ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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麦と芋の物語

DSC01439s2.jpg
Leitz - Summar 5cm/2 (1937)

ガラスを撮るって、すごい難しい…。
頭の中に、光…光…光をどう取り扱うのか?
そればかり考えていたけれど、
ふと行き着いた考えが

「影…か?」

それで、どうするの…影を…さ…?
「ううううむ…やっぱりわからん漁火電球…」



家人の、現在も九州に存命の父、即ち義父と
私が初めて対面したとき、義父はたぶん、
50代前半だったと思う。

義母とは、それ以前にもちょこちょこ上京していたので、
既に何度か会っていた…。

義父は、今もカクシャクとしているが、
当時から実に苦味ばしった男前。
菅原文太さんをもうちょい甘いマスクにした感じ。

しかも現役シニアのマラソン選手で、既に50代とはいえ、
まだまだフルマラソンを、朝飯前に3時間台前半で
バリバリ走っていた頃。

そんな義父と私の初対面…。

あらかじめ家人は父親に、私が現役サッカーマン(?)でも
あるかような事を、成り行きで吹聴してしまっていたらしい。

前年、先に結婚していた妹の旦那が、
スポーツマンではない事に、義父は大いに
不満を漏らしていた事から、
姉である家人にとっての私は、最低でもスポーツ愛好家…
でなくてはならなかったようなのだ。

しかし当時、実際の私は、そんな精悍さにはほど遠い、
ビール腹に、酒によるムクミまであるような不健康な状態…。

仕方がないから、本来スポーツマンだけど、
今は仕事第一で、やむをえず不健康な境遇…
そういう役どころを、私は北九州まで遠征して
演じる事になるのだった。

私は、当時懇意にしていた大分の酒蔵のオーナーから
「二階堂 吉四六」の原酒?に近い、いずれにせよ
スペシャルな徳利を分けてもらっていて、
それを持参し「一献!」と目論んだのだが、
義父はボソッと「麦…か…」と呟きながら、自分は芋焼酎の
「薩摩白波」しか嗜まぬ!と申します。

ではではアウェイながら、薩摩白波でご相伴させてことにし、
「さて飲み方は…やっぱ、ストレートですか?」

と恐る恐る尋ねると、

「それは…不健康だ! 水割りで充分!」

それを聞いて少しほっとする私。

まずは君からと…大きめのグラスに薩摩白波をとくとくと注がれる。

トクトクトク…グラスの半分くらいに継がれたところで…

「こ、こんなもんですかね?」というと

「まだまだ…」といって、尚も継ぎます。

「み、水割りですよね…?トクトクトク…」

「鹿児島の財宝温泉水を用意しとる…トクトクトク」

「いや、もう溢れますって…トクトクトク」

「この辺で勘弁してやろうか…九割こそ白波の醍醐味たい…
 水…チョピッ…さあ、ぐいっといきなさい…」

「では…いただきます…グブグビグビ...」

ココで負けてはならぬ、なめられてもイケナイ。

そう思いながら、ぐびぐびぐび…。

「さすが、サッカーする暇がないほど毎日呑んでるだけあるとね…」

私はただただ、家人が義父に「お前の婿は大した事なかとね…」

などと言われる事がないよう、呑んで呑んで呑みまくったら、
義父は家人にこう云ったそうだ。

「あんな呑み助でオマエ大丈夫とや!?考え直すなら今のうちばい。
 ばってん、ワシは、あの男…なんか好きばい…」

理由あって、今は別々に暮らしてはいるけれど、
今はSNSとやらもあるし、電話で話そうと思えば、いつでも
話せるわけで、なんだかそうしたわけで、不思議と寂しさは
お互いにないみたい。

まあそれが熟年というものなのだろうか…。
絶対考えられぬ!というヒトも多いけど、まあそれぞれだね。



ネット情報によると、未だにトッドアンディの誹謗合戦は
SNS上で継続中らしい。どちらも大好きなアーティストなだけに、
いい加減にせんかい!と云いたいところだが、実際のところ
両陣営のファン達は、両人の高度な誹謗中傷合戦を愉しんでもいるようで、
もはや風物詩…まっ、いいやあ…って感じみたいだ。

ちなみにトッドをプロデューサーに迎えた折、前回この記事でも紹介した
Dear God」という曲の「宗教観」を巡り、それをそのまま
発表すべきか否か(修正?)で、対立したのが、決裂の原因らしい。

今日のこの曲「ピーターパンプキンヘッド」も、そういう宗旨の曲で、

「完璧な人間は敵を作る。キリストはそれで殺された。
ピーターパンプキンヘッドも'あいつは富を分かち合えだの
同性愛者を受け入れろだの…だから黙れという世界政府に殺された」
という歌。

キリスト教なんて、所詮ユダヤ教の中のカルト宗派!
キリストが復活して、今のキリスト教を見たら、オレのはユダヤ教だ!
カトリックもプロテスタントもそんなの知らねーよ、バカじゃね!って云うに決まってる!

XTCの音楽は、俺たちはプログレじゃない!ビートルズが広げた
ポップスの枠を、さらに極限にまで広げただけだ!
そうアンディは云ってたな。

XTC - The Ballad Of Peter Pumpkinhead

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12 Comments

バニーマン says...""
>XTCの音楽は、俺たちはプログレじゃない!

えっ、そうなんですか・・・?
彼等をプログレっていう人がいる!
ビックリ!
知りませんでした。

まーXTCのことをよく知らないのですが・・・(^_^;)
2016.03.30 22:30 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん 毎度です"
そこきましたか?

確かにね、時代考証的にも印象としても
随分と距離ありますよね、言葉として…。
でも当人がそういってるわけですから、そこを敢えて突っつくのも
なんか違うような気がしますね。

XTCって、とても掴み難いグループで、政治性があるようでないような
それでも時々強烈なメッセージを出したり、売れそうで、今こそツアーや
露出などして一気に畳み掛けるかと思えば、内部で大げんかしたって
事で活動休止してみたり、変名で大真面目な名作アルバムを出してみたりと、
全く分けわからんが、随分と愛おしいロックバンドでありました。

アルバム数も現在家にあるのを数えたら17作(コンピ2作、変名1
アンディのソロ1含む)と、とても少ないので、もう全部お勧めですね!
2016.03.30 23:33 | URL | #- [edit]
M54 says..."毎度はじめまして"
鹿児島のM54です、初めまして。

お義父さんは実に素晴らしい九州男児だと思います。 
9:1のイモ焼酎とはお義父さんもかなりむりしたんじゃぁないかと想像しますが・・
何時もお邪魔してはいたのですが、コメントは残せずにいました。
奥様が九州のご出身とのことでなんか急に距離が縮まったように感じました。

音楽については今回のXTCは全く初聴きでしたのでコメントできませんが、知らない世界をいつも垣間見させていただき感謝してます。
初コメなので、硬くなりましたが・・よろしくですぅ。。 
2016.03.31 20:09 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."M54さん まいどです"
こちらこそよろしくお願いします。

そうでしたか鹿児島でしたか….。
ちょいややこしいですが、鹿児島ルーツは義母の方で、
義母の口癖で「私は世が世ならお姫様….」という口癖を、
誰もがジョークと思っていて、調べてみたら意外にも
成彬公の家臣で、幕末は京都留守居役、明治以降も男爵…
墓所も青山墓地…いやはやいやはや…でありました。

音楽の方は、手前勝手に繰り出していきますので、
興味があるもののみで構いませんので、お付き合いください。
2016.03.31 20:56 | URL | #- [edit]
瑠璃絵 says..."こんばんは"
セミプロのPさんでも難しいのであれば
私も納得がいきます
ガラスの敵は反射ですね、肉眼でアングルを
確認し、カメラを向けて液晶で確認しながら
撮してますが、パソコンで見るとほとんど
光が邪魔しています
なので画像処理で誤魔化しますが、本物を
見て、ガッカリされるのが怖いです(笑)

2016.03.31 21:25 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."瑠璃絵さん まいどです"
こんばんは

写真だけは、なんだか専門誌の美しい写真を眺めて、
プロと言われる方々の紋切り型と言うか、何処かで見た事あるような
絵ハガキみたいな構図や写りには心がさっぱり動かないんです。
むしろ、Webにあるアマチュアの方々の、突拍子のないピント外れな写真や
エモーショナルなブレブレ写真に魂を揺さぶられたりするわけで、
そういうわけで古来から伝承されている「技術」には耳目を塞ぎつつ、
ひたすら己を研く以外にないわけで、これはこれで楽しいと思うんですね!。
試行錯誤、がんばりましょう!
2016.03.31 21:58 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."ビートリー"
モノクロ映像で、黒い長袖を着ていると、タートルネックではないにしても、
ビートルズを意識したんじゃないかと、こっちの土俵に乗せたくなります。

XTCの音楽は、自分は、うまくカテゴライズできず、渋谷陽一にしても、
「パンクの影響下に」「プログレッシブな要素が」「黒人音楽に安直に、
流されず」と言葉を並べ、相変わらず、何を言っているのかわかりません、
2016.03.31 23:17 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
渋谷陽一氏はね…ほとんどわかってないですよね音楽!。
せいぜい72年くらいまでが限界ですね、彼の。

ジョンレノンが寝間に「俺たちはキリストより….」発言したその
向こうを張って、アンディパートリッジは、俺たちはとっくに
ビートルズを超えている!発言…無論ジョークですけど、
まあ、そういう男で、そういう音楽です。

2016.04.01 00:47 | URL | #- [edit]
yuccalina says...""
毎度どす。
XTC≒プログレ?は数年前、ジェントル・ジャイアントを初めて聴いたときに、もしやと頭をかすめますたですが、XTCをパンクでひとくくり出来ないのは確かですね。あ、GGのプログレくくりもそうですが。
ジャンルって、ジェリー・ウェクスラーがR&Bと名付けた頃から、音楽評論家が説明しやすいように付けてるだけですもんね。
しかし、トッドとアンディの長い喧嘩、ここまで来たらお互いくたばるまでやっても良いかも?多分どちらも正しいし、どちらも間違ってることがあるのでそ。長生きした方が勝ち、ってことでww
2016.04.01 10:01 | URL | #mpJuQrsI [edit]
pipco1980 says..."yuccalinaさん まいどどすドス"
トッドとアンディは、まあ近親憎悪とでも云うんでしょうかね。
互いに似た者同士の頑固者じゃあ、そりゃあぶつかりますわなあ。
おっしゃるとおり一生やってろ!って感じですかね。

ジェントルジャイアント...確かに微妙ですね。
プログレって言葉が流通し始めた頃は、もっと大雑把に
メロトロンが鳴って、風が吹いて、そこにムーグがピロリンと響けば
もうプログレの一丁上がり!みたいな、そんな単純さが何だか懐かしいような。

まあ、カテゴリー分けって,ワケシリの人がモノの価値を強引に評価した
ブランドみたいなものだから、今のようにタダでYouTube辺りで
なんでも貪り聴ける世の中なんだから、他人の評価なんて気にせずに、
ドンドン聴いて「感性分け」すれば良いだけの事、もはや死語だなあって
思います。

蛇足ですけど、ロジャーディーンやヒプノシスのジャケットデザインだと、
内容がバカちょん(失礼)ハードロックでもプログレに思えてしまいます。
2016.04.01 12:46 | URL | #- [edit]
oyajisann says..."XTC"
聞き手によって解釈様々でしょうが、私はそんな熱心に聞いてる
訳でないですが、プログレって感じはせず、ビートルズのひねく
くれた?要素を踏襲した英国でしか生まれないバンドだなぁって
印象でございます。
2016.04.01 17:48 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん まいどです"
プログレでも別に良いんですけど、プログレではないデス…絶対。
Frank Zappaなんかもプログレだ!みたいなことを言われますけど、
断固違いますしね。やっぱプログレにはプログレの作法があるのかな??

>ビートルズのひねく くれた?要素を踏襲した英国でしか生まれないバンド

ある部分ではそのとおりですが、それが全てかと言うとまた違うってところが
ややこしいところで、60〜70年代な頭では理解不能な部分なんだと思います。

まあ、お互い大いに感性を磨いて、うるさいロックじじいになりましょうか!
2016.04.01 20:20 | URL | #- [edit]

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