ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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12月の雨の日は寒い

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LEITZ- ELMAR 9cm/4(1936)


12月の雨の日って、はっぴいえんどの唄…

 水の匂いが眩しい通りに
 雨に憑れたひとが行き交う
 雨あがりの街に風がふいに立る
 流れる人波をぼくはみている
 雨にやんだ飢いたこころと
 凍てついた空を街翳が縁どる
 雨あがりの街に風がふいに立る
 流れる人波をぼくはみている

はっぴいえんど – 12月の雨の日

松本隆サンの詩が、とてもロマンチックで
夢見る世界だけれど、
実際の北国の12月の雨の日は、

とことん暗くて、寒くて、憂鬱。

ふと、ここが自殺率日本一(最新調査ではブービー)の土地だって
ことを思い出した。

自殺は、今やほぼ100%で「うつ病」の疾患第二段階における
代表的症例…と、随分昔の「新書」にすら記載されていたと記憶している。

そんな古くから分かっていることなのに、
相変わらずこの「疾患」を「ナマケモノ病」と見たり、
「自殺」を、怨みだとか呪いに絡む、とても背徳的で
恥ずべき行為として、葬式もしない上に、祭壇もなく
よって、友人としての弔問も断固固辞し、
追い返されるような風潮は、いったいどうしたことだろうか。

この疾患を患う知人が、実は随分いる。
彼らが異口同音に云うのが、

「医者だって何だか自分たち患者を、どこか蔑み、笑ってる気がする…。」

私は、精神科・神経科の類いを受診した経験はないけれど、

「この先生、随分病んでるなあ…」

って、医師は意外に沢山いる。

だから自殺を考えるような「鬱病第二期」の方々に言いたいのだ。

「病んでるのは君らだけじゃあない。世の中みんな病んでる…」

おそまつ。



ロバート・ワイアット(Robert Wyatt)という人の
名前だけは、中学生だったけどぼんやりと自覚していた。

当時、「音楽専科」っていう雑誌に、そうしたソフトマシーン系の
人脈というか、カンタベリー系等のプログレ人脈が
詳細に掲載されていたから、中坊の私は、それら
ファミリーツリー=家系図のような相関図に目を凝らし、
穴があくほど読み込んだせいで、実際の音も聴いたことがないのに、
その出自だけは、頭にしっかり叩き込まれていたのだ
(中坊の記憶力は何しろスゴい!これが全部お勉強方向に向っていれば…)。

ちなみに「音楽専科社」は、真面目な研究肌の音楽愛好者の為の
ロック専門誌で、ライターも硬派な連中を起用していて、
中坊にはかなり背伸びした中身で、それだけに読み応えもあったわけだが、
その後、やはり営業第一路線?に変更されたようで、
徐々にユルくアイドルロックな、KISSだのQUEENだのって方向に
シフトし始めて、結果的にパンクとかニューウェイブという空気に
乗り遅れて、誰にも相手にされなくなって消えたかと思っていたら、
実に今でも、J−POP、アイドル、ビジュアル系、声優系…
そんな雑誌を刊行する出版社としてしっかり存続してるらしい。
素晴らしいというか、何だか….凄い!

初めてロバートワイアットの「音」を聴いた時は、
もう高校生になっていて、
「Rock Bottom(白日夢)」が最初だったと思う。

元々、アーサーバロウズによる、難解すぎて、
北国の純朴なサッカー少年の中坊にはほとんど理解できない
ビートニク小説のタイトルからその名を戴いたソフトマシーン。
そのドラマーだったワイアットは、ある日突然交通事故で下半身付随。
車椅子人生を強いられるのだが、そんなどん底=
即ちRock Bottomから復活のアルバムが、
まさにこの「Rock Bottom(白日夢)」であった。

ちなみに高校生だから、もう充分に「白日夢」の意味は知ってたけど、
随分とクラスでは話題になったな…wet dream/day dream。

まだソフトマシーンは聴いてないけど、その直後、一気にハマり
やがてメンバー各々の動向に視線が移る中、
結果、ケヴィンエアーズやらディックへクトールスミスやら、
コロシアムに行った連中やマイクラトリッジの動向などに
順次ハマってゆく。

世の中、ピンクフロイドの「狂気」なんていうアルバムが、世界中で
バカ売れして、新作リリース+世界ツアーの「大興行セット」が
ロックのビジネスモデルに確定し、ロックが、大雑把で大騒ぎで大仰で
単純なエンターテインメントとしてのイヴェントと化してゆく中で、
ロック界は急速に疲弊し擦り減ってゆく。

その後、一気に飽和してツマラナくなった「産業ロック」は崩壊し、
パンクロックとかニューウェーヴを産む土壌となり、
性急な世代交代が実現した。

古い産業ロックはZEPもRODもFLOYDもQUEENもすべて
「OLD...」とイッパカラゲに括られ、産業廃棄物と化した。

そうした土壌の中で、別格のアイコンとして新人類達に
リスペクトされたのが、ジムモリソンやヴェルヴェッツ、
ロキシーミュージックやThe WhoなどのR&B=Modsな連中、
そしてロバートワイアットなど、いずれの時代にも迎合しないけど、
常に何か古くて新しい息吹を発し続けてきた泰然自若派…
そんな気がする。

2003年のテレビ用の演奏がなかなか面白いので、その映像から
Rock BotomのA面の頭だった曲….SEA SONG

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6 Comments

ギターマジシャン says..."ジャズロック"
ソフトマシーンは、FMでホールズワース在籍の「収束」で初めて聴いて、
他のアルバムは、ホールズワースが参加していないからと、当時はスルー、
逆に、ホールズワース参加のゴングやジャン・リュック・ポンティを買い、
さらに、ジャズロック繋がりで、シン・リジイのゲイリー・ムーアがいた、
コロシアムⅡとかを探して、ロックからのクロスオーバーに夢中でした。

CDの時代になってから、ソフトマシーンの昔のも聴いてみたいと思い、
名盤とされる「4」を買うと、フリージャズというか、もろにジャズで、
気に入りましたが、高校生の頃、マイルスもコルトレーンも聴かない頃に、
このアルバムと出会ったら、訳わからず、その後も避けたかもしれません。

ロックボトムで白日夢という邦題は不思議な感じで、自分たちの世代では、
ロックボトムと言えば、マイケル・シェンカーの名演のUFOの曲ですし、
白日夢だと、ロビン・トロワーの白昼夢のほうが、すぐに浮かんできます。

ワイアットのロックボトムを、YouTubeで聴いてみると、後半に弾きまくる、
ギターソロは、フリップの夜を支配する人々のソロにかなり近い路線ですが、
マイク・オールドフィールドなんでしょうか、すごく格好良く見直しました。
2015.12.03 21:03 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
「Bundles収束」は良いレコードでしたね。
ただ、個人的にマシーンはもう終わってた時期の作品だったかなあ…。
ホールズワースは好きでしたけどね。小指を鍛えて、彼のクセを習得すると
意外に簡単にコピーできましよね。そんなに変わったスケールも弾きませんし….。

Rock BottomではB面の最後にやっとギターが登場しますけど、
ご指摘の通り、マイクオールドフィールドですね。ちなみに同じ曲で
フレッドフリスもいますけど、何故かヴィオラ…??。

マイルスも聴かれてたんですね! 私もおそらく公式盤はコンプリート
するほど好きで未だに聴いてますが。未だに謎が多いです。
ミュージシャンとしては、今年亡くなってしまた、オーネットコールマンが
一番好きかな。

ピーターガブリエルが、「ギターソロほど時間のムダはない!」って
云ってたと記憶してますけど、私は同意です。ギター弾きなのにね。
曲の構成上、ムダな、単なる尺延ばしみたいなソロは嫌いなんです。
だからLZで一番好きなのが「移民の歌」。ディープパープルでは
「ネバービフォー」かな!!。
2015.12.03 21:43 | URL | #- [edit]
あとりえ 瑠璃絵 says...""
こんにちは
素晴らしい写真ですね(と、私は思います)

うつ病は難しいですね、痛いとか熱が上がるとか
症状がはっきり出ませしね。
出勤出来ない社員がいて、担当医に話を聞いた
事があります。仮面うつ病、パニック障害など
色々説明をうけました。今は復帰している様ですが。
2015.12.04 14:47 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あとりえ 瑠璃絵さん 毎度です"
寒いっすね….!鼻水飛ばして歩いてましたよ(汚。

4千円で競り落とした昭和11年製ライカのオンボロレンズ…
意外に良く写ります。

全部含んで「うつ」だと思いますけど、確かにね、思い込み…?
...な人も居ますんね。

入院治療したら本物の「うつ」になって帰ってきた!
って気の毒な奴も知ってたりします。
「病院なんて、あんなとこに閉じ込められたら気が狂う…」
本末転倒ですね。
2015.12.04 16:45 | URL | #- [edit]
mikitaka08 says...""
こんばんは

 こちらの寒さとはちがう寒さが伝わってきます。ついさっき、秋田のハタハタ漁とまきストーブの上でグツグツ煮詰めるしょっつる作りのテレビを見ていました。日本海の荒波に漕ぎ出す小さなぎ漁船が印象的でした。
 冬の池に浮かぶハスの葉の写真と荒れる日本海を見た後は何故か秋田民謡が浮かんできました。「秋田名物かずかずあれど~」のアレです。
 PVの曲、初めて聴きました。
 アコーディオンがいいですね。歌い手のいでたちがサンタクロースに似ていますね。
2015.12.04 23:34 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."mikitaka08さん 毎度です"
こちらではー10℃とか-20℃…っていうようなものではないんですが
独特のゾクゾクするような冷え方が、
精神的にとってもよろしくないんじゃあ..?なんて思います。
ハタハタは不漁傾向みたいですね。
また北の将軍様の沿岸に行っちゃったんでしょうか??

確かにサンタクロースですね….英国のサンタ。
英国のパンクロッカーも、ジャズ屋達もみんなこの人あたりを経過し、
音楽的な下地としてこの暖かさを持ち合わせているわけです。
翻って今の若いJ-POPの人って…??
こちらもまたちょっと寒い...ですかね...。
2015.12.04 23:54 | URL | #- [edit]

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