とは、何か申し訳ない気持ちです。

 カタカナビジネスボキャブラリー、その当時から流行り始めたのですね。私の働く場でもそういう傾向がありましたが、馴染めませんでしたね。
 そうそう、昨夜の深夜番組でお笑い芸人が『デトックス』なんていうものですから、あわててgoogleで調べました。年寄りには生きにくい時代となりました。
 
 「蘇州夜曲」、いいですねえ。アン・サリーさん版、初めて聴きました。pipco1980さんとPVの写真と絶妙にマッチしていますね。

 私はほるぷ出版の「ほるぷ歌謡百年」版、霧島昇・渡邊はま子のを持っています。これはこれで好きです。
 いずれにしても昭和の名曲ですね。
 秋も深まり、当地の気温はぐんぐん下がり明日の予報は最高気温6度です。「蘇州夜曲」が胸に沁みます。
 
 
2015.11.07 00:07 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ミキタカ08シクティーズさん 毎度です"
こんばんは

ホイチョイなんやらが流行ったバブリーな時代でしたかね。
TVはあまり観てませんでしたが、色が消えた表現はよく分かります。
今思えば、震災直後とよく似てましたよね。

蘇州夜曲は、まだモダンジャズもR&Bも存在しない時代に、
実にメジャー7thとか9thの、何とも前向きでハイカラなコードを
ふんだんに盛り込んだ華やかな曲….天才服部良一恐るべしです!。
それをね、やっぱり演歌の方々はマイナーで、しかも7thも9thも意に介さず
ベタッと唄うわけですよ!?まあ感覚的な問題ですけどね….。
そういう意味で、「この歌をさらりと上手く唄える人」って、
相当限られてくるわけです。

2015.11.07 01:14 | URL | #- [edit]
NORI says...""
私も会社の友人とスキー場でした。笑
突然ゲレンデの音楽が止まり、昭和天皇崩御のアナウンス。
リフトも止まって、全員がしばらく黙祷。
その後、音楽は自粛ということで、静かで異様な時間を良く覚えています。
頭の中でライカレンズを覗くような風景が過ぎりますuu*



2015.11.07 03:13 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."NORIさん まいどです"
おやおや、ここにもいましたね!
バブリーな時代の原田知世が!?(笑。

30歳前後の私は、今思えば馬鹿みたいなワーカホリック…。
ほんと哀しいほど馬鹿真面目でした。
それがある日突然、これじゃあイカン!って思って、音楽活動を
再会したり、何故だかサッカーチームを作ったりと、自分回帰が
始まります。

ですからワーカホリック時代の自分はホントに気持ち悪いです!。


2015.11.07 05:44 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."斬新なコード"
メジャー7thなんてコードのは、ニューミュージックあたりから使われたと、
最初は思い込んでいたのですが、ジャズやボサノバの曲を弾くようになると、
やたらと出てくるし、クラシックでもドビュッシーやラベルが多用していて、
よくよく考えれば、ビートルズの曲にもあり、昔からなのかと気づきました。

それでも、日本の曲では、ユーミンあたりだよなあと思っていたのですが、
戦前の曲で使われていたとは画期的で、李香蘭のをYouTubeで聴いても、
モダンな伴奏で、カバー曲のリハーモナイズではないんだと驚きました。

この曲は、飛鳥がソロアルバムで歌っていましたが、ちあきなおみの曲、
「伝わりますか」を聴きたくて借りたので、ほとんど、とばしてました。

CMで流れたり、懐かしの昭和歌謡などで、昔から耳にもしていましたが、
アン・サリーさんのは、ピアノ、ギターの伴奏も、すごくきれいですね。

蘇州というと、直接関係あるかどうかはともかく、上海租界を思い浮かべ、
さらには、グレープの「フレディもしくは三教街」のメロディが浮かんで、
自分の中では、異国情緒あふれる中国というイメージで、くくられます。
2015.11.07 09:09 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
楽器をやってる都合上、アレンジとかやり出すと、
△9や△7、-13/6なんてコードは、出来る限り隠しつつ、
どこにこっそり忍ばせようか?ってところが
「センス」だと思うんですが、この歌は、最初っから伴奏と歌メロが
真っ向勝負でテンションを出し合うビバップみたいな
インタープレイに驚かされるわけで、おっしゃる通り、日本でその手法は
ユーミンの登場まで存在しなかったように思います。
そういう意味で服部良一とユーミンは昭和の二大巨頭!と考えるわけです。

ちなみにDon't Let Me Downはじめ、最後期のビートルズに△7が多いのは
ビリープレストン効果かなあと…Let It Beは完全にパクリだと思いますけど…
これは禁句かな??
2015.11.07 12:50 | URL | #- [edit]
あとりえ 瑠璃絵 says...""
こんにちは
「降る雪や、明治は遠く なりにけり」
は、明治が終わって20年後の句ですが
昭和が終わって27年、遠くなりましたね。
2015.11.07 13:36 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あとりえ 瑠璃絵さん 毎度です"
「降る雪や」に相当する言葉が浮かばなかったんですが、
皆様の知己を得て、
「スキー場、昭和は遠く なりにけり」
おそまつ…..。
2015.11.07 15:48 | URL | #- [edit]

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