ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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欠点もカケガエのない個性だ!

DSC01270s1.jpg
P.ANGENIEUX 45/2.9 (1949)

ちょっと醜悪な部類の逆光写真。
なにせ1949年製。昭和でいえば敗戦後4年目の
フランス・アンジェニュー・レンズ。

もちろん、現代レンズでは常識のサングラス状態な
「コーティング」なんて云う概念はまだ無い時代だから、
逆光には極めて弱くて、普通に近眼で乱視のヒト以上に
敏感でか弱い。

それをまた面白がって、ブワーッと派手に日光に晒しながら
それによって得られる非日常的にまどろんだ特殊な世界観を愛でる
変態的な趣向もある。

はい、私もその仲間です(変態じゃないですけど…)…hehe..kekeke…。

コーティングが無いというのは、云ってみれば裸眼な世界。
眩しいものは眩しくて、それが当然で、
逆に曇ってもないのに眩しくない世界のほうが
まったく、どうかしてるっぜってものだと思う。

空だって、太陽が近ければ、ちっとも青くはない!
それをあくまでも青く撮ろうではないか!というのは
人間のエゴというものだろう。

昔、学生時代の私は、短い期間だったが、ロケ専門の
テレビ番組制作会社でアルバイトをしたことがあるけれど、
夏の湘南海岸でのロケで、カメラマンの助手をしていたとき、
私は普通に偏光型の近眼鏡をかけていたんだが、
それが強い日差しで、いい具合に茶色く偏光してくれたらしい。

突然、カメラマンのチーフに烈火の如く怒鳴られた。

「そこのバイト!オマエこの仕事なめとんのか!」

最初何のことかわからなかったが、そうやら偏光グラスを
サングラスと思われたらしい。

今は知らないが、当時は、カメラマンとか照明さんとか
色を扱う現場のプロフェッショナルは、サングラスは色に対する
評価が狂うので、絶対にしないというのが、
業界の掟なのだそうだ。

まあ、そんなことが、何となく軽いトラウマになって、
以来、サングラスには何だか背徳的と云うか、
良くない印象が付きまとい、結局今の今に至るまで、
サングラスというものを持ったことが無い
不憫な私であるわけです。

いくらサングラスが苦手でも、やっぱりカメラのレンズには、
強力なマルチコーティングが必要!…とは、
結局どうしても思えなかったりする。

ライカのズマールという古いレンズを、
東京・新宿の戸山だか百人町だか、いずれその周辺にある
某有名研磨技師さん(名工!)に依頼すると、
比較的低廉な価格で、麗しい再研磨と、
希望があれば、最低限ながら被膜によるコーティングも施してくれて、
無敵のズマールに生まれ変わるのだそうだ!

…が、どうだろう?経年劣化も含めた「昔のままの写り」
もしくは「駄目な部分」そのものの感覚が、案外良くて、
ズマールを使っているのに、いくら無敵の仕上がりとはいえ、
眩しがらず、収差もなく、欠点のないズマールは、
やっぱりズマールじゃない気がする。

欠点の数々も、すべてかけがえのない個性なのだからね。

まあ名工もさすがにご高齢で、世界中から再研磨依頼がある中、
さて、今後どうするんだろう??今のうちに…などと、
オールドレンズファンには、悩めるところらしい。

もうちょい若かったら、きっと弟子入りしてたかもしれないな。



上ばっか見つめて生きていた80年代だったと思う。

自身の現実の立ち位置とか、実力というものを省みず、
ある意味、自惚れの過大評価のみで、
向こう見ずに突き進んだ時代だった。

今思えば、とても恐ろしくて恥ずかしくて、
思い返す事自体が憚られるような、そんな感じ。

所属する組織や国のプライオリティは別として、
個人的には何一つ、収入も地位も大して向上してもないのに、
何だか意味なく偉くなったように錯覚して、
鼻持ちならない傲慢な態度となって、
他国の人々を意識無く差別したりもあったかもしれない。

国の中でも、話題はマネーばかりで、
誰がどれだけ稼いだか?、それが人間性より重要な物差しになった
馬鹿げた時代。

そして始末の悪い事に、それが意味なく永遠に続くと
根拠も無いのに、信じて疑わないバカさ加減というより、
もはや哀れと云った方が近い…そんな時代を代表する歌。

私にとってスタカンの歌は、どれも何か痛くて苦しい。
とっても好きに違いはないのだけれど、とても英国的と云うか
人工的なリズム&ブルース。本物に接近すればするほど、
どこか嘘くさくなる…。

それがもしかすると本物の証かもしれないけれど、
当時はそれがわからなかった。

スタカンも、大瀧詠一も佐野元春も…
そして宇多田ヒカルなんて小娘は、最高に嘘くさかった。

プラスチックソウル(ラバーソウルでも良いが)…
アフリカンソウルとは全く別物の、それが最高で本物で、
最終解答なのだと思う。
The Style Council - The Lodgers

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6 Comments

ギターマジシャン says..."ポール・ウェラー"
スタイル・カウンシルは、「シャウト・トゥ・ザ・トップ」がヒットして、
ちょうどベストヒットUSAとか、MTV全盛期への流れの中だったから、
デュランデュランやユーリズミックス、さらには、カルチャークラブなど、
テクノやファンクを通過した音で、お洒落なバンドというくくりでした。

リーダーのポール・ウェラーが、ザ・ジャムと知ったときの驚きったら。


2016.03.24 23:18 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん 毎度です"
ジャムは、友人に来日公演に誘われて、わりと渋々行ってみたら、
あーら衝撃!って云う、私にとってはお約束な状況で熱中したバンドでした。
彼らもパンクという偽りの皮を被ってましたが、レコード自体は
完全にThe Whoを模したモッズサウンド!。モッズの正体はモータウンとか
スタックスのR&Bですから、疑いようなくジャムの後期はアカラサマな
ソウル色に染まり、その先にあるオシャレなスタカンという流れは、
我々にはとっても自然だったわけです。一方、カルチャアクラブも
ベストヒットもMTVも一切関係なく、音はもうコッテコテの
ソウルミュージック!これも流行る相当前から、輸入盤(12”シングル)を
買いまくってましたよ!
2016.03.24 23:33 | URL | #- [edit]
瑠璃絵 says...""
こんばんは
禁じられた遊び
縁は異なもの味なもの
欠点もカケガエのない個性
タイトルが冴えてますね
もちろん中身も良いですよ
拍手です
2016.03.25 17:33 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."瑠璃絵さん 毎度です"
いやいや、タイトルに関しては、あんまり深く考えてなくて
アップする寸前に、何となく思い付いた言葉をでっちあげてるだけですから
お褒めいただくのも何だかこそばゆいです!

ただ俳句、短歌ほどではないにせよ、クセというか個性は出るもので、
他のカッコいいワードを真似しようと思っても
なかなか自分らしい『センテンス(!)』にはならないようで
ココはあまり深く考えず、自然流が肝心みたいです。
2016.03.25 20:45 | URL | #- [edit]
oyajisann says..."スタカン"
日本で言えば朝日の一面に解散が報じられるような英国人気バンドも
アメリカでは鳴かず飛ばずで私も日本青年館だったかなライブ行きま
したがそんなに熱心には聞きませんでした。
スタカンのデビューシングル聞いて結構気に入って愛聴、その後めで
たくアメリカでもマイエヴァー・・・がチヤートイン。
その後迷走尻すぼみで解散。
ポールさんは原点回帰、セカンドソロで英国チヤートめでたく復帰。
原点回帰の作品もそれなりに聞いてますが、やっぱスタカンのソウル
モドキ?のお洒落路線のセカンドあたりが一番愛聴してます。
2016.03.26 19:46 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん 毎度です"
私は全くチャートというのがわからないので、スタカンが
どこでどれほどの人気があったか、或いはなかったか知る由もないですが、
たしかジャムの時は、相当に突っ張ってて、アメリカがナンボのもんじゃい!
アメリカなんかにゃ絶対に行かねー!って云ってたのが、スタカンになると
突如変節しちゃってたように記憶してます(笑。
確かに3枚目以降、あれもこれもと欲張りすぎて、なんだかまとまりなく
最後はグダグダ...って気がしましたが、最初の2枚とミニLPの出来は
素晴らしかったですよね。私も愛聴盤です。
2016.03.26 20:29 | URL | #- [edit]

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