ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
MENU

シュールながっこ

76611.jpg
P.Angenieux Paris 2.9/ 45 (1949)

「うわっ、がっこだ!」

通りがかりの人々の、多少驚いたような声で
「がっこ?」って発する素っ頓狂な声や、その光景が楽しくて、
しばらくその場所に佇んでニヤニヤしてしまった。
(ヤバいおっさん??…)

何より「大根を干している…」とか、
見たままそのままをいうのではなく
老若男女問わずに「がっこ!?」っていう語句が飛び出る事自体、
やっぱり此処は、まごうことなき「秋田」そのものなのだな...
と感心した。

「がっこ」は秋田弁では漬け物の総称だろうと思うが、
心情的には「たくあん」にこそ「がっこ」の呼び名はふさわしく、
白菜や胡瓜や茄子の漬け物を「がっこ」と呼ぶには、
多少違和感がある…。
自分だけかな??

それにしても、
安藤忠雄意匠による、賛否両論「打ち放しコンクリート」の
壁前に居並ぶがっこ…。

壁の内側の美術館内で展開する、現代アート作品以上にシュールな
近未来がっこ干しの、奇々怪々な光景。

…無料だし…。



パリ同時多発テロ事件では、89人が死亡する最も悲惨な現場となったのが
バタクラン劇場。バタクランと聴いて、多くのロックファン…というか
マニアの類いが、真っ先に思い浮かべるのが、
おそらくこの方々の伝説のコンサートではないだろうか?

1972年、彼らの奇跡のライヴのおかげで、バタクランは
パリでのロックの聖地となったと聞く。

彼らとは、ルー・リードジョン・ケール、そしてニコ…。
あのアンディ・ウォーホルのプロデュースによる
ヴェルヴェット・アンダーグランド&ニコ、その主役たち3人による、
ただ一度っきりの奇跡のライブが行われた場所なのである。

滅多に顔を合わせず、一緒にライヴもレコーディングも
やりそうにはないだろうからこその伝説なのだが、
この3人が再結集したライヴというのは、確かにあのバナナアルバム以降、
この日しかないから、その幻で伝説の音源に興味が集中するのは
当然の成り行きで、まずそのニーズに応えたのが「海賊盤」。

私は高校2年の冬に、まず2枚組の(ほぼ)完全版を入手するのだが、
なにしろ隠し撮りテープのコピーのそのまたコピーの…という
まあ何しろ、程度の悪い音質のもの。
それでも有り難がって耳をソバダて何度も繰り返し聴いたものだ。

数年して、今度は1枚もので、音質的にはかなり改善した盤を入手するが、
どうもそれはテレビ放送用に編集されたものが元になってるようで
これも満足できる内容のものではなかった。

年月は過ぎ、私は既に四十路を遥かに超えてしまった頃になって
やっとやっと...やっとのことで「正規盤」がリリースされた。
(正規とはいえ、音質は相変わらず芳しくはない)

そうして今は気軽にテレビ用に収録された映像を、
YouTubeで、いつでもどこでも見聴きできるわけで、
まあなんともありがたい世の中になったものだな。

この映像で、いつもオドロオドロしいNicoの爽やかな笑顔!っていうのを
初めて観れたし、ルーリード&ジョンケールっていう、
コワモテの神(?)な方々による、奇っ怪だが、妙にかわいらしい
コーラスワークも堪能できる!
何から何まで、新鮮で瑞々しい「ファムファタール」が、ここにあるのだった…。
Lou Reed - John Cale - Nico (Le-Bataclan - 1972) - Femme Fatale


にほんブログ村 地域生活(街) 東北ブログ 秋田(市)情報へ
ブログランキング・にほんブログ村へ
スポンサーサイト

6 Comments

ギターマジシャン says..."お宝映像"
バナナのジャケットの印象と、渋谷陽一が、「アヴァンギャルドな作品」とか、「パンク~ニューウェイブの登場で評価された」みたいに解説していたので、
文字通りアングラな曲調を想像していましたが、この曲なんかポップですし、
YouTubeでアルバムを聴いても、多少過激な音があるかなあという印象です。

それにしても、3人が集うなんて、喧嘩別れしたんじゃなかったのかと思うし、
それから何十年もたち、音源やら映像が出回るのは、ファンはたまらんですね。

ジャンルは違いますが、YouTubeを見ると、映像なんかないと思っていた、
ホールズワース在籍時のソフトマシーンに、カールトンのクルセイダース、
ラリーコリエル時代のゲイリーバートンバンドとか、お宝映像だらけです。
2015.11.22 01:27 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
私が中坊の時点でバナナとザバンドのビッグピンクは「世紀の大名盤」
扱いでしたから、中坊もヨコシマな気持ちで大名盤に予定調和で
接するわけですが、さほどの刺激も衝撃も最初は正直云ってないわけです。
この2大名盤の良さを知るにはもうちょい「ロック道の修業を積むべし!」
そういうロックの神様のメッセージかあ!?って思ったものです。
まあ結局何度も聴くうちに中毒みたいになって、いやが応にも名盤に
成ってゆくわけですけど…。
YouTubeのタマゲタお宝は、クリムゾンのCat FoodのTV出演映像かなあ?。
あと、フィルモアのレノン&ザッパの映像。

ちなみにカールトンを泣く思いでコピーしても、TV出演とかライブの演奏に
接すると、さらに10倍凄くなってるって感じで、なかなか追いつけずに
また泣かされてましたよ、とほほって...。
2015.11.22 09:33 | URL | #- [edit]
mikitaka08 says...""
こんばんは

 これはかのバナナのデザインのレコードですね。個人的には中味でなく、ジャケットで覚えいました。

 つい先日ラジオで、このアルバムが世界一の人気と放送していました。運転に専念するあまり、何が世界一なのかを聞きのがしたのですが。

 ヴェルヴェット・アンダーグランド&ニコのライヴの場所が数十年後に凄惨なテロの舞台になるとはだれが想像したでしょう。

 
2015.11.23 01:28 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."mikitaka08さん 毎度です"
ウーム...私もこれのどこが世界一なのか、さっぱり分かりません。
無論、もう何百回も聴いてますし、レコードもCDも何枚更新したかすら
もう覚えてませんが、それでもこれを「世界一」というのは、
俄に信じられませんねえ!。
そんなに世の中、オリコウサンだったかな??

ちなみに東京の方の家のトイレには、バナナじゃないですけど、
ウォーホルのキャンベルスープの一応「本物(の一枚)」を掛けて、
それを眺めながら座ってると、よく…ます(笑。

2015.11.23 02:11 | URL | #- [edit]
あとりえ 瑠璃絵 says...""
おはようございます
打ち放しコンクリートと大根
私も見てきました
誰が企画したのかまで見てきませんでしたが
色々な人がいますね。
被写体としては、バッチリです。
2015.11.23 11:51 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あとりえ 瑠璃絵さん 毎度です"
ご覧になられましたか…!
最初は建設用の足場みたいな金属パイプが、
随分と無粋じゃないのかなあ?もう一工夫あっても…と
思ったんですが、写真の位置まで引いてみたら後ろの「打ち放し」と
異様にマッチしてることに気づいて、「ああなるほどー」と
思ってシャッターを切った次第です。白い花とかとても写真としては
難しい素材で、大根?どうかなあ?と思ったんですが、意外に
良い質感表現してくれました….。
2015.11.23 12:05 | URL | #- [edit]

Leave a reply






管理者にだけ表示を許可する

Trackbacks

trackbackURL:http://pipco1980.blog.fc2.com/tb.php/640-14a59a1a
該当の記事は見つかりませんでした。