ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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旧成人の日は旧人類の日?

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Leitz - Summar 5cm/F2 (1937)

まだ成人の日が1月15日(祝)だったイニシエの時代、
私にもまた、そういう年代が確かにあった。

寒々とした区立体育館での式典に出席し、
そこにシオラシク座って、
役所絡みのおじさん達の取り留めない話を
ありがたく拝聴するほどの大人としての自覚は
まだ備わってはいなかったので、
取りあえず記念品だけ貰って、
友人らとピンク映画を観に行ったことは覚えているが、
堂々胸を張って観るピンク映画ほど
ツマラヌものはないなあと、それ以後、
その手の映画館に出掛けたっていう記憶がない。

良心の呵責に苛まれながら、背徳的な気持ちで
コソコソと物見遊山で、足りない分はイマジネーションで
補足しながら鑑賞してこそのエロス…。
それを理解したのが、そもそも私の成人の日だったのでは…?
そんな気がする。

その直後あたりから、私はバンドマンなんぞになってしまって、
結局その後数年は、まさにその年に成人を迎えたような、
もはや中堅アイドル...のバックバンド何ぞを、
結構多忙に、掛け持ちで式典アトラクションに出演することになるので、
なんとなく式典の段取りが身体の中に馴染んでしまっていて、
自分の成人式にも出席していたような錯覚に陥るのだが、
実際はそう…ピンク映画の成人式…
えっ…字が違う?りっしんべん…そんなお下品な…。



バンドマンだった過去を、後年のサラリーマン時代に
わざわざ告白するなど、まずないわけで、
そんな単なる「音楽好きサラリーマン」な自分に
常に架せられるのは、営業マンとしての「明確性」…。

つまり

「どういう音楽が好き?」

「だれがすき?」

「何がお奨め?」

「ビートルズでは誰が好き?アルバムは?曲単位では?」

そういった質問には、口籠ることなく、明快に、しかも
迷いなく応えねばならない…。

正直いうと、余計なお世話だし、好きなものも嫌いなものもたくさんあって
しょっちゅう入れ替わるし、語りだしたらキリがない!、
アンタにそれを聞く覚悟あるのかあ!?…って言いたいところだが、
それを云っちゃあ元も子もないわけで、
これは普段から答えを用意しなきゃあならない。

しかもあんまり尖ってちゃあ角が立つから、
出来るだけ人畜無害で一般的なもの?…

ビートルズのアルバム…?

「そりゃあんた、リヴォルバーに決まってるベよ!」では角が立つから、

「そうですねえ…ヤア・ヤア・ヤアって、ホラホラ映画のやつ…
 そうそうモノクロの…いやはやさすがなんでもよくご存知で…
 あれなんか溌剌としてて私好きですねえ...えへらへら...」

これが営業マンとして正解だろうし、シングルは「ヘルプ!」って決めていた。
ちょっと嫌らしいね…。

そういう流れで、デヴッド・ボウイならどうなんだ?ってのも
しっかり用意してて、「ロウ」って云っても、殆ど通じないから、
アルバムならジギースターダスト

邦題が…「屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群」
(The Rise And Fall of Ziggy Stardust and the Spider From Mars)

曲ならそのアルバムのA面トップに入ってるこれ…

Five Years - 5年間

地球滅亡まで、あと5年…。
絶望的に哀しく美しいうた

ボウイー特集もここらで最期にする。
やっと、ご冥福を…って云えるような気がしたから。


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6 Comments

mikitaka08 says...""
こんばんは

 成人式、また自分とは違ったモノ、と興味深く読ませていただきました。新宿区役所の案内を無視し、出席しなかった当時の私はスーツどころかジャケットも持ってなかった。だから行かなかった、ということでもなく、とにかく屈折していたのです。そのことを思い出していました。pipco1980さんはその後も式典に関わったのですね。式典の背景にある時代の変化も感じられたのではないでしょうか?

 さて、ボウイー特集最後のページをかざるにふさわしい「Five Years 」
 名曲ですね。
 巷には中高年に向けた「生き方」だの「終活本」だのが氾濫し、若者言葉を借りると『ウザ』いのですが、彼の見事なまでの「人生の幕引き」を見せられた私たちには一筋の光が見えた気がします。
 『星になったスターマン』、けだし名言です。
2016.01.16 01:59 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."mikitaka08さん まいどです"
私の時代は、イライラするくらいに平穏で従順な若者が生成されてた時代
みたいで、平穏きわまりない成人式でしたね。
地方からの学生も多かったですから、今のような絢爛たる晴れ着女子も
殆どいなかったですしね。
私もスーツは持ってなかったですけど、おそらく徳利セーターにブレザーを
羽織ったような、そんな雑な格好だったと思います。

終活本とか、確かにうざいというか、大きなお世話な気がするってことは
まだまだお迎えは遠いって了解してよろしいんでしょうかね?
出来れば静かに消え入るように去りたいものですけど、ボウイー辺りだと
それは許されない存在なのでしょうね。

いつの年代のヴァージョンで聴いてもFive Yearsは味わい深くて良いです。
2016.01.16 02:15 | URL | #- [edit]
天安 says...""
まだ成人の日が1月15日(祝)だったイニエスタの時代、
わたしはふるさとの市民会館でセイ人式を迎えたような、、行かなかったような。
昔すぎて記憶がないですね。
親父の背広着たような気もするし、こんなもん着て行かねえ、なんて
言ったような気もするし。
過ぎ去った時間は、でも、美しいですよね。^^

2016.01.16 12:29 | URL | #Hzotv27w [edit]
pipco1980 says..."天安さん 毎度です"
何しろくそ忙しいんだか、くそヒマなのかうまく判別できない時代…
結論的には美しくは全然なくて、ひたすら恥ずかしいです。
なんであんなにモノを知らなかったかなあ〜
アホ丸出しでよく生きて来れたな〜ってなもんです。
そう思うと人生、損だらけ!
学びは大事です!。


2016.01.16 14:41 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."ジギースターダスト"
このアルバムも名盤リストにあるというだけで、ほとんど聴いていないので、
YouTubeで、フルアルバムを聴くと、売れ線だとか聴きやすいとか言うと、
語弊があるかもしれませんが、「グラムロック=キワ物」のイメージと違い、
いつもながら、自分は見た目や批評からの誤解が多いことを反省しました。

この映像は、BBCライブなので生演奏でしょうし、それだけ名演なのか、
8年前のアップなのに、この数日で寄せられるコメントの多さに驚きます。
(同じ曲のスタジオ盤についたコメントとは、桁が違うような)
2016.01.16 21:34 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
他のコメにも書いたような気がしますが、この曲はどの時代のものも
若いなり、年を重ねたなりにそれぞれ味わい深く、出来も秀逸でして、
個人的にはやはり78年のNHKホールのモノが最も好きですけど、
曲単独のモノがなかったので、この72年発表時の最も古いテイクを使うことに。
実は当時はボウイーと同時にマネジメント側はギターのミックロンソンも
あわよくばと、売り出しに躍起で、なにかと五月蝿いんですが、この曲では
…幸いにしていないようで、それもまた当時にしては落ち着いて良かったりして。
いずれにせよ、ハルマゲドンの終末ソングには名曲が多いですね!

2016.01.16 22:32 | URL | #- [edit]

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