ボチボチと生きてくよ!秋田篇

35年振りに故郷に戻り生活することになった、気がつけば中高年の泣き笑いなど。
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怪奇骨董写真機男

DSC01560s1.jpg
LEITZ- ELMAR 9cm/4(1936)

久々のエルマー…順光なら意外によく写る。
おそらくライカのレンズでは一番不人気で、
然るに安いのだが(5千円しなかった!)、
質感表現は間違いなくライカらしさに溢れている。

何がどうライカらしいのか…?
言葉にできないのが口惜しい限りだが…
取りあえず、ゾクゾクするのに違いない。

到着したときは、ヘリコイド(ピントリング)が
固着してピクリとも動かない。
こりゃあ使い物にならないな…不良品、掴まされちゃったな…。

そう思って、駄目元でチカラズクで雑巾を絞るように
グイと回したら、ピキキ…ッという嫌な音がして
あーあ、逝っちゃったな!?と思ったら、
突然スムーズに回るようになった。
きっと何十年も使われてなかったんだろうな。

1936年(昭和11年)ナチス政権下のドイツ製。

日本国内は、二二六事件~東京市戒厳令、阿部定事件…
海外では、スペイン内戦(フランコ政権)、ベルリンオリンピック開催など。

ちなみに「ライカ」とはエルンスト・ライツ社製カメラの商標名。
「ライツのカメラ」で略して「ライカ」…
「ライカメ」じゃなくてホントに良かったな(笑。

昨日も例によってカメラをぶら下げて、
近所の千秋公園(=神明山、海抜40m)をウロウロしていたら、
某国産高級フルサイズ一眼レフカメラに、テレ端600mmくらいの
巨大ズームレンズを装填したものを、重々しくぶら下げた初老の紳士が、
私のカメラを見て、薄笑いで話しかけてきた。

紳「その妙なカメラはいったい何なの?」

私「これっすか…ソ連製の旧いレンズで、ゾナーのコピーらしいです」

紳「ゾナー?ソ連?何よそれ?」
 「ロシアでレンズなんか作ってるのかね?」
 「カメラはもう日本以外に作ってるとこないでしょ?」
 「ライカもツアイスも今はもう日本メーカーが支配してるんでしょ?…」

私「戦前のライカも使ってますよ、これですけどね…」

紳「へぇー、初めて見た…こんなんでちゃんと写るの?」

私「世界観が随分異なりますけどね…まあスキズキですけど…」

紳「世界観ね…当然マニュアルフォーカスでしょ?メンドクサクない?」

私「手間はかかりますけどね、楽しいですよ」

紳「よく分からんな…まあ、がんばってよ…
  この先の土手に難波津が咲いてるから、アレ撮ると良いよ!」

私「ありがとうございます…ところでナニワズってなんですか?」

紳「黄色い四弁の花…土手は泥濘んでるから、気をつけなよ!」

私「お気遣いどうもです」

600mmバズーカズームの紳士は、
本格的な木製の三脚を肩に担ぎ、どうにも納得いかない風情で
首を傾げながら、遊歩道の階段を使わず、かなり急峻な土手を、
馴れた足取りで、ピョンピョン跳ねながら降りていった。

まあヒトにどう思われようが、一向に構わない自然流(じねんりゅう)が
すっかり身に付いてしまった、ポンコツオヤジの私であった。



これが果たして自分らしいのからしくないのか、
正直わからなくなってきたのだが、
ここのところ大御所の出番が続いている。

自分は、わりとロック界でも、日の当たらない
暗くてぬかるんだ道を好んで歩んできたような気がしていたのだが、
こうしてブログによって、己の歩んだ道を俯瞰することになって、
あらためて、「案外、大御所&定番な音楽を好んでもきた普通な男」
という、ちょっとだけ情けないオヤジの姿が写し出されて、
何だか照れくさい。

そういうわけで今日も大物、御大ドクタージョンのご登場。

中学生の頃、当時の私はピンクフロイドの「原子心母」と
おせっかい」にすっかり心酔していて、
ロックという音楽の間口の広さと、奥の深さに、とても感激していた
そんな時代。ラジオで初めて聴いた、愛すべきダミ声オヤジ=
ドクタージョンStack-A-Lee

とても印象深くて、ああこんな凄い音楽もロックの一部なのか!と
またまた感動して、ロックに一生捧げるぞ!何て思ったものだが、
幸か不幸か、今のところ本当に捧げてしまっているようだ。

今日も、ここは順当にStackalee…と考えたのだが、
80年代のポッパーズMTVでの懐かしいスタジオライヴ
ティピティーナ」を発見してしまった!

当時はこの生演奏映像が嬉しくて、録画したBetaビデオのラベルに
永久保存版」…なんて記入して、大切に保存していたような
気がするけど、果たしてあのビデオは一体どこに行ってしまったんだろうね??

やけに若いピーターバラカンもホントに嬉しそう!
Dr.John - Tipitina


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14 Comments

バニーマン says...""
ピーターバラカン、若い!

ポッパーズMTVは東海地方では観ることが出来なかったんですよね、確か。
観たかったな~。

ドクター・ジョンを知ったのはかなり遅かったですね。
シンディ・ローパーがアイコアイコをカヴァーしていて知ったので、1986年以降の話かな。あっ、名前だけは知っていましたけどね。

ドクター・ジョンとネヴィル・ブラザースと日本のボ・ガンボスで、あのヘンテコリンなリズムを知りましたね。
それとリトル・フィートかな。
2016.04.03 21:08 | URL | #- [edit]
oyajisann says..."Stack-A-Lee"
Stack-A-Leeは私の小学生の頃からの数少ない洋楽
友達が好きなナンバーでした。
懐かしのホットメニューに収録されてましたね。
ちやんとアルバム買って聴かないいけない人ですが
なかなか手が回りません。
2016.04.03 21:15 | URL | #eTRrWisM [edit]
pipco1980 says..."バニーマンさん 毎度です"
>あのヘンテコリンなリズム

セカンドラインビートとか、レッドネック、マルディグラミュージック
何て呼ばれてましたね。ちなみにリトルフィートは全員西海岸生まれで、
憧れてセカンドラインを模倣してましたね。

80年当時は、もう無数にMTV番組が乱立してましたけど、
バラカン氏のポッパーズが抜きん出て良質でした!。
ご当人の趣味で、ロンドン直で映像を捜索してきて
OAしてくれたりし、インタヴューゲストも多彩で多数でした。
2016.04.03 23:14 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."oyajisannさん まいどです"
「ホットメニュー」に入ってましたっけ?
うーん、思い出せない!?

決定盤的に内容も曲も揃ってるライブアルバムが
今のところ見当たらないのが辛いですかね…。

ちなみにこのポッパーズ出演時の、彼のピアノだけのソロライブにも
行ったんですが、素晴らしかったですね。
あれもこれも...全部やってくれたし!

2016.04.03 23:21 | URL | #- [edit]
MK says..."エルマー90㎜"
ニコマートにマイクロニッコール105㎜f4を付けていた頃の憧れは、エルマー90mmでした。
昨日珈琲豆焙煎機を掃除するため、納戸(元暗室兼用)から掃除機を引っ張りだそうとした折、今やトイレットペーパーやティッシュの箱束の下敷きになってしまっている引き伸ばし機に目が行きました。
『もうそろそろ片づけなきゃなぁ』なんて思ってしまい、チョット悲しかった事がありました。
時代はデジタル、幻灯機の頃が懐かしく思われます。
今じゃゾナーもエルマリートもご存じないマニアの方も居られるんですねぇ。
2016.04.04 07:58 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."MKさん まいどです"
幻灯機...子供の頃、親戚の家でよく家族(一族)写真の上映会?
叔父がやってました、懐かしいです。

私も所詮「にわか」ですから、大きなことは云えないですけど、
本当に目指す方向は、今や絶滅寸前のフィルムカメラにあるのは
自明と考えています。デジタルは便利ですけど、明らかにアナログとは
価値観が異なります。暗室、引き伸ばし機...何て素敵な響き!と思います。
2016.04.04 09:03 | URL | #- [edit]
ギターマジシャン says..."ドクタージョン"
この人もあまり聴いたことがない人ですが、ラグタイム風のピアノも見事なら、
だみ声のブルージーな歌も見事で、弾き語りだけでも、すごく聴かせますね。
 
YouTubeには、ニューオーリンズ風のバンド演奏、もろにブルースバンド、
さらには、ゴスペルからサイケデリックと、様々な曲があって、驚きです。
2016.04.04 21:24 | URL | #- [edit]
mikitaka08 says...""
こんばんは

 木製の三脚というのがあるのですか?
 こだわる人はたかが三脚までこだわるのですね。

 カメラにこだわりを持てない私にとって、巨大カメラに負けそうな初老・中老・塾老男性は嘲笑の対象でしかないよう気がします。そんな男性達を札幌雪祭りでたくさん見ました。
 日本中の花見会場に出没していないことを願います。
 さらに、他人のカメラに意見を言うとは...。
2016.04.04 21:30 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."ギターマジシャンさん まいどです"
云ってみれば伝統芸能のヒトですから、当然ワンパターンと言うか、
キワモノ的に陥って当然のところですけど、この人は様々な方とのコラボ
なんかで、変幻自在、多彩で魅力的なミュージシャンですね!。
ギターマジシャンさん的(?)には、リンゴスターのオールスターバンド
なんかでも活動してたように思います。

彼の音楽歴を辿るだけで、アメリカのルーツミュージックの様々な
音楽家や、そうした人達の彼に対する尊敬や、暖かいまなざしを
強く感じることが出来て、音楽の素晴らしさと言うか、優しさみたいなものが
ひしひし感じられますから、機会あれば、お勧めするものです。
2016.04.04 21:51 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."mikitaka08さん 毎度です"
ココだけの話ですが...実は私も黒くてデカくて重い一眼レフも
持ってるんですが、もう2年以上触ってません。
なんか「さあ撮るぞ!」って思わせぶりな感じが、どうも苦手なんです…。

そうしたわけで、ちっこいミラーレスカメラに、珍妙な骨董レンズですから
いわゆるカメラ自慢の方々には、どうも不思議で気になる
「みにくいアヒルの子」のようで、然るによく呼び止められますね。

三脚は「安定性」が何より求められますから、それ自体の重量と
振動の吸収性が肝要となるわけで、木製が本格的とされてますね。
お花見なんかでも、カメラ2個をクビからぶら下げ、木製三脚を肩に担ぎ、
ついでに脚立まで担いで、闊歩してる紳士淑女の方々...凄く多いです。
2016.04.04 22:08 | URL | #- [edit]
瑠璃絵 says...""
こんばんは
ガラス作家さんとの会話は弾みますが
カメラも同じ様ですね?ちと違うか
最近、にわかカメラマンがあちこちに
出没しますが、ブームなのでしょうか
まー何でも、楽しい事は良い事ですね
2016.04.04 22:09 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016.04.05 06:48 | | # [edit]
pipco1980 says..."↑ ↑ ↑ 了解です!"
です!
2016.04.05 08:19 | URL | #- [edit]
pipco1980 says..."瑠璃絵さん おはようございます"
>ブームなのでしょうか

よく分かりませんが、古レンズの相場は確実に上がってますね。
ジャンク品(=難あり品、不良品)などを、うまく安く購入して
自分で分解修理/清掃して使うのが、自分の身の丈にあった
楽しみ方のようです。

写真の力というか感性と、カメラの機種はあまり関係ないなあと、
素晴らしいヒトは、スマホカメラでも素晴らしい写真撮りますからね。
それが面白いなあと思うところですかね。
まあ、なんでもそうなんでしょうけど…。
2016.04.05 08:36 | URL | #- [edit]

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