ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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歩く力

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Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

雪が積もりだすと、途端に運動量が落ちて
体力が著しく低下する…。
秋田に来て初めて体験した事だ。


現状では東京での最後の5年間は、日がな一日、
ひたすら「歩く」仕事だった。

都内(多摩)や埼玉、神奈川等の中小の工業団地や、
時には東証一部上場企業の大規模工場や流通基地を、
ひたすら歩いて訪問しながら、
様々「法令基準」というのを啓蒙し、諸々提案して
最後のところは契約して、利益を得る。
(退職しても若干の守秘義務があるので詳細はご勘弁願う)

基本的に工場や流通基地というのは、
殆どが、高速道路のインターチェンジの側や、
空港または港に近いエリアに林立しているわけで、
そうした運輸的なメリットは充分あるのだろうが、
徒歩者には極めて困難で試練の道のりとなって、
最寄り駅から徒歩75分とか、急峻な山を延々と昇降して
やっとのことで現場に辿り着く…。

不意にバス停を見つけて小躍りして時刻表を見たら、
運行は朝夕の2便のみ…なんてのはもう日常茶飯事。

東京も埼玉も神奈川も、極めて奥が深いのだ。

話はその少し以前、その歩く仕事に就く前にさかのぼる。

ある朝突然、下半身にまったく力が入らなくなった。

なんとか壁とか柱に掴まり立ちは出来るし、
そうしたものを伝って、辛うじて歩く事は出来たので、
電車に乗って仕事に出掛けたのだが、
やはり下半身麻痺はどうにもならず、病院で検査すると、
背骨の内部にヘルニアが出来て、それが神経の
マルチケーブルのような束を圧迫し(潰し)、
下肢への神経伝達が上手く出来なくなっているとの事。

すぐに手術をしたのだが、一度損傷した神経はそう簡単に復活しない。
結局3ヶ月入院し、さらに3ヶ月のリハビリ(筋力復活)を要した。

毎日、杖をつきながら、ひたすら歩いて筋力を戻した。
そうしてるうちに自分なりにだが、どのくらい歩いても
疲れを知らない強靭な身体が戻ってきた…そう…思って、
一気に仕事を変え、まったく新しい業種に挑戦した。

再就職初日の朝、いきなり上司と現場に同行した。
ところが自信あるはずの「歩き」が全然だめなのだ。
上司の歩幅、速度にまったくついてゆけない。

そう言えば、一日に何十キロも歩いたとは言え、
それはあくまでも自分の歩幅で速度。
ところが不思議な事に、そうした速度にも数日中には
ほぼ克服していた。

やがて歩く事が楽しくなった。
もはやクレージーと言われても徒歩でどこへでも行けた。

そうして3年も経つと、もはや東京中の道を踏破したかなあ!?
なんて実感するようになるが、実際には東京というところは
とことん広くて、とことん入り組んで複雑怪奇な街…
5年や10年では、とんでもないよってのが実情だ。

摂氏38℃のある夏の日、狭山か入間か忘れたが、
山道を歩いていると、後ろから来たクルマの人に呼び止められた。

「あんたあ、なにしてんの?…マジ死ぬよ!」

私は朦朧としながらも、ネクタイ&スーツ姿で
身体が左に大きく傾いた状態で、トボトボ歩いていたらしい。


雪が降ると、どうしても出不精になるし、
出掛けても歩行距離は極めて減る。
体力は、もう目に見えて減退する…。
情けないなあ…こんなじゃなかったのに…と、
激しく自己嫌悪に陥る。

ああ…どっか泳げる所ないかな???



デヴィッドボウイの続きである…。
この日本限定発売のシングル曲は、CMで多少話題にはなったが、
売れたという話は訊いた事がない。アルバムにもコンピレーションにも
一切含まれず、すっかり忘れ去られたような状態になっていた。

80年代のある時、このシングルがとても高値で海外コレクター間で
取引されている事を知った(GOLDWAXって専門誌では$200ほど)。

発売時の私は迂闊にも国内シングルにまで網を張ってはいなかったから、
うっかり買いそびれ、慌てて捜したけれど、結局見つける事は出来なかった。

まあ今はめでたく「スケアリーモンスターズ」のボーナストラックで
簡単に聴く事が出来るけれど、ベルリン3部作の時代もよくあった
「ヴォーカリストなのにインスト曲!」ってEno色が極めて強い作品。

超名作(個人的には最高傑作)の「LOW」の世界観に沿った
拡張高い作品に仕上がっている。

当時の焼酎のCMも含めて…
クリスタル・ジャパン



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6 Comments

ギターマジシャン says..."クリスタル"
このCMは、何となく記憶にありますが、曲は全然覚えていなくて、
フルコーラス聴くと、先日のイーノのアルバムの環境音楽みたいです。

「なんとなくクリスタル」が走りだったのか、当時は流行語のように、
柴田恭平がCMで歌ったり、グローバー・ワシントンの邦題になったり、
バブルはまだまだ先ですが、その萌芽みたいな時代だったのでしょうか。

それにしても、80年だと、「戦場のメリークリスマス」に出演する前、
「レッツ・ダンス」で一般大衆受けするのもまだですし、どんな経緯で、
CMに起用されたのか、電通とか博報堂にファンがいたのでしょうか?
2016.01.13 23:42 | URL | #- [edit]
NORI says...""
狭山湖のあたりを歩けると思って徒歩で目的地に向かっていたら…
車もたま~にしか通らない道をどこまでも歩くハメになった事があります
あのあたり…地図だけじゃ距離感が掴めません^^;;

ズマールは繊細な写りですね♪
2016.01.13 23:55 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
JUNとかRopeとかParco系あたりで、やたらとアートに尖ったCMが
流行った時期でもあったように思います。
ボウイーは、ベルリン3部作の段階で、一気にアート界の旗手というか、
最先端にのし上がった感があるのと、日本贔屓さでマーケティングも
動いたんでしょうね…。ただやはりその段階で7インチ国内シングルのみ
っていうメディアが少々アナクロなだったかなあ?
せめて12インチ、ピクチャースリーヴ...なら、もう少し売れたかも??
この曲にはEnoは関与してないはずなので、LowとかHeroesで得たEnoの
ノウハウをボウイーがこっそり実践してみた….
ってところじゃあないでしょうか?ちょっとね、ツメ甘いかもって箇所が
見え隠れしています….。
2016.01.14 01:01 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."NORIさん まいどです"
多摩地区は23区内とは違って高低差があるのと、県境を超えたり入ったりで
道路の繋ぎがグチャグチャになってる部分があって、一筋縄ではいかないです。

狭山湖と言えば、私も以前、湖畔の道からあまり外れないように
目的地に向かうんですが一向につかない….おかしいなあと思ったらどうやら
そこは狭山湖ではなく、隣の多摩湖だったっていうオチでありました。

ズマールは、ライカの中でも甘いボケ玉で、昔の写真屋さん的には
「甘すぎて使い物にならねーぞー」で有名ですが、結構雰囲気ある画を
切りとってくれますんで、自分的にはしてやったりで、すっかり
着けっ放し状態になってます。
2016.01.14 01:20 | URL | #- [edit]
mikitaka08 says...""
こんばんは

 大病を克服され、歩けるようになったのですね。38度の山道は草いきれも激しく危険ですね。危険を冒しても仕事を遂行されたその精神力に頭がさがります。昔の人はその当時のpipco1980さんのように歩くことが一般的で、kそれが長寿の一因でもあります。
 現在の中高年はどっぷり車社会に浸かってきてますので、長寿という観点からは疑問ですね。お互い、雪道はなかなか歩けず、運動不足になりがちですが、なんとか打破したいものです。
 このコマーシャルありましたね。このCMは日本のミュージシャンにもおおいに影響を与えたのでは?
 日本限定発売のレコードが海外で高値がついたとは初めて知りました。輸入盤が高値をよぶことがあっても、その逆があるとは知りませんでした。
 
  
2016.01.14 01:31 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."mikitaka08さん まいどです"
こんばんは

山道と云っても、登山道ではなく、普通の山越えの鋪装道路でしたから
アスファルトの照り返しで、ちょっと意識が遠くなってたみたいです。
何しろ今は、歩かないことにはドンドン体力が低下して、様々な数値も
一気に悪化しますから、なんとかして歩数を確保したいところですけど、
雪道はねえ….。なんとかせねばですね!。

今も日本盤CDのPaper Sleeveっていう、2つ折紙ジャケ仕様の技術は
日本が随一らしく、わざわざ日本盤を所望して購入って外国のユーザーは
多いみたいですし、また限定品の紙ジャケ仕様は、殆どのロットが
海外流出ってのも実情らしいです。意外とね、ジャケからコロコロと
CD盤が抜け落ちて、不便だったりするんですけどね….。



2016.01.14 01:56 | URL | #- [edit]

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