ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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セッカチな梅の木

ume1
Jupiter9 8.5cm/2(1957)

御当地でも有名な、相当にセッカチな梅の木。

こちらでの梅の開花は、通常で桜の少し前。
だから、何となく大御所で看板役者の「桜」に対し
梅はその前座みたいな矮小化された立場となってしまい、
少々哀しい。

さらに開花が遅れ、桜の開花と重複してしまう
個体の梅に至ると、とても残念だが、有り難みというか、
梅としての存在価値自体が薄れてしまうのだ。

ここは、この「セッカチ梅」のように
早すぎるくらいが、梅の価値を高めるには
ちょうど良いのかもしれない!。

ところで、ご当地では注目の、有名な梅の木なのだが、
意図的に自然流を保っているのだろうか?
梅の木ファン(?)には、もうちょい枝の剪定をして
風流さを演出して欲しいなあとも思う。

手を掛けない自然流、そして人為的な風雅流…
難しいけどね。



80年代の終わり頃っていうのは、私はもう嵐の海外出張に
明け暮れる日々なのだが、その分、枚数消化は少ないながら、
振動にはすこぶる弱いけれど、ポータブルCDプレーヤーでもって
じっくり音楽を聴き込むイトマは相当にあった。

このアルバムなんかも、この時はタイだかミャンマーだか
カンボジアだか…はたして国境を超えたのか戻ったのか、
さっぱり分からないインドシナの山奥の崖っぷちの細くて
畝った道を、オンボロトラックの硬い助手席で、
俄にB級なロードムービーを観てるような視界の中で、
微睡む意識を奮い起こすように聴いていたのが、この名作...

ジョン・ハイアット/ブリング・ザ・ファミリー」!

なにしろ、メンバーがすごい、ライクーダーニックロウ、
そしてジムケルトナーっていう、私にとってもスーパースターな方々が、
固定的にバンドを組み、ほとんど一発録音=ライブ形式で演奏したアルバム!。
もう手練中の手練なヤツラならではの、無駄な力の抜け切った、
絶妙の間合いのバンドサウンドに、私は血がたぎると言うか、
またバンドやりたい病が、インドシナの一体ここはどこらへんなのだ!?
という不穏な場所で、何百回もトラックの天井に頭をぶつけながら思うのだった。

運転席のガイドと称する現地人は、ガイドのくせに英語が全くわからず、
その代わりにとっても低俗な日本語単語をポツポツ話す。
さしずめ、少しなら日本語も大丈夫!なんてホラを吹いて採用されたんだろうな。

そういうわけで、丸3日もコミュニケーションがブレークダウンの不安極まる
妙な緊張感…。このまんまトラックごと崖底に転落しても、
1〜2ヶ月じゃあ発見されまい…いや、永久に行方不明で、
私は、あえなくインドシナの土塊に還るのだろうか?

そんな事を考えながらも、まあ、インドシナもアマゾンも、
シベリア経由の東欧方面出張も、だいたいいつもこんな感じで、
常に生きた心地がしないのであった。

ああ、普通にアメリカとかパリとかロンドンに出張に行きたい!
でも中小企業の総合商社では、大手”物産”商社様の手に余った、
こういった隙間に潜り込んで、利益を掠め取るぐらいしかないのであって、
パリやロンドンは大商社様が、明治時代から進出してネットワークを
張り巡らして、我々が入り込む隙間など微塵も与えない風なのであった。

さて、バンドはこの時、メンバー達も相当気持ちよかったのか、
ジョン・ハイアットも含むこのレコードの状態のまんま
THE LITTLE VILLAGE」っていうグループを名乗り活動開始!。
アルバムを1枚制作し、ツアーにも出るのだが、不思議な事に
それはそれで慣れすぎると、あんまり良い効果は得られなかったようで、
Bring The Family」ほどの緊張感と、濃密なグルーヴ感は既になく、
ちょっと残念だったな。

Memphis In The Meantime - John Hiatt


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8 Comments

バニーマン says...""
こんばんは。

Bring The Family、これは持っています。
名盤ですね。
最近はちょっと聴いていませんが、一時期愛聴盤でした。
捨て曲無しですね。

そうそうTHE LITTLE VILLAGEは噂には聞いていますが、全く聴いたことがありません・・・(^_^;)
2016.03.04 20:36 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん 毎度です"
ジョンハイアットは、これの前作でエルビスコステロとの共演があって、
続けて本作ではニックロウ…ってわけで、英国パブロック系との
意外な縁に当時は驚かされたものでした。

リトルヴィレッジは、演奏自体は文句の付けようがないのですが、
楽曲があまり練れてなくて、各人の個性が散漫にバラケてしまった感じですね。
ちょうどロックパイルで、ニックロウとデイブエドモンズとの趣向の差が
現れちゃったみたいな….。

そういう意味で、ただただ目的はジョンハイアットのレコードの為に!
と、結集した手練達の方が良い作品となったように思います。
2016.03.04 21:48 | URL | #- [edit]
mikitaka08 says...""
こんばんは

 梅の蕾と東南アジアの辺境での信じられないほど緊迫したお話と、初めて聞くこの楽曲が本来なら全くつながらないのに、pipco1980さんの手にかかると、見事に絡み合いますね。
 マジック・ハンドですね。
2016.03.04 23:47 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."mikitaka08さん まいどです"
こんばんは

歌は世につれ世は歌につれ…。

必ずしも時代と曲と密接な関係はなくても、あの頃はこんなの聴いてたなあ…
というのは鮮烈に残ってますし、唄を通して時代の諸々を思い出す事も
多いですね。
残念ながら、楽しい事より、辛かったときの「曲」のほうが
よく覚えてますけどね。
2016.03.05 00:00 | URL | #- [edit]
花 says...""
こんばんは~♪
あー、今日もやっと自由だわ~
土曜だってのに、仕事だった。

オラ、桜より梅派だな。
もっと好きなのはボケ。
桜、梅、桃、スモモ・・・全部あるのに
ボケだけ、駄目にしちゃったんだ~

しかも・・・ごめん、オラ盆栽やら、手を掛けた物は
興味が湧かないへそ曲がり。(笑)
でも、春・・・そごまできたなぁ♪
お日様出て、いい土曜日だった。
そして、もっといい日にするために、今からさげっこ♪
2016.03.05 18:33 | URL | #LkZag.iM [edit]
ギターマジシャン says..."ジョン・ハイアット"
例によって、この人も、ほとんど名前さえ知らなかったような人物でして、
ライ・クーダー、ジム・ケルトナー、ニック・ロウは十分すぎるほどに、
知っているから、その3人とアルバムを作っていたとは、まさに盲点です。

それにしても、ニック・ロウとライ・クーダーというのも不思議な組合せで、
ライがいるから、南部のレイドバックしたようなサウンドなのでしょうし、
イギリスのクラプトンがデラニー&ボニーと合流した頃よりは、新しい音で、
アルバート・リーが加わり、現代風カントリーの匂いがした音に似てます。
2016.03.05 18:46 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."花ちゃん 毎度だス"
昔からね…「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」って云ってね、
梅は枝を間引きしてこそ、その枝振りの美しさを楽しむのが
日本人の美徳。
現代の概念だとね、なんだか残酷っぽい話だけど
文化は文化として、これも残さねばならないと思うんだね。
うーむ、植木職人にでも転職しようかな??なんてね。

今日はダウンベストで外出してたよ!あともうちょっとだね!
2016.03.05 21:19 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
このレコードはね、特にバンドやってるヒト、楽器やってるヒトには
「迷わず買っとけ!」って奨めてたような気がしますね。
それほど、バンドのりが凄まじかった。
ビートルズの演奏力って、あまり知らないヒトには結構「下手じゃない?」
って思われてるフシがあるんだけれど、ご存知の通り、素晴らしい味わいの
「バンドのり」こそが、ビートルズそのものじゃあないですか!
ストーンズなんかもそう(80年代に突然消えちゃったけど…)。

メンバー固有の化学反応みたいなものですよね!

で、このアルバムのコンセプトというか狙いがその「バンドのり!」だったと
思うんです。無論楽曲も奇跡のように、ものすごく良いんですけど、
ああバンドやりたくなってきた!って強烈に思わせる盤でしたね。
2016.03.05 21:32 | URL | #- [edit]

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