ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし

8598.jpg
Kern Switar AR C 25mm f1.4

何とも賑やかなレンズだな…
うるさいくらい…でもとっても好き
気に入った!。



バンドマンをしていた頃は、
新人タレントの仕事がメインだったから、
予算的に単独で行動する事が多かった。
そうしたわけで、仕事現場に出掛けるたびに、
その凄まじい手荷物の量に悩まされる。

東京周辺に実家がある人は、「クルマ」で
荷物とともに軽快に移動!…というのもあるだろうが、
毎月の家賃に苦しむ地方出身者には、
クルマを持つなど、それこそが「成功者の証」
...みたいに思えた時代である。

稼いでも稼いでも、家賃と生活費と半分見栄の交際費に
苦しむから、地方出身の貧乏バンドマンは、
いつも重装備で電車移動。

ギターを背負い、右手にエフェクターやシールドなどが入った
ケースかバッグに、ユニケって呼んでた衣装ケース(靴が意外にかさばる)。
左手には電車内での椅子代わりにもなる「ギターアンプ」。

それがスタンダード。

さらに、マネージャーが帯同出来ない地方現場というのもあって、
そうなると譜面(手提げ袋にフル!)…これはまだよしとしても
許せないほどキツいのは、現場の後援者に渡す「サイン済色紙」の束。

この状態での乗り換え駅の階段の昇降なんかは、
何しろ地獄絵図となる。

一応ギタリストなのに、指の感覚は麻痺し、
到着間近の頃には、体力も尽き果てて、
5m前進するごとに5秒休憩…
そんな情けないボロボロ状態でやっと現地到着。

勿論、たとえ苦しくとも、タレントに荷物を持たれるなど、
絶対にさせられないのだ!マネージャーでもないのに
何のプライドかさっぱり分からないけれど…。

現場に到着すると、マネージャーに代り、真っ先に
後援者や技術スタッフに挨拶&打ち合わせの後、
現場のバンドと対面し(地元のフルバンド=キャバレーバンドの場合が多い)
リハーサルの時間はまずないから、譜面を配りながら、
曲調やテンポを説明したり、質問を受けたり
その日の時間に応じたサイズや進行の確認をする。

地方のフルバンドは、わりと規格外の演奏者もいて、
バリトンサックス?とかハープとか、トロンボーンが
どうしたことか4人もいるとかで、そうなると譜面がないので、
途端にスネられる。
(当時はそう簡単にコピー機は配備されてないから、その場で
 書き写すしかない!)

バリサクはKeyがアルトサックスと同じE♭なので、
申し訳ないと詫びつつ、アルトの譜面を渡し
流用してくれと頼むのだが、今度は音域が異なるから、
「はい、どうしましょうか…バンマス殿!?」
とヤラレ、その場で書き直したりもする。

ハープは全く予想外で「ほぼ土下座状態」で詫びつつ、
お休みいただくしかない。キチンとドレスを着込んでいるのに、
「お飾り」は相当に不満そうだ…。
きちんと打ち合わせをしてなかったマネージャーを恨むしかない。

一方、スタジオ仕事だと、何しろ都心のスタジオが
現場だから、ちょっぴりリッチにタクシー移動。
まあこちらは、深夜のライヴ終了後という事も多いので
ほぼ、電車移動という事は有り得ないから楽ちん。

さらにバンド単位のツアーとか長距離移動となると、
会社の輸送部の楽器車やツアーバスが使えたから、
のんびりピクニック気分ともなる。

いずれにせよ、電車移動が中心の一匹狼バンドマンは、
いつかマイカー移動を夢に見つつも、纏まった金が出来れば
即座に楽器に投資…もしくは、脱四畳半、脱六畳一間、
Welcomeユニットバス!…と、引っ越しを目論むわけで…

地方出身の一匹狼バンドマンは、
なにしろ、なかなか辛いのである。

寒椿…? 今、わりと満開かな…。
8521.jpg



ライクーダーのようなギター弾きになりたい!
なんて、とてもほのかに思った時代があった。
速弾きとか華麗にジャズスケールをキメル系のギタリストは、
仕事上研究はしたけれど、アーティストとしての魅力は全く感じなかった。
単なる職人というか、ナルシスト...練習すれば出来るし…って感じ。
スライドもブルースもテックスメックスもケイジャンも
ハワイアンスラックも沖縄もラテンもアフロキューバンもポルカまで…
縦横無尽なライクーダーに、ミュージシャンとして憧れていたのだ。

彼の長いキャリアの中で一番好きなのは、
やはりテックスメックスの至宝フラーコヒメネスらと共演していた
Chicken Skin Musicのあたり…。
その中でもやっぱりこれが好きかな…
Ry Cooder - Smack Dab In The Middle

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11 Comments

ギターマジシャン says..."スライドギター"
ライ・クーダーは、CMでの本当に格好良いスライド演奏が印象的でしたし、
アコギマガジンの楽譜で、自分も練習した「ディティ・ワ・ディティ」の、
ラグタイム風フィンガーピッキングもあり、アコギの名手と思いましたが、
ストラトを抱えたジャケットもあり、エレキも見事な腕前だったですよね。

ブルースやカントリーがルーツだからか、ライ・クーダーのエレキの曲は、
一時期のクラプトン、「タルサ・タイム」「レイダウン・サリー」に近く、
もしかすると、名曲「ワンダフル・トゥナイト」も、ライからの影響なんて、
前後の脈絡もわからないままに、勝手に想像して、聞き比べたりしています。

クラプトンは、その後、カントリーのアルバート・リーをバックにしますが、
その当時から、できればライとやりたいと思ったのではと、また想像です。
2015.12.14 21:05 | URL | #- [edit]
バニーマン says..."Chicken Skin Music"
バンドマン稼業って、大変なんですね・・・。

で、Chicken Skin Music。
これは好きなアルバムです。
それとパラダイス・アンド・ランチ。
正直、この2枚しかライのアルバム持っていませんが、
とっても気持ちよくって好いです。
2015.12.14 21:12 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
わたしは、彼の「紫の峡谷」っていう、スライドギタービンビンの
アルバムから入ったので、もう堂々たるスライド名人!
だと思い込んでいたんですけど、聴き込んでゆくと、スライドは彼の
一つのキャラクターに過ぎなくて、突然単身キューバに乗り込んで
ルンバの大御所と共演したり、沖縄音楽研究に熱心だったり、それで
いつの間にかいつもその中心にいるって彼の素養が羨ましかったです。

そういえば、ストーンズの黒子でブルースを弾いてた時期もありましたが
クラプトンとの接点はその辺りだけでしょうね。
2015.12.14 21:51 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん 毎度です"
バンドマンを一生懸命目指してなったってわけではなく
成り行きというか偶然の積み重なりというか、そんな感じですから
ココロの準備とか、諸々の決まり事やマナーも知らずに入ってますから
音楽を修得する以前の、業界というか大人の社会のあらましに戸惑う自分
でありました。大体大まかに掴んだ頃には、辞める事ばかり考えてましたから。

あとチキンスキンメンバーのライヴ(Showtime)。
これがメッチャ素敵です。あと機会があれば、
ブエナヴィスタSCかな…やっぱり。

2015.12.14 22:01 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.12.15 09:50 | | # [edit]
みみずく says...""
とってもいい色だね。
お洒落な色合いで 賑やかでもステキ。
この花、えらくカッコ良く見えます!

写真も音楽も疎いわたしだけど、どんどん読み進んでしまう。
今日も、面白かった♪
(人の苦労を、楽しんだとか・・・じゃね~ど。笑)
2015.12.15 13:09 | URL | #LkZag.iM [edit]
pipco1980 says..."みみずくちゃん 毎度だす"
みみずく姉さん こんにちは

まあ今のこの時期咲いてる花だから、きっとへそ曲りで
ヤクザな花だと思うけど、落葉の吹きだまりにひっそり咲く図は
なかなかに壮絶で、力強く感じたりもします。

一方椿はね、ちょっと節操なくて間抜けた感じ。
いつも通りの雪の中だったら、可憐で力強かったんだろうけどねえ….。


2015.12.15 14:57 | URL | #- [edit]
あとりえ 瑠璃絵 says...""
こんばんは
写真が怖いくらい進化してますね。
鳴くまで待とうではなく
鳴かせてみせようって感じです。
2015.12.15 19:28 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あとりえ 瑠璃絵さん 毎度です"
どこまでお伝えできるか分かりませんが、
このレンズは、焦点が当たるエリアがとても浅いので、
ピントの他は、前も後ろも盛大にボケたり回ったり流れたりする
特色が顕著なので、コンデジ的に遠くにピントを合わせて全体を
均一に撮っても特徴を生かせませんから、少し極端なくらいに
ボケがくるように調整しながら撮ると、良さを出せるんじゃないかな!?
っていう適材適所な工夫ってところですが、
ご理解いただけましたか??
ただいつもいつもこれだとちょっと疲れますねえ!
2015.12.15 20:33 | URL | #- [edit]
mikitaka08 says...""
こんばんは

 花の写真、色彩、陰影、メリハリ、とてもいいですね。バンドマンの話と写真の乖離が大きすぎて、コメントに困りました。タイトルも深い意味があり、ズシンときました。
2015.12.16 01:36 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."mikitaka08さん 毎度です"
おはようございます

プロの写真家も、私がかつてやってた音楽家も、日本の伝統芸能と
同様に、徒弟制度が普通。弟子入りして師匠のお世話をしながら
必要な技術や、業界の慣しなんかを修得してゆくのでしょう。
近頃は、専門学校なんて合理的な手段もありますが、私といえば
そのどちらでもないいわばポット出….。自己流といえば聞こえは
良いですが、言い換えれば流派を持たない無手勝流。いろいろご迷惑も
掛けたかなあと思うんですが、写真も同じで、無手勝どころか、
1950年代の映画用カメラのレンズを入手して、デジカメに取り付けて、
ちょっと異常な世界観に酔いしれてみる….
そんな馬鹿げた遊びに夢中なのはひとえに基礎がないから、感性の赴くまま。
そういう事でご了解いただくのが正しいかと思われます….。
2015.12.16 09:50 | URL | #- [edit]

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