ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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色白男子の嘆き

8474A.jpg
Kern Switar AR C 25mm f1.4

オッサンは(私だが)、
生まれつきとても色白なんである。

雪国生まれだから当然…と、よく云われもしたが、
実は雪国民族(?)の中にあっても、相当に白い。
子供の頃からそれがとってもコンプレクスでイヤだった。

「〇〇ちゃんのホッペって林檎みた~い!」

「唇が、口紅さしてる女の子みたいね!」

以上が何よりの屈辱だったワード2題である。

だから、少し粗野で汚いぐらいにアクティヴな色黒少年が、
本当に羨ましかった。

夏は、出来るだけ外に出て、あるいは海水浴にいっても
他人より遥かに多くの時間を費やして肌を焼くように
心掛けるのだが、そうしたことで全身が軽い火傷状態の
ケロイド状態になって、熱くて痛い眠れぬ夜を、毎夏
我慢して過ごした結果、色黒とはほど遠い、
酢ダコのごとく赤く茹で上った哀れな姿が、
夏の定番となるのだった。

それでも当人は、夏の間の少しだけ有色系で
凛々しい自分が何より嬉しかったのだが、
当時のプールや海での、いわゆる海パン姿の集合写真を見ると、
自分だけ特段に白いのだ…。
モノクロ写真は恐ろしい….。

秋田美人とは、その突出した色白/餅肌がその条件のようだが、
その本質は民族の礎が「白人」であるから…と云われている。
諸説あるが、有力説として仮定され、多くの伝承が残されているのが
「古代ヘブライ人」の痕跡…。

あるいは「白系ロシア人」が交易の為に「大和国」とは
別の国の「蝦夷国」に多数入り込んでいたという説もあるが、
真相は分からない。

確かに地域によっては今でも、「日本人」とはほど遠い
彫りの深い西洋人顔や、アラブかペルシャ顔の
ムスリムちっくなお百姓さんは大勢居る。

で、私はというと、世界中どこへ行っても「ニンハオマー」と
声をかけられるマンダリン顔の、哀しいかな典型的ジャガイモ系縄文人。
ロシア、ヘブライには、残念ながら程遠く、よく考えてみれば、
自分は大人になるまで、本籍地は祖父の実家の「兵庫県加古川市」だった。

家人は、いかにも南方生まれな色黒女性。
よく奄美とか沖縄のご出身ですか?と云われることが多い
自称ポリネシア系垂れ目のクマソ。

渋谷辺りを歩いていると、妙な酔っぱらいのオッサンに絡まれて、
どうやらタガログ語と英語と日本語が混じった妙な言語で
「お姉さんどこのお店?連れてってよ…」

そんな感じだから、「私たち、逆なら良かったのにねえ…」
ということになって、さらに具合が良いのか悪いのか、
娘も母親似の浅黒系…。

そんなオッサンも今は年齢とともに上手い具合にズズ汚くなって、
色白感は殆どなくなり、自分としてはこれが何とも
とっても有り難かったりするのだ。

色白は七難隠す…男子にはまったく当てはまらず、
白いこと自体が最大の難関だったなあ。



何となく、学校に行ったり行かなかったりの、朝寝坊な
ダラシナイ感じの生活の中で、何の目標も希望もないまま
やっぱりダラダラと始まった音楽家生活だったが、
1年も過ぎると、わりと責任あるポジションというか、
自分なりの役割みたいなものが、徐々に形作られるようになっていて、
そんな中で本物のジャズ屋さんたちといっぱしのジャズバンド兼、
歌伴等のお仕事バンドを結成し、運営することになった。

他のメンバーの本物具合に比べて、
私など所詮ロック出身の付け焼き刃も甚だしい

「イカサマなんちゃってジャズギタリスト」。

バンドの音固めのリハーサル中なども、他のメンバー達が交わす
音楽理論の応酬が殆ど理解できず、次第に雑談にすら
ついて行けない辛さが、身に染み悩み始めるのだ。

あるとき、Weather Reportの新作の話題になった。
自分的にはその2年ほど前の「Heavy Weather」以降、
ちょっと落ち目かな?と思っていたのだが、
本物のジャズメン(?)達が云うには新加入のドラマー=
ピーター・アースキンが素晴らし過ぎるというのだ。
えっ?どこがスゴいの?と会話に耳を澄ますと

sax「普通なら、ストトトトトト..となるところを、彼はトトストストトトシャ.とやる。
   これはもう画期的で、そんなの初めて聴いた!」

drs「逆手からタム回すから、最後順番的に右手でクラッシュに手が届いて、
  左手で裏ミュートができて同時にスネアが打てるんだよ…」

pf 「あれはスゴいねえ」

bs 「ありえないねえ」

gtr 「え……………?」

正直、当時の自分にはまったく理解できない会話…
どうすれば良いんだろオレ..。

取りあえず私は、以前のウエザーに比べると地味な印象ながら、
デュークエリントン楽団特有の分厚くて華やかなブラスパートを、
オバーハイムのポリシンセ1台とサックス1本だけで、
涼しい顔で弾き通すザビヌルとショーターの老獪な凄さ。

対照的に、いかにも密室然とした4ビートベースを、
窮屈そうに繰り出しながらも、徐々に自分の間合いに強引に引きずり込む
ジャコ・パストリアスの異様な世界観…。

何だかジャズもロックも、いとも簡単そうに軽〜く吹き飛ばしたような
奴らのスゴすぎる真骨頂に、完全に打ちのめされるのだったが、
とても残念なことに、その激しい感動を、理論的に彼らに
説明することが出来ないもどかしさを、ひたすら口惜しく感じていた
当時のオバカな私だったのだ。

私のジャズ理論修得への猛烈な意欲が、ここから始まるのだが、
いかんせん、ほどなくバンドの人間関係というとても難しい問題に、
今度は苛まれ始めるのだった。。
Weather Report - Rockin' In Rhythm


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6 Comments

花 says...""
そっか、色白だったのね~
日焼けしたい気持ちわかるなぁ~
日焼けしたように見えるファンデーションが流行ったことが
あったけど、あの頃海にも行く暇がなかったから
思いっきり背中だして 日焼けに努めたのヨ。
結果、pipco1980さん同様、火傷!
毛穴が開いちゃうでしょ?
そうすっと、発汗の調節ができなくなるらしくって
上衣が汗で、ぐっしょり濡れちゃってさ、恥ずかしいくらいだったぞ。

でも、唇の紅い美少年は、今の時代ならモテモテかもね~。
2015.12.23 10:48 | URL | #LkZag.iM [edit]
pipco1980 says..."花さん 毎度っす。"
色白だとね、弱そうじゃん!?印象が。
だからイジメの標的になりそうになったり、とかくなめられがち。
ところが、中身は勝気なもんで、「あれ?何だか変だぞコイツ?」
ってことになって、羊かと思ったら意外と猛獣だった!?
ってのもあるようで、やっぱり得なことは全然なかったでした。
まあ今はね、外観とか関係ないただのオッサン….イエ-。
2015.12.23 12:39 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."ピーター・アースキン"
アースキンは、実際のウェザーリポートの演奏を聴くことないままに、
すごいドラムだ、怪人だみたいな評判が先行し、どこか不気味な存在、
見た目は、チープトリックのドラムみたいなのにと、思っていました。

自分は、ウェザーリポートよりも、ジャコのソロアルバムを先に聴いて、
アースキンのドラムも、「ワード・オブ・マウス」と、そのメンバーの、
オーレックス・ジャズ・フェスのライブで聴いたのですが、もともとが、
ドラムに詳しくないので、どう違うのかが、わからないままになってます。

ステップス・アヘッドでも、見事な演奏だと思いつつ、違いがわからず、
そもそも、ステップスでスティーブ・ガッドのドラムが、スイングしない、
新しいフォービートだと言われても、ピンとこなくて、ドラムについては、
トニー・ウィリアムスに、ビリー・コブハム、エルビン・ジョーンズに、
マックス・ローチ、アート・ブレイキーと、いくらでも名人の名演があって、
それぞれに感動しつつ、どこがどうだと聞かれても、うまく言えないです。
(ピアノ、サックスも同様で、ギターだと一般よりもわかるのですが)

ウェザーリポートは、ジャコが好きなものの、ザビヌルはちょっと苦手で、
ジャコの名演、「ハボナ」「10代の町」の「ヘビーウェザー」が好きで、
他に買った「8:30」、「ミスター・ゴーン」は、数回聴いただけでした。
(ギターも含めて、マニアとも違う、すごい極端な聴き方かもしれません)
2015.12.23 13:09 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
私もドラムスの細部は実は全然分かってなくて、
上の時期のちょっと後くらいから「アレンジ」っていうのを
自分のビジネスの定款項目に加えて受注するようになるんですが、
ドラム譜のシンバルを入れるポイントってのが全然分からない。
エイヤって強引に入れても、何だか学校のブラバンのシンバルみたいで
オシャレさからはほど遠い!ってわけでそのあたりはRH時に本職の
ドラマーに任せつつ、あわよくばこっそり描き加える!って反則技
使ってましたね(笑。

結局「グルーヴ」っていう、文系学生的で肉感的な好みから
ジャックディジョネットが一番好き!って云ってますけど、論理的説明は
ご容赦って云うところです。
2015.12.23 15:45 | URL | #- [edit]
taka says..."同感"
こんばんは。

男子色白は七難隠さず!!  全く同感です。

実は、私も生まれながらの色白。加えて若い頃はインドア派であったから、『餅肌○○ちゃん』と呼ばれていた。
『舐めてみたい』と後輩男子から言われて時は、寒気がしたね。
2015.12.24 01:50 | URL | #XtpRPBkU [edit]
pipco1980 says..."t a k aさん 毎度です"
こんにちは

そうでしたか!同病相哀れむで取りあえず良かったです???

若い頃は、よく日サロなんて行ったんですけどね、
やっぱりただ赤くなるだけで、憧れのこんがり小麦色には
ほど遠くて、随分情けない気分になったものです。
まあ幸か不幸か?他にもコンプレックスはたくさんあるので...、
「なさけねーなあ」くらいで済んではいましたけどね。
2015.12.24 11:34 | URL | #- [edit]

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