ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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屋根裏の神様

summ.jpg
LEITZ-SUMMAR 5cm/2 (1937)

実は同じ国内メーカーの、新旧5年ほど発売時期が異なるものの、
ほとんど同じクラスの2台のミラーレスカメラを
いつも鞄に入れてるのだが、古い方のカメラには、
ここのところずうっと、ズマールを付けっ放し。

新しい方のカメラに、今日もリサゴンだのフレクトゴンだの
ビオタールまで、いろいろ持ち出し、取っ替え引っ替え
バチバチと撮っているのだが、時折、一応おさえておこう…
と、チラチラ使うズマールの写りが、やはり際立っていて、
今日は違うレンズでいこう!…なんて思っていたのに、
結局ココロにズドンと刺さるのは、ズマールの写し出す画…。

そんなに精彩でもないし…少しクモリもある
どちらかというと「あまいボケ玉」なんだが…
なんでだろうね?

自分が「あまくてボケ人間」だから??
わりと納得…だったりして。


音楽業界から一般企業(?)の勤め人に転身して
さほど日を置かずに、幸か不幸か、営業マンとして
比較的大きな顧客を獲得し、担当することになった。

やがてそこから発展した提案型の新規業務に対応する為の
プロジェクトというか、専門部署を立ち上げるにあたって、
まだ入社1年にも満たない私が、今でいうチームリーダーと
なるわけだが、いかんせんまだまだ昭和時代まっただ中、
横文字役職は世間的にそぐわない。

しかし主任だの、係長だの課長だの…古い日本的役職名は、
先輩上司達が埋めていて、入社1年未満の私に当てはまり、
且つ、先輩方の不興を買わない役職名が見あたらないことから、
私は芸能界時代の、マネージャーとディレクターの両方を兼ね備えた
ような役職だなあと思ったことから、単純に造語として
「マネージング・ディレクター」と名乗り、対外的に名刺に
記載することにして、給与体系だけは「係長扱い」ということになった。

ところが、後で知ったのだが、海外取引上、
マネージングディレクター(MD)とは「部長」!
を意味することになって、フランスのカスタマーが私のことを
「ブッチョさん!」と繰り返し呼んだことから、以来
私の実際の役職に関連なく、あだ名が「ブチョー」ということになった。

まあ「部長」は余談として、
15人ほどのチームリーダーとなって、本来の先輩方を
束ねることになるのだが、何か不都合が起きても、
先輩達を叱責できない「あまい自分」が居て、
最後は一人孤独に、不始末の責任を取らねばならぬ自分が居た。

他部署の上司たちから、私は糾弾される…

「何故怒れない?」
「怒鳴っていいんだよ!」
「ナメラレてるのに気づかないのか!」
「甘すぎる」
「見てられない!」

怒鳴るのが苦手…というか、生まれてこのかた
人を怒鳴ったことなんかなかったし、叱咤し、とことん追いつめる
と云うことも経験がない。

なんとか頑張って失点を取り返そう、
協力して埋め合わせよう…

それが合理的と考えていたのだが、
組織とはそういうものではないらしい。
時には理不尽に怒りをあらわにせねば、纏まらないときもあるのだ…
分かっているのだが、自分には出来ない…。

しかし少しずつ、なるべく感情を表面に出すよう努力し始める。
ところが、そこでまだ自分のあまさがアラワになる。

怒鳴る相手が、今の自分ほどの、ちょっとドンクサイ年配者や、
アジア系外国人…。ある時、私の苛立に対して年配者が
突然声を上げて「泣き出した」…。

「私なりに一生懸命なのです。しかし若い人にはかなわんのです...」

自分の小言が無意識に「弱い者イジメ」になってることに
初めて気づいた瞬間であった。

怒らねばならぬ相手は別に居たのに、上手く云えないから
弱いところに「いらだち」が向かってしまった。

なにしろわたしは「猛省」し、そして、本来闘わねばならぬチームの
元凶たち(諸先輩方)に立ち向かうことにした。

「怒声」ではなく、自分らしく理詰めで話し合うことにした。
最初は相当反発を食った。

「芸能崩れ野郎」
「河原乞食!」
「元フーテン」
「中退のくせに…」
「芸能界追放男(残念ながら本当!)」

しかし少しずつだが、理解してもらい、
私も重要な仕事を敢えて彼らに振り分け、任せたりして
次第に最強チームになっていった。

へたくそで、自分らしくない「怒声」は、少なくとも
我が部署からは消え去った。

経営陣からは「緊張感のない仲良しクラブ」と蔑まれもしたが
社内随一の売上額をたたき出す部署に成長するには、
そう時間は掛からなかったと思う。

あまくて鈍臭いが、自分流を押し通すことも
時に有効だったりもするぞ!って証明できたことが、
何となく誇りに思えた瞬間だった。



ピーターハミルという人を、私は多分プログレの雄
「ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター」のヴォーカリストとして
認識したのだと思うが、まあ今でこそVGGのアルバムも揃ってはいるけれど、
ずうっと私は彼のファーストソロアルバムの「Fool's Mate」以来の
彼のソロアルバムファンで、あまり宣伝など見掛けることも少ないのだが、
何をおいてもレコード(CD)店やネットで、彼の新作を見つけたら必ず買う!…
金がなくてもなんとかする!ってほど好きだったから、
おそらく殆ど抜けなく、わが家には揃ってるはずだ
(今数えたらVGGは除外しても、47タイトルあった)。

そういうわけで、私には神様みたいな存在だが、なんと初来日公演の場所は
あまりにもひっそりと、新宿のジャズスポット「屋根裏」…
50人くらいしか入らない、その上少し汗臭いその名の通りの屋根裏部屋。

神様のはずのピーハミ氏は、意外にも気さくなオトッツァンで、
我々の無遠慮なリクエストにも気さくに応えてくれた…。

そういうわけで、おそらく私が一番好きな歌で、当然リクエストしたら、
ピアノからギターに持ち替え唄ってくれた…。

忘れられないが、ちょっぴり神様には気の毒なライヴでもあったな。
PETER HAMMILL - Been Alone So Long

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6 Comments

oyajisann says..."今だったらパワハラ"
私はちんけな仕事でしたが現在上場会社になった所で末端管理職
だったことありますが、今だったらパワハラ、暴力沙汰でお縄だ
っただろうなぁと・・・。
結婚式の祝辞で私に椅子投げつけられたら一人前なんてほざいて
ましたから!(汗)
決して良いと思わないけど、それがまかり通る時代、業種でした。
一度先輩で部下になった方に同じように「私だって一生懸命やって
る、頑張ってるんだ」とキレられたの思い出しました。
ジェネェシスのピーターさんは聞いててもこちらはSingular
ityジャケットで思い出しましたが友人宅聞いたぐらいなんです。
この辺のプログレ?は未体験に近いかな?
2015.12.07 20:52 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん 毎度です"
うわー、過激ですね!
悪ふざけは散々しましたけど、本気で怒れないのがオマエの欠点!
って云われ続けましたから、ある意味羨ましいです!。

ピーターガブリエル(ピーガブ)をして、「唯一尊敬する歌い手」と
して、共演も多いです(Shock The Monkeyとか)。
あとロバートフリップ唯一のソロアルバムでも、パンクロッカーまがいに
唄ってます。まさに変幻自在の神様なんですが、
全然プログレじゃないでしょ?
2015.12.07 21:27 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."クリムゾン人脈"
ピーター・ハミルは、フリップやデヴィッド・クロスのアルバムで名前を見て、
クリムゾン関連の人かな、くらいの印象で、これまた、初めて聴きました。

YouTubeで、ソロの曲、VGGの曲をいくつか聴きましたが、歌の雰囲気は、
ピーター・ガブリエルのシアトリカルな節回しに近いものを感じ、演奏の方は、ナーサリークライム~眩惑のブロードウェイの頃のジェネシスにも聴こえたり、ブラスが入るところは、リザード~アイランズ期のクリムゾンを彷彿させます。

日本のページェントは、ジェネシスの影響がすごいと思っていたのですが、
もしかすると、ピーターハミル、VGGのほうに、より近いかもしれません。
2015.12.08 00:12 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
VGGのバンドの方は、ちょいとクリムゾンとかジェネシス(75年まで)
に比べると、やや見劣りするというか、苦しい面が多いので、
必然的にソロワーク中心にピーハミ、追っかけてたわけです。
まあ時々、エレクトロニクスにハマったり、朗読まがいとか、
劇伴音楽という作品もあるので、どれも「あたり」じゃないですけど、
そこらも人間臭くて好きなんです。もし余力あれば、自作名バラッド
をセルフカバーした「Love Songs」ってアルバムなら、
すぐに天国に行けます。
2015.12.08 00:40 | URL | #- [edit]
あとりえ 瑠璃絵 says...""
こんばんは
怒鳴るねー
前の会社(仙台支店)では、本社から来た
有名な鬼係長に毎日怒鳴られていました。
ナマハゲみたいな人でした、彼が嫌で数人
退職したくらいですからね。
毎日怒鳴られると、仕事への意欲もなくなりますね。

そんな私でしたが、秋田の小さな会社に転職し
それなりの立場になると、怒鳴っていました。
意識しなくても、怒鳴ってしまうんですね
真面目過ぎたんですね、きっと
怒鳴った後に残るものは、小さな自分でした。
まーそれでも、結果、仕事は前に進みましたので
必要だったのかも。

今はパワハラとか訳分かりませんが、真剣に
仕事に取り組んだら、怒鳴る、怒鳴られる
そんな場面は必要な気がします。
2015.12.08 17:25 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あとりえ 瑠璃絵さん 毎度だす"
こんばんは

ふと気がつくと、自分が責め立ててるのが、いつも同じような人たちで
俄に苦手系の方々には、意外とヘラヘラしてたりする自分がとってもイヤで、
自己嫌悪ってことになるわけです。

ある日、当時の統括本部長に云われます。
「オマエが怒鳴り散らして、敢えて悪者になることで、我々経営陣は
好々爺として上手いこと組織がまわるんだよ。だから組織の為にオマエは
悪者になれ!それがお前の仕事だ!」と云われ、仕事だと思えば、
案外簡単に怒鳴り散らせるんですが、悪者はキャラ的に無理でしたね。
そこらも自分のあまさとして自覚してましたが、結局直らなかったですね。
2015.12.08 18:39 | URL | #- [edit]

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