ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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かりそめのネコ好きオヤジ

DSC09540s.jpg
Carl Zeiss Planar 1.8/50 (1973)

ネコ瞑想中zzz…。

決してネコ好きというわけではないのだが、
私が故郷の実家に不在の数十年もの間、
間断なくネコが居たそうで
然るに今もいる。

歴代ネコはみんな長生きで、今いる奴が「3代目」なのだそうだ。
先代、先々代と、各々17歳、19歳と生きたらしい…。

今いる3代目はオツムの弱い、飼い主同様の無芸大食ネコだが
以前いた奴は何しろ化け猫で、引き戸は言うに及ばず、
扉もドアノブにジャンプして開けるなど自由自在。
腹がすいたら「ごわん…ごはん…」といって催促するツワモノ。

まあそうしたわけで、今はもうすっかり安穏とした
テレビの「岩合光昭の世界ネコ歩き」が何より好きなオヤジ、
それに相違ないのだが、思えばモノゴコロついた頃から、
わが家にはずうっと犬がいたのだ。

最後にいた奴は、小5の時に生後1ヶ月でやってきた秋田犬。
みるみる巨大になって、中学生の頃はもう立派な私のパートナー!
有名サッカー選手の伝説によくある、犬を相手のドリブル練習?!
私もまさに巨大な秋田犬相手にドリブル練習…
これに励んだものだ。
さほどうまくはならなかったけどね。

後年、私が進学のため上京すると、
実家では飼い切れないということで
母の実家の広い家に引き取ってもらいつつ、
田舎の豊かな自然環境の中で、ノンビリと
余生を過ごして貰おうと思ったのだが、
どうも環境に馴染めず、1年も経たず死んでしまった。

哀しいというより、ものすごく後味が悪かった…。

そもそも、上京せずに素直に地元の大学を受験すべきだった?
もっと早く、田舎に連れてゆくべきだった?等々、
他にもいろいろいろいろ…反省せねばならないことが、
あとからあとから思い起こされ、打ちのめされる。

もう金輪際、犬は飼うまい…。
イヤ、自分には既にその資格すらない…そう思った。

十数年が経った。
こんな私にも家族が出来ていた。

ある日、会社の後輩が仔犬を連れてきて、
どういう経緯か、もうすっかり忘れたが,
私がその仔犬を預かることになった。

他人とは思えぬほど不細工だが、妙に哀愁ある表情が
どうも憎めない「フレンチブルドッグ」っていう犬種…。

帰宅すると、家人も娘も大騒ぎになった。
歓声に包まれるいかにも幸せそうな家庭の図に
私は少し面食らいつつも興奮して…結局、おそらくは
後輩の思惑通りに、その仔犬を譲ってもらうことになった。

思えば娘は、奇遇にもその時、私が秋田犬と出会ったのと
同じ年齢で、結局彼女が高校を卒業して、寮生活のため
家を出た翌年に犬は亡くなった…。

「もう二度と犬は飼わない!」
どこかで聴いたようなことを娘は言った。

ネコだって、いなくなればそりゃあとても哀しい。
だが語弊あるかもしれないが、喪失感では
やっぱり犬とは比べ物にはならない。

そういう意味で、傷つくのが怖いから、
ネコを可愛がるのかもしれないな。



忘れもしない中2の冬、叔父が我が家にマイルスの「ビッチェスブリュー」
ってアルバムをなぜだか置いていったので、それを何度も聴く私なのだが
何しろ何も理解できないのだ。いや,もっと正確に言うと、
「理解できない自分というものが理解できない」のだ…。

一方でピンクフロイドの「原子心母」や「ウマグマ」の世界観を
こよなく愛してるのに、なぜマイルスの音楽が理解できないのか?
ということで,私は完全にムキになっていたのだと思う。

ほとんど決闘のような気持ちで毎日これを聴いていたのだが、
ある日突然、叔父がこれを持ち帰ったらしく、聴けなくなってしまう。

未攻略のまま、中途で取り上げられることの喪失感…?
理解出来ないクセに、ちょっとだけ「マイルスロス?」になった。

少ししてお小遣いが貯まってレコードを買おうという時になって,
今回はマイルスを買う!と心に決めた。何の情報もなかったけれど
レコード店で最新盤を所望した。
「On The Corner」…心なしかコミック画っぽいジャケットが、
「安心してください、今度のは分かり易いです!」
って云ってるような気がした。

結局、同じ頃、偶然入手することになったSLYの「暴動」や
ザッパ&マザーズの「Freak Out」なんかと同様、
永遠に解けないパズルのような「難問レコード」と思われたのだが、
実際にはそんなに時間は必要ではなく、以後、
マイルスデイヴィスとフランクザッパは、私の外せない
「アイドル」になるのだった。
Miles Davis - Black Satin


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14 Comments

ギターマジシャン says..."慣れ?"
中学生の頃、通り道のジャズ喫茶から流れる音楽を不気味に思っていて、
たぶん、ビバップやモードあたりだったでしょうが、難解な存在でした。

カールトン、リトナーのクロスオーバーブームから、ジャズギターを聴き、
さらに、パーカー、マイルス、コルトレーンと聴くようになっていった中、
新宿西口広場でのマイルスの演奏をテレビで見て感動、LPを集めていき、
ビッチェスブリューも普通に聴くようになって、これは慣れでしょうか?

油井正一だか植草甚一のエッセイで、ビッチェスブリューに触れていて、
「あれは、リズムを聴くんですよ」と誰かに言われ、ははあと思った、
みたいな内容でしたが、自分は、アガルタ、パンゲアも同様な感じで、
その影響下にある「ススト」を先に聴いて、わかりやすくなった気も。

それにしても、いつも、pipco1980さんのリアルタイムがすごいです。
2016.01.27 22:16 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
「ススト」っていえば、プーさんのアルバムですよね!
あれは優れたレコードでしたよねえ!イヤハヤお懐かしや!。

アガルタ&パンゲアは75年の大阪の昼&夜ですけど
同じツアーの「仙台」は実際に観てます!。
ただ情けないことに、その日の演目が、
アガルタタイプだったかパンゲアタイプだったか…
そこまでは覚えてませんが…。

アルフォスターってドラマーは、そんなに飛び抜けて優れたドラマーとは
思えませんが,マイルスのパートナーとしては、もしかすると
ディジョネットよりも良い仕事をしますね。

そういうわけで「電化マイルスはリズムで聴け!」は正解ですし
敢えて付け加えるなら、「リズムの畝りを全身で感じて身を任せるべし!」
って思います。
2016.01.27 22:37 | URL | #- [edit]
jack says...""
こんにちは^^

うちの死んだコーギーもお腹がすいたら「ごぉーはん」って言ってた
のを思い出しました。

マイルスは、自分の聞く状況で変わると思ってます
Live-evilやBitches Brewとこのアルバムは
特にそうだと思うなぁ、時代だなぁ
中学生で理解しようとしたのは凄いです
他の演奏者が、怖いマイルス睨まれながら演奏する緊張感が、たまらなく良い、なんて思って聞くと1音1音がまた良い
音楽をリードした偉大1人ですね、大好きです^^
2016.01.28 14:26 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."jackさん まいどです"
こんにちは

ちょうどね、時代がそんな感じで(?)ウッドストックやなんかで
ロックのビジネスモデルが確立し始めると、マイルスのオフィス(?)も
「んじゃあこの際,ロック産業に便乗スンベ!」って感じでロックの
フィールドにグイグイ迫ってきてた時期だったわけで、中学生なんて
簡単にそんなマジック(ロジック?)に引っ掛かるって分けでした。
タモリが云ってた「中学生が涙したカモメのリターントゥフォーエヴァー!」
ってまさにそんな時代で、わりと周りはみんなそんな感じでしたね。
それだけに後年ブームになったフュージョンって、なんだか安いなあって
感じで馴染めなかったです。

電化〜ヒップホップ期のマイルスなんて認めない!って風潮もありますけど、
「理解できないだけじゃん!」っていうと,大体世間を敵に回しますので
ご注意を(笑!。
2016.01.28 15:13 | URL | #- [edit]
kaneya says...""
ビッチェス・ブリュー確かに最初聞いた時はよくわからなかったな。

自作スピーカーを趣味にするようになり、50Hzくらいまで再生できるようになって再度聞いたら、結構聞けるようになってました。ましたが、・・・・・、デシプリン・クリムゾンやらヘッズのリメイン・イン・ライトやら、リズムを聞く音楽の洗礼もそれまでに受けていたから、ビッチェス・ブリューは確かにリズムやそのうねりを聞く音楽かもしれないな。
2016.01.28 17:41 | URL | #- [edit]
amamian3 says..."ピン位置が好きです"
先日
115年ぶりに雪が降りました
長野にいた頃は 初年度以降は別に珍しくも無く
ただ「スキー場の積雪」を気にしている冬でしたが
今回はびっくりで、参りましたよ
我が家の引っ込み線が強風で断線し
午前中温風ヒーターが使えず、まるでスキーに行くような格好で
絶えていました
翌日から気温は上がり、今日などは20度を越える「暑さ」
これまた 妙に体がだるいのです
久し振りに深い山へ入ってみましたよ
悪路にタイヤが変形してしまいましたが(笑
まだまだ寒波が来そうです
ご自愛ください
2016.01.28 18:11 | URL | #wZiQHpeI [edit]
pipco1980 says..."kaneyaさん まいどだす"
50Hz...憧れの低周波域ですね!今はもうコンパクトなスピーカーで
お茶を濁してますから,とても望むべきもない世界です。

音圧とか周波数はともかくも、今は様々な音を聴いてきましたし、
準備も免疫もあるので、大概は対応できるんですが、中学時代はね…
さすがにわけが分かりませんでした。クリムゾンの1stのMOON CHILD
を眠らずに聴ききるってことすら大変だったような….??

ちなみにビッチェスブリューは、叔父が友人から借りてたものの、
そもそも聴く意思なく、我が家に置きっ放しにして聴かずに返却した
ものらしいです(笑!。

2016.01.28 19:10 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."amamian3さん 毎度です"
こんばんは
そうでしたね、沖縄の方は,何となく微妙な「みぞれ風」でしたけど
そちらはしっかりした?本格的な雪が降ったみたいですね!。驚きでした。
あの日は南西諸島ですら10℃を切ったっていいますものね...
でも翌日から20℃ですか...ほとんどこちらの室温ですね!
そろそろお花の便り、期待してますのでよろしくお願いしますね!。
2016.01.28 19:19 | URL | #- [edit]
あとりえ 瑠璃絵 says...""
おっと、これも良い写真ですね
フレンチブルドック可愛いですね
私は子供の頃、棒を持って犬を成敗するのが
楽しみでしたが、なんと同居人と子供達は無類の犬好き
捨て犬を何匹か飼いました。そしてパグなるエイリアンを
飼いだした時はその醜さに唖然としましたが
三日後には一緒に寝てました(笑)
2016.01.28 19:29 | URL | #- [edit]
バニーマン says...""
こんばんは。

よく分からないけど、分かりやすい。
そんな感想を持ったのが「ビッチェスブリュー」でした。

これより前に「スケッチ・オブ・スペイン」を買って、まったく理解できず、それでも懲りずに「ビッチェスブリュー」を買ったのですが、多分ロック少年には、「ビッチェスブリュー」のエレキの使用と黒人音楽へのアプローチの仕方が分かりやすかったのかなと・・・。
2016.01.28 21:29 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."あとりえ 瑠璃絵さん まいどだす"
パグとフレンチブルの違いといえば,耳が立ってるか寝ているか…
それくらいの違いでしょう!。どう見てもフレンチの方がオバ○ですけどね。

横浜の元町というところに今はどうか知りませんが
「パググッズ専門店」ってのが出来て,パグ絡みのあらゆるものが売っている。
我が家の女性軍もアシゲク通ってたみたいですけど、ビジネスとして
ペット全般よりは,犬に絞り,さらにはパグに絞って全国からあまねく
パグファンを呼ぶ!っていうビジネスモデル…
なかなか勉強させてもらいましたよ。

2016.01.28 21:36 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん 毎度です"
こんばんは
まだロックですら大した免疫も持たない時代に、ビッチェスブリューは
無謀な感じに聴こえましたけどね、何度か聴いてゆくうちに一つ一つの
音の粒が好きになるわけで、ある意味,パグとかブルを可愛いって思う
情操みたいなものでしょうかね??

まあそのおかげで、ロックでもジャズでも、立体的な見地から
本物と偽物を見抜く審美眼みたいなものが、
うまいこと形成されたように思います。




2016.01.28 22:22 | URL | #- [edit]
mikitaka08 says...""
こんばんは

 中学生でマイルス・デイビスとは早熟ですね。
 しかも「ビッチェスブリュー」と向き合うとは驚きです。私はこの頃すでに社会人で、待望のオーディオ機器も入手していました。でもマイルス盤はスペインやブルー、クールの誕生やバグス・グルーヴでした。記憶が正しければ、この後から外国人ジャズマンとして初めてテレビコマーシャルに出始めたのでは?とにかく日本に多大な影響を与えましたね。
 ナベサダや日野テルのCM出演はマイルス効果があったからこそ、と思います。
2016.01.28 22:33 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."mikitaka08さん まいどです"
こんばんは
Kind Of Blueとか、聴く分には麗しいんですが、「モード」って概念を
覚えて運用する立場となると、これはもう明らかに「理数系」の
3次元計算能力が必要になって「オマエ理工学部だろ!」って
いわれるんですけど、所詮「エセ理工」に「エセジャズ」な私ですから,
なかなか辛い時代でした!。ですから、文系の感覚的リズムの電化時代の
マイルスが,結果的に肌に合ったみたいです。

小学生の頃かな...Take5のCMが誰だか知らないですけど好きだったです。
60年代後半のビッチェスの時代…結構モダンジャズが一般的でもあった
時代でしたね。
2016.01.28 23:26 | URL | #- [edit]

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